クロモリという素材を選ぶだけでも
「マイナーなとこいくね!」
「渋いね!」
と言われるのに、

カスタムオーダーと言ったらアンカーだろ!みたいな空気の中で
「Panasonicのロード」
とか言うと、もはや相手の言葉もないです。


僕の周りでは認知度が低いパナソニックのクロモリロードですが
みなさん、Panasonicでもロードバイクつくれるの、知ってました?





日本ならアンカーだ!と思いアンカーにばかり注目していましたが、
Panasonicもカッコイイクロモリロードを作っていました。




Panasonic ORC27


orc27 01



まず僕は、ORCってなんだろう?という疑問が浮かびました。
しかもFRCってやつもあるし・・・わからない!
教えて!グーグル先生!


ということで調べてみたところ

Oがつく方の「ORC」完成車という意味のようです。


見た感じが自転車のカタチになって届くようですね。
もちろんそのまま乗れますよ。


コンポは105かTIAGRAが選べます。

グレードが上なのは105なので、案の定その分完成車の値段が上がっています。


一方「FRC」はフレームセットのことです。

こんな状態で家に届きます。


            ORC27orc27 02

           
            ORC07orc07 02


こーんな感じの、なんもついてない状態ですね。


コンポーネントやハンドルやステム、サドル、ペダル、などなど自分好みで揃えたい、作りたいという人に向いているのがFRCです。



冒頭で少し話しましたように、Panasonicの自転車もアンカーと同じくセミオーダーメイドで作ってもらえます。



あなたの思い通りとまではいかないかもしれませんが、
とても自由度が高く、しかも美しいフレームを作り出すサポートしてくれるのがこの「カラーシュミレーション」です。


http://cycle.panasonic.jp/products/pos/color/simu/index.html?f=tn



それでは、ORC27の特徴を読んでみてくださいね。






・チューブがボンキュッボン


チューブが、あの美しいホリゾンタルを作る細いパイプが、ダブルバテッドチューブというものです。
これは一言でいうと
「パイプの厚みが真ん中と両端で異なるパイプ」
のことです。


スレンダーにボンキュッボンなんです。
外からだと分かりにくいけど。(笑)


なんでこの加工をするのか?
気になりませんか?
というか、もうすでに知っていますか?





なんでダブルバテッド加工をするかというと





なんでかっていうと







「軽量化」のためだからです。

けっこう引っ張りました。(笑)



クロモリって他の素材と比べるとやっぱり重たくって

「どうしたら軽くできるんだろう?」
と考えた結果、
「接合部は厚めに、真ん中は薄めに」することで軽量化を実現することができたようです。


軽量化って自転車に乗る上で確かに大事ですよね。
坂の上りやすさも変わってくるし(坂道君はクロモリで優勝したけど)
道を曲がるのだって軽いほうがいい。


素晴らしい努力をチューブ数本のためにしているんですね。
日本人の繊細さを感じることができるロードだと思います。





今書いた、バテッドチューブが一番知って欲しかった特徴なんですけど、
他の特徴を少しまとめて下に書いてみますね。

ORC27の大きな特徴として


・105かTIAGRAか、コンポが選べる
・一流メーカーのロード
・カラーオーダーができる
・フレームだけも頼める
・チューブが軽量化されている
・自分だけのロードを作れる


ということが挙げられます。


しかし、こんな噂を聞いたこと、ありませんか?

「ORC27を買うんだったら、もう少し我慢してORC07を買った方がいい」


ORC07とは、こちらです。

orc07 01




こう言われる理由として、

どうやらステムやサドルポール、ダウンチューブの細さに違いがあるみたいです。



そこで、スペック表をよーく見比べてみました。



・これを見て、良さがわかれば「ORC07」がおすすめ



※27→ORC27のこと
 07→ORC07のこと


  • ◎フレーム単体質量が、07より27の方が100g重い

    ◎ダウンチューブが27の方が細い
    ◎ハンドルバー、ハンドルステム、シートポストが27はアルミで
     07はNITTO
    ◎タイヤは07がPanaracer
    ◎27はコンポが105かTIAGRAから選ぶことができる
     07はコンポがULTEGRAか105から選ぶことができる


