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風は感じられる程でもないにせよシベリアの大気が冷え込みを助長させて、冬晴れの青い表層はそんな中でもトロピックアイルブルーに彩られていた、寒い二月如月中旬十一日の週末土曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、見上げる穏やかな夜空には、丸い満月が浮かぶそんな午後七時過ぎだった。

つい先日に浅草開化楼の有名製麺師である不死鳥カラス氏のツィッターを見ていると、氏がこちらのラーメンをベタ褒めしていて、その表現がいつもより素になっていただけにとても気になる一軒になっていた。

ガッツリと愉しめるラーメンらしく、それならば土曜の仕事帰りに愉しむのに打ってつけであろうとなって、それならばと仕事を終えて立ち寄って見るかとなった。

そこはもちろん利用製麺所は浅草開化楼でありその来店を促すものであることは百も承知だが、それ以上のものが感じ取れたのは何故なのか知りたかった次第だった。

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そんなわけで浅草橋で都営浅草線電車に乗り換え蔵前で下車し、浅草寄りの改札口から外へ出て、前方の江戸通りを浅草方面に歩いて行った。

途中で右側の歩道に移動して300mほど歩いて行くと春日通りと交錯する厩橋交差点で、その横断歩道を渡って10mほどさらに進むとこちらが風情も良く営業していた。

昨秋から判り易い公式サイトが作られたようで、さらに今月上旬には店頭看板を刷新したばかりのこちらだそうで、店頭は新規オープンしたばかりのようだった。

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さっそく入店して行くと左手に券売機が待ち受けていて、その前に立ち予定通りむささんじんらぁめんと焼き餃子3個を選んで、豚生姜焼きごはんのボタンを見つけこの際だからとそれも連打することにした。

麺量は大盛り280gにしようかと思いつつ、野菜量のことを考えて中盛り180gで落ち着いた。チケットを手にして振り返り、一番奥寄りのカウンター席まで進んで行き、そこに腰掛けながらチケットを手渡した。

ふと背中側の壁面にあった蘊蓄らしき案内に気がつき、それを読んで見るとそこにはこちらの店主の開業する前に、どちらにおられたかが記されていてそうだったのかと思うしかなかった。

そこには津田茂氏が博多箱崎で1946年に屋台で創業した赤のれんに端を発する、赤坂秀英晃氏が1978年西麻布に開業させたその暖簾分け店となる博多麺房赤のれんで修業されたことが綴られていた。

こちらの店主はそんな東京・赤のれんFC店になる福のれんと、東京・赤のれん本家に足掛け八年間修業して来て、2010年6月6日独立店となるこちらを開業させたそうだ。

福のれんと言えば現在は由丸と屋号を変えており、その本格的な博多らーめんぶりに初めて口にした時には驚いたものだし、赤のれんについても先日の高円寺わ蔵レポートで博多らーめんの細麺の原形を作ったことについて触れたばかりだ。

現在その博多麺房赤のれんは丸ビルにも系列店が営業していて、飯田橋にはその暖簾分け店が営業しているようだ。ちなみにその飯田橋店は、以前に福のれんであった店舗であったようだった。

またその案内ボードには、法身・報身・応身が無作である意味合いの仏教用語から生じた、そんな言葉である無作三身に由来する店名であることも紹介されていた。それは気取らず飾らずありのままの姿で真剣に最高の美味しいものを、提供して行きたい一存から命名したものだそう。

なお卓上には、細かく刻まれたニンニクの醤油漬けが容器に入れられて置いてあり、さらには薄皮が付いたままの生ニンニクがクラッシャー器具とハサミと共に用意されていた。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、定評ある浅草開化楼のオーション麺に、その王道的な味わいある豚骨スープが絡んで来て、その絶大なる風情に只々大号泣するしかなかった。

野菜のボリュウムとその持ち味がこれまた素晴らしく、チャーシューも実に美味しく、思わず手に持つ箸の速度が加速して行った。

後半になってからニンニク醤油漬けやクラッシュした生ニンニクを、紅生姜や卓上調味料の一味唐辛子等と共に投入しその怒涛感ある味変を愉しんだ。

替え玉は博多らしい細麺で、それも浅草開化楼謹製らしく、それならばと追加オーダーして愉しんだが、これがまたいい風合いと言えた。

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豚生姜焼きごはんは生キャベツの上に豚生姜焼きが置かれて素敵な旨さで、焼き餃子は皮も浅草開化楼謹製による自家製餃子らしく肉餡がこれでもかと入ってこれまた泣けた。それだけに、気がつけば完食。

いや、崇高冷厳・感慨多端・絶妙可憐・切磋琢磨・一心不乱・終始一貫・美妙巧緻・鮮美透涼・大悟徹底・気宇壮大・気炎万丈・意志堅固と言う素敵なもの。

そして、拍手喝采・恐悦至極・闘志満々・意気軒昴・空前絶後・激泣喝采・当代無双・至大至高・万夫不当・活火激発・敢為邁往・聡明剛毅・旭日昇天・無我夢中と言うしかなかった。

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★ 麺処 むささんじん 蔵前店

※公式サイト~http://r.goope.jp/musasanjin/
住所/東京都台東区駒形2-3-4 TEL非公開 定休日/日曜日 営業時間/11:00~14:30中休18:00~23:30
※アクセス
都営地下鉄浅草線他蔵前駅下車。厩橋交差点から江戸通りを浅草方面に10mほど進んだ右側にあり。


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