気功を深めていくために必要な条件について述べてみますね。
気功は気の訓練という意味ですから、訓練してゆくためには「気」というものの体感が必要になりますよね。
 「気」が体感できなくては訓練のしようがありませんからね。
その「気」を体感するために必要な条件として、私は次の二つを考えているんです。
一つは「体性感覚の開発」であり、もう一つは「ふぁんそんした体」です。
 この二つの言葉の意味は日常語ではありませんから、その概念について述べておきますね。

①体性感覚を開発するということについて
私たちは生きていくために様々な情報を得ています。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などの感覚によって得られる情報です。
それらは外部からの情報なんですが、それだけでは生きてはいけないんですね。
頭が痛い、肩が凝った、おなかが減った、トイレに行きたい、膝が痛い等々の情報も大切な情報ですよね。
これらの体からの情報は、外部を認識するための五感に用いられている感覚とは違った感覚を用いているんです。
体からの情報を得る感覚を総称して体性感覚と言うんですが、気功においては、外部の情報を得る感覚ではなく、体内を感じるための体性感覚が必要なんですね。
この体性感覚については後に詳しくお話することにして、ここでは、外部の情報を得るための五感とは違った別の感覚である体性感覚を用いていて、気の体感に用いられている感覚は訓練によって作られていくものなので、気を体感するための条件ということを正しく言うならば「体性感覚を開発していく」というべきかも知れませんね。


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