初めての勝手に抹消発信事後報告

【※管理人より/東京拘置所によって黒塗りされてしまったため、手紙の一部が読めない状態です】
1
2

イノセント・デイズの雪景色

0118

初めての受取拒否

【※管理人より/東京拘置所によって黒塗りされてしまったため、手紙の一部が読めない状態です】

160113
1601132
futo
 

タバタに夢中!

160109
1601092

きれいな字が書けるペン

150706

死ぬときぐらい好きにさせてよ

11
22

「消えた主役たち」に選ばれた私の近況

1
2

「週刊文春」の新年特大号で「消えた主役たち」の一人として、私が載っていると知ったのはクリスマスイブ。
 
消えていた理由は、ブログ管理人の望月氏が原稿を専有し、再三の返還要請にも応じなかったから。早く書類を返せ、この横領による精神的苦痛と弁護士費用の損害を賠償せよ、と抗議しています。
読者の皆さま! 裁判になったら傍聴に来て応援してください。

冬至も過ぎて外は寒くなりましたが、私は冷え知らず。足は絹と綿の四枚重ね履きに発熱ソックス。パンツは有木の裏起毛。下着はシルク百%の上下セットに吸湿発熱素材のアンダーウェアを重ねてコットンTシャツを着る。

その上にファーのような柔らかい質感の毛足の長いフリースを羽織り、カタログハウスのヒートコットンケットを膝掛けに使い、シルクの手袋をはめてこれを書いてます。
寒に入ったら、メリノンの羊毛ベストが待っている。防寒対策は万全です。

昨冬新聞広告でよく見かけたエコノレッグの重ね履きソックスを秋にいち早く入手し着用したところ、初日からすさまじい毛玉の嵐! 一日、五回十回はき掃除しても追っつかない。
床が毛玉だらけでノイローゼになりかけました。

一カ月も履いたら魔法瓶効果も吹っ飛んでボロ毛布のようになったので発熱ソックスを送ってもらったのです。カタログハウスの商品は裏切りません。
発熱ソックスは発熱し、ヒートコットンケットはヒートします。毛玉も出来ません。

旦那のトミーに、痩せろッ運動しろッと言われ、私は、動くと毛玉ができるから静かにしてるの、と言い訳してきたのですが、それも通用しなくなり、渋々はじめたタバタ式トレーニングで筋肉痛。

年末に石神さんから「必ずいつも傍にいます。それが僕の役目です」と言われたのが嬉しかったなぁ。恋人時代は「全部受け止めてあげるから泣いていいよ」なんて優しいこと言ってたトミーが、夫になったら「何で泣いてんねん、つまらんことで悩みなさんな」と笑うんです。

夫は、下品で意地悪な週刊新潮を読んでるから、こんな冷たいこと言うんだ、と文春派の妻は思うのです。

三箇日のお餅が楽しみ楽しみと考えながら、豆大福を食べている、そんな年末の近況報告でした。

平成二十七年十二月二十八日

木嶋 佳苗

41歳のバースデー

kijima のコピー

ウフフフフ~な夫の親切

今日から夏季処遇により、自弁のタオルケットを所持使用していない者には

タオルケットを貸与するとアナウンスがあったのは、613日だった。

私は今月初旬にこの処遇変更を知り、夫には手紙で伝えた。


「三越と高島屋のカタログに、東京西川とロマンス小杉が出している

今治タオルケットが載っていました。

ゆいわた、あまわた、ガーゼケットやジャガード、シャーリングなど色々あります。

15日までに3枚送って下さい。電話かネットでも注文できます。」


どうせ、デパートに足を運ぶんだろうと思いつつ、三越伊勢丹通販と

タカシマヤ通販の申込方法も書いておいた。

案の定「日本橋高島屋に行って来ました。」と返事がきた。


いままで通販の件では、夫と何度も言い合いをした歴史がある。

私が指定したサイトにクレジットカード番号を登録して電子決済できるようにして、

と頼んだら、夫に物凄い剣幕で叱られた。


「ネットの買い物で、利用するごとにカード番号を入力するのは不正利用の被害を

防ぐ常識だから。俺はネットや電話でカード番号を教えるのが不愉快なんだ。

見たこともない相手からカード番号を聞かれることに腹が立つ」とまで言っていた。


クレジットカードの不正利用というと、私はカードを複製するスキミング被害しか

思い浮かばないのだが、昨今はサイバー攻撃で情報流出するケースが増えているとか。

それだからといって夫は、ネットもカードも使わないアナログ人間かというとそうではない。


毎日株価チェックには余念がないし、一支援者時代は、ブログ入力も手伝っていてくれたし

ネット通販も利用してくれていた。


恋人になってから、本当は嫌だったけど我慢してやってあげていたと告白されました(泣)


夫はひたすら、店舗に行き、クレジットカード払いでショッピングの道を選んでいる。

高島屋がお気に入り。

理由は、利用金額の10%のポイントがもらえるからだって。

そのポイントは商品券に交換できるからだって。

夫はデパートでの買い物が大好きな人なのだ。


「タオルケット買っときました。今治!!どれも8千円ぐらいでした。ぜいたくな嫁だねェ~。

タオルケットなんてスーパーじゃ2千~3千円ぐらいだよ。たいした嫁さんだねェ~。」


褒められちゃった!

トミー君はこの日、ちょっと機嫌が良かったので、高いタオルケットを

素直に買ってくれたのだと思う。」


「今日はいい事がありました。」

文頭から喜びみなぎる手紙が届いた。

「実は昨日、家の鍵を落としてしまったのです。地下鉄に乗って座ったとき

小銭入れごと右ポケットから落ちたんでしょう。困りましたねェ~。

帰宅して、入れる事は入れたんです、例の方法で。

しかし、我が家の鍵はコピーの作れない特殊な鍵で、しかも現物1つしかないんです。

その鍵が、落し物センターに届いていたんです。うれしかったですね。ありがたい事です。

私もこれから人には親切にしますよ。

佳苗さんにも。(ウフフフフ~あやしい)」


ということで、怪しい親切心が芽生えた夫からのタオルケットが届き

蒸し暑い梅雨の夜も快適に過ごせている。ありがたい事です。

夫婦になると、思考や言葉遣いが似てきます。

ウフフフフ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人が睦まじくいるためには

詩人の吉野弘さんが42年前につくったという「祝婚歌」の冒頭の一節。

普段まったく詩を読まない私に詩集が届いた。

 

毎月1冊詩集を届けてくれるというパンフレットに

「いい詩を読むと、心のあるじが優しくなり、いのちへのいとおしみの

気持ちがあふれてきます。」

と書かれてある。

そんな、大袈裟な。

「うたには荒んだ人の心をやわらげ男女の仲を睦まじくして

さらに天地をも動かしてしまう力があるのです。」

まさか、ご冗談を。

と思いながら読んだ詩集に感服。

いい詩を読むとやさしい気持ちになりますってホントだわ。

「祝婚歌」という詩の主語は「二人」。

「二人が睦まじくいるためには」というテーマで貫かれたこの詩は

吉野さんが姪御さんの結婚式に出席できなかったお詫びに

贈られたものだという。

夫婦としての長い星霧を経た人にしか書けない詩だ。

 

トミー君と私は、愚かで立派すぎず、完璧をめざさず、どちらかがふざけていて

お互いに避難したあとには、自分に非難できる資格があったかどうか疑い

正しいことを言うときはひかえめに、立派でありたいとか正しくありたいとは

思わず生きている。

なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人にはわかる

 

今日、夫から大きな封筒が届いた。

その中には定形郵便の封筒がいくつも入っていた。

それはすべて夫宛のものだった。

夫から私への手紙に

「開封していませんが、佳苗さんのことだと思うのでそのまま送ります。」

と書かれてあった。夫の親族からの手紙だった。

 

私の手元に届いたときには開封されていたそれらは

明らかに拘置所の書信係の検閲が開けたものであり、夫のやり方では

ないことはすぐに分かった。

東拘と夫は、それぞれ特徴のある封の切り方をするのである。

 

その中の1通は、夫との婚姻によって私と2親等の関係になった人からのものだった。

 

「色々な事が急に起こり、戸惑う日々です。受け入れられる事、そうでない事、

人によってその基準は違うのでしょうが・・・」

と綴られていた。相容れない事もあるけれど、夫のことをいつも気にしてるという内容だった。

「今回の事で互いに連絡しづらくなっているかも知れませんが

何か不安になられたり、心配になられることがあれば、必ず連絡下さいね。

ご自身も色々な変化でお疲れだと思います。どうぞお体だけは大切に

なさって下さい。そして私達がいることを忘れずにいて下さい。」

 

文面すべてに私の存在が見え隠れすることに、胸が苦しくなってきた。

そして、私の名前が一度も出てこないことが余計に事の重大さを感じさせ

頭とお腹がきりきりと痛くなる。

 

夫はこれまでずっと、こうした手紙をひとりで読み、胸にしまってくれていたのだと知った。

私との結婚について、様々な方面からの非難があったことは聞いていた。

しかし夫は、一度も私を責めなかった。

今回の親族の手紙から、夫が体調を崩していたことも初めて知った。

私にはいつも笑顔を見せてくれていた夫を思い、彼の大きさを知った。

 

夫は、私が入籍したことで被った不利益に関して、一度も愚痴を

こぼしたことがない。別れを口にしたこともない。

様々な面で損害が出ているのに、おくびにも出さない。

本当に凄い男である。

 

私の心は、この男、唯一人の所有であることを誇りに思う。

私へのもっとも多い質問と答え

「拘置所では毎日何をして過ごしているのですか?」

いままでで何百回尋ねられただろう。

一言で答えられぬからブログを書いているのだが、未だに訊かれるこの質問。

世の中の多くの人たちは、拘置所の実情を知らない。

入所経験のある人は、暇だと思っている。

これらの人々に、私の生活を伝えることは容易ではない。

 

一般的な拘留者は、書き物か読書をしている。

未決者は裁判準備のために、訴公記録を読んだり書面を作成したり

弁護士と接見する。

あとは、食べてるか寝てるか。

 

居室の外に出るのは、面会室や調べ室、医務の診断

捜検、調髪、運動入浴に呼び出されるときくらい。

弁護士接見以外は、どれも最長で30分程度だから1日の

ほとんどを部屋で過ごすことになる。

 

保護室収容や反則行為調査はもちろん懲罰経験は一度もなく

物品制限もされていない私は、東京拘置所のごくごく一般的な未決者の

処遇で暮らしている。

ただし、全被収容者の1割にも満たない女子の中でも

得意な扱いが必要とみなされた者しか入れない独居房だけが並ぶ

フロアにいるということは付記しておく。

 

私は最高裁で判決が変わらず確定しても同じフロアのままだと

聞いたので、ここは東拘の女区の底辺と言って差し支えないだろう。

私の感覚では、住民の9割が向精神剤の処方をされている。

「イライラのお薬くださーーい」

「不安時の薬お願いしまーーす」

「デパス飲みまーーす」

 

1日中、同フロアのそちこちから、こんな頓服薬の希望が聞こえる

環境で正気を保つ難しさたるや!

