2008年12月07日
ビットバレット発売!
お久しぶりです。またやの更新の遅れ申しわけありません。
さて『ビットバレット』ですが、12月5日に晴れて無事に発売の運びとなりました。
ホッと一安心といったところですが、発売数日前に企画担当のK2Nの椚山さんからお渡しいただいた『ビットバレット』のパッケージデザインには心底驚かされました。
まず“ジャケ買い”は到底、望めない代物です。
当社スタッフに見せることさえ躊躇したほどです。そして、やはり当たり前ですが皆一様に落胆していました。
方向性などという括りで捉える生易しい範疇を遥かに越え、考えられる限り、無残なデザインであると敢えて申し上げます。
この見解や発言の責任は私個人のものであることも、併せて表明させていただきます。
ジャケットというのは本編内容を確認できないユーザーにとって、購入動機の多くを占めるものであり、その作品を市場に送り出すメーカーにとっても、作品に対する意志というものへの明確な決意表明であると思います。
ソフトの実流通から配信という媒体の商品伝達の形態の変化、またパーソナルなデータ化が容易になったことにより瞬く間に映像が劣化なくコピーされていく現状。
そのような現実を顧みた場合、今まで以上にパッケージのデザイン、クオリティーというものを送り手側は軽視してはいけない。
パッケージのキービュジュアル・ビュジュアルコンセプト・写真のピックアップ・イラストレーション・ロゴデザイン・レイアウト・キャッチコピー・クレジット明記の書体、Q数、行間の意味・画像素材の性質と全体デザインのロジカルな整合性・背景の色彩等々を、あらゆる無限の可能性、方向性の中から、時間の許す限り、忍耐強く試し精査し判断し決定し、大胆且つセンスティブに纏め上げなければならない。
その判断過程に「これでいいや」という類の惰性や手抜きは決して許されるものではない。
本編内容と同等に緊張を持って取り組まなければなりません。
また不眠不休で献身的に映像制作に従事して下さった各スタッフ、キャスト須らく、あのパッケージを見るに一様に肩を落とし落胆することは想像に難くありません。
当初よりジャケットやムック本のデザインには不安を感じていました。
再三、デザインをこちらで担当させてもらえませんかと、折り入って幾度となく提案をさせていただいておりましたが、延々とその議題に関しては、話し合いの取っ掛かりさえ持つ機会は訪れませんでした。
といっても作品の企画実現にあたり金銭的リスクを負って出資を決定して下さった出資元の意向は絶対であり、感謝の意以外ありません。
その壁を、我々制作プロダクションの立場からは、如何なる理由があろうとも越えることは出来ません。
ただし、ただしです。売り上げにダイレクトに響く最期の仕上げがパッケージデザインです。
ソフト売り上げの総枚数によって区々でありますが、デザイン如何によって数百、数千の開きが生じることはパッケージ商品に従事してる流通のプロフェッショナルにとっては当たり前すぎる常識です。
以上の見解は、デザイン担当者個人を糾弾するものでは決してなく、その舵取りまたは総合的判断を行った方に向けるものです。
誤解のないように更に具体的に詰めれば、原作・制作を担当した我々にパッケージの校正が届かなかった以上、元受のK2Nが校正のチェックを行える唯一の立場にあり、本質的にはK2Nがクオリティーチェックを怠ったことに今回の無残な事態の全ては起因します。
K2Nは受注側の筆頭として製作委員会に名を連ねた責務を全く果たせていないといっても過言ではありません。
作品内容に関しての賛否は、否、否は全て私どもへ向けられるものです。
実フィルムに関しては、限られた予算と時間のなか当制作プロダクションとして全力を尽くしました。
パッケージに関してはいずれリベンジします。お約束します。力不足、申し訳ありません。
