全3回の予定の「買い物弱者対策セミナー」に前回に引き続き参加してきました。
利根沼田県民局合同庁舎で開催されたこのセミナーには、今回は永明地区で、この問題に対し取組中の藤江市議と一緒に参加しました。
今回のテーマは
「コミュニティービジネスとしての買い物弱者支援事業における課題」
内容は
①基調講演:全国の買い物弱者支援事例について
(広域関東圏コミュニティービジネス推進協議会 幹事 栗原 裕治 氏)
②事例発表:「おなかま屋」(買い物代行・出張商店街)
(沼田市 中の会商店街振興組合 理事長 中島 庸一 氏)
③事例発表:「入恋横丁」(買い物送迎・店舗設置)
(みなかみ町商工会 経営指導員 登坂 経二 氏)
先ず、基調講演では 買い物弱者を支える代表的な3つの方法ということで、1.店をつくる(または維持する) 2.商品を届ける 3.出かけやすくする(コミュニティーバス等) の3点がやはり基本であり、このことについてその地域事情に合ったかたちで取り組んでいくことが大切であると再確認した。
また、全国各地で様々な取り組が行われていることも分かり、是非とも視察に行ってみたい事例も見つけることが出来た。
事例発表の「おなかま屋」も大変興味深い内容であり、現在の沼田市での実情と取組が理解できた。
中の会商店街周辺では、40%に迫る高齢化率となっており、3人に一人が高齢者だそうです。そんな中で「地域の生活を支えてこそ商店街である。」という決意のもと、この事業をスタートさせたと理事長が仰っていたのが印象的であった。
この事業の特徴的な内容としては、ただ商品を届けるだけではなく、行った先々の高齢者のお宅で、資源ゴミの収集まで行っていることです。
この資源ゴミは、沼田市に1kgあたり7円で買い取っていただいているそうです。その他の収入源としては、30分400円の料金と各商店街からの販売手数料10%ということでした。
現在の状況としては、注文のほとんどが生鮮食品であり、それらを販売する商店が無いため結局はスーパーで買った商品を届けているため、商店街の飛躍的な売り上げ向上には至っていないようであるが、馴染みのお客さんが出てきて、わざわざ商店街で扱っている商品を聞いて、それを購入してくれるようにもなってきたそうです。
理事長が感じたのは、高齢者の方々が1番求めているものは商品ではなく「ふれあい」であり、話し相手が求められているのだなということであったそうです。
この言葉で、顔馴染みということが重要なキーワードではないかということが勉強できた。
今後は、NPO法人化し寄付等を募りながら、収益力と組織力を向上させながら、維持継続させていくそうです。
・・・何を持って成功事例とするかが難しいこの問題において、今回のセミナーで重要と感じたのは、以下の2点でした。
1.高齢者の方々にも刺激的な楽しい話題を提供していかないと飽きら
れてしまう。
2.顔馴染みという安心感。
第3回は 11月11日(金)に前橋市で開催予定だそうです。興味のある方は、県庁(商政課商業係)に問い合わせてください。
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利根沼田県民局合同庁舎で開催されたこのセミナーには、今回は永明地区で、この問題に対し取組中の藤江市議と一緒に参加しました。
今回のテーマは
「コミュニティービジネスとしての買い物弱者支援事業における課題」
内容は
①基調講演:全国の買い物弱者支援事例について
(広域関東圏コミュニティービジネス推進協議会 幹事 栗原 裕治 氏)
②事例発表:「おなかま屋」(買い物代行・出張商店街)
(沼田市 中の会商店街振興組合 理事長 中島 庸一 氏)
③事例発表:「入恋横丁」(買い物送迎・店舗設置)
(みなかみ町商工会 経営指導員 登坂 経二 氏)
先ず、基調講演では 買い物弱者を支える代表的な3つの方法ということで、1.店をつくる(または維持する) 2.商品を届ける 3.出かけやすくする(コミュニティーバス等) の3点がやはり基本であり、このことについてその地域事情に合ったかたちで取り組んでいくことが大切であると再確認した。
また、全国各地で様々な取り組が行われていることも分かり、是非とも視察に行ってみたい事例も見つけることが出来た。
事例発表の「おなかま屋」も大変興味深い内容であり、現在の沼田市での実情と取組が理解できた。
中の会商店街周辺では、40%に迫る高齢化率となっており、3人に一人が高齢者だそうです。そんな中で「地域の生活を支えてこそ商店街である。」という決意のもと、この事業をスタートさせたと理事長が仰っていたのが印象的であった。
この事業の特徴的な内容としては、ただ商品を届けるだけではなく、行った先々の高齢者のお宅で、資源ゴミの収集まで行っていることです。
この資源ゴミは、沼田市に1kgあたり7円で買い取っていただいているそうです。その他の収入源としては、30分400円の料金と各商店街からの販売手数料10%ということでした。
現在の状況としては、注文のほとんどが生鮮食品であり、それらを販売する商店が無いため結局はスーパーで買った商品を届けているため、商店街の飛躍的な売り上げ向上には至っていないようであるが、馴染みのお客さんが出てきて、わざわざ商店街で扱っている商品を聞いて、それを購入してくれるようにもなってきたそうです。
理事長が感じたのは、高齢者の方々が1番求めているものは商品ではなく「ふれあい」であり、話し相手が求められているのだなということであったそうです。
この言葉で、顔馴染みということが重要なキーワードではないかということが勉強できた。
今後は、NPO法人化し寄付等を募りながら、収益力と組織力を向上させながら、維持継続させていくそうです。
・・・何を持って成功事例とするかが難しいこの問題において、今回のセミナーで重要と感じたのは、以下の2点でした。
1.高齢者の方々にも刺激的な楽しい話題を提供していかないと飽きら
れてしまう。
2.顔馴染みという安心感。
第3回は 11月11日(金)に前橋市で開催予定だそうです。興味のある方は、県庁(商政課商業係)に問い合わせてください。
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