精神科の入院病棟みたいなフロアの真ん中に私はいるのだ。

察して。

 

「何をしてるんですか?」の次に多い質問は

「未公開記事はいつアップされるんですか?」

「どうして更新されないんですか?」

 

新しい記事を公表せず1ヵ月以上も放置していることもあるというのに

毎日ほぼ一定数の人たちがチェックして下さり、嬉しくも不思議にも

プレッシャーにも・・・。

いや、ありがたい。

未公開のいちばん古い記事が何と1年前の5月31日。

これからアップすると、今年の記事と混乱するでしょう。

どうしたものか、迷っている。

ニコニコチャンネルのチームと方針が合わないので、ネットで公表する場合は

こちらになると思う。

しかし出版社の人に相談すると、書籍化するなら公表していない

書下ろしをほしいと言われる。

けれど折角フリーでオープンな表現スペースがあるのだから

素早く近況を伝えたいと思う私もいる。

夫に叱られ続けた皐月

夫は私の悩み事や困っている事を早急に解決してくれる頼りになる男だ。

しかし、5月は私が相談するたび、ガミガミ叱られた。

新婚2か月なのに20年連れ添った夫婦のよう。

なぜこんなに遠慮会釈なくガミガミ言えるのか。

 

ムカッイラッとしながらも私は夫にお願いし続けた。私が下手に出なければ

いけない事態だったのだ。

民事案件に弁護士を雇ってほしいというお願いである。

 

当初夫は、かたくなに拒否していた。夫は

「そんなことを訴訟にするのはみっともない。俺の貴重な時間をつぶす気か。

地位とカネという大事な武器をそんなちっさいことに使わせるな」

と言っていた。

「ネットで探して契約してよ」

と頼んだら、夫はたちまち不機嫌になった。

Face to Faceで話したことのない人間に弁護士を任せる馬鹿がいるか」

と言い出した。

「いるから弁護士ドットコムが儲かっているわけでしょ」

と答えた私に

「何でもネットで済ませようとする根性が気に入らん」

と、スマホに挫折し、ガラケーに戻った夫は息巻いた。

 

だが、ここですごすごと引き下がる私ではない。

日頃の感謝と愛情をしたためた手紙を送り、改めてお願いした。

夫から

「褒めてもらってありがとう。グヘェ~照れるぜ。明日弁護士の事務所に行って来ます」

と返信がきた。

 

そして日後に紛争相手から連絡がきて、あれよあれよと解決に向かっていくのには

驚いた。私だけではどうにもならなかったのに。

実は手紙で夫を脅したのであるが、

「今回は判ってて騙されてやったんだからな。二度とあんなことは言うなよ」

と注意を受けた。すべてお見通し。

大人だな~と感心した。

彼を夫に選んで良かったな~と思った皐月。

ブラとショーツは合した方がいいと言う夫

夏のブラジャーを買ってもらった。

デパートから送る手配をしたと夫から手紙がきた。

 

「ショーツは買わなくていいのですか?ブラとショーツ合したほうが良くないですか?」

と書いてあった。

この文面で気になる事は2つ。

 

60代の男がパンティではなくショーツと呼ぶ驚き。

「合わしたほうがいい」という日本語のおかしさ。

「合わせたほうがいい」が正しいよね?

この変な活用には「知らしたほうがいい」というバージョンもある。

 

「手紙は原稿にそのまま引用しますから言葉遣いに注意して下さい」

と伝えたので、今回はやけに丁寧な文面だった。

 

「佳苗様、ご機嫌いかがですか。」

と始まる便り。しかし、2枚目にはお行儀よい文章も乱れてゆき

「いやぁ~、酒を飲みだすと止まらない()、酒が旨くって。ボトル1本飲むと

突然足にくる。意識不明!バタッ・・・倒れて起きれない。

でも大丈夫だから。何の心配もしないで。佳苗さんを大切にします」

ん~。こんな夫からこんな手紙をもらって心配しない妻がいるだろうか。

 

こだわるようだが、ショーツと言う60男だよ。

下穿きとかズロースなんて言ってもおかしくない。

パンツやパンティが普通の世代なのに、ショーツという男は絶対若い女と

遊んでいる。間違いない。

60男がブラとショーツ合わせろなんて言う?

実は旦那さまとセックスの話をしたことないんですよね~。

そろそろしてみようかな。

「スッキリ!!」出演

2か月前から取材を受けていた日本テレビの情報番組「スッキリ!!」。

新聞のテレビ番組表に“愛人稼業”を告白 拘置所 木嶋佳苗被告

と載っていた529日の朝。

あ~今頃、テレビを見てる家族や支援者たちはさぞや驚いているだろう

なと思いつつ、今季最後の甘夏みかんを食べていた。

夫はちゃんと録画予約をして出勤しただろうか。

逮捕されてから5年半で、テレビ局の取材を受けたのは初めてのこと。

リポーターの熱意にほだされて承諾した、と言っても過言ではない。

取材を受けてゆく過程で、私は様々なことを考えさせられた。

本当に勉強になった。これほど有意義なメディア取材は初めてだった。

阿部祐二さんって凄い人だよ。本当に毎週拘置所まで会いに来た。

着眼点や取材のアプローチ方法も素晴らしい。

ディレクターも誠実な人だった。

テレビというメディアを見直した。

 

実際のところ、私はGlaxo Smith KlineVALTREX500㎎を

服用するほど、体調を崩していた。

夫は「拘置所でバルトレックスが処方されんの?健康保険使えないのに

そんな高い薬が出んの!凄いね~」

と薬価の高さばかり感心して妻を苛立たせた。

 

「患部がパンツに擦れていずい」

「何を言うてんねん」

 

北海道の女と大阪の男が夫婦になるとは、こういうこと。

喧嘩にもなりゃしない。

理解し合おうなんて思わない。

相手を受け入れるだけ。

案外それでスッキリうまくいってます。

朝日新聞の節電記者に対する違和感

5アンペア生活をしている新婚男性記者とアンプラグド女性アフロ記者のことは

以前から気になっていた。

アフロ記者がテレビに出演してから批判されているのを知り

次回のコラムで彼女はどう反論するだろうかと待っていた。

載った。読んだ。

「この世は親切に満ちている」

は?

自宅で家電製品を使わない生活により、カフェや銭湯へ行き世話をするのが

楽しいと。

節電生活は世の情けなしには成り立たぬと。暑さ寒さが厳しい日はカフェへ。

銭湯へ行くのも習慣になったと。

 

そこでの親切って、お金払って得るサービスでしょ。

節約した電気代の何十倍も、外でお金使ってますよね。

節電生活のために新たな道具も買い揃えて。

それなのに、叩かれた理由を、電気の否定は豊かさの否定につながるから

貧しさの強要と受け取られたのではないかってアフロ記者の分析は

的外れじゃないの?

高給もらってる人間が、道楽で節電しているようにしか思えないんだけど。

この2人の記者の生活を真似しようと思う読者はいるのだろうか。

 

24時間電灯が煌々と光っている東京拘置所で暮らす私の僻み根性から

くる考えかもしれませんが。

こっちは廊下も部屋も1日中明る過ぎて眩しいんだよ!

埼玉の廊下は暗闇だった。電気のスイッチには必ず「節電」のステッカーが貼られていた。

お日様に恵まれている時間は電気が消えた。

午睡時間は減灯で薄暗い。

それが拘置所の常識と思ってきた。

だが東拘は強制的に1日中電灯が光り輝いている。

腹立たしいほどに。

私は節電する自由を奪われているのだ。

 

貧困からエアコンが使えない人からすると、節電のために暑さ寒さをカフェで

凌ぐなんて話はムカツクと思うんだけど。

アフロヘアの美容院代なんかより、私はカフェ代の方が気になるよ。

お金払えば親切なサービス受けられるのは当たり前だし、採算無視の

節電生活って意味あるの?

だから朝日の記者は偉そうって言われるんだよ。

夫の言葉遣いと婚前契約違反

夫は三十路に会社の人事異動で東京に転勤した。

人生の半分を関西で、半分を関東で過ごしてきた。

だから、西の方言と標準語が混じっている。


手紙は書き写せば済むのだが、面会での会話を文字に書き起こすのは

一苦労。特に語尾が難しい。


「そうだね」、「そうやろ」

「そうじゃん」、「そうなん」

「そっやで」、「そうです」

夫は、どれも使うのだ。

原稿の方言チェックをしてほしい、なんて頼んだら面倒だと言われるに決まっているので

私はひたすら記憶をたぐって書いている。


恋人時代は何でも書いていいと言ってた彼が、結婚してから

あれは書くなこれはダメだと言い出した。

「これについては絶対に書くなよ。ネットも紙も取材もダメ。

どんなメディアにも一切出すなよ、わかったか!親戚がうるさいからな

旧家の出が多いから何かと言われるんだよ。忖度してくれ」

なんて言うじゃないの。

入籍前の約束では、旦那として後ろ盾になってくれるって話でしたが。


雑誌の人生相談に

「何もかも夫に頼ってしまいそうで怖い」

という奥さんの投書があった。それに対し伊集院静先生は

「何言っとるの。何が怖いの。頼って、甘えて、生きて行けばいいの。

女の方が男よりエライんだから」

とお答えになっていた。

私は早速これを実践し夫に

「あのね、女の方が男よりエライなんてことは世の中の常識だよ。

歯ミガキは白、消防車は赤みたいなことと同じだから」

と威張って言った。

結婚するときに約束したことを守ってくれない夫の相談をしてきた奥さんに

伊集院先生が答えた。

「結婚前と後で男の態度が違うのは世間の常識」

の方が当てはまる事態になるときは夢にも思っていなかった。


結婚前の話を今さら持ち出したって仕方ない。

私だって理解ある女と思わせながら、今では夫に深酒するな、酔ったら

PC開くな、SNSは使用禁止、妻が木嶋佳苗だということは内密に!と

厳しく言ってるもの。

酒席とゴルフも仕事なの?

