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頭上は雲一つ見当たらないほど青に満ちて、爽やかな陽射しが煌めき北東寄りの風が軽く木々の小枝を揺らしていた、青い表層はキュラソーブルーに染まり夏が加速する六月水無月十七日の週末土曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば今夜も暮れなずむ日暮れ間近の空が広がって、穏やかな夜風が眩しいネオンを避けるようにそよいでいたそんな午後七時過ぎだった。

京成立石駅周辺に新店が続いて開業しており、さらなる新店が駅周辺の奥戸街道沿いについ先日の2017年6月13日オープンしたとして気になっていた。

背脂系のらーめんを提供する新店らしく、半端ない量の背脂らーめんにも対応してくれるようだ。それならばやはり訪問は、土曜日辺りがちょうどいいかと考えた。

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そんなわけで今夜こそとなって、仕事帰り立ち寄ることにした。また浅草橋で京成線直通都営浅草線電車に乗り換え、今夜もまた京成立石にやって来た。改札口前方をいつもは左側だが今夜は久しぶり右手に降りて行き、踏切の前にあるアーケード通りの立石駅通り商店街を進んで行く。

奥戸街道に出たら右手に進むと、立石仲見世通りの入口に、こちらの店舗が営業していた。その時点で仲見世を歩いて行けば良かったのかと気づいた。

真っ赤な壁面に店名が案内されていて、まだ開業まもないだけに店頭は開店祝いの花々に埋もれていた。個人店にしてはかなり多い、開店祝いの花が飾られていた。

仲見世側の店舗外壁側面に丸山製麺のベージュ色した樹脂製麺箱が何段も積まれていた。背脂と辛激のらーめん屋だそう。背脂ドッカーン辛激ドッカーンいざ変態の領域へ、と言うことらしい。そう言えば以前は韓国居酒屋とんがらしと言うお店だったようだ。

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さっそく入店して行くと、右手に券売機が設置されていたのでその前に立つ。しょうゆらーめんとみそらーめんがラインナップされていて、それぞれに味玉子入りと辛肉入り仕様があり、辛激らーめんなる項目はまだ押せないようになっていた。

悩んだ末にこれで行くかとなって、しょうゆ辛肉らーめんを選ぶことにした。チケットを手にして奥へ進むと、スタッフの方に左手奥の壁面カウンター席に案内されてそこへ腰掛けながらチケットを手渡した。

すると背脂の量が、さっぱり・多め・変態から選べるそうで、変態にして見ようかとも考えたが、お聞きするとほぼ背脂になるらーめんだそうで、そう聞けばスープも味わいたいしとなるものでそこは背脂多めで希望することに。

近年飲食において一般的な趣向とは掛け離れた愉しみ方をする場合に肯定的な意味合いで変態と呼ぶ傾向があり、それをこちらではいち早くラーメン店の営業手法の中で取り入れているようだ。

大量の背脂と言えば、これまでギタギタとか鬼脂とか呼んで来たが、それを変態と言う新しい表現を取り入れているようだった。

サイドメニューがないこちらかと思ったが、あまり見ない仕様のタッチパネル式券売機で気がつかなかったが、後でよく見るとトッピングやご飯もの&飲みものに画面切替えする項目が上部に用意されていた。

こちら独特の案内があるものの、提供メニューなどからしても、明らかになりたけの系統を感じさせるものがあった。程なく到着。

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それではと行かせて貰えばその風情からしても、やはりなりたけの四文字が浮かぶ味わいの醤油スープだった。そこにそこそこの背脂が浮いて、丸山製麺謹製らしき中太縮れ麺が小気味良い持ち味。

辛味噌で味付けされた豚バラ肉が、プリプリしていてこれまた良かった。それはもう素敵な風合いでこれは実にたまらないものと言うしかなかった。

ゆでられたモヤシの風合いが、なりたけかそれに類するラーメン店にいなければ出来ないバランスで、口にすれば口にするほど、味わえば味わうほどになりたけの四文字は大きくなるばかりだった。若干違うこちらならではの持ち味がありながらも、その気持ちは高まるしかなかった。

通路先の一番奥に厨房があるこちらで、そこに店主らしき姿が見えてその服装や長靴が見えて、もはや確定のランプが灯るしかなかった。これは替玉でさらに愉しみたいとなって、券売機でそのチケットを購入して先程のスタッフに手渡してそれを希望。

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すると店主が替え玉は現金でも対応していることを、アルバイトらしきスタッフに手ほどきされており、思わずそうだったのかと思いつつ替え玉の到着を待っているとお椀に入ったそれがやって来た。

さらなる絶妙の至福のひとときが愉しめて、後半になってから卓上に用意されていたブラックペッパーを振り掛けてさらに味わうとこれまた素敵で、それだけに気がつけば完食だった。

帰り際に後続客が一度途絶えたところでこれ幸いとお聞きすれば、なりたけ出身店主のラーメン店で修業経験がある店主だそうで、なるほどそうだったのかと理解出来た。

昭和九年創業の錦糸町貧乏軒に端を発するホープ軒本舗の流れを汲む弁慶、そしてなりたけがさらなる流れを作り、そこで修業された店主が開業された店舗でこちらの店主がまた新たな一店を立ち上げて、その裾野は今や富士山のように広がっているようだ。

いや、一網打尽・悩殺昇天・先祖伝来・祖先崇拝、往古来今・一意奮闘・風味絶佳・百様玲瓏、冠前絶後・永遠偉大・一心不乱・終始一貫、崇高冷厳・感慨多端・絶妙可憐・清絶高妙の感動風情。

そして、滋味招来・絶賛感銘・絶品美味・格別風味、生生流転・万古長青・雲外蒼天・換骨奪胎、旭日昇天・無我夢中・万里一空・慎始敬終、熟達品格・壮麗威風・感動品質・感服妙味の猛烈怒涛。

となれば、荘厳美麗・美味佳肴・恍恍惚惚・光彩奪目、心満意足・余韻嫋嫋・誠心誠意・群雄割拠、堅守速攻・百拳百捷・当代無双・至大至高、敢為邁往・聡明剛毅・拍手喝采・恐悦至極の無尽歓喜と言うしかなかった。

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★ 麺将 ケン暴

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住所/東京都葛飾区立石1-20-1 TEL03-5654-8055 定休日/年中無休 営業時間/11:00~15:00中休17:00~翌1:00
※アクセス
京成押上線京成立石駅下車。改札口前方を右手に降りて四ツ木方面に進み程ない立石仲見世通りに入り奥戸街道に出た場所の左側にあり。


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