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風の方角がまた南寄りに変わり朝方は曇りがちながらも快方に向かい気温は夏日が予測された、見上げた灰色の表層はホワイトグレイに染まり淡い陽射しが街を照らし始めた六月水無月十五日の木曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば夏至もそう先ではなくなって来たことを感じさせるほどに、日暮れ時ながらまだ空が明るい午後七時過ぎだった。

しらけんさんのレポートでやたら気になるところとなって、こうなればもはや今夜はこちらしか考えられず仕事帰り立ち寄ることにした。

店先に田中商店さんからの開店祝いの花が飾られていて、米沢ラーメンのような中華そばを提供する新店で、つい先日の2017年6月13日に開業したばかりらしい。

2008年12月に開業した博多長浜ラーメン田中商店と言えば足立区で夜のみ営業する人気店で、大いなる宿題店ながら中華そばつしまなど幾つかの姉妹店には訪れている。

米沢ラーメンと言えば東北の人気ご当地ラーメンで、そう言えば田中商店の姉妹店の一つに、それと符合する関連店があることを思い出した。

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そんなわけでまたもや浅草橋で、京成線直通の都営浅草線電車に乗り換え、京成立石に降り立ちその店頭にやって来た。貴生の流れを汲むつい先日も訪れたラーメン一力の直ぐ傍に開業したこちらだった。

もう一軒新店がさらにオープンしている界隈で麺屋西條がこの周辺で営業しており、残念ながら乃の一は閉店してしまったが、こうなると周辺人気店のけんけんも久しぶり立ち寄って見たいものだ。

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ともあれ入店して行くと数人の先客が居るフロアが左手に広がって、比較的狭い厨房が右手にあって店主が一人できりもみするこちらだった。

券売機が無いことを確認してから厨房前のカウンター席に腰掛け、店主とご挨拶してネットで気になって仕事帰り立ち寄ったことをお話しして世間話しが口火を切った。

1962年製麺所として創業した米沢ラーメンの老舗店そばの店ひらまをリスペクトする店主が、その影響を受けてオマージュしたラーメンを提供しているこちらだった。

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非常に誠実な店主でお聞きすることには、これ以上ないくらいに一つ一つ丁重な言葉が返って来た。ともあれオーダーするかと、ちゃーしぅらぁめんを注文することに。

するとほそ麺か平打ち麺が選べて、しょうゆ味かしお味どちらか愉しめるそうで、そこはひらまを意識する中華そばなのであればと平打ちの醤油味を希望。さらに追加トッピングしようと煮たまごをお願いして、らいすもさらに希望した。

倖佳と言う店名の由来についてお聞きして見ると、店主の二人のお子さんの名前の頭文字を並べた店名なのだそう。地名や熟語で無い店名に、どんないきさつがあるのかと思ったがそういうことであった。

推測通り田中商店の姉妹店である、田中そば店に長いことおられた店主だった。本家田中商店の周辺に1号店が2008年12月18日にオープンした、そんな田中そば店でそちらにおられたそうだ。訪れたことがある秋葉原店は、2012年3月2日に開業している。

喜多方ラーメンをベースにしたラーメンや、山形辛味噌ラーメンを提供しているラーメン店で、そこにおられた店主が米沢ラーメン風の中華そばを提供するこちらだった。そちらだけでなく本店の田中商店に、その他の関連店などにもおられたそうで、合計六年半ほど修業されていたらしい。

ランチタイムではライスを、無料で提供しているそう。実父は米店を営業しているそうで、こだわりのある精米したお米を毎日こちらで利用しているらしく今夜のお米は秋田米になるそうだ。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、絶妙可憐な風合いで穏やかな持ち味に、しみじみと来る優しい味わいが実にたまらないもの。厳選した鶏ガラを使用して野菜と共に炊いた清湯スープは、煮干しも加えたものだそうでまさしく風味豊かな中華そばだった。

麺は平打ちストレートでそれが鶏醤油清湯スープに泳ぐ中華そばで、米沢ラーメン風とお聞きしていただけにもう少し縮れているのかと思ったが、この面持ちもまた実に素敵でとても良かった。

店頭の案内に米沢ラーメンをイメージしたものと明言しており、独自性を重んじた鶏清湯中華そばを目指したことが伺えるものだった。麺は新潟の製麺所から取り寄せているそうだ。

自家製らしい豚肩ロース肉の柔らかく素敵なチャーシューが、何枚もラーメンに入っていてそれはもう大号泣しながらその持ち味を愉しませて貰った。

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卓上に高菜漬けが置いてあり、無料で愉しめるようになっていた。田中商店が手掛ていた定食店のマルナカ@六町で、提供して好評を博していた高菜漬けと同じ仕様だそう。

ちなみにそちらは餃子専門店として少し前まで営業していたようだが、残念ながら2017年6月11日に閉店させたようで、来月の2017年7月中旬にラーメン店としてリニューアルオープンする予定のようだった。

ライスにそのチャーシューを乗せて軽くスープを注いで美味しく頂いて、その後高菜漬けを乗せて秋田米をさらに堪能。その至福のひとときに、それはもう気がつけば完食だった。

いや、風味絶佳・百様玲瓏・一網打尽・悩殺昇天、滋味招来・絶賛感銘・鮮麗妙味・精良博識、天下逸品・極上品質・謹厳実直・質実剛健、優美高妙・大慶至極・軽妙洒脱・英姿颯爽、群抜美味・怒涛風味・大悟徹底・気宇壮大、の感動風情。

そして、艶麗繊巧・秀麗皎潔・一心不乱・終始一貫、錦心繍口・山紫水明・恍恍惚惚・光彩奪目、往古来今・一意奮闘・猛攻沁沁・絶妙均整、絶妙可憐・清絶高妙・愛情燦々・人情滔滔、崇高冷厳・感慨多端・驚心動魄・感慨無量の猛烈怒涛。

となれば、百花繚乱・光彩陸離・十全十美・尽善尽美、空前絶後・激泣喝采・最上無二・英明果敢、当代無双・至大至高・心満意足・余韻嫋嫋、感動品質・感服妙味・優婉閑雅・外柔内剛、雲外蒼天・換骨奪胎・旭日昇天・無我夢中の無尽歓喜と言うしかなかった。

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★ めん処 倖佳 - こうか -

住所/東京都葛飾区立石4-30-14 TEL03-5677-5022 定休日/未定 仮営業時間/11:00~14:30中休15:30~22:00
※アクセス
京成押上線立石駅下車。改札口前方左手奥の階段を降りて行き、踏切の道路を左手に進んでその立石駅通りを歩いて行き、信号交差点に出たらさらに直進して右カーブを歩いて、次の十字路を左折して程ない右側にあり。


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