私と仕事どっちが大事なの?って責めているもの。

お互い様だな。

 

 

 

 

 

ブログが更新できなかった理由

新緑もすがすがしい5月の面会室。場所はもちろん東京拘置所。夫婦の内緒話

 
「スーからの内容証明郵便トミー君の家にも届いた?」
「郵便受けに不在通知が何枚か入っていたけど内容証明なら拒否するよ」
「えっ!?差出人はスーじゃなくて代理人の弁護士だよ」
「 そんな怪しいもん受け取らないよ。脅迫状みたいな内容証明送りつけるなんて紛争の常套手段やから」
「ふーん、普通受け取っちゃうでしょ」
「俺を誰だと思ってるの」
「ハハハ・・・あのね、スーの妻は朝青龍そっくりだから気をつけて。アメリカに住んでるからって油断できないのよ。
日本の実家に戻ったりしてるから」
「だから何」
「小学生の子供でナイフを持ち出す女だよ。泣き叫んで夫を殴ってるんだよ。
木嶋佳苗と自分の夫が浮気したと思い込んでいるんだから、逆恨みしてトミー君にナイフを突き刺したって
何の不思議もないでしょうが。
その夫は去年浮気相手の彼女から、自分の思うようにいかなかったら
私は殺されるかもしれないって言われた男だよ。
彼女にアスペルガーのあなたが怖いって言われたんだって。
そんな気がふれている夫婦なら何でもするよ。
素人だから肝臓プスっと刺すなんて器用なことできないよ。
手加減なく心臓をグサッと刺されるって。襲われたらどうするのよ。
会社だと目立つから待ち伏せするとしたら自宅でしょ。セコムをつけようか」
「心配ないって俺はそんなヤワじゃないから」
「うーん、シラフで素手なら負けないと思うけど相手が道具を持っていたら怖いって。
反撃し過ぎたら正当防衛が認められないこともあるし」
「うざいね」
「ホントだよ。おかしい人と関わり合いたくないね。
支援者から勝手に恋愛感情もたれて怨恨沙汰ってストーカー被害でしょうが。
トミー君だって弁護士から内容証明届いたら怖いでしょ」
「全然!俺がそんなもんにビビるわけないやろ。何とも思わんよ。何年金融と法務をやってきたと思ってんの。
プロやで。刑事告訴なんてそう簡単に受理されないから。
スーの名誉って何やねん、アホかって言って門前払いがオチだから。検察は暇じゃないの。
警察も忙しいから被害者届けを出したってそんなのほったらかしだよ。
そんなアホなことより、これを見てよ。傷が残ってるやろ」

「どうしたの。なんで顔にそんな傷ができるのよ。まさか喧嘩?」
「いや、飲み屋でウイスキー1本空けちゃって、警察呼ばれて」
「えっ。警察?」
「警察に財布見られて、10万くらい持っていたからタクシーに押し込まれたんやけど、
降ろされた所が傾斜が急な坂の上でな、下まで転がって顔からつんのめったらこれだよ」
「・・・。そんな泥酔している時に朝青龍に襲われたらどうするのよ。そんなに飲まないでよ」
「大丈夫。飲んだ時はタクシーで帰ってるから」

「全然大丈夫じゃないでしょうがッ」
「池田屋からバター入れておいたよ。他に何か入れて欲しいもんないの? 時間ないから早く言えよ」
「あなたって人はもう・・・」
お酒の話になるとはぐらかす夫をどうにかしてほしい!

先月のこと、夫は当たり屋の被害に遭いました。ゴルフの練習場に行った帰り道
ふらふらしている女がいたので夫は車を止めました。
すると女はフェンダーをバンと叩いて、へなへなと崩れ落ちたそうです。夫が引っ張りあげても起きません。
野次馬がいっぱい来ました。さあ大変、人身事故です。

普通は大慌てで救急車を呼ぶでしょ。
ところが、夫はふざけるな!と怒鳴り、女を抱えて放り投げたのです。そして衆目のなか、さっさと自宅に帰りました。
警察から電話が来ましたが夫は当ててないし、轢いていないので何の問題にもなりませんでした。

しかし、「心の中では、誰にシノギかけてんだよ。一般ピープルだと思ってんのか?ということで新しい車を探してます」
と手紙が届き、一部上場企業に勤めるサラリーマンと結婚した堀の中にいる妻である私はクラクラしました。

夫はこんなヤンチャ親父なので女朝青龍に刺されそうになり思わず蹴りを入れて
相手の肋骨折ったと聞いてたとしても、私は驚きません。
表面的にはインテリのジェントルマンですが、本当は怖い男です。
結婚するまで知りませんでした・・・・・(泣)
 
GM明けに届いた手紙に
「最近、夜歩いていたら、キャッチに声をかけられるんです。
不思議だよ。40代からこの前までキャッチなんか寄って来なかったのに。
これまでは歌舞伎町なんか歩いても皆がすっと道を開けてくれたのに。
佳苗さんと結婚して顔が優しくなったんだ。なんか幸せを感じますね」
 と書いてあったのです。私は強面の彼の顔が好きなのですが。でも、ちょっと嬉しい気もします。

夫は上海へ行くGW直前に、預金、貴金属、株、時計、年金、生命保険etcを
記した財産目録みたいなものを突然送ってきたのです。
以前の私なら喜んでいたと思います。
「佳苗さんに半分入るから安心して。」
とありました。それらが法廷相続人として私の手に入る時、彼はいないということ。
そんなものいらないと思いました。彼の代わりになるものなどないのです。
結婚はしてみないと分かりませんよ。人生観が変わりますからね。
自分でもびっくりです。

私にとって夫より大切なものはないですもの。
日増しに夫婦愛が深まっていくのを感じます。大きな愛で包んでくれる夫がいるからこそ

どんなトラブルに巻き込まれても気丈でいられるのです。

未公開記事のアップはタイミングを見計らっています。

今春以降のことは、獄中結婚生活編として書いています。
スー夫妻の件を筆頭に様々な問題をかかえ、スムーズに発信できない状況にありますが
読者からのお手紙にはとても励まされています。

トミー君とのことは面白い話がいっぱいあるのでお楽しみに!

このブログ運営に、配偶者である夫を含む親族は携わっておりません。
夫も共同して行っているものであることは明らかだ!
という頓珍漢ないちゃもんをつける輩がいるので明記しておきます。

夫には内緒で書いています。今回の記事を夫が見たら、ちょっと叱られるかもしれません。
その時は削除するので、どなたかミラーサイトを作って下さい。(笑)
夫は王様、夫は神様、夫の言うことは絶対です。
彼がダメと言ったら絶対ダメ。

神様で思い出しましたが、私の結婚をいちばん祝福してくれたのは石神さんでした。
「貴女にとって嬉しいことは僕も嬉しいのです。今後もいつでも貴女を気にかけています。
頑張る貴女を応援しています」
という手紙を頂きました。石神さんは、生涯の親友です。

夫からの手紙は100通を超えました。
悪意ある誤報を掲載した「女性自身」記者・八木秀和氏に強く抗議しましたが
2ヶ月経っても謝罪はおろか釈明すらありません。
この八木氏、私の著書の印税だけはちゃっかり受け取っています。
私は約束していた社会福祉団体へ寄付できず困っています。
こんなやり逃げ許されるの?
週刊誌記者の民度ってこんなもの?

夫からは「そんな男と付き合った君がバカ」と言われています・・・・。

獄中結婚生活は甘くない!

追記:6月に著者が30箇所の入力ミスを確認し、訂正致しました。
3週間ほど読みにくい表記になっていたことをお詫び申し上げます。

陽春の衣替えと夫の災難

4月になり、家族や支援者から春物寝具や衣類が続々届いている。

真っ先に送ってくれたのは石神さん。

癌の摘出手術後ICUから一般病棟に戻った井川さんが手配してくれた

ハート柄の布団カバーは、夫が買ってくれたボタニカル柄のカバーと付け替えた。

 

今治タオルのことばかり話していたら、タオルマニアだと思われたのか

色々な人からタオルがたくさん届いてちょっと困っている。

 

ジャガード織の今治、折ったあとの後さらしが特徴の泉州タオルに細かい綿糸を

使用した薄手のおぼろタオル・・・これはタオル日本の3大名産地

お試しセットという商品で、フェイスタオルが9枚も届いた。

 

何と、パジャマとタオルケットまで今治タオル!何から何まで

Imabari towel Japanの赤と白と青のロゴマークのタグがついている!

