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やや曇りがちながらも青空が出て陽射しは淡いながら注ぎ南寄りの風立つものの季節はめっきり秋深しで、見上げれば遥かなる青い表層はシャンブレーブルーに色づく十一月霜月十日の休日金曜日だった。

裏原宿ならぬ裏秋葉原エリアで今や不動の人気を誇る、2011年6月8日開業の響(もてなし)くろ喜さんで、そちらにはオープンまもない頃伺ったものだ。

そして2012年12月11日から始まりおよそ五年に渡り営業していた、そんな2度ほど訪ねた金曜のみ営業の鴨そば醤油専門店紫くろ喜が、そのうち新たな店舗で始まるセカンドブランドかと思っていたものの2017年9月29日を以って終了。

そして入れ替わるようにして、2017年11月3日より新たな展開ブランドとなる、潮くろ喜が満を持してスタートした。先週の初日は長い行列が、一日中出来ていたと言う。

先週の金曜は祝日だけに仕事で行けずともあれ回避していただろうし、そんなネット情報が駆け巡れば本日なら多少は空いているだろうとなって出掛けることにした。

服部栄養専門学校出身の黒木直人氏は赤坂の料亭で基礎を学び、イタリア料理店で日本料理とはまた違う調理手法を身につけ、外食企業では人材育成・マーケティング・店舗運営を学んでくろ喜を開業させたそうだ。

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そんなわけで冷え込みが進む街角の落ち葉を踏み締めつつ、総武緩行線電車で秋葉原の一つ手前の浅草橋で下車してその店頭へやって来た。

店頭には20人近い方々が、その入店出来る順番を待っていた。並んでから一人ずつ店内に据えられた券売機でチケットを購入して並び直すスタイルだった。

しばし待っていると先客が出る人数が増えて、意外なほど早く券売機購入が自分の番となって中の券売機でチケットを購入することに。先週初日の提供メニューは貝塩味の潮そばのみだったようだが、本日はそこに牡蠣味噌スパイスそばが加わっていた。

来週からは更につけそばが期間限定メニューで様々なバリエーションを持たせながら提供して行く予定らしかった。追加トッピングも、来週から対応するようだった。

牡蠣味噌スパイスそばがとっても気になりながらも、そこは特製潮そばを選んで、サイドメニューがあるならばとその貝飯も連打することに。とは言っても金額表記されたボタンとチケットで、また外に出て元の位置に戻ると、入店前にスタッフへチケットを手渡す際希望メニューを申告することに。

こちらは自家製麺だが、その際にその麺が2種類あるので、どちらにするか聞かれて答えなければいけない。それは手揉み縮れ平打ち麺と絹ごし細ストレート麺で、そこは迷うことなく麺の接触面積の広い手揉み麺を希望した。

ふと見ると店先にカゴがあり、中にはたくさんの貝殻が入っていた。ムール貝にホンビノス貝、アサリと赤皿貝も見えた。公式ブログに寄れば、牡蠣もダシに利用しているそうだ。

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そうしない内に入店の案内を受けて入って行くと、盛況で賑やかなフロアが待っていた。一番奥のテーブル席にどうぞとなって店主は中ほどで遠いものの多忙なだけに何で、傍にはなんでも応えてくれそうな厨房スタッフがおられこれ以上ないロケーションだった。

らーめん改の貝塩らーめんがそうであったように、こちらも今流行傾向にあるだけに、動物食材不使用のスープだそう。程なく到着。

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生姜がしつこくならない程度に香って来た。それは素晴らしく華麗なビジュアルで、食すのがもったいないくらいの風合いだった。インスタ映えを狙って、カラフルに決め込んだものだそう。

一番目を惹くのは赤い帆立のようなビジュアルで、それは石巻市萩浜松直送の赤皿貝なる二枚貝らしい。その下に沈んでいた練り物はアサリと玉葱の真薯(しんじょだ)らしく、様々な食材で作られる真薯は江戸時代の料亭八百善四代目当主によって確立された練り物だ。