一人でも多くのユーザー様のお手元に作品が届きますよう祈りながら、
全てのスタッフ・キャスト、関係者の皆様。
そして、お買い上げいただいたユーザー一人一人の皆様に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございます。
さて『ビットバレット』ですが、12月5日に晴れて無事に発売の運びとなりました。
ホッと一安心といったところですが、発売数日前に企画担当のK2Nの椚山さんからお渡しいただいた『ビットバレット』のパッケージデザインには心底驚かされました。
まず“ジャケ買い”は到底、望めない代物です。
当社スタッフに見せることさえ躊躇したほどです。そして、やはり当たり前ですが皆一様に落胆していました。
方向性などという括りで捉える生易しい範疇を遥かに越え、考えられる限り、無残なデザインであると敢えて申し上げます。
この見解や発言の責任は私個人のものであることも、併せて表明させていただきます。
ジャケットというのは本編内容を確認できないユーザーにとって、購入動機の多くを占めるものであり、その作品を市場に送り出すメーカーにとっても、作品に対する意志というものへの明確な決意表明であると思います。
ソフトの実流通から配信という媒体の商品伝達の形態の変化、またパーソナルなデータ化が容易になったことにより瞬く間に映像が劣化なくコピーされていく現状。
そのような現実を顧みた場合、今まで以上にパッケージのデザイン、クオリティーというものを送り手側は軽視してはいけない。
パッケージのキービュジュアル・ビュジュアルコンセプト・写真のピックアップ・イラストレーション・ロゴデザイン・レイアウト・キャッチコピー・クレジット明記の書体、Q数、行間の意味・画像素材の性質と全体デザインのロジカルな整合性・背景の色彩等々を、あらゆる無限の可能性、方向性の中から、時間の許す限り、忍耐強く試し精査し判断し決定し、大胆且つセンスティブに纏め上げなければならない。
その判断過程に「これでいいや」という類の惰性や手抜きは決して許されるものではない。
本編内容と同等に緊張を持って取り組まなければなりません。
また不眠不休で献身的に映像制作に従事して下さった各スタッフ、キャスト須らく、あのパッケージを見るに一様に肩を落とし落胆することは想像に難くありません。
当初よりジャケットやムック本のデザインには不安を感じていました。
再三、デザインをこちらで担当させてもらえませんかと、折り入って幾度となく提案をさせていただいておりましたが、延々とその議題に関しては、話し合いの取っ掛かりさえ持つ機会は訪れませんでした。
といっても作品の企画実現にあたり金銭的リスクを負って出資を決定して下さった出資元の意向は絶対であり、感謝の意以外ありません。
その壁を、我々制作プロダクションの立場からは、如何なる理由があろうとも越えることは出来ません。
ただし、ただしです。売り上げにダイレクトに響く最期の仕上げがパッケージデザインです。
ソフト売り上げの総枚数によって区々でありますが、デザイン如何によって数百、数千の開きが生じることはパッケージ商品に従事してる流通のプロフェッショナルにとっては当たり前すぎる常識です。
以上の見解は、デザイン担当者個人を糾弾するものでは決してなく、その舵取りまたは総合的判断を行った方に向けるものです。
誤解のないように更に具体的に詰めれば、原作・制作を担当した我々にパッケージの校正が届かなかった以上、元受のK2Nが校正のチェックを行える唯一の立場にあり、本質的にはK2Nがクオリティーチェックを怠ったことに今回の無残な事態の全ては起因します。
K2Nは受注側の筆頭として製作委員会に名を連ねた責務を全く果たせていないといっても過言ではありません。