 

私は春用に、スーピマコットンのカーディガンと半袖セーターとTシャツをカタログで選び

好きな色を順番に書いて彼に送った。

ピーチブラッシュ(桃色)、ミスティックイラック(薄紫)、ブライトシトラス(明るい黄緑)

キャメロットブルー(水色)、ライムライト(レモン色)、ライトコーラル(淡いオレンジ)

ワイルドブロッサム(ピンク)、アクアスカイ(空色)、ノーティカルネビー(紺)

ホワイト(白)。

 

通販は品切れがあるから、多めに書いておいたのだ。

何と全色届いた。びっくり。

私が愛用しているカタログはLandsendL.L.Bean

すべてに、Tのモノグラムを入れている。

夫のイニシャルを刺しゅうした春色の服を着てご機嫌になった。

結婚報道以来、夫には肩身が狭い思いをさせている。

夫は4月に突然職場が異動になった。

 

「人事異動があったけど、まったく気にしてません。楽ですよ。やっぱ大企業は良いよ。」

と手紙に書かれてあったが、閑職に移されたのでは、と心配している。

 

「たとえクビになっても仕事は出来る方なので、すぐ別のところに採用されるし

自分の会社もあるし、食って行けるから大丈夫。何ら心配はありません。」

ともあった。

私はこれほど肝が据わった男を知らない。

 

「車屋から新しい車が出ましたよと電話がきて乗ってみたら、これはいい。

う~ん、買おうかな。」

自暴自棄になっているかと思ったけれど、彼は去年も車を買い替えていた。

 

人事異動についての私の心配は杞憂かと思ったら

「俺の悩みは分からんだろうなぁ~世間は厳しいよ。」

と小さな文字で書かれてあった。

親族からの声も書いてあった。

本当に申し訳なくて、でも私には何もできなくて、泣いてしまう。

これからは、夫がダメだと言うことは素直に聞き入れようと反省した。

「木嶋佳苗の夫」になることの厳しさを夫婦で感じた春の一日。

週刊文春の「女の窓」で私の名前を発見して驚いた話は、改めて。


後妻業

昨日の新聞の書評で、黒川博行さんの「後妻業」に参考文献として

婚活練炭殺人事件の裁判記録が挙げられていると知り

えッ!これって私の裁判のことだよね?と驚いた。

 

西で起こった青酸化合物を使った連続不審死事件と同列に語られるのは

非常に迷惑である。

あのオバサンは、殺害を認めているのだから。

 

去年の12月に週刊新潮で佐藤優さんが

「資本主義の特徴は、信頼や愛情もカネに転換して儲ける事ができる

というところにある。」

と書いていた。

当時私はトミー君と熱愛中で、この幸福な関係はお金なんかにとても

換算できないものだわ!と思いながら読んでいたことを覚えている。

入籍するときも、彼の年齢や離婚歴や、肩書、資産などを考え

後妻業と呼ばれるのはイヤだから内緒にしておこう、と思ったものである。

 

夫婦になると、恋人関係とは次元の異なる煩わしい手続きや親族との交際が

つきまとう事を知った。

そして互いに、あらゆる面で責任が生じる現実も知った。

私は夫の老後を心配し、夫は私の確定後や自分が先だったときのことを考えている。

そんな夫から手紙が届いた。

 

「もう一本保険に入ろうかと思っています。なにしろ、いきなり死ぬことがあるからな~。

しかし、保険金もらっても、拘置所じゃたいしてお金使えないね()

だって!後妻業まっしぐら。

 

長寿家系の家の人だから、夫は私より長生きするんじゃないかと思う。

女にとって、自分がこの人だ!と選んだ相手に一生保護されることより

幸せってないでしょう。

夫には、私より1日も長生きしてほしいと切に願う。

 

夫はあと数年で定年退職するのですが、実は自分の会社を持っており

代表取締役という肩書もあるから私は一応社長夫人。

彼はサラリーマン辞めたらもとバリバリ働くゾ!と恐ろしいことを言うのである。

仕事ってそんなに楽しいだろうか。私には全く分からない世界のことだ。

 

仕事、寿司、お酒、ゴルフ、筋トレ、車。

夫にとってこれらは私より大事なんじゃないかと思われる節があるので

これから教育していこうと思っている次第。

 

昨日からTBSラジオで「サウンドビストロ」という素敵な音楽番組が始まった。

私の好きな曲がたくさん流れていたので新聞のラジオ番組表を見たら

テーマは「欲」だった。

私が自主的に覚えた英語の歌は、マドンナのマテリアルガール。

あれは確か、中学生に入ったばかりの頃だったはず。

 

ライナーノート開いてCD聴きながら歌詞を覚えた30年近く前から

I am material girl !!

そんな後妻にしてくれたトミー君に感謝。

木嶋佳苗の食卓日記 ~2015年春バージョン~

そんなに食べてないはずなのに、痩せないな~おっかしいな~と思い

食べた物を記録してみました。

自弁(領置金による自費購入)

差し入れで入手している食品(A)と

拘置所で給与される食事(B)

を一緒に載せるとわかりにくいので、別に書きました。

2015年の春のある5日間の食卓日記です。

季節によってかなり変わります。

Aのなかで、飲み物とマヨネーズと納豆以外は

外部からの差し入れによって調達しています。

記載のないもので、ライオネスコーヒーキャンディとロッテグリーンガムは

気分転換に毎日口にします。

かりんのど飴は、長時間話をした日や空気が乾燥している日に欠かせません。

 

Bの給食は、基本的に半分以上残します。

サンドウィッチを作ったときに、丼ご飯(米麦)を口にすることはまずないです。

あんまり食べてない、と思っていましたが、結構食べてますね、はい。

道理で痩せないはずです。納得。

でも太ることもないし、病気知らずの健康体です。

その秘訣のひとつは食生活だと思うので、ちょっと公開してみました。

 

B330日~43日までのメニューです。

3食の前に必ず熱い番茶がでます。1日2ℓくらい。

記載は省略しましたが、毎食必ず丼1杯の米麦飯がつきます。

献立表が見れないので、メニューは勝手に名付けました。

私が見て、何か分からない素材は口にしません。

着色や漂白されている物も食べません。

味は皆さんが想像されているよりはまともです。

昔の学校給食に7:3の米麦飯をつけた感じです。

食べてみたいなんて思っちゃいけません。

拘置所ごはんを食べたことのある人とない人の間には深い溝があります。

合掌。

 

(A) 1日目 朝 

UCCインスタントコーヒースティックタイプ2g(以下コーヒー) 2

・サクラ印カナダ産純粋はちみつ

・バナナ1

・りんご1

・ブルボン五穀のビスケット2袋(8枚)に雪印北海道バター

(A)1日目10

・あんドーナツ2

・明治北海道牛乳成分無調整 1杯

・いか味付缶

・紅茶(リプトンイエローラベルのティーバッグ)

・明治アーモンドチョコレート7粒

(A)1日目3時

・コーヒー2本

・森永クリープスティック3g(以下クリープ)2本

・ロッテチョコパイ1個

・三和製パン7枚切り食パン 1枚

・ソントンブルーベリージャム

・雪印6Pチーズ2個

・亀田の柿の種 40g弱の小袋

18

・森永ミルクキャラメル大粒8g 2

・でん六豆 55g

・きのこの山5

・クリームパン1

・紅茶

(A)2日目 朝 

・コーヒー2

・コンデンスミルク

・食パン2

・明治屋 スマートカップコンビーフ40g

・味の素マヨネーズ15g

・チョコレートクリームにバナナ1

・甘夏みかん1

10

・大福こしあん 1

・ロッテカスタードケーキ 1

・パイの実 4

・コーヒー2本、クリープ2

・バタピー(でん六)67g


・リンゴ1

・浜名湖印うなぎの蒲焼き

3

・カステラ2切れ

・オレンジマーマレード

・コアラのマーチ 6

・紅茶(リプトンレモンティー)

・不二家アーモンドチョコ5

・ブルボン シルベーヌミニ(バニラとココア)各1

18

・大福 1

・ブルボンミニバームロール(コーヒーとホワイト)各2

・ミスターイトウのチョコチップクッキー 5

・緑茶(明治の深蒸し茶)

3日目 朝

・ナビスコプレミアムクラッカー 1袋(6枚)

・6Pチーズ3個

・イチゴジャム

・ミニッツメイド朝の健康果実100% 1杯

・食パン 2枚

・キューピーツナフレーク 40g

・マヨネーズ 15g

・コーヒー 2本、クリープ 2

10

・豆大福(つぶあん)1

・紅茶

・キットカットミニ 3

・歌舞伎揚げ 2

・甘栗むいちゃいました 60g


・食パン 2

・函館五島軒イギリス風カレー 中辛口400g

・カシューナッツ(共同食品)35g

・バナナ 1

・リンゴ 1

・ココア1杯

3

・コーヒー2

・クリープ2

・二度揚げ本造り黒糖かりんとう(ミヤト製菓)100g

・カリっと枝豆(ギンビス)20g

18

・スペシャルチーズ帆立(燻製)6

・五穀のビスケット

・蜂蜜とバター

・緑茶

4日目 


食パン 2

・味付けうずら玉子 8

・コンビーフ、マヨネーズ

・牛乳

・バナナ

・りんご

10

・ミルクココア

・グリコクラッシュポッキー 8

・海老黒胡麻(岩塚製菓)

・パイナップル缶 輪切り10


・食パン 2

・鮭水煮缶、マヨネーズ

・五穀のビスケット

・ピーナッツクリーム

・明治ブレンドコーヒー(ブリック)

3

・カステラ2切れ

・明治ミルクチョコ

・白桃缶

・ミルクティー

18

ブルボンロアンヌ(バニラとショコラ)ゴーフレット 各2

・ルマンド3

・抹茶と栗ようかん(杉本屋製菓)40g 各1

・緑茶

5日目


・食パン 2

・明治屋レトルトパウチ(脂肪分50%カット)

・コンビーフ、マヨネーズ

・6Pチーズ

・バナナ

・コーヒー2本、コンデンスミルク

・カントリーマアム(バニラとココア)2枚

10時

・ナビスコバタークッキー 15枚

・明治アーモンドチョコ 10粒

・紅茶


・木戸納豆4パック

・りんご

・ナビスコリッツクラッカー

・ずわい蟹缶、マヨネーズ

・ココア

3時

・紀州有田みかん大粒缶435g

・森永マリー 9枚、バター

・炭焼珈琲飴 2

・どら焼き1

・牛乳

・コーヒー3本、クリープ3

18

・緑茶

・小倉と塩ようかん 各1

・グリコのビスコ 5

・たけのこの里 5

・カステラ 1切れ

・牛乳

(B)

1日目 


・味噌汁(さつま芋、キャベツ・油揚げ)

・のりたまふりかけ(丸美屋)

・山菜ミックス水煮


・塩味スープ(いんげん、ハム、じゃが芋、玉葱)

・エビフライ15cm 2

・キューピータルタルソース 12g

・ミックス野菜(コーン、人参、グリンピース)

