2018年12月10日

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この計画が持ち上がったのは

透佳の秋のイベント

『ツナグ-生活と心-2018』の時のことでした。

千織のお二人の兵児帯の結び方がとっても素敵で

どうやって結ぶの?という話から

「浜松の着付練習会っていいね♪」

「千織さんに行ってみた~い♪」

「じゃぁ、みんなで行ってみる?」

「行く♪ 行く♪」

ということで、私の車に乗れる人数で話を進めたら

その場で定員に達し、浜松ツアーが

あれよあれよと決まったのでした。


『兵児帯練習会&遠州木綿の千織・池沼織工房見学会』

(1)着付練習会に参加
(2)着物でランチ
(3)千織訪問
(4)遠州木綿織元 池沼織工房見学


(1)着付練習会に参加

染め紡ぐ浜松-そめつむぐはままつ-

akikoさんが主宰する着付け練習会に

飛び入りで参加させて頂きました。

いわゆる着付け教室でないのがミソ。

着物を着られるようになりたいと思う人が

それぞれこの場に集まって、

みんなで一緒に練習するというもの。

お互いに知っていることを、

助け合いながら、教え合うという感じ。

知らない者同士でも、いつのまにか仲良くなれます。

堅苦しくなくて、自由で、おおらか。

ただただ、着物を着られるようになりたいという

想いがそこにありました。


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(2)着物でランチ

着付練習会の後は、お楽しみのランチ。

会場は、BISTRO LIFE

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話が弾んで楽しいこと、楽しいこと。

着物という共通点だけで、

初対面のハードルがグッと下がるのですから

着物の力ってすごいですね。

(3)千織訪問

楽しい時間に一区切りつけて、

楽しみにしていた千織さんへ。

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遠州木綿だらけで、みなさん大興奮。

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千織さんに遠州木綿のあれこれを

レクチャーして頂きました。

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ひとことで遠州木綿といっても、

単糸、双糸で手触りが全然違うこと。

遠州木綿が織り上がるまでには様々な工程があり、

織る機械は60年前のものだから、

自動装置やセンサーなどついていない。

人がつきっきりで見ていなければならず

糸が切れたら、人の目でそれを見つけ、

人の手で直さなければならない。

思った以上に手間がかかっています。

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そんな説明にみなさん熱心に聞き入ります。

「遠州木綿、こんなに手間がかかっていたの?!」

「細かすぎて気が遠くなる…」

そんな声も聞こえてきました。

(4)遠州木綿織元 池沼織工房見学

千織さんで遠州木綿の基礎知識を

ざっくりと頭に入れたら

遠州木綿の生まれる場所、池沼織工房へ。

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工房に近づくと、織機の音が聞こえてきました。

私が最初にここを訪れたのは、もう10年ほど前。

池沼さんは、職人気質で厳しいことも仰りますが、

それでいて温かな人柄も伝わってくる方。

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ここでは60年前の織機が

十数台、現役で動いています。

それを池沼さんが一人で操っています。

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そのうちの数台は、織機としてではなく、

生産中止となった部品を確保するため。

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部品だけでなく、杼や筬などの道具、糸、染め、

そのほかの工程に携わる様々な人、業者は

廃業寸前だったり、すでに廃業してしまったりと

先行きが心配になることも聞きました。

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十数台の織機が一気に稼働すると

そこはもう「ガッシャン、ガッシャン、ガッシャン」

人の声は、織機の音にかき消されてしまいます。

そんな体験もさせていただきました。

「遠州木綿のイメージが変わった」

「今まで以上に愛着が湧いた」

「遠州木綿の着物、大切にしなくちゃ」

みなさんの思いが口をついて洩れていました。

私たちが遠州木綿に携わるとしたら、

それは暮らしの中に、

意識して遠州木綿を取り入れること。

洋服や小物、雑貨など工夫次第でいろいろありますね。

ただ、池沼さんが小幅(反物の幅)にこだわって

生産している姿勢に心打たれた私としては

着物を着ることで遠州木綿に関わりたいと

思わずにいられません。

今回、この記事を書くにあたり、

盛り沢山なツアーだっただけに

書ききれないことがたくさんありました。

それでも長い記事となりましたが、

ご覧くださったみなさまが、遠州木綿に少しでも

関心を寄せて頂けましたら幸いです。

池沼織工房さんと千織さんは遠州木綿の生産者です。

最小限の人員で様々な工程をこなし、織っています。

今回は工房の休日に、お時間を頂いて実現した見学会です。

常時見学を受け入れているわけではないことをご理解ください。


帰途に就く中、参加者のみなさんが口々に

「楽しかったー」と仰っていました。

勢いで企画したツアーでしたが、

とても濃密な時間でした。

池沼織工房さん、千織さん、akikoさん、

浜松のみなさん、そして静岡から参加のみなさん、

ありがとうござました。

本当に楽しかったです!

