ノンストップ・THE・咳。お陰で「まあ、いいんじゃないですか」が口癖に。

2010年03月02日

ビヒィ!!

辛い時は面白い物を摂取するのが一番。
という訳でMOTOに借りながらも時間が無いと言い訳して読んでなかったキングダムを読み始める。
なんだ、これ。
超面白い。
話としては秦の始皇帝に仕えた李信の少年時代からの話なんだけど、何というか登場人物のことごとくが熱い。馬ですら熱い。
話は群雄割拠の戦場ものとして大きく外れていないが、ありがちな主人公の基に全員が集まるようなものではなく、それぞれの信念をもって戦場を駆けているのが熱い。
それに目まぐるしく変わる戦場の状況も良く描写できており、集団戦闘ものが大好きな自分にとってたまらない。
面白くてもそうでなくても五巻ぐらいで一旦止めて小説書こうと思ってたのに、十五巻分一気に読んでしまった。
続きが楽しみだ。
後あれですよね、陵辱スキーとしては巫舞が解けて何も出来なくなった羌瘣があれこれされちゃうとか想像しちゃうよね。

プシュケープリンセス 2 (MF文庫J)
プシュケープリンセス 2 (MF文庫J)
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今日読み終えたもの。
王位争奪戦から一ヶ月、いまだに敵の王であるキングは姿を現さず、状況は小康状態に陥っていた。
そんな時、火ノ見達は前回の戦いで標失したはずのセレネそっくりの人間を見つけるが……というお話。
二作目だからか、前回より文章そのものがこなれてすいすい読めた。
ただ、文章を簡略化しすぎて所々良く分からない点が出ていたりしたのは残念。
話の方も大した進展は無く、幾つかの設定が分かった程度。
その設定にしても文章が簡略なだけ、妙に難しいのを語り切れていない感じもする。
それとラストがどうにも理解できなかったが、火魅子が火ノ見達の同体を封じているといったのに舞が出来てしまったのは、舞の絆が深かったからかもしくは舞は封じられていなかったのか。
あそこは火魅子の台詞をちょっと弄くるだけで簡単に解決できる部分だっただけに、余計気になった。
まあ、三巻も買うだろう。
結局去年の新人作で継続して読むのはこれだけか。

小説は62/100。
何というか去年のMF文庫の落選以来、そこから来た評価シートを受けてじりじりと考え続けた結果、ようやく自分の今の欠点が見えてきた感じ。
取り敢えず話に意外性がない、女キャラが萌えない&主人公とそういう絡みがない、そして文章で説明しすぎる。
他にも色々あるけれど、今見えている大きな穴は多分この三つ。
でも前二つはまあ努力で何とかなると思う。
問題は最後の一つなんだよなあ。
自分の文章を読んでいて思うに、読者に想像させる遊びの部分がないんだよな。
硬すぎる。
あれもこれも書き手である自分が決めて、それを全部描写しちゃうから読者が考える楽しみがない。
一方的に投げ付けるだけで、キャッチボールが出来ていないというか。
ただ、そのさじ加減というか描写の変化が凄く難しい。
有り体にいって、どうすればいいのかまだ分かっていない。
己の不甲斐なさに頭をかち割りたくなる。
そうやって悶々とする分、また書く速度も遅くなるし。
クソ、早く何かきっかけを掴まなきゃ。

kigurui at 03:02│Comments(0)男爵 

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