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今秋に遅足の大型台風が一転して速度を早め北上して行ったが、それを思わせるほど暖秋が一気に11月下旬の冷え込みとなって、ともあれ例年並みには落ち着いて欲しい天空から雨が滴る十月神無月十三日の休日金曜日だった。

ふと見上げた蒼灰色にくすむ表層は、ブルー・ブルイヤールカラーに染まっていた。そんな本日は午前中に自宅建物関係の所用でそれほど遠くへ行けず、それならば自宅界隈で営業している 四年ぶり7度目となるこちら へ久しぶり訪ねて見るかとなった。

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先日自転車を購入してその足慣らしにそれで行こうかと思えば、冷たい雨がそぼ降り、そんなわけでやむなく周辺を走る路線バスを利用してその店頭へやって来た。

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さっそく入店して行くと、正午まで30分近くありこの雨もあってか、先客が一人だけの店内が広がっていた。しかしながら厨房は、出前対応もあって大忙しだった。

奥寄りのテーブル席に腰掛けてあらかじめ決めていたワカメみそに、チキンライスもお願いすることにした。すると出前から帰ってからになる旨案内があり、急いでいないことを告げると店主はバイクに跨がり出掛けて行った。

そう遠くでない出前先だったらしく、ものの数分でそこから帰って来られた。そんな数分だったがワカメ味噌に、チャーシュー増しをしたくなりそれを追加注文することに。実父の先代店主がこの地に1967年11月創業させたこちらだそうで、現在この中華店の店主は二代目になる方だ。

以前は歴史ある中華店だけに外装がかなり傷んでいたが、5年前にリニューアルさせている。

そう言えば店名にそれまで中華の文字が入っていたが、刷新された看板にはその文字が消えて赤いラーメンのノボリと暖簾が据えられて、中華山形屋はラーメン山形屋になったと言えそうだ。

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掃除が行き届いているだけに古臭さはなく、曲がったことは嫌いでそれは厳しかった自分の父親が柱から出て来そうなほど。厳しさは優しさの裏返しであり、甘やかされて育てなかった、そんな亡き父に今でも感謝している。閑話休題。

すぐ傍に年代物のレジスターが。後で調べるとその形状からして昭和36年頃に当時普及したハンドル手動式が特徴の小型店向けレジスターである日本NCRで製造された80号レジスターだった。

この後すぐに電動式が普及しているものの、こちらが開業した昭和42年頃はまだ高額であった為このレジスターを購入したところだろうか。

ともあれ昭和41年から始まり昭和45年まで続いたいざなぎ景気の真っただ中で、当時カラーテレビ・クーラー・カーの3Cとして新三種の神器がもてはやされ、時代も高度経済成長期が続いて周辺に多くの公団住宅が竣工された。

ふと見ると厨房には周辺ラーメン店で時折りその名を耳にする、市川市駅周辺に工場を持つ有限会社早川製麺所の木製麺箱が見えた。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、もう絶妙可憐・怒涛感動の持ち味が実にたまらないもの。もちろん手作りで素敵な味噌中華だが、なんとなく袋麺のサッポロ一番シリーズの味噌スープが思い起こされた。こちらの創業年にきづけば、そこはなるほどとなった。

と言うのも大宮守人店主が1950年に創業させた味の三平が1954年から提供した味噌ラーメンだが、その味を元に開発されたのがサンヨー食品の袋麺であるサッポロ一番シリーズだ。

1953年群馬前橋で富士製麺として起業したサンヨー食品で、ちなみにそのシリーズで最初に販売したのは、しょうゆ味の方で1966年から販売された。その2年後の1968年から、サッポロ一番みそラーメンが販売された。

首都圏で昭和40年前後に開業した中華店の多くの店主が、参考にした味噌ラーメンと言えば元祖店の味で、その優しい味わいは毎日飲める味噌汁から来ている。

豚骨鶏ガラをじっくり炊いたコクのいい清湯スープに味噌ダレをほど良く効かせたもので、早川製麺所のぷりぷりしたやや細めの中太縮れる麺がまた実に素敵だった。

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自家製らしい豚バラ肉チャーシューがこれまた素晴らしく、卓上に用意されていた七味唐辛子に粗挽き胡椒を入れるとこれまた良かった。またこの味噌中華には、ワカメが感銘出来るほど合っていた。

そして日本発祥の洋食とも言われ、人気町中華店でよく見られるチキンライスは、グリーンピースが散らされ完璧過ぎるビジュアル。

老舗大衆中華店でよく見られるメニューで、これまでも八広来集軒などで愉しんでいるが、こちらもまたとっても味わい深くレンゲの往復速度が食べ進めると速まるばかりだった。

これまた泣ける味わいで、ケチャップの味が染み渡るライスに微塵切りされた鶏肉・タマネギ・マッシュルームにナルトが入ってとっても良かった。それだけに、気がつけば完食。

それにしても他店では絶対真似できないこの郷愁さそう店内が、また実にとってもとんでもなく素晴らしかった。

いや、絶妙可憐・極上清楚・崇高冷厳・感慨多端、恍恍惚惚・光彩奪目・一心不乱・終始一貫、気韻生動・英華発外・一往深情・観感興起、恐懼感激・感恩戴徳・驚心動魄・感慨無量の感動風情。

そして、感謝感激・感涙号泣・剛毅果断・意気衝天、有頂天外・歓天喜地・欣喜雀躍・手舞足踏、大悟徹底・気宇壮大・愛情燦々・人情滔滔、当代無双・至大至高・仁者無敵・至純至高の無尽歓喜。

と来れば、心満意足・余韻嫋嫋・完全無欠・猛烈号泣、敢為邁往・聡明剛毅・拍手喝采・恐悦至極、優婉閑雅・外柔内剛・旭日昇天・無我夢中、滋味招来・絶賛感銘・風味絶佳・百様玲瓏の猛烈怒涛。

となれば、絶品美味・格別風味・謹厳実直・質実剛健、高論卓越・和而不同・深謀遠慮・理路整然、先祖伝来・祖先崇拝・美味怒涛・激旨秀麗、誠心誠意・群雄割拠・威風凜々・十日一水の天下逸品と言うしかなかった。

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★ ラーメン 山形屋

住所/千葉県松戸市高塚新田336-8  TEL047-392-6657 定休日/日曜日 営業時間/11:00~14:00中休17:00~19:00頃 ※祝日は昼営業のみ
※アクセス
JR武蔵野線東松戸駅またはJR総武線本八幡駅北口下車。両駅を結ぶ京成バス本31系統高塚線に乗車して高塚バス停で降車。本八幡方面に50mほど歩いて国道464号高塚十字路を左折し大町方面へ60mほど進んだ左側にあり。


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