今日の夕方、NHKの番組において、口蹄疫の発生当初から殺処分に至までの推移を克明に記録し、現場において何が起きていたのかをブログで発信し続けた女性の特集をしていた。

 その女性は宮崎県西都市の川越久美子さん(38)で、去年まで福岡市で会社の事務をしていたが、昨年1月の農業体験ツアーに参加し、現在のご主人である伸一さん(40)の牛を引く姿に一目惚れし、3代続く和牛繁殖農家に嫁いだという。

 当初は、軽い気持ちで始めたブログが結果的には口蹄疫での畜産農家の苦悩を克明につづる記録となるとは。・・・私も、この番組を見て現場で口蹄疫と闘っている畜産農家の方々の無念さを痛感させられた。

 川越さんのブログは「気ままにウロンコロン」という、なかでも{本当の別れ}に胸をうたれる。 http://yaplog.jp/uronnkoronn/archive/227   

 今年4月に発生して以来、宮崎県を中心に猛威をふるった口蹄疫。口蹄疫は家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定されており、感染した牛や豚は全頭殺処分となる。8月末にはようやく終結宣言が出され、9月30日には子牛セリ市が再開したという。

 空っぽの畜舎を消毒し続け「また牛を飼いたい。」と語っていた川越さんご夫婦は再建を目指して頑張っている。また、他の宮崎県の畜産農家も一生懸命に悲惨な出来事を乗り越え頑張っている。そういった全ての畜産農家の方々の早期復興を心より願う。

 

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