この情報を見て、07の方がいいやんけ!と思った人は
少し我慢して07を買った方が満足感が高いと思います。


07の方が良い理由が、もうきっとわかっているだろうからです。



一方で双方のスペックを見比べて、「何がいいんだかよくわかんない」
という方は27の方を買うことをおすすめします。

なぜかというと、初めてロードを買う人でも満足できるスペックが
27には備わっているからです。


僕は「何がいいんだかよくわかんない」って悪いことではないと思います。
最初からなんでもわかってたら挑戦する楽しみがないので、「よくわかんない!」は逆にワクワクします。




せっかく記事を書いているので、それぞれのスペックの差を書いていきたいと思います。
「自分で買って、いろいろ試してみたい!」
「体験して理解したい!」
という人は、ここから先は読まない方がいいかもしれません。


ここから先の僕が調べたことが、「よくわかんない!」を少しでも解消したい方の助けになれば、幸いです。






◎フレーム単体質量が、07より27の方が100g重い


クロモリよりもアルミを、アルミよりもカーボンを欲しがる人が多い理由の一つが
「軽い」からです。


上の方でバテッドチューブの目的は「軽量化」だと言いましたが、
「自転車がぶっ壊れないこと」と
「車にひかれないこと」と
「股間が痛くならないこと」
の次くらいに願うことが「軽くなる」ことです。


ORCのフレームに当てはめて考えてみると「07の方がフレームを軽くする努力をした」ということです。


クロモリが大好きで、それに乗ってレースにも出たい人は少しでも軽い07を選ぶでしょうし、
山なんて、峠なんて、坂なんて登らないよ!という人は27でも満足できるのではないでしょうか。


ロード初心者かそうではないか、の違いのほかに
自分が何をしたいか(使用目的)でも、07か27か選べるでしょう。





◎ダウンチューブが27の方が細い


これは好みの問題です。

細めが好きか、軽いのが好きか。


細い>軽い が好きなタイプなら
27を選んだ方が、自分自身の目の前に置いた時に興奮度が高まると思います。


一方で
細い<軽い が好きなタイプなら
07を選んだ方が坂を登っているときに「こっちにして良かった!」と実感することができますよね。


そういったわずかな好みの差ですが、あなたにとって大切にしたいのは細さと軽さ、どちらですか?
これはアイデンティティにも関わる問題(言い過ぎ?)なので、じっくり考えてもらいたいのですが

僕だったら細いのが好きなので、27を選びます。
細めのクロモリが大好きです。

自転車のレースに出るとか、峠を制覇しに行くとか、そういった一大イベントみたいなのは特に興味がないのですが、「自慢したい気持ち」はかなりあります。(笑)


盗まれたくはないけど、みんなに見てほしい!(きれいなホリゾンタルを)
倒されたくはないけど、みんなに見てほしい!(この細さを)
俺もこれ欲しいな~って言われたい!


みたいな(笑)


僕はこういった自慢欲を満たしたいから、細いのが好きです。
軽さって、見た感じでわからないから。


僕の判断基準はこんな感じですが、人によって違うかもしれません。
あくまで参考までに。





◎ハンドルバー、ハンドルステム、シートポストが27はアルミで
 07はNITTO


2014y08m26d_002311529


NITTOは日本の老舗ブランドです。
クラシカルな自転車にとっても似合うステムを作ってくれています。


ブランドを採用しているか、そうじゃないかの違いです。


確かにNITTOのステム、素晴らしいです。
僕もいくつか欲しいと思っています。

すごくきれいなんです、表面が。
くすんだ銀色ではなく、通りすがりの人ですら魅了するような銀色なんです。


これは生で見比べてほしい。


一方で、27もアルミはアルミでも悪いものを使ってるわけではないと思います(だってパナソニックだもの)。


NITTOかそうじゃないかで大きく異なるのは「美しさ」です。


ある日僕が見たNITTOのハンドルに対するレビューで、
「このまま部屋に飾りたくなるくらいきれいなハンドルでした」
と書かれていたんですね。うろ覚えですけど。


あなたの身の回りのハンドルを見てもらって、
飾りたくなるくらいのハンドルってありますか?

