日経平均株価  9069.81  +36.52(+0.40%)
ジャスダック指数  50.36  -0.31(-0.61%)
マザーズ指数  335.90  +0.48(+0.14%)

  29日の東京株式市場で日経平均株価は小反発。終値は前日比36円52銭(0.40%)高い9069円81銭となった。ハイテク株に買いが入ったものの、週末以降の重要イベントを控え様子見ムードが強かった。日経平均の高値と安値の値幅は40円と狭く、膠着感が市場を覆った。前日の米国市場でダウ工業株30種平均は下落したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅高となって約4カ月半ぶり高値を付けた。東京市場でもアドテストや京セラなど日経平均への寄与度が高いハイテク株が買われ指数高につながった。しかし、東証1部の売買代金は概算で7825億円にとどまり、11営業日連続で1兆円の大台を割り込んだ。日本時間の31日夜にはバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されている。今後の同国の金融政策を占ううえで内容を見極めたいとする市場関係者は多い。「来週以降も欧州の債務問題に関係したイベントや米国の雇用統計の発表があり、通過するまでは積極的な売買を手掛けるのは難しい」(立花証券の平野憲一顧問)との指摘があった。東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに小反発。終値は前日比3.73ポイント高の750.03だった。東証1部の売買高は概算で14億212万株だった。業種別TOPIXでは「石油石炭製品」や「電気機器」が上げた。東証1部の値上がり銘柄数は994、値下がりは509、横ばいは170だった。米社の大型買収が伝わったダイキンは午前中に7%超の下落となったが、午後は押し目買いが入り下げ幅を縮小した。ファンドによる買収が報じられたルネサスは制限値幅の上限(ストップ高)で引けた。シャープや三菱UFJ、関西電が上げ、ファナック、ソニー、キヤノン、三菱商が買われた。パナソニック、三井住友FG、日立も高い。半面、セブン&アイやファストリが下げ、トヨタ、TDK、ホンダ、ディーエヌエ、エーザイが売られた。東証2部指数は反発。ノエビアHDや朝日インテク、クオールが高く、マニーやレーザーテク、内外トランスが安い。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

◆セガサミーHD(6460)
  1642円  16円高(+0.98%)
2営業日続伸。地味に下値を切り上げているが、この出来高で戻りを試す展開になるのかどうか。
◆サイバーA(4751)  16万5300円  3700円高(+2.29%)
今日の高値引けで週足陽線の可能性が出てきた。このBOX圏を抜け出しても戻り売りをこなさないといけないので楽観はできないんですけどね。
◆グリー(3632)
  1337円  9円高(+0.68%)
3営業日ぶりに反発。VOYAGE GROUPとの提携を発表したが、株価の反応は薄く、ザラバで25日移動平均線を割り込むなどギリギリの展開が続いている。しばらく横這いで推移するかもしれないな。
◆シャープ(6753)  230円  15円高(+6.98%)
7営業日続伸。これだけの商いをこなしてしまうと今日が目先の高値になってもおかしくない。日程的にもそろそろだし気を付けないとやられるぞ。
◆大阪証券取引所(8697)  35万5000円  2万500円安(-5.46%)
2営業日続落&年初来安値を更新。先日の安値はそう簡単に割り込むことはないと思っていたのだが甘かった。需給には勝てなかったか・・・。