・鶏挽き肉とメンマとキャベツの煮物


・みぞれスープ(豚肉、干し椎茸、白菜、大根おろし、長葱)

・味噌煮込み(鶏肉、里芋、ゴボウ、人参、筍、こんにゃく)

・緑のしば漬けみじん切り

・森永ピクニックコーヒー

2日目


・味噌汁(もやし、キャベツ、豆腐)

・味付のり

・納豆


・和風スープ(卵、椎茸、玉葱、ほうれん草、ベーコン)

・カレイ煮付け

・山盛りピリ辛きんぴら(ゴボウ・人参・ちくわ)


・カレーうどん(豚肉、人参、玉葱、きぬさや、長葱)

・厚揚げとイカゲソと大根の煮物

・うぐいす豆甘煮

・りんご(2cmくし切り8個)

3日目


・みそ汁(なめこ、玉葱、ワカメ)

・ツナ

・のり佃煮(島の香)


・中華スープ(ザーサイ、ベーコン、白菜、人参、筍、長葱)

・五目煮(大豆、昆布、ゴボウ、人参、大根)

・豚ロース生生姜焼(厚さ1cm


・ホワイトシチュー(鶏肉、椎茸、じゃが芋、人参、玉葱)

・ソーセージと野菜炒め(キャベツ、もやし、玉葱、グリンピース、コーン)

・糸こんにゃくの赤しそ風味

・みかんゼリー

4日目


・味噌汁(いんげん、油揚げ、キャベツ)

・たらこ風味ふりかけ

・青菜としめじの漬物


・塩味スープ(豆腐、白菜、玉葱、小松菜、椎茸)

・焼魚(ほっけの開き)

・山盛り切干大根煮(さつま揚げ、人参、豚挽肉)

・おろしぽん酢(国産大根使用)


・けんちん汁(里芋、ちくわ、こんにゃく、大根、長葱)

・春巻き1

・特選しょうゆ、からし

・牛野菜甘辛炒め

(牛肉、黒ゴマ、青菜、春雨、人参、玉葱、細く黒いクラゲみたいなもの)

 

5日目


・味噌汁(豆腐、ほうれん草、長葱)

・味付けのり

・納豆


・コンソメスープ(海老、白菜、じゃが芋、玉葱)

・山盛り瓜しょうゆ漬

・甘酢炒め(ミートボール8個、人参、玉葱、コーン、ピーマン、筍)


・塩味スープ(豚肉ブロック肩ロース、大根、青菜、椎茸、ナルト)

・ソース焼そば(中華麺、豚挽き肉、キャベツ、人参、もやし、紅生姜)

・ピクニックストロベリー

・フルーツミックス缶(みかん、パイン、りんご)

注記:朝食は725分、昼食は11時半、夕食は16時に配当された。

(A)と(B)の10日間の記録ではなく、(A)の1日目と(B)の

1日目は同じ日である。

ヤマザキ超芳醇からロイヤルブレッドに変わった日

私がいつも食べてる食パンは差入屋から届く7枚切りのものなのだが

自弁購入の食パンがメーカーの都合により生産中止となり

新商品に変更するというので買ってみた。

 

従来のものより40円も安くなるという。

4月から食料品が軒並み値上がりしているというのに、どういうことだろう。

私の食生活に欠かせぬバターもコンビーフも牛乳も値上がりしたというのに。

 

私は超芳醇の甘さと劣化の早さと原材料名の多さ(13種類!)

が気にいらず、差入屋でしか扱っていない耳がハードでシンプルな

イギリス風食パン(牛乳や卵、バターを使っていない原材料6種!)

を好んで食べている。

ルセットの@shokupanのような味である。

ヤマザキの食パンとの違いを、噛んで含めた説明でトミー君に理解させ

いまでは、彼が自ら「食パン入れる、はい、わかってる」

と言えるまでに育てたほど、私の食パンに対する思いは熱い。

 

今回も、「ロイヤルブレッドって食パンに変わったんだけど、やっぱりマズかったから

売店で食パン買って」と言う理由作りの為の試食だったのだが・・・。

 

ロイヤルブレッド案外美味。

1172円にしては結構イケる。

耳まで柔らかなコクのあるしっとりとした食感という点では超芳醇と

さして変わらないのだが、安い方がおいしいという新たな発見にちょっとびっくり。

 

冬季限定の豆大福が今日で販売終了となった。

桜の便りも賑やかで春もたけなわですが、

私の生まれ育った北海道東部はまだ冬景色。

 

トミー君に

「私の実家がある町は桜が咲くの5月下旬なんだよ、チシマザクラっていうの。

私ね、ソメイヨシノは上京するまで見たことなかったんだよね~」

なんて話したばかりだが、ロイヤルブレッドのことは内緒にしておこうと思う。

夫が入れてくれるもの

「何を入れてほしいんだ?」

「長くて大きいの」

「どれくらい?」

「たくさん」

 

私たち新婚生活の会話です。残念ながらベッドの中ではありません。

場所は東京拘置所の面会室です。

 

夫はなぜか会って早々に、生理用ナプキンの話をはじめました。

夫が以前差し入れてくれたナプキンが小さかったので

今度来たときに夜用を買ってちょうだいね。とお願いしておいたのです。

ちなみに夫はいつも、差し入れの「差し」を省略します。

 

「ナプキンはサイズが色々あるけど、中で買う物だって売店の人が言ってたよ。

小さいのんしか入れられないんじゃないのかね?」

「えーーーっ長くて大きいの入れてよーーー」

とおねだりしておいたのに、やはり小さいのんが届きました。

 

セペの流せるナプキンふつう用21cmタイプ28個入りです。

自弁では350円で買えます。

なんと官物と同じ商品です。職員に尋ねたら、夜用ナプキンの差し入れは

見た事がないと言います。

東拘では羽付きの夜用ナプキンを取り扱っていないんですよ。

埼玉では売っていたのに。なぜだろう。

2年近くずっと気になっています。

結婚報道記事の誤りにイラッとしたこと

獄中結婚!と報じた女性週刊誌が26日に届きました。

記事には、夫とのなれそめや家族について書かれてありましたが

「10回ほど手紙をやり取りして結婚に至った」というのは誤りです。

10回ほどというのは、恋人関係になるまでに面会した回数です。

手紙は知り合ってから80通くらい送っています。

彼からはそれ以上の数の手紙を受け取っています。

また、夫には離婚歴がありますが、妻に先立たれたわけではありません。

 

私は取材にしっかり答えているのに、こういう間違った報道をされるのは迷惑です!

 

10回の文通で結婚するわけないでしょうが!

愛情を確認する手段のひとつとしてお金やモノの存在が大きくなるだの

女子力の高さを誇示だの、何だか悪意を感じる「女性自身」の記事に

私は怒っている!

 

けれど、夫は怒らないと思います。

つまらんこと気にするなって言うと思います。

大丈夫だよって言ってくれると思います。

 

トミー君と結婚して良かったと、こういうときに実感するのです。

トミー君のお嫁さんになりました!

「木嶋佳苗(40)獄中結婚!」

新聞に載っていた雑誌広告の見出しにギョッ!とした24日の朝。

 

偶然ですがこの日私はトミー君と面会の約束をしていました。

いつも通り颯爽と面会室に現れたトミー君の手には日刊ゲンダイ。

1面に私の写真が載っているじゃありませんか。

 

「旦那さま、遂に報道されまして・・・」

「ゲンダイの記者と会ったの?」

「会ってない。先週女性週刊誌の記者の取材受けるって伝えたでしょ。

その情報から引いてるんだと思う」

「勤務先まで書かれてるよ。裏取りされたんだろ」

「わからない。ごめんね」

「ヤフーニュースにも出てたよ」

「えッ・・・」

「こうなったもんは仕方ないだろ。立ち向かうしかないんだから。

まぁどうってことないよ」

「うん、ありがとう。お相手はエリートサラリーマンって書かれてたよ」

「経歴調べたんだろ」

 

ここから私は、彼の過去を知ることになったのです。

ワタクシ、実は今日まで、夫が帝国大学と呼ばれていた大学の出身だと

知りませんでした。

彼は、「別に自慢することやないし」と言ってましたが。

 

「40歳を前に部長になれたっていうのは早い出世じゃないの?」

「そうだね」

「私はあなたの奥さんなんだから、その辺のことちゃんと教えておいてよ」

「まぁ、これからおいおい話すよ」

「ホントにもうあなたって人は・・・愛人つくって浮気されても私は絶対

離婚しませんからねッ」と釘をさしておきました。

夫は恋人時代「まさか愛人はいないでしょうね」という私の詰問に

「今はいない。そのうち出来るかもしれへんけど」なんて口走る男なので

油断ならないのです。

 

だから、渋る彼に迫って、婚姻届に判子を押させました。

木嶋佳苗の手管です。

忍ぶ恋こそ最高よ。拘置所では旧姓も使えるから結婚したことは

身内だけの秘め事にしましょうね、なんて言っていたのに、著書の宣伝と

騙されて取材を受けることになり・・・ 

旦那さま、ごめんなさい。

 

面会後、夫は「玄関ホールがジャングルになってる」という高島屋に

行きました。

今シーズンのトレンドだというお花や植物がモチーフの春物寝具の

買い出しです。

平日の昼間から仕事休んで拘置所にいる妻のために布団カバーや

タオルケットを買いにデパートへ行かされるなんて誰にも言えないでしょうが

本人は案外楽しんでいるようです。

 

私はトミー君と恋愛関係になってから、彼を愛することの喜びの中で

生きています。

彼とはどんな感情をぶつけ合っても無為のうちにすべてが良い方向に

愛が積み増されていくのです。

 

私と夫は結構な年齢差なのですが、年上好きの私としては

願ったり叶ったりで、違和感はまったくないです。

 

彼が着ていたモンクレールのダウンジャケットを、それ脱いで差し入れて

帰ってよ、と私に奪い取られてから、温熱ヒーター内蔵のジャケットを

愛用している姿を見たときに、オジサンなんだな、と思ったくらいです。

 

あとは近くのものが見えにくい仕草をするときに、老眼なんだな、と

思ったり、そんな程度です。

 