作品内容に関しての賛否は、否、否は全て私どもへ向けられるものです。
実フィルムに関しては、限られた予算と時間のなか当制作プロダクションとして全力を尽くしました。
パッケージに関してはいずれリベンジします。お約束します。力不足、申し訳ありません。
一人でも多くのユーザー様のお手元に作品が届きますよう祈りながら、
全てのスタッフ・キャスト、関係者の皆様。
そして、お買い上げいただいたユーザー一人一人の皆様に厚く御礼申し上げます。
ありがとうございます。
2008年09月27日
ビットバレット・プロダクションノート04
元々ホント、ギリギリでタイトなスケジュールなのですが、現在、現時点まででは、なんとか予定通りに進行しています。
CG担当は、田辺正章さんにお願いしています。
編集の宮田さんとは『ヴェッカーシグナ』でも組んでいらして、連携の息もピッタリですね。
宮田さん、田辺さんともCMフィルム出身で、数多くのCF作品を残していますが、田辺さんの仕事で、皆さんご存知の作品を一つ挙げれば、バンダイビジュアルのタイトルCGがあります。
これを知ったのは、私が以前プロデュースしたある作品のCG打ち(打ち合わせ)のときでした。
剣劇シーンのアクション、エフェクト参考で『機甲界ガリアン』(吉田徹さん、沖浦啓之、逢坂浩司、二宮常雄さんら原画担当のアクションシーン)を観ていただくためにDVDを再生すると、まずモアイ像が印象的なバンビジュのCGが映りだします。
すると田辺さんが「これ僕が作ったやつです」と仰るんですね。
凄いなあと思いましたね。『ボトムズ』や『ガリアン』を観るにあたり毎回、田辺さんのCGを観ていたわけで。
私はCGのオーダー時に、あえてアニメアール作画のセルアニメーションのカットを例に挙げます。
その気持ちよさであるとか、狙いであるとか、そのような話に毎回とことん付き合ってくれます。
脱線しますが、『ボトムズ』の新作「ペールゼンファイルズ」のCGが非情に辛い出来であることと、その理由とは。
『アキラ』の原画集を観ながら、なかむらたかし、森本浩司、沖浦啓之、井上俊之、田中達之、各氏の原画の素晴らしさとは。
そんな、かなり深遠な作画談義ができる人なんですね。
そういう意味でも彼を信頼していますし、現に巧い。
稀に「ちょっとニュアンスが違うな」というカットでも、瞬時に修正点を理解してくださってバッチリのカットを上げてくれます。
特撮色の強い畑澤監督作品にとって、欠かすことのできない貴重なスタッフの一人でしょう。
田辺さんの手掛けるCGカットも『ビットバレット』の大きな見せ場です。ご期待ください。
●緊急告知です。
明日、東京九段下 科学技術館で行われる、インターナショナルモデル&トイズ スーパーフェスィバルにおいて、14:30より、畑澤和也監督、しほの涼さん、和田三四郎さんによる、新作映画プレ制作発表!とトークショー&サイン会が行われます。
■日時:2008年9月28日(日) 10:30開始/16:00終了
■会場:東京九段下 科学技術館 東京都東京都千代田区北の丸公園2-1
(武道館から徒歩3分。並びにある建物です)
■交通案内:東京メトロ 東西線 九段下駅・竹橋駅 下車徒歩7分
東京メトロ 都営新宿線 九段下駅 下車徒歩7分
http://artstorm.co.jp/sufes.html
※画像は『ビットバレット』から、井上和彦さん。
2008年09月21日
ビットバレット・プロダクションノート03
低バジェットの作品ではよくあることですが、美術費等の節約のため、スタッフの私物を小物として使用することが多々あります。
画像で井上和彦さんが使用しているグラスは、私の私物です。これが何物か、ひと目でピンときた方は、間違いなくある映画のファンでしょう。
ある映画のタイトルとは、SF映画の傑作『ブレードランナー』
