さあ、才能に目覚めよう ファンサイト〜やえばの才能研究所〜

2012年03月

「強み」については初版28ページで解説されています。
「常に完璧に使い成果を生み出す能力」のことです。

また、34ページでは「才能、知識、技術。この3つが組み合わさって初めて強みが生まれる」とも書かれています。

つまり、才能が鍛えられて実践に通用する形になったものを「強み」と定義しています。

やえばの眼
私で例えるなら、「お客様一人一人の個性とその背景に興味を持ち、それぞれにあわせることができる。サービスのレパートリーが豊富でなおかつ学習を楽しめるので、経験を積むことで色々なタイプのお客様に適したサービスを提供できるようになる」ことが強みということになります。

実際、私にとってそれぞれのお客様にぴったりのサービスを提供することは、どれだけ時間や労力がかかっても、全く苦にならず、むしろ楽しい働き方です。

こういう、実戦的な「強み」を発掘・開発して活かすことが最大の目的になるでしょう。


このブログでは「アレンジ」や「原点思考」など、個々の資質を「強み」と呼んでいましたが、定義の誤りに気付きましたので「資質」に変更することにします。(2012.3.25)

「才能」「資質」「強み」は原書でも入り交じった形で使われています。このブログでも、一応使い分けていますが、そこまで厳密に分ける必要は有りませんので気にせず読んでください。

「強み革命」については初版8ページで解説されています。

「従業員の性格や能力は一人ひとり異なるという事実を踏まえて、そのちがいを活かすこと」と述べられています。

やえばの眼
こういう話だけ聞くと、「修理工場には機械や修理が好きな人間しか集まらないので、みんながやりたいことだけ活かしたら偏ってしまうのではないか」という疑問が生まれそうです。しかし、そうではありません。本当の意味で個々の強みを理解すれば、「従業員一人一人の強みで固められたゆるぎない企業を築くことができる」と述べられています。私も当初は半信半疑でしたが、1年かけてこの言葉の意味は理解できるようになりました。
実際、おうじのいる職場では静かな「強み革命」が始まっています。

「さあ、才能に目覚めよう」で強みや才能の議論をするとき、しばしば障害になるのが言葉です。考え方はとても新しいのに、昔からある用語をたくさん使っているので意味の取り違えが起こり、混乱が生じるのです。原書が読みにくい原因もそこにあると思います。

34の強みについてはかなり理解が深まってきました。ここで一度原点に立ち返り「さあ、才能に目覚めよう」を通読して用語の意味をひとつひとつまとめていきます。

原書での定義ではとらえにくいこともあり、このブログならではの使い方をしている用語もありますのでご注意ください(なるべくそうならないように気を付けます)。

今日は、もう一人の才能仲間、青 森子さん(学習欲×調和性×内省×収集心×回復志向)と交わした強みトークを記事にします。青さんについては、いずれ「人々」で紹介しますが、とても思慮深い人です。
青: やえばさん、友達と息子さんが言い合いになったそうなんです。
やえば(以下「や」): どんな言い合いです?
青: 友達が「勉強しなさい」と言ったら息子さんが「今から勉強しようと思ったのにお母さんに言われたらやる気がなくなった!」って言うんだそうで、困ってるらしいです。
や: おもろ!(笑)よくみる中学生的な風景ですね!・・・いや、ちょっと待ってください。案外これは深いのかもしれません。
青: どういうことですか?
や: 僕にも思い当たることがあるんです。今から考えると、強みが母とかみ合っていなかったからなんじゃないかって思うんです。
青: おかあさんとやえばさんの強みが合ってなかったってことですか?
や: 僕は学習欲や収集心が中学生のころには完成していたと思います。どちらも行動を止めて思考する時間が必要なので、頭の中で勉強の計画を練ったりしてました。そんな時、母が「さっさと勉強片付けなさい!!」と僕の思考を断ち切ってきました。だから頭の中がぐちゃぐちゃになって怒ってしまい、口論になったのではないかと思います。
青: お母さんにそういう考えをわかってもらえなかったんですか?
や: 当時の僕にはそこまで考えられませんでした(笑)とにかくペースを乱されたことに怒るぐらいしかできなかったんですね。母は調和性×達成欲×包含×適応性×目標志向を持つ人なので、「立ち止まって考える」とか、「勉強自体を楽しむ」という感覚は持っていません。「勉強はさっさと片付けるもの、丸暗記で済ませるもの」みたいな人なんです。だから、ごろごろしながら思考に耽っている僕は、休んでいるようにしか見えなかったんだと思います。そのお友達もそういう考え方の人なのではないですか?
青: 思い当たることはあります。「息子にはとにかく机に向かっていてほしい」と言ってました。
や: ということは、青さんは息子さん寄りの考え方なのではないですか?
青: あはっ!そうです(笑)
や: おそらく、お友達はうちの母と同じようなタイプなのかもしれませんね。そう考えると、「勉強」に対する考え方が違うだけでどちらも悪くないんですね。できることなら「机に向かう事だけが勉強じゃない、彼にとってはごろごろしている時も勉強の一部なんだ(いつもじゃないけど・・)」という事を伝えたいですね。
青: わかりました。雑談に混ぜて伝えてみたいと思います。

才能に目覚めて一番役に立ったことは
「人はそれぞれ、全く違う考え方や価値観をもって行動している。そして根の部分にある深い価値観は基本的には永遠に変えられない」

ということが実感できたことです。表面に表れる行動は変えることができても、内面の考え方は簡単には変わらないのです。それが強みだと思います。

自分の強みが永遠に変わらないならば、ないものねだりはせずに活かせば良い!

大切な人の強みが永遠に変わらないならば、すべてを受け入れ、そのなかで折り合いをつけていけば良い。

それがわかってから、夫婦関係や友人関係、仕事もずっと楽になりました。

「さあ、才能に目覚めよう」とストレングスファインダーにはとても感謝しています。

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