2020年05月16日

篠の露袴に掛けし茂り哉

“ささのつゆ はかまにかけし しげりかな”元禄六年 50歳の句

The dew of sasa
Has wetted your hakama:
The roadside thickets!
(Translated by TOSHIHARU OSEKO)

元禄バブルの頃ですから、藩士の参勤ものんびりしたものだったんでしょう。
“お帰りなさい、ご苦労さんでした。袴が笹の露でぬれちゃいましたよね”
って、ほっこりさせる句となっております。(多分)

これが、“麒麟がくる”の時代なら、おっとり構えてはいられません。

戦国時代の笹の露といえば銘刀“笹の露”

WIKIによると
「笹の露」とは、笹の葉にある露は払えば瞬時に落ちるがごとく、その刀で切り払えば胴が瞬時に落ちることを称えた表現…
この刀にかかれば、切られたものが、逃走中に突如裂けたというのです。
「斬味が余りにも凄まじすぎて、切った側も切られた側も気付かなかったのである」だって…

もうゴエモンの斬鉄剣だわ。

ということで、笹の露の表現は“切れ味”がポイント。
如何でしょうか、この練り切りのキレ味は…

ちなみに、当家に伝わる日本刀は、銘を“錆ノコギリ”といいます(笑)

薯つなぎ練り切り製こし餡巻き。



笹の露









Basho is aiming for a disciple who has returned from a trip. I'm sure it was wet with the dew on the bamboo grass. Good job. That's the situation.On the other hand, the dew on the bamboo grass can be instantly paid off. Therefore, it means a Japanese sword that cuts well.This Japanese confectionery is a design that shows the sharpness. The design of Japanese sweets is very interesting.





kikyou0123 at 18:43│Comments(0) 夏(summer) 

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