禅定日記

カブと自転車でキャンプを嗜んでおります

May 2015

Shinjyuku



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○月×日

杉並区をぶらついた。
閑静な住宅街が拡がっており、
家族持ちには最適な街だ。
ただ歩くにはちょっと物足りなかったので、
テキトーな駅で電車に乗り新宿駅で雑踏に埋没することにした。

中東系の人達で溢れかえっている通りにある、
立飲み屋のようなところでビールを飲みながら、
車と人の調和できる街づくりについて考えてみた。

東京は車だらけというイメージがあったが、
走る道とそうでない道の区別が割りあいキッチリとしていて、
細い道ではそれなりに気を使って走っているような気がするし、
路駐は少ないし(少なくとも僕が歩いた範囲では)、
歩き好きにとっては気持ちのいい街に思える。

京都なんて細い道もバンバンガンガン車が走るし、
まるでごきぶりのようにあらゆる路地から車が湧き出てくる。結構なスピードで。
はんなりとは程遠い交通状況である。

もっとも、東京と京都では街づくりの基盤が違う(そもそも時代が違うわけで)ので、
道路ひとつとっても比べるべきではないのだろう。

京都の場合、海外の世界遺産などの旧市街のように、
車の出入りをもっと制限してもいいような気がする。
休日の他府県ナンバーの車の大渋滞を見るたびにそう思ってしまう。
京都は車でまわっても何の魅力もない。
滋賀県と京都府南部あたりにでかい駐車場を作ってそこに停めてもらうようにすればいい。
あとは公共の交通機関で。
もしくはカブレンタルとかどうだろう。

思索はまったく本筋に入ることもなくビールが飲み終わると同時に終了した。



高田馬場まで歩き、メトロで家路についた。


Taito



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○月×日

縄文時代の次に好きな時代は江戸時代だ。
そんな微妙な江戸時代好きの僕が本日向かったのは「江戸東京博物館」である。

徳川家に興味があるわけではなく、
その時代の町人の生活に興味がある。
この博物館に行けば、
当時の町人の生活の様子が手に取るようにわかる資料がたくさんあるに違いない、
と思い、ワクワクしながらも、やや緊張を感じながら総武線の電車に乗り込んだ。

平日だというのにチケット売り場は長蛇の列だ。
やはり外国人が多い。
チケットの値段表を見ると。特別展1350円、常設展650円とある。
チケットを購入している人々を見ているとみんな特別展のチケットを買っている。
特別展の内容は関が原のなんやらかんやらで、正直興味のない代物だ。

しかし周囲の人々がみんな特別展のチケットを買っていたのに釣られて、
自分も気がつけば特別展のチケットを握っていた。
し、しまった。

やはりまったく興味のない内容だった。
皆真剣に見ている。
そんなに支配者による戦争の歴史に関心があるのだろうか。
世の中の歴史好きの人々は戦争の歴史が好きなのだろうか。
うむ。あまのじゃくな考えはよそう。
僕は民衆の生活のほうに興味があるだけなのだ。

一応真剣に見ているフリをしつつ、さっさと見終わり、
せっかくなので常設展も見ようかと思ったが、
チケット売り場はさっきよりも長蛇の列になっており、
腹も減ったし、無念の中博物館を後にした。

特別展1350円の失態金節約の為に、昼食はコンビニでおにぎり2個で我慢することにする。
国技館の近くにある横綱町公園のベンチに座り、暇そうにしているおじさんとおしゃべりしながら食べた。
この公園は横「綱」町公園ではなく横「網」町公園らしい。
国技館の近くだということもあり、完全に勘違いしていた。

この後、博物館の失態の余韻に浸りつつ、
浅草方面へ向かい、やはりいつものように迷い人に道を聞かれつつ、
粋な京都弁でやんわりと、かつ的確に、自分も道に迷っていることを伝えた。


Sakyo Kyoto



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久しぶりに中古CD屋を巡る。
これといった収穫はなかったけど、
掘り出し物を探す楽しみは、古本屋やスワップミートと同様、ワクワクする。

