テキトーキャンプ vol.12

今回のキャンプ地は春ごろに一度訪れたことがある場所。
多少は勝手知ったる場所ではあったのだが、想定外なことがひとつあり、それは、春と違い草がボーボーと生い茂っていたことだ。

春に来たときは芝生のような感じだったのだが、今回来てみると、膝がかくれるぐらいの高さまで草が伸びており、とてもじゃないけど、ゆっくりと座ってくつろげるようなスペースがない。
正確に言うと、草の短い場所は全て先客によって陣取られており、人のいないスペースは全て草ボーボー状態といった感じ。

まいった。
完全に途方に暮れてしまった。

他の場所を探すか?
と考えつつも、あきらめきれずに奥へ奥へと進んでみる。
すると一画だけ林のような場所があったので入ってみると、、そこは草がほとんど生えていないキャンプに最適な場所だということがわかった。

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ここなら他のキャンパーからも距離があるので、静かな夜が楽しめそうだ。
景観もよく、結果的に我々はこの場所がとても気に入ってしまった。
怪我の功名とでも言えばいいのか、やれやれである。

せっかくなので今回のカブの積載状態の画像を貼り付けておこう
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これは食材を買ったときに駐車場で撮ったものなので、ビニール袋などがぶらさがっていたりするが、もちろんビニール袋片手に走るわけではなく、ちゃんと食材用の積載スペースも確保している。
下のカブの場合、荷物の上に縛ってある茶色いコットンを風呂敷のように使い、酒や水などを全て包んでしまう。
残りの食材はコンパクトに折り畳めるショルダーに入れて肩にかける。
今のところこのスタイルが一番しっくりきている。

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そんなこんなでキャンプの宴ははじまった。
しかしこの日はとにかく暑かった。
夕方は風があったのでよかったが、陽が暮れると、風はぴたっとやみ、蒸し暑さのみが残った。

しかし幸いなことに虫がほとんどおらず、いつもならロウソクランタンに次々に虫が飛び込んだり、テントの中にコオロギが入ったりして追いだすのに苦労したりするのだが、今回はそんなこともなく、比較的平和な夜だった。

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キャンプって屋外で飲み食いするだけなのに、なんでこう楽しいのだろう。
まあ、普段屋内で飯を食うことがほとんどなので、単に新鮮なだけなのかもしれないが、それだけではない何かがあるような気がしてならない。

この日は酔った勢いでついつい調子に乗って言ってはいけないセリフまで言ってしまい、あとで後悔したのだが、すべては酒のせいであり、心地のいい大地のせいなのだ。

テントの中は蒸し風呂状態で、とても眠れたものではなかった。
それでも朝、テントから出た瞬間の気持ちよさといったら。
我々が忘れてしまった自然の匂いや太陽の力強さを直に感じることができるキャンプってやつはやっぱりやめられないのである。