013
どんだけ空けるんだ?笑
本ブログは一昨年の末に作成しました。
しかしその後数回書いただけで、まったく更新せずに今日まで来たので、廃止したと思われています。
もったいないので、無理せずに更新しようと思いますので、宜しくお読みください。

再開第一回として、やはり日蓮正宗の化義の話をしようと思いますが、まずは水について。

日蓮正宗では毎日、水をお出しすると思います。
在家の方は、基本的には一器、信仰が進むと三器の方もいますか?
それでは寺院はどうか?

知らない方は、参詣の砌に拝して頂きたいが、六器あります。
この六器には深い意味があるので、それを見てみます。

まず寺院の六つの器であるが全てが水ではありません。水が入っているのは真ん中2つだけです。

上記の画像は日蓮正宗教師必携という、御僧侶の書籍をスキャンしたものであるが、まあこれを見ればおわかり頂けると思います。

右から華香水水香華の順。
一番右    →「樒の三つ葉」
          「無作三身を表す」
右から二番目→「樒一葉の先後を除きその上に香をおく」
          「無始無終の境智を表す」
右から三番目→「樒一葉の先を入れ水を入れる」
          「本門不変真如の理を表す」
右から四番目→「樒一葉の先を入れ水を入れる」
          「本門随縁真如の智を表す」
右から五番目→「樒一葉の先後を除きその上に香をおく」
          「無始無終の中道を表す」
右から六番目→「樒の三つ葉」
          「自受用報身を表す」

図には以下のように解説があります。

〇朝上げるときは、一念三千と開くゆえに、水香華の順に上げ、夕下げるときは三千一念の収まるゆえに、華香水の順に下げる。
〇水は清水(早朝汲み初めの清水)に限る。湯茶を用いてはならない。
〇香は抹香を用いる。線香を用いてはならない。
〇朝は勤行の前に上げ、夕は勤行の前に下げる。
〇総本山では、六器の前に樒の三つ葉、及び一葉を歴代に供えている。
 末寺では歴代に樒の葉を供えなくて良い。

これを見ると、寺院の化義も一つ一つに深い意味があるのが分かります。
今回は、紹介に終わってしまいましたが、今後も書いていきますのでお願いします。