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昨夜の微雨で濡れた地表の上にやや霞みがちながらも爽やか青空が広がり、寒気の迫り出しが緩んだ所為か若干だけ気温が落ち着いた、見上げれば青い表層は何処までもセイラーブルーに色づく一月睦月十八日の木曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば雑多な都会のステイタスを取り戻すかのように、また穏やかな夜風が漂いそれほどの冷え込みでなかったそんな午後七時過ぎだった。

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濃厚な海老スープをウリにして、函館・五稜郭で営業している人気店が、都内進出を果たし麻布十番でオープンしたようだ。2015年8月18日函館市内に海老麺総本家地元家として、五稜郭店が開業した店舗に端を発するこちらだそう。

ミシュランガイドブック北海道2012で星を獲得した、2015年創業の和食割烹みえ田の三枝展正料理長が監修したラーメンであるらしい。

みえ田は極上素材を大胆に操る日本料理に定評があり、日本ハムファイターズ関係者や芸能人が足繁く通う札幌人気割烹店と言う。をとわグループが展開する一店であり、「日本料理をとわ」や「鳥やき・おでん こう楽」に、「茶寮をとわ」なる系列店も展開しているようだ。

海老麺総本家地元家は昨年にシンガポール店がセントラルエリアに2017年4月1日、名古屋店が名古屋市東区に2017年4月17日にそれぞれオープンしている。そしてこの麻布十番店が2017年12月10日レセプション営業でプレオープンし、昨日の2018年1月17日晴れてグランドオープンを迎えたそうだ。

毎秋札幌大通公園で催される食の祭典さっぽろオータムフェストの出店で、現在最高売上記録を持ち続けているらしい。

ミシュラン獲得シェフが監修した、今までに無い究極の極上スープ!と言うことらしい。北海道産の甘海老をふんだんに利用した濃厚海老出汁に、豚骨スープを合わせたラーメンを上質なホスピタリティの中で愉しめるようだ。

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そんなわけで通常であれば回避しがちなエリアながら、海老好きだけにそこは気になるところとなっていて、今夜こそと仕事帰り立ち寄ることにした。通勤電車の中央線快速を、四ツ谷で東京メトロ南北線電車の乗り換え、麻布十番駅で下車。

都営地下鉄大江戸線側寄りの7番出口から外へ出て、前方の通りを左手に60mほど歩いた頃だろうか、その周辺に位置する建物1階の奥寄りでこちらが営業していた。

麻布らしいラグジュアリーな建物で、高級感ある雰囲気の店頭に、ある程度の出費やむなしと腹をくくった。

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さっそく入店して行くと、ラーメン店と言う感じは微塵もない、そんなフロアが目前に広がっていた。銀座周辺の高級バーか、六本木辺りの高級中国料理店かと言う、そんなシックな空間だった。

中ほど左手のテーブル席に案内を受け、そこに腰掛けメニューブックを手渡されてさてどうするかとなった。


メイン麺メニューは4種類で、濃厚海老塩に濃厚海老味噌、そして濃厚海老醤油に濃厚海老カレーと言うラインナップ。ラーメンはハーフ仕様も用意されていて、プレオープン営業時はハーフ2種類セットもあったが、本開業に際してそのセットメニューは終了させたそうだ。

濃厚海老出汁麺各種と共に、鮭いくら丼・いくら丼・贅沢溢れいくら丼のいずれかを愉しむ至極のセットがあり、どれも3000円以上の価格設定。さらに濃厚海老出汁茶漬けや濃厚海老出汁カレーライスなる提供メニューがあり一品料理も豊富なラインナップだった。

ホクホクじゃがバターからジンギスカンや国産牛フィレ肉ステーキまであり、糖質吸収抑制サプリなるサイドメニューも。味噌とカレー味は海老の濃厚具合をやや抑えているらしく、それならばと濃厚海老塩を選んで、もうこうなったらいくら丼セットにするかとなった。

そう言えば厨房が見えないフロアで何処にあるのだろうかと気づいて、何気なく前方カウンター席の向こうにある壁面いっぱいの本棚を見ていた。するとその一部が開いてそこから厨房が見えて、その前の棚に先客がオーダーしたラーメンが置かれた。

その後もラーメンがその位置の扉から、まるで必殺仕事人の仲介人が新たな必殺依頼の手紙を、小窓から差し出すように何度もそこへ置かれた。そして何事も無かったの如く扉が閉められ、思わずその度に心の中で、その番組のテーマソングが流れたばかりだった。

