4月〜6月の当店での人気メニューの一つ、藤岡産「甘しずく」のサラダ。

その生産者であり、中学校の同級生でもある松本さんの圃場にスタッフとお邪魔してきました。

このトマトは、甘さと酸味が豊か、またそのバランスがとても良いのが特徴です。

神流川の近くに松本さんの1000坪にわたる圃場があります。こちらは全てハウス栽培がおこなわれています。
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松本さんとさらに奥様もご同行していただきました。田植えもあるこの忙しい時期ですがゆっくりお話をうかがうことができました。
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ハウスに入り実際にトマトに触れながらの説明には、迫力と愛情が感じられます。納品にお見えになるときとはまた一味違った姿です。

普通のトマトの生産がほとんどですが、一部試験的に「甘しずく」を生産されています。
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「甘しずく」は糖度が高い時にはBrix12度まであがり、その糖度の高さと合わせて酸味も豊かで付加価値の高い商品として位置づけられます。

反面、味の向上を主に開発された品種だけに、病気に弱かったり収量が少ないなどのデメリットもあるとのこと。

圃場には細かいところにいろいろな工夫がなされています。


冬場の低温時に重油を燃やして暖気を回すのですが、その空気の中に納豆菌を混ぜて散布していたり、害虫が付きにくい工夫がなされていたり、何気ない設備の中に細部まで配慮がなされています。
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納豆菌はうどんこ病に効果があるそうで、可能な限り減農薬にしたいという松本さんの意向を伺い知ることができます。

トマトの樹は長く5メートル近くにもなり、1本の樹からは80〜100個の実がなります。比べて甘しずくは実のほうに栄養が行くため樹の大きさも一回り小さく、収量も少ないそうです。
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一般的にフルーツトマトと言われるトマトは水分をギリギリまで制限するために専用の設備を土の下に埋設しなければなりませんが、甘しずくはそうした物は必要なく、逆に自ら水分を発散し凝縮する特性があること。

また、トマトって赤くなってから収穫するこのかと思いきや、かなり青いうちに収穫して1から2日置いて熟するのを待つそうです。追熟っていうんですって。
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品種によっていろんな特性があり、その特徴を生かすために試行錯誤されているのですね。

そしてトマトの花です。小さい黄色い花でカタクリにちょっと似てますよね。かわいらしい。
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その後は、同じ甘しずくの生産者秋山君も応援に来てくれました。彼の提案で、彼の造ったトマトジュースを使い先日の日本酒の会で「いのぶたのトマトしゃぶしゃぶ」をして好評でした。
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こうして、生産者の生の気持ちを感じたり、圃場を見させていただくと、今まで以上にトマトに愛情がわくし、お客様への説明にも心がつたわるような気がします。

当店のテーマでもある「心かよう居酒屋」を実践するため、これからも造り手の方の情熱をお客様にお伝えしていきたいと思います。

松本ご夫妻、秋山君ありがとうございました。