2014年01月20日

初雪や水仙のはのたはむまで

“はつゆきやすいせんのはのたはむまで” 貞享三年 四三歳の句

The first snowfall!
Just enough to bend down the leaves
of the narcissus.
(Translated by TOSHIHARU OSEKO)

先日、伊賀上野にも 初雪がありました。
意外にも、伊賀の冬は決して雪深くないものですから、
“明日には初雪が積もるかもしれません”などという、
予報に一日を締めくくる、その夜明け、
窓を開ける 心にすこし急くものを感じます。

たいてい、真っ先に目に飛び込んでくるのは、
庭木の葉、であります。
たっぷりと雪を頂いた葉が、
深々とお辞儀をしているという図が、満足度大、なのですね。

景色に満足すると、次は耳を澄ませる…
漫画だと、シーン〜 と言う字が浮かんでいるような静寂の中に、
遠くで路線バスだか、が、
チェーンを付けて走り去る「チャラチャラ…」と走り去る音だけがかすかに聞こえるという、
これで私の、今年の初雪体験は完了、となります。
雪国でない、地方都市の町なかの、これが恒例の初雪体験なのでありました。

芭蕉さんにとっちゃあ これが、たわむ水仙の葉、ということでございました。
わかるわかる、その気持ち。

菓子は外郎製で、氷餅をまぶしてあります。
雪水仙In the winter, people will feel impatient for the day when snow piles up for the first time. Local people that are not accustomed to snow, so you should feel more strongly. I think Basho it was so. Landscape that represents the expectations of Basho, it was a leaf, the narcissus.



kikyou0123 at 22:59│Comments(0)TrackBack(0)

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