mazulujpn01

都内の気温は正午前から猛暑日の35℃となって、青空と陽射しをぼんやりとくすませる薄雲が広がり、見上げれば淡青色の表層はシルバースカイブルーグレイに染まる、八月葉月二十五日の休日金曜日だった。

ちなみに冒頭から余談となるが本日は即席ラーメン記念日で、チキンラーメンが1958年8月25日に発売されたことに因んだもので日清食品が制定した。

なおラーメンの日はこれまでなかったが、今年から光圀公に因み7日11日と制定されている。8月22日と言う説がネットで広まっているが、一部のカーナビソフトで誤って案内されていることに起因したもの。

水戸黄門で知られる水戸藩主水戸光圀公は儒学に熱心だったことから朱舜水を招き、その儒学者から中国麺の知識を賜り1697年に日本で初めてラーメンを食したと伺えることが古資料に残っていると言う。

そんな光圀公生誕日の1628年7月11日と言うだけでなく、7がレンゲで11が箸に見立てられることから日本ラーメン協会が制定した。

最近になって室町時代の1488年に京都僧侶が、宋(現中国)伝来の経帯麺を食した新資料発見されたが、広く知られている光圀公だけにラーメンの日は揺るぎないものと言えそう。閑話休題。


mazulujpn02

つい先日の2017年8月22日神田神保町に、中国蘭州ラーメン一の人気店と言える馬子禄(マーズルー)のこちらがオープンしたとしてそれはもう気になっていた。その自家製麺は、中国式の手延べ麺らしい。

1912年シルクロード甘粛都の省都、蘭州(ランチョウ)市にて馬福徳が宮廷料理をベースに馬子禄牛肉面スープの原形を完成させ、100年以上経た現代に引き継がれて来たそんな秘伝のスープだそう。

大学時代を北京で過ごし現地で食した蘭州ラーメンの虜になった清野烈氏が、何度も断れた末にこちらの現地店舗の本店修業が実現。暖簾分け店の営業許可も得ることが出来、そんな中国政府公認の老舗商標店の日本店開業に漕ぎつけたそうだ。

蘭州牛肉麺と言えば、カップヌードルミュージアム4階の世界の麺料理が愉しめるヌードルバザールを訪ねた時にそこで食したことがあり、黄河流域の中国を代表する麺料理と紹介されていた。なおこれまでも都内の馬賊@日暮里などで、中国式手延べ麺は何度となく口にしている。

mazulujpn04

mazulujpn05

mazulujpn06

そんなわけで陽射しを避けるようにして、都営地下鉄新宿線急行電車に乗車。神保町駅で下車してA7出口から出ると、真夏の熱気にビルが陽炎の如く揺れているようにさえ思えた。

ともあれ前方道路を右手に進み、程ない靖国通り十字路を右折。神田古書街を150mほど進んで行った頃だろうか、右側にこちらが営業していた。車道寄りに外列があり、最後尾の方を確認して、その後ろに就いた。

もう少しすれば正午と言う時間で、15人ほどの行列だったものの中ほどまで来ると、列は次第にどんどん詰まって行った。店先に椅子があり、4人が座るところへ来れば、もうすぐ。そうしない内に店内へ案内されて入店。

mazulujpn07

mazulujpn08

mazulujpn09

入口の右手にある券売機の前へ立つと、提供するラーメンは蘭州牛肉面のみとなっていた。そして細麺・平麺・三角麺(太麺)を、まず選ぶようなボタンが並んでいた。全て手で延ばす麺だそうで、手でその太さを調整するものだそう。

その右手にパクチー大盛(増量)と、牛肉大盛(増量)のボタンが更に在るだけだった。初めての方は細麺がお奨めである案内を受けたが、悩んだ末に気になった三角麺(太麺)と牛肉大盛(増量)を選ぶことに。

