2007年10月28日

仲間とともに ・・・第五番地蔵寺・・・(第15話)

 「今日は第十番まで廻りたいですね」先達。お寺の巡拝時間は7時から夕方5時までと大概決まっている。本日の予定では第九番までなので、急いで十番までいった方が宿泊先からいったりきたりしないですみ、明日の効率がいいとのことだ。ここまで順調にきている。まあ、そこらへんは先達にお任せです。それとも読経が遅いとでもいいたいのかな?いやいや深読みはしないで素直に行こう。なにせお遍路さんなんだから。
 彩色された仁王門をくぐると集団のお遍路さん達が読経している。聞き耳を立てると教える先達の影響によるものと思われるお経のイントネーションが随分違う。「読経がどこか違うね」「うん、何か違うね」小声で山形。「どこかの宗教みたい」お嬢さん。「我々もいってみれば宗教団体だろう」西宮。「まあ、違いない。今はね」大師堂の前には聖なる母の広大なたらちね銀杏が聳えている。秋には黄金の紅葉が見事だろう。
 修行大師像は一匹の猫が現れて長男を亡くしたというから、交通事故かもしれないが、その人の寄贈した像であると石碑に刻んであった。弘法大師が銀杏から舞い降りるように御来降されその息子は永遠の命を授かったという。ここにも弘法大師伝説がある。
 さもありなん。それらを素直に受け入れている自分がいる。
早くいきましょう。お嬢さんが急かせるが、山形は自分のペースで、せっかくきたのだからといいたげにゆっくり辺りを見学している。どうもここらへんはお嬢さんと山形の二人の性格がでているようだ。焦ってもしょうがない。日にちが短縮されるわけでもなければ、予定通り進行していけばいいのだから。悪人の西宮はおしゃべりで見聞したいろいろな感想をのべている。この調子でいけばこのクルーと一緒に八十八はなんとかこなせるだろう。

 
















kikyouw at 23:30│Comments(0)TrackBack(1)clip!四国八十八 

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1. 旅行関連新着ブログ紹介  [ 高級旅館・高級ホテル宿泊予約 ]   2007年10月29日 00:00
TB失礼します。当ブログで旅行関連おすすめ新着ブログとして紹介させて頂きました。

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