SFのみならず、80年代以降のサブカルチャー全般に多大な影響を与えた革命的かつ偉大な映画です。
(ポール・M・サモン著の労作「メイキング・オブ・ブレードランナー」ソニー・マガジンズ1997年、町山智浩著「ブレードランナーの未来世紀 80年代アメリカ映画カルトムービー篇」洋泉社2006年は、映画ファンなら必読の書)
その劇中、ハリソン・フォード演じる主人公デッカードが、自室で酒をあおるときに使用した通称「デッカード・グラス」
20年近く探し求めて来ましたが、いざ手に入るときはこんなものと、昨年あっさり詳細が判明し、購入した物です。
Arnolfo di Cambioというブランドで、イタリア製のグラスでした。
結構な値段がしましたが、ずっと探し求めた恋人のようなもの、嬉しかったですね。
ことあるごとに周囲に披露していたわけですが、皆一様に「格好いいなあ」と感嘆する質感とデザインです。
プロット案作成に参加した益子が、『ビットバレット』劇中で井上さんにウイスキーを、あおらせるシーンを書き入れていました。
これは「デッカード・グラス」のビュジュアルが念頭にあったと言いいます。
現在『時空警察ヴェッカー』も担当した凄腕の編集マン、宮田さんを筆頭に当事務所は編集作業の真っ只中、モニターに映る、井上さんの声と芝居に、監督ともども痺れっぱなしなのですが。
上がったフィルムを確認中の畑澤監督も、そんな渋い井上さんの芝居に華を添えた「デッカード・グラス」を指し「いい仕事してますよ」と仰っておりました。
1982年公開の『ブレードランナー』以降、このグラスが劇中フィルムに登場したのは、1993年から1999年にかけて放送された、アメリカのSFテレビドラマシリーズ『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』143話において確認されただけです。
日本では、この『ビットバレット』が初めてでしょう、確か、多分、きっと!?
2008年09月17日
ビットバレット・プロダクションノート02
では、手始めに、ストーリー原案、各キャラクター設定、舞台背景の創作過程から紐解いて行きましょう。
と言いたいところですが、これを詳細に記述して行きますと、ネタばれをしてしまうんですね。
配信、発売後に追って文芸の舞台裏をお伝えしたいと思います。
現在、書ける範囲であれば「紅一点」ならぬ「黒一点」のレギュラーキャスト、井上和彦さん出演に至る経緯を。
ナレーションを兼ねつつ、作劇のキーにもなりえる、「語り部的な男性キャラが必用ではないのか」というプロット案を提出、監督に採用していただきました。
未成年の年端の近い少女達の活劇ということで、一歩高みから物語を牽引する、大人の視点が、もう一方の軸として機能すれば、作品の魅力が増すのではないかと。
キャラクターイメージのモデルになったのはズバリ、ボトムズ外伝『機甲猟兵メロウリンク』に登場する情報将校、キーク・キャラダイン中尉です。
大塚明夫さんの記念すべきデビュー作でもあり、谷口守泰さんのキャラクターデザイン・作画も秀逸な出来でした。
アニメーションのキャラクターのなかで、あそこまで、渋くかつ洒落者のキャラを、私は他に知りません。
沖浦啓之さん、黄瀬和哉さんが描くところの、現在のプロダクションIG作品に先駆けた、リアル系キャラクター作画の早過ぎた到達点だと確信しています。
(沖浦さん、黄瀬さんとも、谷口さんのお弟子さんで、『メロウリンク』でも、谷口作監のもと素晴らしい原画を描かれています)
その谷口守泰さんの往年の代表作といえば、『太陽の牙ダグラム』『装甲騎兵ボトムズ』『機甲界ガリアン』『蒼き流星SPTレイズナー』という、サンライズ制作(高橋良輔監督)の一連のリアルロボットアニメが挙げられます。
