30年

  • author: kikibito08
  • 2009年11月07日


このギターと知り合って30年が経ちました。

guitar



えっ?

じゃあ、お前は何歳だ!?
って思われるかもしれませんね。

ボクの「年齢」は逃げも隠れもしません。
現在38歳です。


だから、このギターに出会ったのは
ボクが8歳のとき、ってことです。


ボクが8歳、小学校の2年生になったとき、

5つ年上の兄が中学校に入学したお祝いに
両親からプレゼントされたのがこのギターです。


兄は、中1、中2、中3、高1、高2…と、
このギターを大事に大事に
いつもピカピカに磨きながら弾いていました。

幼いボクは、その姿を
いつも羨(うらや)ましく見ていました。


***


時は過ぎ、

ボクが高校生になったころだったか、
ようやく、このギターを譲り受けることになったんです。


その時の兄の言葉はよく覚えています。


「これ、つかわれ〜」
(岡山弁で、「これ、使ったらいいよ」っていう意味)

つまり、「譲るよ」ってことです。


いや〜〜〜っ。
あの時はホントに嬉しかった(T_T)

ときどきこのギターを貸してもらって弾くことはあったし、
兄から教えてもらったりもしてたから
ボクにとっては慣れた感触だったんだけど、

でも、なんていうんだろ?


長男が大事にしてたものを
次男が譲り受けるときの
あの厳(おごそ)かな感覚…。


あれは一生忘れられません。


***


それから二十数年が経ち、

岡山にいる兄から遠く離れた埼玉で、
弟であるボクの手元で、このギターは
30年の時を刻むこととなりました。


ボクの腕はぜんぜん上がってないけど、

30年間、ボクら兄弟とともに
歴史を刻んできたこのギターは、

なんとも言えない、い〜音色(ねいろ)を
響かせてくれるようになりました。


***


ボクの手元にこのギターがある限り、
大事に大事に、いつもピカピカに磨いて、
少しでも多くの音を奏でていきたいと思ってます。


でもね。

ボクは思ってるんです。


このギターは、いつか兄に返そうと。


だって、このギターは
両親のあったかい想いが込められた
ボクの兄へのプレゼントですからね。


今から何十年後になるかは分からないけど、
きっと兄の手元(ふるさと)にこのギターは帰るはずです。


それまで、兄の代わりに
ボクが大事にしないとね!




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