5-13「Wの悲喜劇」感想

  • 2007年01月19日

 面白かったです。笑わせてもらいました!キワモノ系好きです。予告から笑劇的な殺し方はもちろん、美和子スペシャルが最高に可笑しい。久しぶりの1時間モノということで、輿水さんにしては珍しくコメディ要素大目、珍しくキャラ遊び大目でしたが、オチは輿水さんらしくて良かったなー。犯人役の野村宏伸さんも、あの微妙としかいいようのない感じがなんともはまり役でした。そういえば美和子SPの味も「微妙」だし、殺害方法も本当に「微妙」で本当に殺したいのか本当は殺したくないのか「微妙」だし、テーマは「微妙」?もう一つ「夫婦愛」もテーマだからでしょうか、妻を愛する夫代表の角田課長の出番多し!課長は口ではいろいろ奥さんのこと言ってますけど、『相棒』一の愛妻家代表ですから。薫ちゃんもいいダンナさん振りでしたけど、こちらは美和子ともども新婚夫婦代表ですね。やはり心から美和子SPを「うまい!」といえないとまだまだ青いな、なんでしょうね。そして右京さんとたまきさんの離婚夫婦代表もありの3夫婦の面々を揃えた美和子SP垢披露目パーティ、その隣では夫が妻を殺す、愛ゆえに。
 こういう犯人も方法も先に見せちゃうパターンだと、犯人を追い詰める方法と動機が要になってくるわけですが、両方ともひねりが効いていて良かったです。冒頭の美和子SPからうまく展開していき、右京さんが大丸(野村)に料理のリクエスト。でCM。料理になにかあるのかと思わせておいて、実はメガネが本命。断ってもいい突拍子もない右京さんの要求になんで従うのか、少々強引な気もしますが、野村さんの押しに弱そうな人の良さそうなキャラと、そして本当は愛していたから殺したという真実を認めてもらいたがっているような、それを右京さんは見抜いているような説得力があったと思います。証拠らしい証拠もなく、プライドに訴えるでもなく、激昂でもなく右京さんは優しく「まだシラをおきりになりますか?」と聞くと無抵抗で落ちちゃいますが、不自然ではなかったですね。そもそも、この奇抜な時限装置自体が、本気で殺したい人のすることではないと思う。「複雑怪奇な」愛なのでしょうね。動機も普通ならトリオのいう浮気相手に本気になって太った妻が邪魔になった、ということろなので、まあ逆かな、愛してたから殺したんだなとは予想がつくのですが、まさか妻の方が浮気とは。野村さんが本当にうまくて、「解決したけどやるせない」なあと久々にしんみりとしました。最初の方は超コメディで大笑いだったのに。

 今回は、課長が薫の役目をしてしまったので、薫ちゃんはあまりいいとこなし。あとインパクト大であろうと思った便器殺人より、絵的にもインパクト大の美和子SPが大活躍?初対面の課長とたまきさんコンビが捜一と鑑識さんのマージャン面子に食べさせたり、大丸にも食べさせてラストシーンでアドバイスもらったり。マージャンとかパラパラ漫画製作右京さんとかキャラ遊びほんとに多いな。その分、事件がちょっと薄くなったかな。輿水さんは思わせぶりなシーンが伏線じゃないことがよくあるからなー。個人的には伏線がスパッと決まる方が好みなんですけど。
★★★★★★★★☆☆(8点/10点)

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