2007年02月20日

九五のモノクロの渦に惑え

空に浮かぶ雲を眺めていると、ふと、アレ、と思うことがある。
流れているように見えるが、動いていないようにも見える。小さい頃は、動いているのか動いていないのか、はっきりさせようと躍起になって見つめていた。
で、思いついたのが、近くの電信柱を目印に雲を眺めるということ。電信柱と雲の距離を見れば良い。

観察した結果、たしかに雲は動いていた。しかし、それは極僅かだった。雲はもっと速く動いているように[見える]。だが実際は見た目のスピードよりはるかに遅い。

目がおかしくなったんじゃないかと思って、友達にも見てもらった。動いているように見える、と言ったのを聞いて、

なんだかよく解らないが、そういうものなんだろうよ。

と、自己完結させた覚えがある。



「だまされる視覚 錯視の楽しみ方」
北岡明佳 著

とにかく騙される。騙されたがりには堪らない。明るくもないのに明るく見えたり、静止しているのに移動して見えたり、回転して見えたりする。


で、なんでそう見えるのか、なんて疑問に、脳の働きによる説明を求めるのは、ちょっとお門違いな本。一応、ちらっと触れてるが、こうするとこう見える、と言った錯視のデザインの指南だそう。
だから、図と一緒に、描き方が記してある。もうそうなると描きたくて仕方ない。だって簡単なものならたぶん、誰だって描けますよ。
パソコン無いとまず、描けませんがね。何せマス目がいっぱいあったり、円形がいっぱいあったり。はー、欲しいよ、パソコンとドローソフト。


というわけで、錯覚を見て楽しむも良し、実際作って楽しむも良し、な本。むしろ、描くこと前提。絶対描きたくなる。

絵だけがあるのでなく、描き方があるのが良いよね。

で、本もいいけど著者のホームページも見応えあり。絵柄がカラーで見られます。

まぁ、人によっては酔うかもね。注意書きを守ってください。

漫画とかイラストの背景に使ったら凄く良さげな図形たち。スクリーン・トーンの柄に欲しいわ。出たら買うからさ、誰か使って絵描いてよ。

とりあえず、パソコンがないので方眼紙を使って描いてみようか思案中。慣れたら応用して複雑なものもイケそうな感じ。


で、雲の錯覚(だと思う)だけど。本書読んでて思ったのは、二章の四にあるように、コントラストなのかなぁ。明るく濃い方に進んで見える。

ちなみに個人的には、[蛇の回転]と[コメの波]がえらく気にり、電車内で見つめてたら、軽く酔いました。
kim81 at 23:13│Comments(2)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by くぅ   2007年02月20日 23:44
うわぁ〜すごく気になる本です描き方がついてたら自分でも描いてみたくなりますねどんな感じなのか見たい…本屋で探してみます

あ、私も雲と電柱で雲の動きをじっ〜と見てましたよ…(笑)
2. Posted by キムラ   2007年02月21日 00:24
あ、やりましたか?雲(笑)やっぱあんまり動いてないんですよねこの本、表紙の図柄が動いて見えたら是非覗いてみてください
歪んで見えるとか、点滅して見えるとか、もりだくさんですよー。

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