久しぶりにサイクリング。
淀川沿いを走る。
チェアリングしたくなる場所がたくさんある。
椅子に座って一人で川の流れを見ながらのんびり缶ビールを飲んだら最高に違いない。

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京都に戻り、ヨドバシなどでキャンプグッズや自転車パーツを物色。
近ごろのキャンプグッズの種類の豊富さには、驚きを通り越し呆れさえ感じる。
そんなに快適に過ごしたいのなら家に閉じこもっていた方がいいのでは、と思ってしまう。

あるいは家でも使えばいいのかもしれないが。

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友人の自転車をオーバーホールすることになったのだが、自分の自転車の方がはるかに傷みがはげしいので、勢いで自分の分もやらねばならない。

それにしても、現行の自転車パーツをネットで見ていると、どうにもクロモリフレームに合うパーツが少ない。
某大手のメーカーのあの一辺倒なデザインはなんとかならないものか。
グレードの種類が多いのはいいとして、もう少しデザインもバリエーションがあればと思う。
黒とねずみ色の二色展開ではあまりに寂しい。

速さや軽さももちろん重要だが、質感も大切だと思う。
パーツの種類にもっと多様性がほしい。

これまで何度も書いたことだけども、今の自転車業界はちょい乗り仕様かスポーツ性ばかりを重視した両極端なものになっている。
ちょい乗り仕様は要するにママチャリのことだが、あれはメンテナンスのことをほとんど考えてないし、乗る人は使い捨て感覚でしか乗っていないことが問題だ。
しかしちゃんと整備されたママチャリは日常の移動手段としては実は秀逸である。
安全な自転車専用レーンさえあれば10kmぐらいの移動は誰だってできる乗り物だ。
走行音はないし、排ガスも出さないので街は静かで空気も綺麗になる。
ごく軽い運動にもなるので健康にもなるし、自転車本体の値段も高くはないので経済的である。
もう少し快適に乗りたいのであれば5万円の台湾製のクロスバイクにすればいい。

しかし最初に述べたように日本には安全な自転車専用レーンがまだまだ少ない。
行政は自転車インフラを整えることにぼちぼち本腰を入れるべきだろう。
経済や政治はいまだにバブルの頃を基準に物事を考えがちで、そんなことだからいつまでたってもヨーロッパの文化水準に達っせないのだ。
もちろん白い巨塔的な事情は山積だろうし、車による物流を急激に妨げると社会の対応も追い付くのが大変だろうけど、個々人の意識が変わるだけで、話は一気に進むような気がするのだけどな。

あとはまあシティサイクル乗りのマナーの悪さもなんとかせんとなー。
自転車ルールの曖昧さが原因のことが多いから、むずかしいところでもあるけども。

シマノのような大勝ちの一流メーカーは、自転車はスポーツとして捉えるだけでなく、文化として構築していくべき段階であることを考えはじめてほしい。
モノを売って終わり、だけではなくて、行政に自転車専用レーンをつくることへの働きかけをするとか。
スポーツイベントだけでは文化にまではなかなか浸透しないと思う。
それでもスポーツ系のパーツはいくらでも売れるのだろうなぁ。
売れたらなんだっていい。それが今の経済至上主義の世の中だからね。

スポーツを否定するわけではないけど、サイクリングロードを走っている人たちを見ていると、なんとなく趣味の世界にまで勝ち負けを持ってきすぎていると感じる。
スピードを追求した乗りかたでは、たとえ他人と比べなかったとしても、過去の自分と比べてしまう。
年々落ちるスピードを楽しめる人は少数派だろう。
そうなっては「引退」するしかない。

私個人は趣味ぐらいは速い遅いや高い安いなど、相対的な他人との比較ではなくて、自分の価値観で楽しみたいと思う。
「昔はワシも速かった」と拡張された過去の武勇伝を語るだけの老害にはなりたくない。
かといって高級パーツで組んだ成金自転車を床の間で眺めるおじさんにもなりたくないが。

何歳になっても身の丈に合ったパーツチョイスで自分のペースで走り続けるのが理想だ。

にしても日本の道路って走りにくいよなー。