フットサルライターの本田くんがコラムを書いた。
http://www.futsaledge.jp/archives/4318

『Fリーグを変えたい!』『変えなきゃ行けない!』と思っている人はたくさん居る。

どう変えればいいか、答えがわからない人もいっぱい居る。(恥ずかしながら、ボクもそのひとりだ!)

きっと、正解なんてないし、答えがわかっていたら、とっくに誰かが実行していると思う。不謹慎、無責任に思われるかもしれないけれど、だから面白いし、誰かがすごい改革をやって、サクセスストーリーが生まれるのも楽しみにもしている。

『これだ!』と思える面白いアイデアがあれば乗っかりたいし、全力でサポートもしたい!とも考えている。フットサルのためになることなら!その気持ちは常にある。(そして、そういう"協力者候補"はいっぱい居るハズだ)

本田くんが伝えたいのは「現在のFリーグは、観客数が少なく、今シーズンの最後に行われた一番ハイレベルな攻防を会場まで見に来たお客さんはわずかに1002人」と、Fリーグの観客数の少なさに問題提起をしている。

そして観客を増やすためには「高い技術がぶつかり合うハイレベルな試合は間違いなく目指すべきであり、そこを無視することはできない。でも一方で考えないといけないのは、その先にあるリーグの発展というテーマではないだろうか」と提案している。そのためには「選手や監督も、リーグを盛り上げるためにはどうすべきかという視点を持っていていいはず」だと求めている。

ボクは基本的にここまでの本田くんの意見に賛成だ。

「プロ」は辞書によれば「専門家。本職」という意だ。もっと詳しく書いてある辞書や、ウィキペディアによれば、「本来の意味は「職業上で、その分野で生計を立てていることを言う」とある。つまり「勝てばOK」「勝つのが一番」と考えているのは、辞書によれば、プロ選手でもプロ監督でも無いことになる。そこで止まっている人、そこを突き詰めることに美学を感じている人はただの「エキスパート」であって、「プロフェッショナル」とは呼べないのだ。

では、選手・監督はどこから「お金をもらう」のか?クラブから?で思考をとめてはいけない。クラブはどこから収入を得ているのか。入場者収入も大きなウェイトを占めているはずで、だからこそ、入場者=お客さん(サポーター)を無視してはいけない。「勝てばお客さんが増える」という論理は勝ち続けて、さらに実際にお客さんをたくさん呼んでこそ正論に変わるが、その過程でも"お客さんが入らない"のなら、プロとしては"半人前"なのだ。

「入場者収入より、ついているスポンサーからの収入が大きい」と言う人もいるかもしれない。「スポンサーのために、勝つことが大事だ」と言う人は、スポンサーが何を求めているか?を考えてみる(聞いてみる)といいと思う。


本田くんの言う「どうしたらもっといいものを生み出し、お客さんを呼び、そして喜んでもらえるのかを、ちゃんとぶつけあって、そうやってともに歩いていくべきではないのかということを言いたい」「そして本当に目指すべきは、Fリーグに関わるすべての人がハッピーになることだ」は、理想論けど、難しいと思う。

意見をぶつけ合うのは大事だとしても、みんなが同じ向きを向いて(いるような感覚で)突っ走れたのは、選手やチームがフットサル界を引っ張り、ボトムアップで広がっていった頃で、”とっくに終わっている”と思うからだ。

フットサル界も大きくなって、多様な価値観の人が関わってくれるようになった。だから「右向け、右!」でみんなで右に走って行けるようなことは、もう無いんじゃないかと思う。それはちっとも寂しいことなんかではなく、多くの人が関わるようになったことの証でもあるから、喜ばしいことだと思う。

だから、これからも、「あーだ、こーだ」色んな意見が出たり消えたりしながら、Fリーグは続いていくんだと思う。万が一、Fリーグがなくなってしまったら?日本フットサル界には大きな打撃かもしれない。けど、それでも日本から「フットサル」が消えることはないだろう。


最後に、抽象的な話になるけれど、ボクは世の中には「人を動かす人」と、「人の動きを止めてしまう人」が居ると思っていて、Fリーグの中で「人を動かす人」の発言力を高めることがポイントだと思っている。

「あーしちゃいけない、こーしちゃいけない。こうしなさい。こうあるべきだ。それはおかしい」なんて言葉を使いがちな人は、人の前向きな気持ちをそいだり、モチベーションを下げたり、人の動きを止めてしまいがちで、そういう人には、個人的にもあまり関わりたくない。(笑)

面白い戦い方や魅力的なチームをつくる監督。素晴らしいプレーだけでなく、人間的にも魅力的な選手。夢や明るい未来を語れるリーダー。そういう人を称え、応援し、ついていきたい。

広い世界に住む以上、価値観の違う人、合わない人とも共存しないといけない。

結局は、"リーグ"や"チーム"や"競技"ではなく、"人"に集まるのだと思う。

だからこそ、魅力的な人、人をハッピーにする人、協力者が集まって来る人を育て、増やし、大事にすることが大切だと、個人的には思う。