夫婦関係に支障はないし、私も40歳になったので

いたわりながら付き合ってます。

 

夫は「礼讃」の続きを書いてくれ、と言いますが、私は拘置所日記を

バージョンアップさせて、トミー君との物語をノンフィクションで綴って

ゆきたいのです。

 

「困った事が起きたら助けてあげるから、好きなことをしていいよ」

と言ってくれる寛大な夫に恵まれたので、のびのびやってます。

 

3月2日に婚姻届が受理されまして、私は正式にトミー君の妻になりました。

 

以上、拘置所婚活成功!のご報告でした。

あんドーナツのじゃりじゃり砂糖と年下の彼

平松洋子さんのエッセイで、白砂糖がまぶしてある全聚徳の北京ダックと

ベトナムのバインミーと呼ばれるバゲットの砂糖まぶしの存在を知った。


東京拘置所の売店には「あんドーナツ」という魅惑の商品がある。

大福と同じ和菓子店がつくっている。

私が東拘に入所した年から納入しているお店なのだが、ここの和菓子はまことに美味。

以前は1パックに5個入りだったのだが今季は4個入り。ドーナツが大っきくなった。

大福より一回り大きい直径7cm


甘くて白いグラニュー糖が絡みついたあんドーナツをかじってはコーヒーを飲み

じゃりっと音がする目の粗い砂糖と、ジュワッと音がしそうな揚げ油のしみたドーナツと、

しっとりしたこしあんのハーモニーにクラクラする月曜のお三時。

よく会う年下の男性が差し入れてくれたもの。

あんドーナツを食べてるときだけ彼の事を好きになる。

トミー君はこんなちっちゃい事を気にしないと思う。

 

 

カップヌードルを食べた日曜に届いたラブレター

トミー君から速達で手紙が届いた。

「カップ麺なんか食わないよ!」と書かれてあり、カップヌードルのことを思い出す。

日清食品のアレ。

土日の給湯は職員がしてくれる。今日はオバサンだった。

東京拘置所に勤める女性職員の既婚率は凄い。結婚しても、子供が出来ても

退職しない。

 

「フタに時間が書いてあるから読んでみて。麺によって時間が違うから~」と給湯オバサンに

しれっとウソ言われ3分待つ。

シーフード以上に驚き!フタを開けたら、ちっちゃい卵ボールとミートボールとエビが一面に

覆っている。何か怖い。ちっちゃい肉団子は2種類入っているようだ。

 

味と食感が違う奇妙なミートボール・・・

スポンジ玉子・・・

干からびてから生き返った小エビ・・・

しなびたネギ・・・

ゴムみたいな麺・・・

むせるスープ・・・

こんなん食べてたら気分が下がるわ。

しかし、毎日2回もカップヌードル食べている女子がそちこちに。

 

ウーワンワン!

「土日に面会できたらいいのに。週末なら行けるのに。休日に面会できたらいいのに。」

トミー君の言葉に泣く日曜日。早く会いたいワン!

男の人の髭

「南アルプスの美味しい水で丁寧に淹れられました」という紙パック入り深蒸し茶を

飲みながら、期間限定「濃い抹茶ケーキ」を食べている。


 抹茶贅沢仕立てというだけあって、抹茶の香りたつケーキとクリームは緑色!

管の薄い番茶じゃなく、ちゃんと煎茶の風味がする緑茶(明治)を飲みながら

抹茶ケーキ(森永)と抹茶ポッキー(グリコ)を食べて、贅沢している気分を

味わっている。

 いい年した大人が、明治、森永、ギリコ、ロッテ、ブルボン、不二家、ナビスコの

お茶菓子を食べて喜ぶなんて、こんな環境で暮らしているからだろうな。

 きのこの山、たけのこの里、コアラのマーチにビスコ・・・40にもなって

「おいしくつよくなる」ビスコを食べんでいいでしょうが。

 

 私はウィッシュリストを作成して親しい人たちに渡しているのだが、これらの菓子は

リストに書いていない。

 「缶詰は不要!」とはしっかり書いている。それなのにまた本日、サンヨーの

パインアップル缶(10枚入り!)が届いた。

みかん君の仕業だが、どうしたらこんな事ができるのだろう。

差入便箋に「パイン缶」て書くとき、彼は何を考えているのだろう。不思議。

でもいいんだ。みかん君は髭を伸ばして来てくれたから。

 
 私はハンサムな男性が髭を剃っていない2日目くらいの顔が好き。
3日目になると、もう大好き。けれど、トミー君は髭を伸ばせないんだって。
 会社に行く日は髭を剃らないといけないんだって。
世の中の男性が髭を剃るのは、会社の規則で決まっているからなの?初耳なんですけど。

週末に髭を剃らないで日曜の夜に写真を撮って送ってと、彼に頼んでみようかな。
髭は生えている彼の顔が見たい!トミー君は絶対髭が似合うと思うんだ。顔がシュッとしてるから。
 初摘みミントの香りに癒されるロッテグリーンガムを噛みながらそんな事を考えていた。
 今日は緑づくしの1日で気分爽やか。

フレッシュみかんとカップヌードルシーフード

10日に届いたカップヌードルシーフードは、想像より小さかった。

「MINI」と書いてある。

調理方法は

   フタを半分まではがし、熱湯を内側の線までゆっくり注ぐ

   フタをして3分でOK!

ふむ。ケーリさんにお湯をいれてもらうときの恥ずかしさたるや・・・。

しかも、シーフード推しの職員さんが夜勤明けで休みときた。

どれ、やみつきになるという即席カップ麺のお味は・・・。

と期待に胸をふくらませ、フタを開けると、ビックリ!

乾燥してた麺や具がふくらんでいる!

当たり前なのだろうが、ビックリ!

丸くて小さな黄色いスポンジみたいな具は卵か。

シーフードは見当たらんが。白濁したスープを飲んで、むせた。香辛料がきつい。

私には胡麻が苦手なのだ。ゴホゴホむせながら麺をすすった。ゴムか。

 

味にムラがあるのは、もしかして食す前にかき混ぜた方が良かったのだろうか。

しかし、これのどこがやみつきになる味なのかさっぱりわからん。

これは、誰がどんなタイミングで食べるものだろう。

少なくとも女が日常的に食べちゃいかんと思う。実は明日、しょうゆ味が届くことになっている。

おそらくこっちがスタンダードなのだろうから、しょうゆ味を食べてからカップヌードルを

評価したい。今のところ、まったく興味なし。胸がムカムカする。

 

さて、みかん君がやってきて温州みかんを買ってくれた。

季節限定の果物、フレッシュみかん。缶詰じゃない!

いや~成長したな~と感慨にひたっていたら「カントリーマウムです」って

職員が差し出すじゃないの。

「チョコパイです。チョコポッキーです。アーモンドチョコです」って並べだしたではないの。

みかん1個にチョコのお菓子いっぱい。どういうセンスなんだか。

 

甘い物ばかりでどうにもならんので、トミー君に電報を打ったらNTT東日本から

「ご不在の為、不在通知書投入して持ち戻りました。」っていつもの電報がきた。

嗚呼!と嘆いていたら「来週面会に行けます。次回食パン買う。」と返事がきた。

待ち遠しいな、食パン、じゃなくてトミー君。

 

そういえば、最近のことですが読者から面白い手紙が届いた。

「木嶋様は花魁ではないでしょうか?」ですって。

この人、妻子のいる私と同い年の男性なのだが「仕事で嫌な事があって眠れない夜も

不思議と木嶋様のブログを読むと元気が出て眠る事ができます。」って

社会で仕事をしている人に私が元気を与えているとは嬉しい限り。

 

私はトミー君の言葉から、たくさんの元気をもらっている。

「私が何より優先するのは木嶋さんの命の尊厳を守る事です。裁判を諦めないで。

執念!執念!」

 

