詐欺サイトで「ペナルティ料金が高い」という話が出ていましたが、
不法行為の罰金の意味合いもあるので高いのでしょう。

昔は、今のように気軽に不正使用をしてしまう環境ではなかったんです。
インターネットやパソコン通信も無い頃ですから、

写真は4×5(インチ)、6×6・6×7・6×9(センチ)、35(ミリ)サイズで
紙マウントされたものでした。
マウントのままではドラムスキャナーに巻けず、
マウントを剥がすとすぐバレてしまうので、不正使用をする人は少なかったんです。
稀にプレテ使用(5,000円〜10,000円)と言って使ってしまう乱暴な人もいたので
厳しくなったのと、カメラマンの立場が強い時代だったので罰則も厳しくなったのだと思います。


当時、リースフォトを使うのは、宣伝課(部)のある中堅〜大企業、出版社等、広告や本に制作費が出せる企業だけでした。(企業や出版社のイメージダウンになるという事で、不正使用は少なかったという事もあります。)

ところが現在は、猫も杓子も自社ホームページという事で個人商店から小店舗まで
ホームページを作る時代です。
残念ながらそういうお客様は制作費が無いので制作会社に頼まず、個人デザイナーに
依頼する事が多い。

例えばSOHOサイトを覗いてみると
http://www.atsoho.com/jobinfo/index/type-8.html

制作費が安いですね、
(あまり低価格でもやってしまうのは制作者自ら首をしめてるところがあります)
SOHOでも力の有る人は数百万単位の仕事をしてる方もいらっしゃいますが、
webで探すと30,000〜50,000円で制作というのも多いです。

そういう仕事では、リースフォトの写真(著作権有り)は1年契約で40,000円位〜ですから
とても使えません。

ここはデザイナーの腕の見せ所で、「素材辞典」「マイザ」等のフリーphotoにフォトショップとイラストレーター、シェードとデジカメを駆使すればソコソコのイメージは作れます。

自分で作らず、Webでイメージに合うものを探して、人が作った売り物をパクってしまうというのは
クリエィターとしてかなり情けないと思います。



覚えが無いのに手紙がきたという方は、警察に相談される事をお奨めします。
(来た、来たと言うだけで行かない人が多いですね????????)