それにしても日が長くなった。
日が暮れると少し涼しくなる。
今の時季が一番京都は美しい。
6月になれば蛍を見ながらビールを飲む楽しみもある。

どこか旅行に行きたい気持ちが強いが、
市内で十分楽しめる季節なので、ついつい市内に閉じこもってしまう。

Sakyo Kyoto



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時間に余裕ができるとついつい色んなモノゴトに手を出し、
結果、バタバタとした日常になってしまう。

やりたいことはたくさんあっても、
ある程度、厳選しないことには、結局大して何もできずに、
消化不良な一日になる。

それはそうと今日は久々にいい一枚を撮れた。
あまりアチコチ歩き回らずに一箇所に腰を落ち着け、
張り込みをする刑事のように、
辛抱強く待ち続けた甲斐があった。

こんな誰も興味を抱かないことで喜びを感じる自分が嫌いではない。

Toshima



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○月×日

今日はいったい何曜日だろう。
この缶ビールは何本目だろう。
すべてがあやふやだ。

どこまで歩いても街はつづく。
街の切れ目がない。
いたるところに地下鉄の入り口がぽっかりと口を開けている。

熊谷守一の美術館。
閑静な住宅街の一画。
探すのに苦労した。
女性がひとり入り口のベンチに腰掛けている。
喫茶コーナーらしきところにも女性がひとり。
レジカウンターにいた女性からチケットを買う。

レジカウンターの左の部屋の扉を開ける。
誰もいなかった。
静かな空間でひとり静かに熊谷の絵画と向き合う。
シンプルなタッチで描かれた彼の頭の中の小宇宙を泳いでいると、
時間という概念すら感じなくなる。
たぶんビールの影響もあるのだろうが。

二人の女性が部屋に入ってきた。
その瞬間、僕の心身に時間が戻ってきた。
それから僕は普通に絵をみてまわった。

外に出た。
太陽がまぶしかった。
熊谷が終生過ごした土地。
そう思うとなんだか神妙な気持ちになってしまった。
もっとも40年ぐらい前のことなので、当時の面影は残っていないかもしれないが。

美術館でポストカードを三枚買った。
これを東京のお土産ということにする。






Nakano



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ああ。
酔っぱらっていると世界は輝いて見える。
東京60WATTSの歌にでてくるような。
そして僕自信も輝いているようだ。






Kamigyo Kyoto



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馴染みのカフェで、バターをたっぷり塗った厚切りのトーストを頬張り、
本屋で角幡唯介の新刊を買った後、
鴨川で鳩やスズメにパンの耳をやった。

家に帰って昼寝をした後、
琵琶湖疏水を歩きながらビールを飲んだ。

そうそう。
上京区で野生のC100を見ました。
でも車体が赤かったのでCA100かもしれません。
心地いいエンジン音が聞こえてゆっくりと走り去っていった。
追いかけたけど追いつかなかった。
残念。

カブのある風景は文化遺産に登録されてもいいと思っている私ですが、
今日、C100だかC102だかを見た結果、その思いはより強くなった。
この風景は後世に残さねばならないと強く感じたわけです。

京都の街は、
カブが走るよりもずっと前から存在する建築物がまだまだたくさん残っているわけですが、
カブはそういった風景にもうまく調和する稀有なエンジン付きヴィークルだと思っています。

世の中ではグローバル化バンザイ的な思想が蔓延っており、
もちろんそれ自体は悪いことではないとは思いますが、
グローバル化=単なるアメリカ化になっている現状にはいささか危惧するものがあります。

日本の文化を愛しつつ、世界を知ることこそが真のグローバル化だと考えている私にとって、
このままでは完全にアメリカの子会社になってしまうようで不安でいっぱいなのです。

日本の文化の一躍を担っているスーパーカブという道具は、
やはりこれからも後世に残していくべき文化的な遺産だと思います。

ここでいう文化遺産とは世界遺産というわけではありません。
別に世界に評価される必要はないと思います。
富士山が世界遺産になろうがなるまいが、
富士山はすばらしい山であるのは間違いないのと同じです。

と、C100だかなんだかを見たことで興奮してついつい飲みすぎてしまったようで。

遠目から見ても、そのよさが伝わってくるのは、やはり質が高いからに他ならないわけです。
今のものづくりに欠けているものが、あの時代のものにはあるように思います。
それについてはまたいつか酔っ払ったときにでも・・・。



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