その『ダグラム』『レイズナー』の主人公、クリン・カシム、アルバトロ・ナル・エイジ・アスカをともに演じましたのが、まさに井上和彦さんなのです。
谷口さんの絵と井上さんの声というのは、切っても切り離せないピースとして、私の記憶に刻まれています。
まだ、井上さんの出演が決定する前より、私と益子が畑澤監督に提出させていただいたプロット案の役名を「カズヒコ」と明記していました。
その後、監督より、出演交渉を委託した、制作指揮の椚山さんから交渉可能な役者さんの名前が挙がってきたとの報告を受けました。
驚くべきことに、その名前は『ボトムズ』のキリコ・キュービーを演じた郷田ほずみさん、と『レイズナー』の井上和彦さんだったのです。
椚山さんは、この段階で、私の趣味など知る術もなく。出来すぎの結果に、監督からは「松本さんが裏から手を廻してるんじゃない? そうとしか思えないなあ」と笑われました。
と言っても、まだ決定が出たわけでも、受諾いただいたわけでもありません。決まってくれればと、ただただ祈る気持ちでした。
しばらくして、撮影開始も目前となり、目黒のショー・コスギさんの道場をお借りしての、キャストさん達のアクション練習三日目のあと。
畑澤監督、アクション監督の高橋さん、南辻さんとの打ち合わせののち、監督とともに、世田谷の豪徳寺駅で椚山さんと待ち合わせ、どしゃ降りの豪雨のなかタクシーで井上さんの事務所に向かいました。
井上さんは「こんな雨のなか、わざわざ」と。
約束させていただいた時間より遅れて到着した私たちに、珈琲を入れながら、逆に労ってくださいました。
タクシーの車中、道すがら、監督と椚山さんから私が受けためいは
「如何に井上さんのファンかをアピールしてくれ」というもの。
本心を包み隠さず述べさせていただくまでです。
まず、井上さんとは、もともとお知り合いである椚山さんが『ビットバレット』の企画概要とスタッフ・キャストのプロフィールを説明くださり、次に監督、私と。
監督のあんな折り入った様子を見たのは初めてでした。
私の番ともなると、「レイズナーの1話のラストが最高だった」「レイズナーの2部のトンファー・アクションが格好よかった」「ガリアンのウーズベンがよかった」であるとか、私の述べてることは、ただのファンのそれでしかなく、井上さんもデスクの方も笑っておられました。
でも井上さんは、私が挙げたシーンを全て憶えていらして、懐かしそうに一つ一つ、エピソードを披露してくださったんですね。
そして、「台詞を憶えられるかな(笑)」などと冗談を仰いながら、出演を快諾してくださったのです。
ずぶ濡れで事務所へ戻り、益子を始めスタッフに「井上さんに出てもらえるぞ!」と報告しました。
疲れも吹き飛ぶ最良の夜でした。
今夜もまた、仲間たちとともに、『レイズナー』のディスクをプレイヤーにセットするのです。
2008年09月14日
ビットバレット・プロダクションノート01
キャスティングも然りです。
オーディションもお呼びいただきましたが、私自身の企画・制作作品の撮影中のなか日であったため休息をいただき、私は監督が録画したVTRでの追加確認に留まりました。
以後、アクション収録場所のロケハンやアクション練習場の確保はおもに、監督とアクション・プロデューサーの臼木さんに担当いただき、タレントのスケジュール管理は、専門にキャスティング担当がつきました。
脚本の発注や井上和彦さんへの出演オファーは、K2Nの椚山さんにご尽力いただきました。
スタッフルームの運営、各スタッフとの交渉、予算管理やロケ地、スタジオの確保、撮影許可書の申請、駐車場の確保、車輌の交渉や手配など、通常の進行業務は別として、ソフト面で私が深く関わったことといえば、文芸・設定のアドバイス、デザイン・造形の発注といった面でしょうか。
その側面を中心に、撮影準備からのエピソードを順に振り返ってみたいと思います。