トミー君からの手編みには必ず笑いあり涙あり、毎回感動しきりです。

かっぱえびせんとカップヌードルと桜餅

明日は啓蟄というのに、エレベスト登山隊も着ているという

防寒肌着を脱げません。

 「体温を魔法瓶のように蓄えて逃がさないあったかいインナー」を

上下2組買ってちょうだいと頼んだら、3万円もして

「まったく、寿司に3万は払えるが、下着に3万は問題だね。

大事に着てくれ。毎日トミー君に買ってもらったんだと思って着てくれ。」

と言われたこの下着。本当にあったかい。広告で見たときは

実用一点張りの白くてダサイものだと思っていたのだが

届いた下着はピーチ色。淡いピンク。


今使っている今治タオルも、ラックスのチェリークリーム配合の石鹸も
同じ色。村上開新堂のクッキー缶と同じ色。


突然、トミー君から「寿司の教科書」なる本が送られてきた。

実は私、ナマモノが苦手でして、好きなお寿司は玉子焼きとかんぴょう巻き。

上下から熱を加えるようにして焼き上げた玉子焼きがあるでしょ。

真ん中に切れ目を入れて、酢飯をはさみこむ。

アレがいちばん好き。アレの名が「すし玉であることを「寿司の教科書」で学んだところ。

私が食べられる寿司ネタと言えば、ゆでた車海老、イカ、蒸しアワビ

煮ツメを塗ったゆでハマグリ、とびこ。

これを知ったら、もうトミー君はお寿司の話をしてくれないかもしれない。


今日、職員が色んな部屋を回り「127円を返金します」と伝えていた。

現金のやりとりはなく、書面に受領指印を押すだけなのだが

かっぱえびせん代だというではないか。


9g少ない商品を交付してしまったので、返金処理される。というのだ。

商品回収はしていなかった。

要するにタダでかっぱえびせんがもらえたらしい。

今後、増量予定の商品は注文しておいた方が得かも。


自弁購入限定商品に「カップヌードル」という商品がある。

これがよく売れている。

ずっと気になったので、私が入所当時からいる長身美人の若い女性職員に

「カップヌードルってどんなものですか?」と訊いてみた。

「えっ?あのカップヌードルよ。ニッシンの醤油とカレーとシーフード味がある

普通のカップヌードル」

「ヌードルってからには麺ですよね?」

「カップ麺よ」

「カップって?」

「えっ?カップヌードル食べたことないの?」

「う~ん、わからない。初めてでも作れるかな?」

「お湯入れるだけよ。シーフードがオススメ!」

「魚介入り?レトルト?」

「レトルトじゃないない。ドライ。1度食べてみたら。やみつきになるわよ」

「へぇ。じゃあ注文してみる」

この商品は10日に届く。凄い楽しみ。


お三時にカステラ、紅茶。週刊新潮「私の週刊食卓日記」で見た

「ばぁば」の愛称でおなじみ日本料理研究家鈴木登紀子さんのマネ。

私はこの連載にかなり影響を受けている。

先月は日本語学者の山口仲美さんが「眼ざめの定番メニュー」として

起きたてにカップ半分ほどの蜂蜜入りコーヒーにバナナがお伴と

書かれてあり、早速マネしている。

これにバターをのせた五穀のビスケットを食べるのが最近の定番。


ブレックファストは自分で作る。このきっかけは、アメリカにいるご婦人から

「日本の国民の血税で生かされているだけの売春婦」と罵られ

屈辱を受けたことから、拘置所で出される食事が喉を通らなくなったことによる。


私はこう見えて案外デリケートなところがあり、本当にご飯が食べられなくなった。

拘置所は国が運営している施設ですから税金で賄われていることは

事実で、世話をしてくれる職員は国家公務員。

名前すら書きたくない鈴木某夫人が声高に叫ぶ

「国税で生かされている」のも、ある意味では真実。


私は某夫人の配偶者と知り合う以前から官物は使わない生活を

してきたのですが、血税うんぬんで攻撃されて以降は家族と支援者の協力を

得て、食方面も自炊を始めた。


精神的に落ち着いてくると、なぜ某夫人の呪縛で周囲に多大な負担を

かけなあかんの、私は悪いことをしていないのに!

という正常な思考ができるようになり、今は半分自炊。

理由は拘置所の朝食がショボイのと、私は基本的に料理がすきなので

献立や食材の調達を考え、食事におやつを作って食べるのが楽しいから。


某夫妻からは「日本国民の意見」として「多くの拘留者はそれほど恵まれて

いない中で過ごしているのに、自分は特別だと思っていないか?」を

考えろと言われましたが。


威迫!刑罰法令に触れる威迫!

たび重なる侮辱と脅迫に私の関係者も我慢ならんッということで

これから交渉に入るのだが、果たしてこの泥沼民事案件の落としどころは何処に?


既婚者なのに愛していると言われ続け、釈放後にセックスしようと誘ったのは

私を元気づけて無罪釈放の望みを持たせようと思ったからというのは

私を馬鹿にしてるでしょうが!

私には最初から恋愛感情なんて全くなかったけれど。


いまではこの人、自分に関する記事を削除してほしいと求めている。

この経緯は非常にドラマティックでして、昨年11月~12月のブログ内容は

主に彼との往復書簡なので、真実を是非公表したいのですが・・・。


裁判になっても負けないゾ。

私はメディア訴訟はしないと決めていたが、この夫妻にされたことだけは

看過できないのだ。

不仲な夫婦の痴話喧嘩に巻き込まれ、上告趣意書作成の

大事な時期を潰された。

心身ともにズタボロにされた。

夫妻の顔を思い出すと吐き気がする。

創太君と杏菜ちゃんの顔を思うと涙が出る。

子供は何も悪くないのに。

この件は、読者の皆さまのご意見も参考にしたいと思ってる次第。

2ちゃんねるが日本の世論だと思い込んでいる夫妻と話をしても

埒が明かない。一刻も早く私の目の前から消えてほしい。


今日はお三時の直後に元検事の大学教授とあったのだが                                         

白髪交じりの男性の魅力を黒々とした頭髪の先生の前で熱く語った

私の空気の読めなさ加減が恥ずかしすぎて・・・。

高橋源一郎さんの白髪が素敵だと力説したら

先生が「あぁ、源ちゃん」なんていうではないの。

高橋さんと同じ大学で教えているとは知っていたが、「源ちゃん」と

呼べる仲とは。いいな、源ちゃんとお話ができて。


源ちゃんに興味を示さないトミー君は、アホみたいにジムで体を鍛えている。

私のウェイトより重たいベンチプレスを上げてるらしい。

筋トレ馬鹿と付き合うのは人生初。

長男としか男女としての交際をしたことがなかった私が次男坊と付き合うのも初。

何から何まで新鮮な恋愛。

桜餅の話ですが・・・今年は無視された!


東京拘置所で、桃の節句の夕飯はちらし寿司が出た。

パインとオレンジとピンクグレープフルーツとメロンのカットフルーツに

道明寺の桜餅も出た。

トミー君は桜餅を食べただろうか。


しかし、無視するとはけしからんので、今度会ったら叱ろうと思う。

オイコラ!ワンワン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「礼讃」がやっと交付されました

衣替えの準備で春物の服を揃えようと考えていたら

末期癌で入院中の支援者井川さんから手術日が決まったと連絡がきた。

同棲相手の彼女は、みっちゃんという。

「佳苗。みっちゃんがね、貴女の冬物の衣類をクリーニング屋に出して

自宅でしっかり保管するので時機を見て送って下さいと言ってます。

他の人に頼んだらダメ。

みっちゃんが責任を持って預かってくれます。」だって。

これは善意か罠か。怖いなぁ。

一番お気に入りのカシミヤベースのジル・サンダーのニット

にじゅうまん円以上したんだよ。

スウェット×ニットみたいな肌触りのミノトールのリラックスパンツだって

さんまん円だよ。無地だし地味なデザインだけど

案外高価な服が多いのに、捨てられたらどうするよ。


男性支援者のパートナーをごこまで信用するか、悩むなぁ。

嫉妬や怨嗟の声をさんざっぱら聞かされたせいで

男性支援者のパートナー女性が私に対し、本当に好意を持っているのか

憎悪からの復讐をするのか判断がつかぬ。

過去には結構ひどい嫌がらせを受けていますからね。女は怖い。


raisan
2月25日に窓口で差入れされた著書がやっと今日手渡された。

検閲に一週間もかかった。

なるほど、こういう装丁ね。赤い帯。

四六判で厚さ3cmもあるよ! 469頁。

初稿は倍以上書いたんだが。

いや~~、恥ずかしくて読めません。

職業作家の偉大さを感じるなぁ。

装丁が私と同じ名前の人ってことにびっくりした。

「佳苗」って珍しい名前だと思うのですが。本名かな。


「礼讃」は2013年の夏に書き上げたもの。

プロフィールを見ると、著者の私は詐欺師の殺人犯のように思われそうだが

上告審では全面無罪主張で闘います。

私は男の人からお金を騙し取ったわけじゃないし、窃盗なんてしていないし

まして人を殺害なんてしていないもの。

私は無実だもの。

何で私が男の人を殺さないといけないのよ。


と書いていたらトミー君からの手紙が届いた。

ウーワンワン!


住民票の字体に変更が生じたらから名前の漢字に点が増えるって。

減るんじゃなくて増えるなんてことがホントにあるんだろうかって思ったら

ご丁寧に役所からの書類まで同封してくれた。

画数が悪くなるとお怒りだ。

そして私にもお怒りらしい。

「差し入れに文句言うな()よくわからんから適当に入れた。

バターも入れた。ビスケットはいつものがなかったので

別なの入れた。せっけん買うのん忘れた。」


むぅ・・・。仕事が忙しいってさ。

彼はほとんどが家にいないから、電報も速達も不在票が入ったまま受け取れない。

通販頼んでもらったら、宅配便の再配達を受け取れなくて返送されたという。


そんな生活の何が楽しいのか。本人はイキイキしているが。

成熟された男らしさがカッコイイ。現役の男!


私は最近気づいたことがある。

トミー君と上告審の選任弁護人の性格が似ているのだ。

焦らない。動じない。心が広い。とぼけている。

暖簾に腕押し。マイペース。

「普通の価値観」なんてつまらないこと言わないし。


今日は、大学生にしか見えない30代の男性弁護士と面会したのだが

「手書きのお手紙には手書きで返信しないといけないと思うので

なかなか連絡ができずすいません、手紙を書くより面会に来た方が早いので・・・。」

って港区からやってきた。

若い男の子の考えることはワカリマセン。

私に向って「その話は黙秘させて頂いてよろしいでしょうか・・・」

って言ってたゾ。

草食系どころか絶食系男子なんじゃなかろうか。


3日から、かっぱえびせん内容量が99gに変更されると告知があったので

試しに買ってもらったら、届いたかっぱえびせんは90gだった。

これは夜7時に書いているのだが、製造メーカーの都合により変更の時期が

未定になるとアナウンスが流れた。

わざわざかっぱえびせんの量を知らせるためだけに。


東京拘置所生活1年8ヶ月目にして初めて「告知放送のお知らせ」

をする男性職員が変わった。青い声だ。


男性は50過ぎないと渋みが出ないよな、と思いながら

やめられない、とまらない!かっぱえびせんをポリポリ食べている。

美魔女のことは・・・忘れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

著者なのにまだ見ていない本のこと

表紙の色さえ知らない著書のことが気になって仕方ない今日は土曜日。

出版社の担当君が窓口で差し入れてくれた本が交付されるのは週明けなので、本屋に並んでいるか確かめて面会に来るようトミー君に連絡しておいたのだが、仕事の都合がつくか調整中とのこと。 会社勤めの人が平日の昼間にお休みとるのって大変らしいな。

 

トミー君は私と付き合って5kg痩せた。 出版社の担当者は埼玉時代に既に5kg減。 彼らは元から普通よりスリムな体型だったので5kg痩せたら超細身になってしまった。 私が苦労をかけてるせいだろうか。

 

私も心労が絶えないのだが、一向に痩せる気配はなく、むしろ増えてる気さえするものだから、トミー君に

「今度来るとき、長友佑都の体幹トレーニング20と伊藤理佐のなまけものダイエット買ってきて」

とお願いした。 痩せる気があるんだかないのか分かりにくいチョイスに苦笑されたのだが、痩せないと困ることがないんだもの。

 

