「地域蘇生！大震災から甦った錦鯉の里 その奇跡と支援の軌跡」

講師：吉田 芳春 氏(吉田国際特許事務所・弁理士)

錦鯉の里として有名な新潟県山古志では、2004年に発生した新潟県中越地震により、錦鯉の80%が死滅し、生産地として壊滅的な状況に陥りました。

錦鯉事業の蘇生支援の取り組みを行うにあたり、次々に困難な課題に直面し、何度も発想の転換や軌道修正を試みた。そこには、支援する側のビジネス戦略性と復活にかける地元業者の熱い思いが噛み合い、予想を超えた相乗効果があったそうです。

その一例として、「錦鯉生産に関わる綿密な国内外の現地調査」により、米国ハワイ・オアフ島が養鯉生産地として適切であることを新発見、さらに、販売市場としても有望であることを突き止めた事があり、現場ではアラブや中東地域においても販路開拓が試みられています。

今回の事例は、災害という特殊な事情があったわけですが、地域振興の観点からみて、極めて実践的で、深みのとひろがりのあるものでした。

新潟生まれ、ハワイ育ちの錦鯉です！


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