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青空から注ぐ陽射しと南寄りの風が気温を上げさせて、青い表層はシャレイブルーに彩られていた、ゴールデンウイーク続く五月皐月五日祝日の休日金曜日だった。

普段から金曜日がお休みでゴールデンウイークだけにいつも通りの休日となって、さて本日は何処へとなった際にそう言えばこちらが月明けの2017年5月1日にオープンしたのであればと言うことで出掛けることにした。

幾つかの有名店で修業経験のある店主が2009年6月1日荏原中延に開業させた人気ラーメン店井田商店だが、そこで2013年10月10日より木曜限定営業別ブランド店のカゼハミナミカラが始まったらしい。

そんな別ブランド特別営業の店名が漢字に変換され、そのまま井田商店別ブランドとなるスピンオフ店の2号店として、2015年1月25日に風は南から武蔵小山店として当時その営業が始まったようだ。

木曜限定営業時は豚骨ラーメンを提供していたようだが、そこでは井田商店の本ブランドを継承するもので、醤油ラーメン・背脂醤油ラーメン・塩ラーメンがメニューに並んだ。

井田商店と言えば実はこれまで二度その訪問を試みているラーメン店で、どちらも営業予定日ながら何故かやっておらず未だ大いなる宿題店の一つとなっている。

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そんなわけで都営新宿線急行電車で神保町に出て、そこで東京メトロ半蔵門線電車に乗り換え渋谷まで行き、さらに東急東横線電車に乗りまた学芸大学へやって来た。人気焼鳥店出身店主のラーメン店へ立ち寄る際に、以前にも下車した東急駅だ。

今回は改札口右手の東口側に出て前方の東口ショッピングロードを進んで行き、二つ目の左路地を曲がりその学大十字街通りを30mほど歩いた頃だろうか右側に風情も良く営業していた。

昨日は空調トラブルで一時閉店していたらしいが、本日は問題なく予定通りの開店時間から営業していたようだ。界隈は目映ゆい陽射しがふり注いで、折りからのまさしく店名に相応しい南寄りの風に白い暖簾が軽くはためいた。

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さっそく入店して行くと、右手に券売機が待ち受けていた。武蔵小山1号店同様の提供メニューのこちらで、来るまでは背脂醤油のつもりだったがそれは通常醤油味にモヤシや刻みタマネギが入り背脂を多めにしたものであることを教えて頂いた。

そして初めてであれば通常醤油がオススメで、よろしければチャーシューが多めに入り味玉も乗る特製仕様らしい特醤油をどうぞとのことで、そうお聞きすればそれにするかとなるもの。

そこでそちらのボタンを迷うことなく選んで、この際だからとまたサイドメニューも行くかと肉飯とねぎ飯が気になりながらも、牛すじカレーのボタンが黄色い所為もあってそのボタンを連打することにした。

振り返り中ほどのカウンター席に腰掛けて、チケットを手渡しながら椅子に腰を下ろす。カウンターテーブルにはアルマイトのヤカンが置かれていて、結露した水滴が陽気の良さを知らせていた。

店頭の壁面に木製麺箱の取手側に店名を入れてそれを幾つも整列させて貼られていたが、それが店内壁面のハンガーを掛けるフックになるようあしわれてそれがやはり幾つも整然と並べられていた。

武蔵小山店オープン時の店長であった方がもう随分前から独立して、ラーメン店「風は南から」の代表として営業しているのだそう。当初は井田商店の系列店として開業したラーメン店だが、そうなるとこちらは歴としたその独立店の2号店と言うことになりそうだ。

そんなことをその代表ご本人が厨房におられ、直接お聞きすることが出来た。他に二人がおられそのお一人は、この学芸大学店の店長さんだそう。

井田商店には訪問しようと二度店頭に立ったが、営業しておらず未だに食していないことを代表に話すと、現在でも気が向かないと店を開けない井田店主であることを教えて頂いた。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、濃ゆい醤油スープは見た目のようにしょっぱいこともなく、三河屋製麺謹製らしい中太縮れ麺はスープの色が移ってまさしく小麦色のムチッとした柔肌を露出させて実にたまらないもの。

ちなみに塩ラーメンも同じ太さの麺になるらしいが、背脂醤油の方はもっと太い麺になるようだ。

大山鶏のガラスープに老舗節屋の魚介出汁と説いているが、煮干しなど様々な魚介食材を利用しているようで、そんな濃厚醤油鶏清湯スープに背脂が軽く浮いて、その持ち味がまた良かった。

それぞれ二枚横たわる豚肩ロース肉と豚バラ肉の二種豚チャーシューも号泣出来るもので、醤油がよく染みた半熟味玉もしみじみと味わえた。

刻み青ネギに柔らかく多めに入るメンマ、さらにナルト巻きと大判海苔が二枚入ってボリュームも良かった。

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スコップ型のスプーンで食す牛すじカレーは、丸くこんもり盛られたライスの中央に顆粒状の乾燥ハーブがあしらわれて、牛すじカレールーの上にそれがまるで海に浮かぶ島のようになっていた。

こちらも口にして行けば意図的に辛さを抑えてあり、食材の滋味深い甘味が感じられ、ラーメンとの相性もよく考えられているもので素敵だった。

ライスを若干だけ醤油スープに移して、オジヤにして愉しめばこれまた美味しく、それだけに気がつけば完食。

いや、南風堂々・南風白雨・南風明月・胡馬南風と書き出しつつ、もう、一網打尽・悩殺昇天・絶妙可憐・清絶高妙、優美高妙・大慶至極・一心不乱・終始一貫、絶品美味・格別風味・崇高冷厳・感慨多端の素晴らしさ。

そして、威風旋風・絶品妙味・滋味招来・絶賛感銘、秀抜刹那・闘魂奥義・明鏡止水・泰然自若、恐懼感激・感恩戴徳・敢為邁往・聡明剛毅、雲外蒼天・換骨奪胎・完全無欠・猛烈号泣。

さらに、崇高可憐・切磋琢磨・当代無双・至大至高、絢爛華麗・面向不背・仁者無敵・至純至高、欣喜雀躍・手舞足踏・有頂天外・歓天喜地、心満意足・余韻嫋嫋・拍手喝采・恐悦至極と言うしかなかった。

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★ 風は南から 学芸大学店

※公式ツィッター~https://twitter.com/kazeminagakudai
住所/東京都目黒区鷹番2-20-4 学大十字街ビル1階 TEL03-6412-8448 定休日/不定休 営業時間/11:00~15:00中休18:00~22:00
※アクセス
東急東横線学芸大学駅下車。改札口右手の東口側に出て前方の東口ショッピングロードを進んで行き、二つ目の左路地を曲がりその学大十字街通りを30mほど歩いた右側にあり。


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