当法人では高齢となり介助が必要となった方が、それまでの暮らし方を不自由なく継続できるよう介助しております。
中でも「入浴」と「食事」は不可欠なもので、ご利用者様にとっては楽しみの一つでもあります。
喜久寿苑では入浴を提供するにあたり、各種の機械浴槽(特殊浴槽)を整備しております。
このうちの1台、チェア浴槽は長年大事に使用してきましたが、最近はメンテナンス依頼も多くなってきており、買換えの検討をしておりました。
現場の介護職員の望む上位機種を購入する場合、浴槽本体に専用車椅子を含めるとミニバンタイプの新車が2台くらい買える金額となり導入したくとも、なかなかに悩ましく手をこまねいておりました。
しかし「意志あるところに道は拓ける」の通り、日本全国の「競輪」と「オートレース」の売上金からなる公益的事業への補助を行っている「公益財団法人JKA」の2021年度補助事業をインターネットで見つけまして、当法人では初の応募をいたしました!
岐阜市内には「岐阜競輪場」があり地元出身の競輪選手も数多くおりますが、公益的な補助事業を行っていることは、今回初めて知ることとなりました。
JKAでは福祉機器の整備以外にも多岐にわたる補助事業を行っているようです。
機械興業への振興対象となる主な事業としては、
●感染症等拡大防止に関する製品の開発・改良・調査・研究
●自然災害等に対する防災、減災のための調査・研究・人材育成
●ものづくりや人材育成
●地域産業の振興
●省エネルギーの推進、新エネルギーや再生可能エネルギーの開発
●3R(リデュース・リユース・リサイクル)への取り組み
●自転車・モーターサイクルの支援に関する事業(機材等の開発) 等
公益事業への振興対象となる主な事業としては、
●児童・高齢者・障がい者への支援活動
●伝統芸能・音楽・映画など学術、文化の振興
●小学生・中学生・高校生を対象とした地域交流活動
●震災や災害等により甚大な被害を受けた被災地への復興支援活動
●スポーツ振興
●自転車安全利用のための環境整備・交通マナー等の普及啓発
●新型コロナウイルス等感染症対策などの医療活動 等
補助対象は公益法人等に限られますが、今回申請しました「福祉機器整備にかかる補助」は補助事業のうちの一つとなります。
コロナ禍であってもエッセンシャルワーク(生活必須事業)としての社会福祉事業が活動を止めることはできません。公益財団JKAのような助成団体から資金面でのバックアップをいただけることは社会全体を下支えすることにも大きく寄与していると信じています。
2020年度補助事業には全国からの申請766件、うち補助採択437件(総額約53億円!)
福祉機器の整備に限ると申請件数27件、補助採択件数は9件となり33%の狭き門です。
選考結果発表は来年3月下旬予定とのことで、首を長くして待っております。
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