千里山 江口セーラー 姫松末原恭子

スカートの長さは命の長さ。
彼女達の命と引き換えに、履いてる間に間に脈絡も無く最近のなにがしかを書いてみようの会。

そんな中スカートとは無縁の二人の事。
彼女らの置かれた境遇は似ている、ようでちょっと違います。
どちらもお仕着せの衣装のようでありながら、そのお姿の在りようにはそれぞれの意思が見え隠れしているようで・・・。
男装OKの条件で千里山進学を選んだ江口セーラさん。学校の服装で進学先を決めるだなんて。男装という本人の指定とは裏腹にいっぱしの女学生みたいな進学理由の彼女。物心ついてからこのかた、「ひらひら」という少女性を拒み、拒み続けてきた事で自己の「自分的なもの」をひねりあげて来た彼女。彼女にとってスカートを履くことがどんなに苦渋の決断であったか、少し慮ってみたり。
彼女がインターハイの会場で着用していた制服は誰のものでしょう。これはもちろん自分の物であるでしょう。
彼女は自分で自分の制服をボストンバッグに詰めてバスに乗り込みました。
彼女がもしこの大会に制服を忘れ、持ってこなかったとしたら。充分有り得る事です。隙あらば学ランで飛び出さんと目論む彼女からは、自分は常にスカートに対して磁石のS極同士のようなものである、という意思の表現を感じます。
しかし彼女は持って来ました。まあしかし、これは当然のように思います。是が非でも彼女に制服をお仕着せんとす船久保女史の強い語句には、対局時での制服着用は絶対、という千里山の鉄の掟がありありと見えてきます。もし迂闊に、もしくは故意に制服を置いてきたとあらば船久保女史はおそらく、応援に駆けつけた部員の誰かしらから借り受けてでも彼女に制服を用意するでしょう。それをセーラさんは、もちろん分かっているでしょう。自分の部に対する些細な反抗如何で、部内の他の誰かしらに迷惑をかけてしまうその事態を彼女は避け置いてはいられません。彼女は千里山のエースなのです。
しかしそんな境遇の彼女の心情は如何ばかりか。傍からみれば些細と片付けてしまえそうな彼女の「自分的なもの」その進学理由。些細な条件は、彼女の本分たる麻雀とはまったく縁もゆかりもない一個人のその条件は、特待として迎え入れんとする学園側へ要求した彼女の些細な条件は。
彼女は自分で自分の制服をボストンバッグに詰めてバスに乗り込みました。 



準決勝bブロック大将戦



一方の末原恭子その人のこのお姿は如何な理由がありましょう。
一見した限りでは同じく監督からのお仕着せのそれと思えます。「見かけが変わって気分も変わり、ちゃう自分が出せるようになる」、ここで言う「ちゃう自分」とは一体どんな自分でありましょうか。
そんな赤阪監督の真面目不真面目さ如何に関してはここは不問にしておいて、わけがわからぬと訴える彼女のその狼狽と、翌準決勝の場へ赴く彼女の非狼狽ぶり。達観した表情。
違う自分とは彼女の何処の何なのでしょうか。
彼女のいわゆる「いつもの自分」の姿から見える「自分的なもの」の不確かさは、彼女のその着こなしのちぐはぐさから如実と現れてきます。それは江口セーラのその実至極マトモな着こなしから訴えてくるその「自分的」の確かさからは程遠いものです。
また回想時の彼女の姿からは、監督の言う「ちゃう自分」とさほど遠くない、いやさ確かな繋がりが見えるよう思います。過去より見せる彼女の姿と「ちゃう自分」との地続き感。
あの姿。彼女はけしてあのめかし込んだ制服、切れ上がったスカートの短さには異を唱えておりません。あくまで監督の不真面目さに異議を立てているばかり。冷静に見ればあの制服の着こなしは別段気合を入れたおしゃれでもありません。よくみるいつもの姫松の制服です。
そこからはまるで彼女の「いつもの」言葉遣いが、そして「いつもの自分」の着こなしが、如何に上から蓋するように「自分的なもの」からの逃避として作用しているようだなどと勘繰って見えてきてしまえるよう思えます。
彼女はけしてスカートの少女性を拒んでいるのではなく。
彼女の「いつも」からは、どうやら少女性から身を守っているよう思えます。





うーん。






季節は短し。



他雑感。

70年度インターハイ個人決勝戦2


湯佐さん。
立先生のHP公開までは根強く彼女は愛宕お姉ちゃんの初期の姿だと、(そうだったならいいなあ)と、(そうでなくとも制服の類似性から姫松の初期案かなんかだったなら良いなあ)などと、思っておりました。
苗字分布を物差しとして使うなら、どうやらおそらく宮城のお方のご様子。
すぐ下から台頭してくる新世代達の猛攻の前にどのように彼女は立ち回り、そしてインターハイを去っていったのか。
そして個人戦4位の戦績をしてプロや実業団の道を選ばず進学を選んだ経緯とは。
連載当初から姿を見せる彼女の事を、もっと知りたいなあなんて、思います。

うーん。

怒涛のように過ぎる日日。





シロミキヨ?とアマミキヨ?
 

神鏡へ足を運んだ彼女達の今後の動向も気になります。
もう一度白望の闘牌がみたい。






永水 石戸の蒲桜2
 

もう前の話ですが、埼玉は北本市にでっぷりと腰を下ろす石戸の蒲桜を見に行きました。
北本市は市とはゆうても圏央道の最果て、虚空にぽっかりと浮かんだ狭い集落の間を縫い丘の中腹にひっそりと石戸さんは鎮座ましましておられました。
今にも朽ち果てそうで・・・軋みが聞こえてきそうで。しかし花は豪勢に咲き誇っておられました。

残りの6桜もいつの日か。






シノハユ 白築慕と耕介

もう一年も前になりますか・・・。
咲その物語内において、耕介さんの役割について、耕介さんには大変酷いことを言ってしまいました。
謝らせて下さい。
第16話「湯町の子①」
耕介さん、素晴らしいお姿でした。
「姉貴は今きっと忙しいんだよ 忙しくて来られないんだ」

耕介さん。。。ありがとう。










うーん。


しかし、もう、一年。



季節は短し。

命も僅か。




こんな感じで、今日は。