しかし、去年11月から続くスー夫妻とのトラブルで、私は砂糖中毒になった。 なぜか常に甘い物を欲するようになり、私の心配をしてお見舞いに訪れた人たちがお菓子を差し入れて下さり、それがちょうどコーヒーアディクトの時期と重なり、クリープとシュガーたっぷりの珈琲にスウィーツを日がな飲み食いしボーッとするという恐ろしい時間を過ごしていた。

 

トミー君は、そんな私に同情して付き合ってくれたのかもしれない。 多分こんなにこき使われるとは思ってなかっただろうが。 彼は本物の男なので、決して逃げない。 やり逃げしたのは、手記リレーの発案者であり支援体制の方向性を変えたスーさんである。

 

彼と面会した際に、奥様が私の支援を反対しているのでこれからは表立ったことは控える、と伝えられた日から悲劇は始まった。

それから彼は妻の常軌を逸した言動に苛まれ、おかしくなっていったのだ。 彼は妻から私との関係を不倫だ、浮気だと責め立てられていた。 スーさんと私は不貞を働きようがないのだが、スー夫人にとっては文通も不倫だという。 彼女からは「自分の夫が売春婦などと卑しい関係である」とも言われた。

 

自分の面前で夫に私と別れる旨の手紙を書かせてからも彼女の怒りは収まらず、子供の前だろうがところ構わず怒鳴り、泣き叫び、スーさん曰く

「妻は完全に壊れてしまいました」。

彼女は夫に、私へ送った数と同じだけの手紙を自分に書けと要求し、スーさんは律儀に書いているという。

 

彼女は結婚式が自分の望むものでなかったこと、姑との不仲、流産や帝王切開での出産、その後のセックスレスなどを並べ立て夫を叱責した。 それらは10年以上にわたる結婚生活の不満であって、私とは何の関係もないことなのに。

 

12月になってからも夫婦関係は相変わらず奥様は情緒不安定で、Anger Managementを含めたカウンセリングを夫婦で受けているという手紙が届いた。 そのなかで私は、一日中思い出しては泣いている妻からスーさんが殴られていることを知った。 妻が夫にDV。

 

スーさんはフラッシュバックする妻からヒステリックに浮気を非難されながらも

「愛する木嶋佳苗様

釈放後のデートは楽しみにしています。 佳苗さん、大好きです!!」

と言い続けた。

妻から一日何時間も説教をされ、反省文を書かされ、暴力まで受けているのに。 彼は正常な思考による判断ができなくなっていった。 遂に彼は、私や支援者のあり方まで批判をしはじめ、威迫じみた文面を送ってくるようになった。

 

私は脅かされている気持ちになり、コネチカットからの手紙が届くと部屋の空気が重苦しいものになるのを感じ、気の滅入る日が続いた。 正月早々、年末に妻が子供たちの前で、ナイフを持って狂言自殺をしたという知らせを受け、たまげた。

もうこれ以上、スー夫妻と付き合っちゃダメだ、と思った。

 

無視していたら、スーさんが私の弁護人に連絡して、さあ大変。 修羅場。 どうなることやら・・・。

 

周囲の献身的なサポートにより、いまの私は砂糖中毒から脱し、面会後に届くトミー君の手紙に

「元気そうだったので安心しました。」

という一文を読み私も安心する、という日々。

 

トミー君は「ウーワンワン」と犬のイラスト入りの署名が可愛い手紙を送ってくれる。 西原理恵子風の手書きで、風情がある。 いきなり

「私の前世は犬だったと思う。 御主人(木嶋さん)にはなつくが、他の人にはまったくなつきません。」

と書かれてありびっくり。 私と違い愛想がよくて、誰からも好かれそうな人なのに。 そんなふうに思っていたなんて知らなかった。

 

最近は語尾に「ワン」をつけて遊んでいるのですが、何だか10代の恋愛みたい。 いい年した大人のカップルだが。

 

彼は「礼讃」を読んでどう思うんだろうな。 手紙は3枚以内にまとめろと言う彼が、400頁以上ある小説を読むとは・・・思えん。

この報告は次回。

 

個人的には、トミー君が桜餅にどう反応するのかがいま最大の関心事。

きっと3月3日の雛祭りに東京拘置所では桜餅が出る。 去年のトミー君は

「季節感があっていいですね」

なんて言っていた。

 

しかし、去年のクリスマスケーキには

「俺は甘いものなんて食べないよ」

って。 一昨年は

「女の子はケーキが出たら嬉しいでしょう。 良かったですね」

って言ってたのに! 新密度が増すと、コメントがぞんざいになっていく気がしてならないのだが、本音で付き合ってくれていると思うことにしよう、と自分に言い聞かせている2月の最終日。
 

ところで検事を褒めるのも何だが、西澤さんは検察官としては珍しく、出世欲の薄い人だった。 彼は人間として善い人だと私はいまでも思っている。 事務官の佐藤君も西澤Pのことを本心から尊敬しているようだった。 クレームがきたら仮名にしようと思っているけれど、そういうこともないし。 西澤さんと佐藤君元気かな?と久々に思い出した。

 

「コンビニのお弁当はイヤッ!パンが食べたい!」と護送の警官に言ったら、何と私の食事用に検察事務官の佐藤君が専門店でサンドウィッチを買ってきてくれたことも懐かしい。 あれ、美味しかったな。

 

食べ物のことばかり考えてないで、ここは私もオシャレ女性誌を読むべきか。 トミー君を美魔女に奪われたら困るからな。  

 

40歳になっても、拘置所にいても、女!

 

新聞の全面広告で「2月28日はビスケットの日」という唐突な記念日情報を得て、森永マリーをサクサク食べてる場合じゃない。

自叙伝「礼讃」が出版されたそうです

 今週面会室に現れた黒いキャップを被った男の手に、本はなかった。 彼は出版社の担当者である。

「えッ!? 面会室に持って来ていいの? 鞄の中に入ってるから後で差し入れておきます」

だって。 何しにわざわざ葛飾の小菅くんだりまで来たんだか。 舌打ちしそうになっちゃった。

 

私が気にしてる事実チェックの不首尾や誤植や校正ミスについては

「ん~ 4~5箇所はあるかもしれないけど、増刷になったら直すんで」

って、オイ。 何なんだ、この適当さは。 恥。

彼との面会は軽く50回超えていると思うのだが、なぜこうも通じ合えないのか。 謎。

 

今週は、みかん君がカントリーマアムを差し入れて帰ったのにもぶっ飛んだが、トミー君がバターとジャム選びにまごついて食パンを買い忘れるという失態を演じ、叱咤モードで「どういうつもりなんだッ!」と苦情の手紙を出した。

「アベノミクスで内部留保が増加した大企業ランキング50」にランクされた会社に勤めている男のすることとは思えぬ不手際に呆然。

「英語は帰国子女にまったく太刀打ちできません。 willとwellの違いが聞き取れません。 木嶋さん、世の中はすごいことになってます。 グローバル人材です。」なんて言っている。 オジサンになってから突然職場で英語力を求められるのは辛いだろうな。

 

今年になってから私はトミー君に「木嶋さん」と呼ばれている。 お正月のことだった。 初詣に行くトミー君から届いた手紙に

「私もお参りするから、木嶋さんも神様の方向に祈ってください。」

と謎のメッセージが書かれてあり、それ以来ずっと「木嶋さん」。 まぁいいけど。 好きとも愛してるとも言ってくれませんが。

私はトミー君に無償の愛を捧げている、と思っている。 面会室がカツアゲの現場みたいになってますが、それはそれ。

「女の子は男に甘えていいんだよ」ってトミー君は言ってくれるし。 素敵!

彼は、私の顔にイボができたと知ると

「よく効く塗り薬送ります」

歯科診察を受けたと伝えたら

「歯医者代はいくらかかったの?」

面会は平日の午後に来てほしいとお願いしたら

「日中は仕事が忙しいので、平日の夜か週末にできませんか」

なんて言う素人。 使えない・・・。

 

今月に入りやっと

「ガンバルね!」と、やる気を見せてくれたのだが、いつもと違うテンションに、お酒に酔って書いた疑いもあり、そこはあえて確かめず、「ガンバル」という言葉を信じることにしていたところの失態。

男性を「礼讃」しているという本を書いた私が言うのも何だが、男の「頑張る!」は当てにならん。

 

拘置所生活を語るにあたり、去年は実験的なことを色々してきた。 今年はその報告的なものを書いてゆく。

人や物や思想を取捨選択していくなかで、自分が何を好きかが分かり、私はやはり「木嶋佳苗」であると気づかされ、ちょっとショック! 

「特打フリックでスマホの文字入力を練習してるオッサン」な彼氏に「フリックって何?」と訊いた塀のなか歴5年半のオバサンな私にもショック!

 

でもね、幸せですよ、私は。 ジル・サンダーのニットを着て、ふっかふかの今治タオルで顔を洗い手を拭いて、コンビーフのサンドウィッチを作り、熱々の珈琲を飲みながら本を読む。 クッキーとチョコレートを食べながら原稿や手紙を書く。 好きな人との面会と手紙から元気をもらう。

 

去年も数百冊の本を読んだが、自分で買ったことは一度もない。 無料貸出の官本は一度も借りなかった。 衣類や寝具を自分で買ったこともない。

 

これは幸せですよ。 女に生まれて良かったと思いますよ。 私の書くものは資本主義を信じない人にはつまらないかもしれませんが、私の言葉をヒントに自分の頭で考えられる人には楽しんでもらえると思います。

 

ポートネックでドロップショルダーのとびきり肌触りが良いふっくら起毛感のあるクリーム色のニットを着る幸せを与えてくれる彼に感謝しながら、拘置所の冬は寒くても、心身が暖かいのは物欲が満たされているから、という現実を堂々と書く。

 

私は木嶋佳苗だから!

ギャラリー
  • 初めての勝手に抹消発信事後報告
  • 初めての勝手に抹消発信事後報告
  • イノセント・デイズの雪景色
  • 初めての受取拒否
  • 初めての受取拒否
  • 初めての受取拒否
  • タバタに夢中!
  • タバタに夢中!
  • きれいな字が書けるペン
カテゴリー
  • ライブドアブログ