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2018年11月12日

秋風が心地よいある日、裏透佳を開催しました。

裏透佳とはクローズの小さな催しです。

気まぐれに企てたタイミングで、

透佳にご来店くださった方にお声掛けしています。

今回は、お声掛けすると同時に

あっという間に定員に達してしまいました。

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『キモノでお寿司 鷹匠の隠れ家 kubotaに行こう!』

場所 kubota  葵区鷹匠3-20-3-2
会費 ¥7,000(税込) 飲物別
定員 8名

【ドレスコード】 着物
装いのどこかに、寿司に因んで「海」を盛り込む。
*こじつけOK、パスOK

まずはご参加くださったみなさまの「海」をご紹介します。

遠州木綿を使った、魚の巾着袋。

よくぞ見つけてきましたね。

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ドレスコードに困ったときの逃げ道、手ぬぐい。

逃げ道といっても大胆な!鯨のしっぽ。

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海を感じさせる手ぬぐいたち。

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帯のお太鼓はキャンパス。

織りで帆船が描かれています。

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お太鼓は、様々なお魚。そして根付がお寿司!

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巾着籠に目を凝らすと、うお座のアクセサリーが。

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そして羽織には錨と、星をヒトデに見立てたアクセサリー。

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貝の根付と真珠の帯留め。

八掛と帯揚げ、帯締めは海の色。

ドレスコードは頭の捻りようでいくらでも。

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ロウケツ染の半衿は波模様。

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みなさんの写真を撮っていたら、自分を撮り忘れ。

後からの撮影御免蒙る。

海の色の帯に帆船の帯留。

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こんな装いで、いざ、kubota。

鷹匠 kubota 寿司 透佳 裏透佳 着物 静岡

ここでkubotaについてご紹介します。

kubotaは、静岡出身の親方が愛媛で修業し、
鷹匠に店を構えて1周年のお寿司屋さんです。
兄弟子さんはミシュランで二つ星をとられたとか。
親方というよりもシェフと呼びたくなるような佇まいで
握る寿司には彼特有の美学とこだわりがあります。
かといって、奇を衒うのではなく、基本を全うしたうえでのはずし加減は
まさに着物を着ることに通じるようにさえ思います。

今回の企画にあたり、kubotaに注文したのは

・愛媛ならではのお寿司を楽しみたい
・お吸い物か茶わん蒸しを入れてほしい

この二つの注文を存分に叶えてくださり、

愛媛尽くしのひとときとなりました。

まず最初の突き出しは、ナゴヤフグとあん肝の和えもの。

これ絶品。(いきなりお酒がすすみます)

ナゴヤフグとは地方名で、その卵巣はトラフグよりも猛毒といわれ

この毒に当たったら終わり=尾張=名古屋となったとか。

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そんな蘊蓄を聞きながら、次々に出てきます。


鷹匠 kubota 寿司 透佳 裏透佳 着物 静岡


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このみぞれには海老と茸と

白身魚が入っていた(と思う)のですが

お汁が美味しくて、みんなこぞって飲み干していました。

鷹匠 kubota 寿司 透佳 裏透佳 着物 静岡

上品なお味の茶わん蒸しも絶品でした。

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お酒は愛媛の「千代の亀」

呑みやすくて、さらさらと流し込んだ気が…

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箸休めにシャキシャキの蓮根。

鷹匠 kubota 寿司 透佳 裏透佳 着物 静岡


鷹匠 kubota 寿司 透佳 裏透佳 着物 静岡


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鷹匠 kubota 寿司 透佳 裏透佳 着物 静岡


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愛媛では誰もが注文するという太巻きもリクエストした一品。