チケットチェックで来られたスタッフから、ラー油の量が選べることを教えて頂き、それならばそこは多めでお願いすることに。

入口左手には開店祝いらしき花が飾られて、店舗を案内する小冊子とショップカードと共に、ハラル認証店であることが明示されていた。

mazulujpn10

mazulujpn11

mazulujpn12

一番奥左手のテーブル席に、案内を受けてそこへ着席。幸い厨房前となって清野烈店主が魅せる、麺延ばしショーが目の前だけに、思わず見入るばかりだった。

ちなみに蘭州市内には3000軒を越える、様々な蘭州牛肉麺を提供する店舗が営業していると言われている。こちらの馬子禄牛肉面はそんな中で、中国内に20店舗の関連店が営業しているそうだ。

1912年にその原形を完成させた馬子禄牛肉面スープのようだが、その具体的な店の開業年は不詳らしく100年以上続くと言う案内はそんなところから生じたようだ。そう言えば蘭州牛肉麺発祥元祖店なのだろうか?それは確認出来なかった。程なく到着。

mazulujpn13

mazulujpn14

mazulujpn15

mazulujpn16

mazulujpn17

mazulujpn18

mazulujpn19

そのビジュアルからは、素敵なオーラを感じることが出来た。それではと行かせて貰えば絶妙可憐の味わい深いスープに、華麗な手さばきで太めに延ばされた三角麺の風情の良さに只々圧倒されるもの。

ハラル認証を受けた厳選国産牛の牛肉や牛骨を10種類以上の薬膳スパイスと共に、不純物のない硬度ゼロの超軟水で長時間炊いた百年伝承スープだそう。牛肉チャーシューは厚めで、麺が見えないほどに敷き詰めてあったが、この牛肉の美味しさに感動は一気に加速した。

多めに垂らして貰った手作りラー油に、パクチーと葉ニンニクと底に出汁をたっぷり吸い込んだ大根にこれまた心しみじみとして、それだけに気がつけば完食だった。神田古書街に、大陸の風が吹いた、そんな蘭州牛肉面だった。

いや、格調高雅・絶巧寛雅・荘厳美麗・美味佳肴、感激称美・非凡優美・天下逸品・極上品質、群抜美味・怒涛風味・驚愕感動・賛嘆情趣、艶麗繊巧・秀麗皎潔・美味共鳴・芳醇風情の歓天喜地。

そして、一網打尽・悩殺昇天・鮮麗妙味・精良博識、滋味招来・絶賛感銘・風味絶佳・百様玲瓏、百花繚乱・光彩陸離・敬服佳味・驚嘆風趣、優美高妙・大慶至極・冠前絶後・永遠偉大の猛烈怒涛。

と来れば、先祖伝来・祖先崇拝・千古不磨・名実一体、流麗閑雅・優美端麗・往古来今・一意奮闘、絶品美味・格別風味・熟達品格・壮麗威風、幽趣佳境・静寂閑雅・激震佳肴・絶妙風韻の無尽歓喜。

となれば、絶妙可憐・極上清楚・絶妙可憐・極上清楚、謹厳実直・質実剛健・一心不乱・終始一貫、崇高可憐・切磋琢磨・猛攻沁沁・絶妙均整、誠心誠意・群雄割拠・美味怒涛・激旨秀麗の感動風情。

とすれば、恍恍惚惚・光彩奪目・空前絶後・激泣喝采、仁者無敵・至純至高・拍手喝采・恐悦至極、上下一心・品行方正・敢為邁往・聡明剛毅、優婉閑雅・外柔内剛・心満意足・余韻嫋嫋の有頂天外と言うしかなかった。

mazulujpn20

★ 蘭州拉麺 馬子禄 (マーズルー) 牛肉面 日本店 MAZULU JAPAN

※公式サイト~http://lanzhou-lamian.com/
※公式ツィッター~https://twitter.com/lanzhou_lamian
住所/東京都千代田区神田神保町-13-18 TEL03-6811-7992 定休日/無休 営業時間/11:00~14:30中休17:00~21:00 ※スープ無くなり次第終了
※アクセス
都営地下鉄新宿線ほか神保町駅下車。A7出口から出て前方道路を右手に進み程ない靖国通り十字路を右折。神田古書街を150mほど進んで行った靖国通り沿いの右側にあり。車道寄りに外列あり。


☝1クリック頂けると大変嬉しいです