僕は持っていません。


「飾りたくなるくらい」っていうのは少しオーバーかもしれませんが
僕はそう言わせられるNITTOの製品の美しさってすごいなって思いました。



ま、そんな僕の感想は置いといて
アルミでもいいからとにかく自分の自転車を作ってほしい!って人には、27を
部品の細部までこだわりたいなーって人には、07をおすすめします。




◎タイヤは07がPanaracer


Panaracerというタイヤをご存知でしょうか?

僕はクロモリのフレームにのみ夢中になっていたので、
タイヤにはこれっぽっちも興味がありませんでした。


僕がわかるものと言ったら、
スリックタイヤとブロックタイヤの乗り心地の違い

ママチャリとロードバイクの一漕ぎでの進み具合の違い

タイヤの太さが変われば、スピードの乗り具合も変わるということ

くらいです。


なので、Panaracerについてはネットで調べた程度です。
タイヤについてもっと詳しく知りたい場合は、調べてみてください。



さて、Panaracerについてですが、

  • パンクしにくい(耐パンク性が高い)
  • ごつくて重たい
  • ・とりあえず、これはいとけば大丈夫


みたいな意見が多かったです。


自転車屋の店長に聞いてみたところ
「あーあれ、いいよね。パンクしにくくておすすめだよ。」
と、ネットと同じ意見が。



タイヤなので、27の方を買ってもあとで付け替えられます。
タイヤ・チューブ交換、一度経験しておくと緊急事態にスムーズに動けますので
初心者の方には27の方を買って、タイヤ交換をしてもらうのが1番おすすめかなと思います(勉強になるから)。


勉強になるからって理由でタイヤチューブ交換やる人、めったにいませんけどね!(笑)

お金がある人は、僕の代わりにPanaracerを買って試してみてね!




◎27はコンポが105かTIAGRAから選ぶことができる
 07はコンポがULTEGRAか105から選ぶことができる



コンポとはコンポーネントの略で、
自転車のブレーキ、変速、軽さなどを決める重要な部品たちの総称のことです。

主にシマノが多く、このORC27に使われているコンポもそれです。


コンポにはグレードがあって、上に行けば行くほど感動するくらい精密なつくりになっています。




「んで?ULTEGRAと105、TIAGRAってどれが上でどれが下なの?」


グレードを上から順に書いていくと、


DURA-ACE

ULTEGRA

105

TIAGRA

SORA

2300(今はClaris)


という順序になっています。



ORC27は、このグレードの中の上から2番目から4番目までの中から選べるんですね。


DURA-ACE

ULTEGRA

105

TIAGRA

SORA

2300(今はClaris)



シマノのコンポなら、どれもつくりが丁寧なのでおすすめなのですが
僕が買うなら105がいいです。

街行くロードバイクに105がついてると「おぉ!」って思うからです。
安くない自転車に乗ってるんだなって、わかるのが「105」というコンポのグレード力だと僕は思っています。


そして僕も「おぉ!」って思われたいんです。(笑)

もし僕が自転車に乗っていて信号待ちをしていて、そしてもう一人の僕がいたとして、そいつがそばを通りかかったとき「わーいいやつに乗ってるんだ!」って思わせたいんです。


なので僕の心の中では、105なら満足!って感じです。


こんな見栄っ張りの僕の意見もあるよってことで、参考程度に覚えててくれればいいんですが
「Panasonicのロード買うなら、そのブランドに見合ったコンポがいいのでは?」
と考えております。





・以上の5つの違いを踏まえて。





ORC07と27、どちらにピンときましたか?

最終的にはお財布と相談になると思いますが、それでもあなたの直感を信じて決断してください。
だって、クロモリは長ーく乗れる自転車ですからね!





あなたがよい自転車と出会えますように!





ORC27ならこちら→ORC27(完成車)


ORC07ならこちら→ORC07(完成車)