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どんよりとした暗い天空はエールブルーグレイに染まって、午後から雨が降る予報が出て北寄りの風がまた気温を下げていた、ここ最近は休日の金曜日だけに普段からプレミアムフライデーなプロ野球開幕の三月弥生末日だった。

先日根津でお会いしたしらけんさんに京成大久保でもお会いして、それ以来ブログを拝見させて頂く機会も次第に増えるようになっていた。

そんな折りこちらを紹介する記事がアップされて驚き、踏ん反り返っていた訳ではないが思わず前傾姿勢となり、そうだったのかと読み返したものだった。

1905年の明治38年に創業したとする人形町大勝軒の流れを汲む日本橋大勝軒だそうで、その厨房には人形町三丁目大勝軒の店主であり銀座よし町の店主だった方がおられると言う。

創業地周辺で本家は喫茶店となる中で、その人形町で大勝軒の名を看板に掲げて1987年6月から中華そばを提供していた店主が、2010年10月銀座一丁目に日本橋よし町をオープンさせた。

人形町大勝軒は創業当時人形町は芳町と呼ばれていて、一流の花街としてその名を轟かせていた。それだけにその創業時は、よし町大勝軒と呼ばれていたらしい。

以前から触れているように、日露戦争に大勝したことから命名された店名で、その創業年は1912年の大正元年説が現在は濃厚となっている。

2015年6月27日にその銀座のお店が残念ながら閉店してしまい、その復活を心待ちにしていただけに、もはや本日の訪問店はこちらしか考えられなかった。

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そんなわけで2017年3月7日に開業した、人形町系大勝軒の最新店となるこちらへ訪れることにした。

市川から総武快速線電車に乗車して新日本橋で下車。出口5から外へ出て直ぐ左手の江戸通りを横断歩道を渡り右手へ進んで行く。

そして一つ目の右路地を入り程ない左路地を曲がり、20mほど歩いた頃だろうか左側にまだ開業してそれほど経過していない、そんなこちらが佇んでいた。清澄白河大勝軒以来の人形町大勝軒系だ。

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さっそく入店して行くと厨房の奥に銀座よし町の店主だった方がその奥様とおられて思わずご挨拶。手前にはお若いご夫婦がおられた。

厨房前のカウンター席に案内を受けて、メニューリストを見ながら銀座よし町の移転リニューアル店と知って来たことを告げるとたいそうに喜んでくれた。

メニューリストは、ごくありふれた商品名だったが、以前と同じメニューリストも用意しているそうで、こちらの方が判り易いでしょうと旧バージョンのお品書きを手渡してくれた。

そちらを見ながら、叉焼麺と肉炒飯をお願いすることにした。まもなくしてチャーハンを炒める音が店内に響いた。若い男性は、二代目なのかとお聞きすると違っていた。

日本橋茅場町二丁目で酒屋を営む柳屋総本店主がオーナーとなるこちらだそうで、その当主の娘さんが店長さんを勤めているそうだ。

店長さんの祖母の方が人形町大勝軒の古くからの常連さんらしく、それが縁で今回こちらを開業させたのだそう。若い男性はその女性店長の旦那さんであった。銀座よし町元店主は、こちらの料理長として迎えられたそうだった。

製麺機器が店内カーテンの奥に置かれており、やはりこちらもまた自家製麺であった。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、その穏やかな面持ちはラーメン創成期の時代を継承する、その全てが手作りでその分味わい深いもの。

チャーシューの作り込みは大号泣出来る風情だし、その自家製麺の風合いはこれまた絶大に素晴らしかった。

そのスープの優しい風味はクセがなく、滋味深い美味しさ。本質的な意味で老若男女、子供から老人まで、誰からも愛される味と言えそう。

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チャーハンにも手を付けると同様なことが言えて、良き昭和の時代を象徴するさっぱりとした味付けでこれまた良かった。

薄味ながら中華そばが淡麗なだけに、濃厚に慣れてしまったこの時代の自分の舌に、リセットボタンを押す良い機会となった。チャーハンに付いて来たスープが、生姜の風味を、よりあらわにしていた。

プラス100円でシューマイ2個が愉しめるとして追加注文して食すと、ワンタンと共にその皮も自家製だそうでこれまた素敵だった。

こうしたラーメンに触れ合う機会があってこそ、中華そばの変遷の糸口がその時々に解けて行く。しみじみとした風情で、それだけに気がつけば完食。

以前に新横浜ラーメン博物館から年賀状が毎年来るお話しをお聞きしたものだが、そちらの1階展示ギャラリーには人形町大勝軒で利用されたドンブリも飾られているそうだ。

いや、積厚流光・報本反始・万里一空・慎始敬終、先祖伝来・永遠偉大・祖先崇拝・冠前絶後、感動品質・感服妙味・金剛不壊・志操堅固、一心不乱・終始一貫・謹厳実直・質実剛健の素晴らしさ。

そして、恍恍惚惚・光彩奪目・大悟徹底・気宇壮大、絶妙可憐・清絶高妙・清浄潔白・純真無垢、当代無双・至大至高・拍手喝采・恐悦至極、不断節季・積水成淵・虚心坦懐・一所懸命。

さらに、滋味招来・絶賛感銘・敢為邁往・聡明剛毅、崇高冷厳・感慨多端・仁者無敵・至純至高、風味絶佳・百様玲瓏・熟達品格・壮麗威風明鏡止水・泰然自若・幽趣佳境・静寂閑雅と言うしかなかった。

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★ 日本橋 大勝軒@新日本橋

住所/東京都中央区日本橋本町3-9-11 TEL03-6661-2580 定休日/日曜・祝日 営業時間/11:15~14:00中休17:00~21:00 ※土曜は夜営業のみ
※アクセス
総武快速線新日本橋駅下車。出口5から外に出て直ぐ左手の江戸通りを横断歩道を渡って右手へ進んで行き、一つ目の右路地を入り程ない左路地を曲がり20mほど歩いた左側にあり。


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