ことの始まりは、誰もいないと思って立ち寄った事務所の明かりが全ての発端でした。
制作を担当した某作品において、主演女優さんを迎え、衣装のフィッティングを新宿の御苑前で行いました。
衣装制作スタッフのもとに集まったメンバーは、メーカーのエグゼクティブプロデューサー氏、畑澤監督、主演女優、担当マネジャー、スタイリスト、
そして『ドリームハンター麗夢』『D.Dブレイカー』の制作やジャケット・ポスター・広告の作業で私の右腕を務めてくれた、ウチの事務所のデザイナー益子、と私の計7名。
フィッティング終了後。アクション練習、本読み、撮影スケジュールの日程を各氏と調整、決定日と予備日を出し。
私はスタイリストと衣装の買い出しの続きのため御苑前で解散としました。
スタイリストと打ち合わせと食事をすませ、深夜、事務所に戻りますと、益子が何やら根を詰めた様子で机に向かっています、「何の作業だ」と問うと。
畑澤監督から、徒歩、電車の車中と、準備してる新作の概要の説明をしていただき、世界観構築の作業依頼を受けたというんですね。
刹那、逡巡したあと「あ!ビットバレット」のことかと。
以前から『ビットバレット』の企画書は目にしていました。
魅力的な企画でした。
畑澤監督がK2N所属時に自ら企画したものです。
第一印象は、簡単に言えば『バトルロワイアル』をライトにソフトケイトした生き残りバトル。
そして格闘イメージは、一撃殺傷のガンファイトやナイフ使用を廃した、純粋な身体アクション。
何者かに選抜され召還された少女達が、あるルールに基づきトーナメント戦を行うというもの。
観せたいもの、その表現スタイル、展開が明確に提示されていました。
それでありながら、以後に行われるべき、設定面に関しては、キャラクターの立て方、世界観の膨らませ方の自由度が頗る高く。
舞台背景に横たわっているであろう主催者の正体、また監視者の意図といったものの構想に、制作者として強い訴求力を感じました。
副題には「女子高生制服ファイト」と謳ってあり、これは作品を商品と捉える角度から言えば、決して外せない要素です。
ただしここは、背景の世界観設定ともリンクすることなのですが、「制服の少女が闘うだけのもの」にはしたくないなとの思いがありました。
横道にそれますが、
まずあたまに浮かんだのは、それは70年代のロボットアニメの制作者が「おもちゃ屋の手先」との蔑称で蔑まされながらも、80年代以降、その縛りを逆手に取るという画期的な発想の転換、発明と呼べるものです。
それは、ロボットを兵器として設定、描写することにより、その舞台背景や登場人物までもが、恰も実存しているかのようなリアリティーを獲得、政治や戦争、人間ドラマを描ききることを可能にしました。
作り手側は、それまで閉ざされていた作家性を遺憾なく発揮することになり。
それに驚愕し呼応した多くの根強いファンが、この市場を実験場とした未曾有の革命と、業界の成長を、力強く現在まで支え続けて来たのです。
ジャンルもバゼェットもマーケットも違いますし、そこまで大層な思惑は、私の立場からは不相応としても、そのような獏とした想いが、確かにあったんですね。
しかし突き詰めれば、クライアントの意向に反することでは決してなく、結果的に少女や制服、そしてアクションを魅力的に魅せることに収斂されるはずです。
以前に企画を畑澤監督から聞かされ歓談したさい、
「SF的な要素を、どこか物語にもビジュアルにも入れていきたいですね」と僭越ながら申し上げました。
監督も同様のことをお考えで、強く同意していただき、共通の認識と目標はありました。
話を戻します。
そのようなテーマのもと、畑澤監督の基本プロットをもとに、益子が貫徹集中し書き上げ、翌日に提出した企画発展案書。
ストーリー案、各キャラクター、舞台設定の原案が、そのスピードとともに監督からお褒めをいただき、採用の運びとなりました。