細長く切り揃えられた九条ねぎの上に丸められた低温調理の豚ロースチャーシューが大砲のようにして置かれていた。

さらにその上にあるのは後半味変用に添えられたタプナードソースだそう。オリーブに幾つかの食材をペースト状にしたフランス南東部プロヴァンス地方発祥のもので、主にオードブルに添えられているもの。

そして味玉の横に大ぶりのワンタンが二つが横たわり、餡についてお聞きするとホタテのすり身だそう。さらにはトマトサルサソースが彩りを添え、穂先メンマはドンブリの隅でその存在感を放っていた。

相変わらずイニシアチブな提供スタイルとなっており、今風に言わせて貰えば神っぷりのいい店主と言うしかなかった。

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それではと行かせて貰えば、絶妙可憐・極上清楚な風情で実にたまらないもの。猛攻感動にもはや坩堝は、馬鹿デカな大釜になるばかりだった。

感激の潮感は東映オープニングの大岩にざっぱーんと言うものでは無くて、どちらかと言えば瀬戸内海の早朝に静かな浜辺を歩いて深呼吸している雰囲気だった。

店頭で見た貝殻のムール貝・特大と中サイズのホンビノス貝・アサリ・赤皿貝に、さらに牡蠣による貝スープは3段階の温度で旨味を抽出した出汁だそう。

そんな貝出汁に下支えとなる鯛出汁をブレンドした清湯スープらしく、先述したようにアニマルオフだけに心和ませるものが在った。

香味油は大豆油にニンニク・生姜・人参を入れてじっくり火加減に注意して炊いて、冷ましてからサラダセロリを漬け込んだハーブオイルらしい。

後半になってからタプナードソースをスープに溶かせば、トマトサルサソースもあってか極上の和洋折衷感が気持ちを正しくもてなしてくれた。

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貝飯の上にあるのは生海苔ワサビだそうで、麺が消えた後でスープを入れて口にすれば、鯛が踊り貝が跳ねる美味しさだった。それだけに、気がつけば完食。

いや、格調高雅・絶巧寛雅・百花繚乱・光彩陸離、感激称美・非凡優美・群抜美味・怒涛風味、敬服桂味・驚嘆風趣・美味共鳴・芳醇風情、一網打尽・悩殺昇天・壮麗美麗・美味桂肴の感動風情。

そして、天上無二・超越猛攻・絶品香味・格別風味、誠心誠意・群雄割拠・天下逸品・極上品質、完全絶後・永遠偉大・優美高妙・大慶至極、崇高可憐・切磋琢磨・典麗風雅・静淑優椀の無尽歓喜。

となれば、感謝感激・感涙号泣・最上無二・英明果敢、高論卓越・和而不同・深謀遠慮・理路整然、誠心誠意・群雄割拠・完全無欠・猛烈号泣、絶妙激旨・決然感銘・絶妙激旨・決然感銘の猛烈怒涛。

とすれば、気骨稜稜・温良貞淑・恐懼感激・感恩徳載、意気軒昴・感慨多端・敢為邁往・聡明剛毅、無二刹那・闘魂奥義・旭日昇天・無我夢中、千古不磨・永垂不朽・一心不乱・終始一貫の卓越妙味。

と来れば、空前絶後・激泣喝采・恍恍惚惚・光彩奪目、崇高可憐・切磋琢磨・猛攻沁々・絶妙均整、仁者無敵・至純至高・上下一心・品行方正、気韻生動・英華発外・拍手喝采・恐悦至極の絶妙風雅と言うしかなかった。

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★ 潮 くろ喜

店主公式ブログ~ http://ameblo.jp/motenashikuroki/
住所/東京都千代田区神田和泉町2-15四番ビル3号館1階 TEL03-3863-7117 営業日/毎週金曜日 ※響くろ喜の定休日 営業時間/10:30~14:30中17:30~20:30
※アクセス
秋葉原駅昭和通り口下車。昭和通り口改札口前方の昭和通りを横断歩道を渡ってから左手に進み、ガード下道路を入れて三つ目の通りを右折。400mほど歩いて行き、突き当たりを左折して程ない左側にあり。JR浅草橋駅からでもほど近い。


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