gara01

勢いが増した陽射しが街に燦々と煌めいて北寄りの風が穏やかにそよいでいた、見上げる青い表層はチョークブルーに染まるそんな二月如月中旬十四日の休日火曜日だった。

倭寇と書いてガラと読ませる店名の新店が、蒲田駅東口界隈につい先日の2017年2月10日にオープンして、気になるところとなって京浜東北線電車に乗って出掛けることにした。

倭寇と書けば通常はワコウと読むもので、大昔の海賊で村上水軍とも目されて来た倭寇を指すものだ。

gara02

gara15

gara03

gara04

そんなわけで京浜東北線電車で、先日のように蒲田へやって来た。場所は駅からそう遠くない、大森寄り線路を潜る道路を越えた線路寄りの路地で営業していた。

店頭には取っ手が付いて店名が記されている屋外行燈と、提供メニューが貼られた自立看板が置いてあり、ネットや人づてで知らなければおよそ中華そば専門店であることは即座に理解できないことであろう。隠れ家カフェならぬ、隠れ家らーめん店と言えそうなそんなこちらだった。

gara05


gara06

さっそく入店して行くと直ぐ目の前に、開店祝いの花が目前に見えて店内を華やかにしていた。

一番奥に厨房がありその前には、L字型のカウンター席が設けられていた。厨房に二人の男性がおられるだけで、やや薄暗い店内にはたまたまだろう来店客がおらずもの静かなフロアだった。

店頭にあったメニューリストがカウンターにも用意されていて、それを見ながらさてどうするかとなった。そこには醤油SOBA・濃厚黒胡麻担々麺・パーコー麺に、サイドメニューとしてルーロー飯も用意されていた。

そしてさらにセットメニューとして百円安い金額でルーロー飯付き醤油SOBAセットが千円ジャストであり、まずはこちらをお試し下さいと聞こえて来たこともあってやはりこちらにするかとなった。

gara13

無化調スープ・自家製麺・国産食材にこだわって提供しているそうで、メンマは中国産ばかりだったのでそれが理由で使用しなかったそうだ。

これまでに手打ち蕎麦店を20年間ほど周辺で営んで来られた店主だそうで、数年間中華料理の経験も過去にありそれを活かしてこちらをオープンさせたそうだ。

また体力をかけこだわりの九一蕎麦を打って来たものの年齢には勝てず、その重労働に身体がもたなくなって来たことを実感するようになったのがきっかけであったことも教えてくれた。

なおルーロー飯とは一般的に魯肉飯と書く台湾定番の煮込み豚肉かけ飯で、さりげなくそうしたサイドメニューが用意されているとは、店主が昔からこうした外食店に携わって来たことが伺えるものだ。

店名は海釣りの趣味がある関係で、倭寇(がら)と呼ぶ大物怪魚から命名されたのだそう。現在は昼営業のみのこちらだが、落ち着いて来たら夜営業も開始する予定のようだ。

まもなく到着する頃には、数人の後続客が来店して、俄かに活気づく店内。程なく到着。

gara07

gara08

gara09

gara10

小松菜と白ネギに小ぶりな煮豚チャーシューが二枚あしらわれて、食欲をそそらせる素敵な香りが漂う中華そばで、なるほど確かにメンマがそこには見受けられなかった。

それではと行かせて貰えばそれはもう、目をつむれば思わず青い地球が広がるくらいの素晴らしさ。鶏ガラと豚肉で炊いたスープに魚介を加えているそうで、巧妙な風合いが実に素敵で、時代を超越した傑作に値するもの。

全粒粉入り国産小麦使用の自家製麺は、蕎麦にないコシをカンスイで調整して出すものだけに、意図的に多加水気味にされていた。さすが長年麺に携わって来た店主で、その絶妙なコシと喉越しの持ち味だった。

しみじみとしたスープをより持ち上げながらも小麦粉の風合いも素敵で、思わず小麦畑が現れたっぷりと陽射しを浴びて育まれた小麦が、そよ風で軽く揺れそこに子供がはしゃいで通り過ぎて行った。

製麺機器は大和製作所製のもので、うどんや蕎麦でよく利用されている包丁切りによるモデルを利用されており、通常製麺手法と違うものでそこにこだわりを強く持っておられた。

また蕎麦店時代の繋がりから手に入れた流通していない千葉産の二年熟成生醤油に、関ケ原たまりをブレンドした自家製のカエシだそうで、穏やかな中に強い主張が感じられる醤油の息吹が丼の中に感じられた。

gara11

gara12

ルーロー飯は粗挽き肉餡には玉葱と生姜の微塵切りが多め投入されていて、スープを利用しているのだろうこれがまた旨味たっぷり。

高菜の浅漬けと半裁茹で卵があしらわれて、こちらも大号泣出来た。それだけに、気がつけば完食。

いや、風味絶佳・百様玲瓏・鮮麗妙味・精良博識・滋味招来・絶賛感銘・気韻生動・英華発外・一心不乱・終始一貫・当代無双・至大至高の素晴らしさ。

そして、天下逸品・極上品質・軽妙洒脱・英姿颯爽・感謝感激・感涙号泣・恍恍惚惚・光彩奪目・欣喜雀躍・手舞足踏・有頂天外・歓天喜地と言うしかないもの。

さらに恐懼感激・感恩戴徳・崇高冷厳・感慨多端・絶妙可憐・切磋琢磨・拍手喝采・恐悦至極・敢為邁往・聡明剛毅・旭日昇天・無我夢中と思うしかなかった。

gara14

★ Noodle Dining 倭寇 GARA

住所/東京都大田区蒲田5-2-8 TEL非公開 定休日/日曜・月曜 営業時間/11:00~14:00
※アクセス
JR京浜東北線蒲田駅下車。中央改札から出て東口側に降りて行き、ロータリー左側手前の通りを進んで行き線路を潜る道路を越えて線路寄りの路地を入って20mほど歩いた右側にあり。   


ラーメン ブログランキングへ   
👆1click 頂けると嬉しいです