鷹匠 kubota 寿司 透佳 裏透佳 着物 静岡

品数が多くて掲載しきれないのが残念です。

静岡のお寿司とは一味違うネタ選びにこだわりを感じつつ

満足度が高く、愛媛愛溢れるお寿司を堪能させていただきました。

最後の〆は、愛媛の蜜柑。

どこまでも愛媛愛。

鷹匠 kubota 寿司 透佳 裏透佳 着物 静岡

まわらないお寿司屋さんは、敷居が高いように感じますが

kubotaは気さくで、予算をお伝えすればいくらからでも応じてくれます。

手始めにランチもおすすめです。

A にぎり8貫+茶わん蒸し+赤だし ¥3500
B にぎり8貫+赤だし ¥2400
C にぎり5貫+赤だし ¥1800


鷹匠 kubota 寿司 透佳 裏透佳 着物 静岡

ご参加くださったみなさま、

注文に快く応じてくださったkubotaさん、

ありがとうございました。





2018年09月30日

9/23(日)19:00~21:00

『羽織の嗜み』WSを開催いたしました。

予めお申込みいただいたのはお二人でしたが

ちょうど居合わせたお二人をお誘いしたところ

快くご参加いただきました。

日時 2018/9/23(日) 19:00~ 

会費 ¥1,500

定員 4人

 

内容

  1.羽織の歴史

  2.羽織の種類

  3 羽織の長所と楽しみ

  4. 各部位の名称

  5. 羽織のたたみ方

  6. 羽織の着方

  7. 羽織の脱ぎ方

  8. 美しい羽織の着姿

  9. 羽織を着た時の座り方

10. 羽織の誂え

11. 羽織紐の付け替え方

12. 羽織をしまうときのたたみ方

 

さて、WSの様子をご紹介いたします。

ひとことで羽織といっても、実はいろいろと分類されます。

絵羽織、無地羽織、小紋羽織、薄羽織などなど

いくつかを見比べました。

羽織のお稽古 静岡 着物 透佳 着付け教室

羽織のたたみ方。

タンスにしまう時のたたみ方ではありません。

外出時に、立った状態で、

どのようにしてたたみ、どのようにして手に持つと

すっきりとエレガントに見えるかを実践しました。

羽織のお稽古 静岡 着物 透佳 着付け教室



羽織の着方、脱ぎ方。

噺家の方のように、いつのまにか、サラリと脱いで

いつのまにか袖を通している。

そんな身のこなしに憧れます。

立った状態で、静かに羽織り

そのときに気を付けることなどをお話ししました。

羽織のお稽古 静岡 着物 透佳 着付け教室

座り方では、お座敷、椅子、電車、自動車など

シチュエーションによって微妙に違うことを想定し

実際に移動して一人ひとり、練習しました。

羽織のお稽古 静岡 着物 透佳 着付け教室


羽織のお稽古 静岡 着物 透佳 着付け教室

羽織紐の扱い方に注意しながら、箪笥にしまう時のたたみ方。

無駄なしわと、たたむ際に出来る筋(しわ)の違いなどをお話ししました。

綺麗にたたむことは、着姿の美しさに通じるのです。

羽織のお稽古 静岡 着物 透佳 着付け教室

最後にみなさんの感想を。

・楽しかった。
(ありがとうございます)

・考えればわかっていることなのに、改めてやってみると理に適っていることがおもしろかった。
(この感想をお聞きして、伝えたいことが伝わったということを実感しました)

・着物を着ること自体パブリックな意味があると思うと、立ち居振る舞いも含め、好感を持たれる方がいい。羽織のスマートで美しいたたみ方はすぐに役立てたい。
(とかく注目されがちな着物を着るからには立ち居振る舞いもスマートでこそ、まさに大人の嗜みですね)

・これまでは着物の楽しみだけで、嗜みについて考えたことがなかった。
(上手い!と思わず口をついてしまいました。タノシミとタシナミ。この二つ、大切ですね)

・飛び入りで参加しましたが、とても良かったです。
(洋服でのご参加。少し勝手が違ったかも知れませんが、身のこなしがとてもきれいな方でした)

会話の中から生まれる意見や疑問がとても新鮮で刺激がありました。

時間にしておよそ2時間。

実践して身につけることに主眼を置いてすすめました。

今後、着物のある暮らしにお役に立てて頂けましたら幸いです。

ありがとうございました。






























kimono_touka at 23:59コメント(0)【壺】
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