正式に打診をいただき、私の参加が決定したのも、確かこのタイミングだったと記憶しています。
ここから監督を中心に各方面さまざまな方の力が結集、限られた予算のなか、デッドラインぎりぎりまで粘りに粘る努力を通し。
脚本、衣装、武器、プロップ、美術等の完成へと向かって行きます。
※画像は、カプセル越しにKAGUYAを見つめる柳沢を演じる井上和彦さん。
2008年09月13日
ビットバレット BIT BULLET
(ブログの更新が長らく途絶えましたことを、お詫び申し上げます)
9月の1日午前にシュートし、11日午後、無事クランクアップいたしました。
ウェブ配信を経、ぶんか社より今年12月から来年2月まで3ヶ月、全3巻9エピソードのパッケージDVDが書店流通で販売されます、特撮SFヒロインアクションです。
『D.Dブレイカー』のドラマ監修を担当いただき、たいへんお世話になりました、“俊英”畑澤和也監督の待望の新作です。
しほの涼、葉月あい、天野莉絵、山口ひかり、他、人気ジュニアアイドル総勢10名に加え、
実力派舞台女優、林美和さんに、何と!何と!声優界の大物中の大物、“アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ”井上和彦さんが全エピソードに渡りレギュラー出演という超豪華なキャスティング。
そして望外の喜びであったのが、直々に、畑澤監督から、本作のプロデュース担当を、お受け賜ったことであります。
勝手の違います一般作の、しかもジュニアアイドル起用のヒロインアクションということで、不安と期待のなか緊張に緊張を重ね取り組みました。
幾多に及ぶ、各スタッフ間ミーティング、ロケハン、デザインプラン及びそのデザイン&造形発注、日程調整etcと準備段階ですでに怒涛の日々であり、それはまさに、撮影に突入するや次第に加速する忙殺の日々。
それまで3日撮りの撮影で根をあげていた私にとって、総勢60数名に及ぶスタッフ・キャストを率いながらの11日間にも渡るオデッセイは、まさに未知の領域でした。
プロデューサー出身の畑澤監督が、実質プロデューサーも兼ねて下さっての進行というのが実情で、監督、助監督の各氏に助けられ、創めて全うできた職務でありました。
といいましても一休止は昨日限り。
予算管理、編集、CG合成、アフレコ、音響、MA等、納品までは、まだまだ作業は残されています。
気を引き締め直し、最後の仕上げに臨みます。
以後、当ブログにおいて、私的制作エピソードを綴っていこうかと思っています。
そして、もちろん!天海麗の近況も合わせてお伝えします。
『ビットバレット』撮影前に、畑澤監督監修のもと、某人気女優さんと競演させていただいた天海麗出演作を撮り終えています。
こちらは、まことに残念ながら情報開示日を迎えておりません。
暫しお待ち下さいますよう、よろしくお願いいたします。
最後に『ビットバレット』メインスタッフ・キャストをご紹介させていただきます。
■スタッフ
●原作・監督/畑澤和也 『時空警察ヴェッカーシグナ』
●脚本/静谷伊佐夫 『新・キューティーハニー』
●アクション監督/高橋伸稔 『Returne リターナー』
南辻史人 『ライオン丸G』
●デザインワークス/谷口守泰 『蒼き流星SPTレイズナー』
毛利和昭 『劇場版ポケットモンスター』
■キャスト
●山門あい/葉月あい
●郷ミナ/倉田みな
●北斗かや/浅野かや
●東レイ/安井レイ
●鳳リエ/天野莉絵
●新堂あずさ/高橋梓
●早田ヒカリ/山口ひかり
●諸星ミク/高岡未来
●南メアリ/松山メアリ
●リョウ/しほの涼
●甲斐ジュン/小嶋じゅん
●星留美奈・エルミナ/林美和
●柳沢和彦/井上和彦(特別出演)
※画像は、鳳邸に招かれる柳沢を演じる井上和彦さん。
2008年06月25日
なぜかしら??