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シンガポールや名古屋に麻布十番の各店とも、フランチャイズ契約店だそうで、それぞれ異なる企業が運営しているそうだ。この麻布十番店は今回お会い出来た、函館ご出身の玉川文子さんが代表を務めるブラック・ライオン株式会社が運営しているそうだ。

店舗のトレードマークが徳川家の葵御紋に似ていることを告げると、新選組副長土方歳三の家紋である左三つ巴を模った店舗の紋章だそうで、こちらの本店が五稜郭だけになるほどだった。

函館と言えば土方歳三が、戊辰戦争最後の戦場として知られる、函館五稜郭防衛戦で最期を遂げたものだ。そう言うことを振り返ると、時代はいつも常に大きい音を立てて、変化を遂げて来たことに気づかされる。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、甘海老が鰯の大群のように動めいて来て、その怒涛濃厚感が大きい波をかぶるように押し寄せて、その大いなる激旨ぶりが実にたまらないもの。

甘海老の風情も豊かな芳醇で香ばしい風合いがそれにしても素晴らしいもので、チャーシューが1枚も添えられないもののその満足度はいつの間にかほぼ頂点に達していた。

キャベツ主体の野菜に鶏そぼろ肉もしのばせていて、中細麺はプリプリとしながらも喉越し良くコシもしっかりしたものだった。

一杯のラーメンに40尾もの甘海老を使用した濃厚海老塩らしく、地元家自家製ダレと海老油を調合して完成するスープに、海老油がまたその気にさせる美味しさと言えた。

擦り生姜が小皿に来ていて、それをスープに投入すれば、これまた良かった。熱々のスープがまた、心を解きほぐしてくれた。

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そしていくら丼に手を伸ばして喰らえば、大号泣の絶大なる絶品美味・格別風味の素晴らしさ。こちらで提供されるイクラなどは、函館で料亭などに卸し売りしている海産物取引業者から仕入れているそうで、イクラ丼をオーダーした時は正直に言って高いなと思ったものだった。

しかしながら到着したそのイクラの大粒ぶりには驚くばかりで、こぼれるほど盛られて食べ終えた頃には只々安いと思うしかなかった。店頭に株式会社丸み佐藤商店からの開店祝いの花が飾られており、おそらくそちらがその海産物取引業者だろうか。

通常のいくら丼でもかなりの量だったが、贅沢溢れいくら丼はどんだけ盛られるのだろうか。などと思っている内に、気がつけば完食。しばらくしたら、昼営業も考えているそうだ。

いや、格調高雅・絶巧寛雅・天下逸品・極上品質、天上無二・超越猛攻・感激称美・非凡優美、典麗風雅・静淑優椀・誠心誠意・群雄割拠、壮麗美麗・美味桂肴・敬服桂味・驚嘆風趣の猛烈怒涛。

そして、純情可憐・無垢一途・群抜美味・怒涛風味、優美高妙・大慶至極・完全絶後・永遠偉大、高論卓越・和而不同・深謀遠慮・理路整然、美味共鳴・芳醇風情・感謝感激・感涙号泣の感動風情。

となれば、劇的滋味・激旨好物・一網打尽・悩殺昇天、怒涛燦燦・涙腺崩壊・猛然嗜好・敢然果断、卓越妙味・絶妙風雅・百花繚乱・光彩陸離、聡明叡知・治覧深識・才気換発・首尾一貫の決然感銘。

とすれば、一意専心・堅忍不抜・風味絶桂・百様玲瓏、不段節季・積水成淵・驚愕感動・賛嘆情趣、威風堂々・公明桂味・感動品質・感服妙味、遠慮会釈・恩沢洪大・金剛不懐・志操堅固の無尽歓喜。

と来れば、絶妙至純・極上清楚・崇高清純・切磋琢磨、当代無双・至大至高・心満意足・余韻嫋々、気骨稜稜・温良貞淑・円熟無礙・威風凛然、意気軒昴・感慨多端・拍手喝采・恐悦至極の圧巻極致と言うしかなかった。

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★ 海老麺 Dining BAR 海老麺総本家 JIMOTOYA 麻布十番店

※公式サイト~http://jimotoya.tokyo/
住所/東京都港区麻布十番1-3-8 FPLAZA1階 TEL03-6277-6197 定休日/日曜日 営業時間/18:00~翌3:00(2:30LO) ※金曜のみ翌5:00(4:30LO)
※アクセス
都営地下鉄大江戸線東京メトロ南北線麻布十番駅下車。都営線側の7番出口から出て、前方の通りを左手に60mほど歩いた建物1階の奥寄りにあり。


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