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北寄りの風が季節を押し戻すように気温を下げるものの朝方は燦々と陽射しが煌めいて、青い表層は透き通るかの如くヘブンリーブルーに染まっていた、そんな二月如月前半十日の休日金曜日だった。

麺屋武蔵出身の小島店主が神田神保町に2011年1月18日開業させた美空で、宿題店の一軒にしていたものの残念ながら2016年10月31日を以て閉店してしまった。

その跡地店舗に同じ武蔵出身店主が中華そば無垢を開業させてその間もない頃訪れて、帰りがけ店頭の自立看板の裏側が目に入ったので、実は何気なくそれを除いて見たことがあった。

するとまだ美空の案内がそこに残っていて、それを見た時に直感的に何処かでまた営業を始めるだろうとそう思ったものだった。

そこはたまたまでその直感が当たったようだが、正直に言って池上でまさかそのらーめん店が復活するとは夢にも思わなかった。2017年2月6日にオープンしたらしい。


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そんなわけで、休日を利用して出掛けることにした。と言うわけで総武線で秋葉原に出て、そこから快速運行時間帯となった京浜東北線電車に乗車。蒲田で降りてさらに東急池上線電車に乗り換えて池上に久しぶりやって来た。

蓮沼寄り踏切手前の路地を道路を渡ってから入って行き、以前に訪れたインディアンを横目にしながらも100mほど歩いた頃だろうか、十字路手前の右側に開業まもないことが判るフラワースタンドが奥に見えるこちらが営業していた。

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さっそく入店して行くと、ちょうど正午頃のランチタイムのいい時間もあってか、満席の店内に数人の先客が待つフロアが広がっていた。

程なく券売機の前が空いたのでその前に立って、特製味玉しょうがらーめんと言うのがあったのでそれを選んで、さらにしょうが豚ごはんなるサイドメニューに、そのボタンも連打することに。

券売機横にカネジン食品の段ボール箱が高く積まれていて、その手前に大盛無料の案内があり、そのボードにはノージンジャーノーライフと添え書きされていた。

そしてしばらくすると入口寄りのカウンター席が空いて、そこへ促されて腰掛けながらチケットを手渡した。大盛り無料の案内にそれならばとお願いすること。


2013年6月3日開業の鶏白湯をウリに営業していた、鶏そば小鳥の清水店主と手慣れた感じのもう一人の方がおられるこちらだった。美空二代目店主となる清水店主だそうで、特にらーめん店で修業された経験は無いそうで、そのノウハウは全て独学によるものだそう。

てっきり一緒におられると思ってた美空初代店主は、実家に帰ったと言う意味なのか定かでないが栃木で苺栽培に精を出しているそうだ。神保町開業当初は鶏清湯スープだったようだが、そうしない内に鶏豚白湯スープになった美空の生姜らーめんらしい。

オーダーした醤油味のしょうがらーめんの他に、しじみ甘エビ出汁塩しょうがらーめんもあり、それは活しじみと甘エビの頭から丁寧に出汁ととった、あっさりとしながらもその旨味がしっかり感じられるものらしい。程なく到着。

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特製に味玉は外せないと思って特製味玉しょうがらーめんを選んだが、カットされた味玉と切られてない味玉が一つずつ入っていて、そうだったのかと唸るしかなかった。

そこに豚バラ肉の煮豚チャーシューと低温ローストした豚モモ肉のレアチャーシューがあしらわれて、そのほぼ中央に大量の刻み生生姜が盛られていた。

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それではと行かせて貰えばなるほど生姜の持ち味に負けない風合いの旨味が、絶大なる味わいを主張させていてそこに不思議と優しい風味となった生姜が寄り添って来るもの。

ほんのりと魚介を効かせていると言う、鶏と豚骨を強火で炊き出した白濁スープに、深みある醤油だれを合わせているそう。

確かにそんな風合いであり、レシピは当然同じであろうから、弓削多醤油を利用したものだろうか。麺は神保町時代同様に、カネジン食品謹製の特注麺だそうで、太ちぢれ気味の麺がこれまた良かった。

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しょうが豚ごはんは豚バラの生姜焼き肉をイメージしていたが、来たのはビジュアルにもこだわりを見せるなかなか手のこんだものだった。

それは濃い醤油の味付けが成されている刻んだ豚チャーシューが白米の上に多めに散らされて、刻み白ネギ・刻んだ生の生姜・細切りしたシソ葉の順に高く積まれたものでこれがまた美味しかった。それだけに、気がつけば完食。

いや、錦心繍口・山紫水明・星河一天・絢爛華麗・軽妙洒脱・英姿颯爽・雲外蒼天・換骨奪胎・天下逸品・極上品質・秀色神采・風光明媚・美妙巧緻・鮮美透涼の素晴らしさ。

そしてそれはもう、絶妙可憐・切磋琢磨・拍手喝采・恐悦至極・万夫不当・活火激発・一心不乱・終始一貫・恍恍惚惚・光彩奪目・崇高冷厳・感慨多端・心満意足・余韻嫋嫋と言うしかなかった。

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★ 神保町しょうがらーめん 美空 (びくう)

住所/東京都大田区池上6-6-8 TEL03-6410-2910 定休日/無休 11:00~15:00中休17:00~翌1:00
※アクセス
東急池上線池上駅下車。蓮沼寄り踏切手前の路地を道路を渡ってから入って行き、100mほど歩いた十字路手前の右側にあり。


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