初めてアマミゾンして以来、結構利用しているアマゾンですが、昨夜、ずっと気になっていたのに、すっかり忘れていた、ある漫画を検索してみました。それは「ホワッツマイケル9巻め」です。
小林まこと先生が描く、最高峰のネコ漫画。
さらにその中の最高峰が、この9巻め。おそらく。
驚きました。。
確かに、最高峰だし、フルカラーの豪華なマンガとは聞いていました。
しかし…。…高い…。。
¥7000あれば、とっても美味しいご飯が食べられるもの。
もしかしたら、もう少しお手頃な値段で手に入る日がくるかもしれないとい、という判断を下し、今回は見送りました。
いつか、マイケル最後の一冊を手にしようと、虎視眈々と狙っています。
普通のマイケル8巻までは、お手頃値段で売っていますし、読んだことの無い方は、天海の一押し中の一押しですので、読んでみて下さい☆
2008年06月21日
2008年06月16日
MGS
2008年06月14日
地震
外出していて、詳しい状況はよく飲み込めていませんが、東北地方で地震があったようですね。
携帯に災害用伝言板が出ていることに気付き、初めてしりました。
震源地付近の方々は大丈夫だったのでしょうか?
余震など続かず、早く落ち着きますように。
地震は怖いですから、心配です。
-----------------
sent from W-ZERO3
携帯に災害用伝言板が出ていることに気付き、初めてしりました。
震源地付近の方々は大丈夫だったのでしょうか?
余震など続かず、早く落ち着きますように。
地震は怖いですから、心配です。
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sent from W-ZERO3
2008年06月13日
2008年06月12日
ケーキ
2008年06月11日
あぁッ(;_;)!!
2008年06月09日
東京ドームシティにて♪
2008年06月06日
あわわわ(^o^;)
今日、携帯の充電がギリギリで本気でヒヤヒヤしました(><;)でも、天海の場合、テレフォンカードを必ずお財布にいれているので、安心☆
しかしながら、最近は公衆電話がへりましたよね。
テレフォンカードがあっても電話を見つけるのに苦労しそうです。
テレフォンカードと言えば、昔面白がって数枚購入したICテレフォンカードという代物…すべて、使い切る前に有効期限をラクラクオーヴァー!!
なんで、有効期限なんかがあるんだろぉ(?_?)
納得できません。
でも、日韓共催ワールドカップの記念テレカだったので、まぁガマンします(;_;)
明日はベストビデオイベントに備えて、携帯充電満タンにしていきます☆
マネージャー氏と待ち合わせで会えなかったりしたら一生悔いることになってしまいますから!!
2008年06月05日
むふふ
今日、初アマミゾンしちゃいました(^O^)※初めて天海がアマゾンを成功させること。
届くのが楽しみです♪
話は変わりますが、最近、ブログを再開させたので、「仕事再開」を尋ねられますが、ぢつは、そういう訳ではありません。。
ただ、ブログを通して皆さんとお話がしたいな☆と思って、ブログを始めました(^O^)
だから、コメントも出来るだけコマメにチェックするようになるという、成長を遂げました!!
仕事を通じて皆さんと交流する機会がなくなってしまったけれど(土曜日のベストビデオのイベントはお仕事かしら?☆)、せめて、ブログ交流!!
って思い立ったんです☆
だって、皆さんとお話したいし、皆さんが元気でいらっしゃるのか気になるんですもの♪
天海の雑談につきあって下さる方がいらっしゃること、本当に嬉しいです(^O^)☆☆
ありがとうございます☆
2008年06月03日
2008年06月02日
アマミゾン
以前から、アマゾンというネット上のお店(という表現で良いのでしょうか??)で本を買える。というのを沢山の人から聞いていました。しかし、「たとえ便利でも、本はちょっとでも内容を見てから選ぶものだ(立ち読みとはちょっと違いますよ♪)!」と思っていた天海は一度もチェックしたことがありませんでした。
この度、ためしに見るだけ見てみるか。と思い開いてみると、意外にもいろんな本があって、欲しくなってしまいました☆
しかし、ネットショッピングというものをあまり経験したことのない天海は、手順が分からず、購入しないでパソコンを閉じました(>_<)
あの日以来どうも気になってしょうがない…今日にでも再チャレンジしてみようかな。





