校長ブログ懐古・・改革の軌跡・・

平成19年度からの校長日記を再掲してまいります。

20.4.28(月)遠足の女教師の手に触れたがる

  • 遠足

  • 表題の句は山口誓子である。良い句ではないか。対象は小学校高学年か中学校か。高校ではあるまい。ホトトギスには「お祈りをして遠足のお弁当」「遠足の列を引き裂く交差点」。遠足という言葉の響きも良い。

  • 日本の学校、全国でこの時期「遠足」だ。先般もなんばの南海電車のコンコースで床に小さな子供たち座らせ、大人が取り囲むようにしてそのうちの一人がハンドマイクでしゃべっていたが、あれは小学校の遠足の帰りで、先生が恐らく自宅へ帰る注意事項などを説明していたのであろう。いまどき良く見かける光景だ。

  • 重要な学校行事で幼稚園・保育所、小学校では必ず行われる学校行事であり、「学習指導要領」にも特別活動として行うべき学校行事として明記されている。中等教育でも行われており、浪速中学も高校も実施している。

  • 昔は言葉のごとく「徒歩で遠出」するものであったが、現在ではバスや公共交通を利用することが多くなった。遠足の原則は「日帰り」である。目的は「集団行動と公共性を身に付ける」ために行われるというのが主体である。

  • 頻度は春、秋のどちらか1回か両方とも行うかであるが、学年にもよる。前の公立高校では3年生にもなって秋の遠足をしていたが、これは「やめてもらった」。本校でも3年生が秋にやっているというのでこれ又、廃止とした。受験勉強だろう。遠足なんてとんでもない話だ。3年生の後期にもなって、「卒業まで3ヶ月くらいになっている時期に集団行動とか公共心とかでもなかろう」。

  • 一回のところは「春か、秋か」で時に議論が出る。なるべく早い段階で実施し「クラスの団結を高めさせる」という意見もあれば「5月では早すぎてまだばらばらだ」と反論の意見も出る。

  • 教師も実は大変なのである。まず本年度のコースをどこにするか決め、「下見」をすることになる。当日は必ず「遅れてくる生徒」がいたり、ふざけて「ちょっとした怪我をしたり」「交通事故にあわないよう目を配ったり」学校総出で対応することになる。

  • 遠足のハイライトは郊外、校外での「お弁当」だ。私も亡くなった母親が朝早く起きて私の好物を作って持たせてくれた。どこへ行ったかは忘れたが「食べたお弁当だけは覚えている」。まず卵焼きは欠かせない。それにウィインナーだ。切込みを入れて炒めており少し反っているところがよいのだ。それに私の場合は必ず厚手のハムだ。生のハムが、それも白いところのあるロースハムでなければならない。それに主食は大きい「おにぎり」で、のりがぐるりと全体をまいていなければならない。母はりんごを「うさぎチャン」みたいに格好良く切ってはくれなかったが、バナナが入っていた。当時のバナナは今みたいに安くはなかったはずだ。懐かしい。思いだすと目頭ガ熱くなる。

  • それに今みたいに自販機などないから水筒は絶対だ。中学生に水筒って知っているかと聞いたら「それ、何ですか?」と聞いてきた。今はペットボトルの時代だ。確かに軽くて味も良いわなー。

  • ところが教員に聞いてみると「お弁当を持って来ない生徒」もいるらしい。「コンビニで買う」とお金を持ってくるとか、近くのハンバーガーで済ませるとかというのもあるみたいである。世の中は変わってきている。

  • 本校では昨年まで科コースでバラバラの行き先であったが、本年から「学年で統一」された。大変結構だと思う。高校3年生は京都、京大、銀閣寺、哲学の道、南禅寺、この近くの公園で昼食、円山公園、清水寺、矢坂神社のコースだ。「良いコース」だ。

  • 2年生は宇治に行く。平等院、宇治上神社、「源氏物語ミュージアム観覧コース」で3箇所のチェックポイントがあるという。2年生の学年主任が国語の先生だからこのコースはうなずける。今源氏ブームだからここも面白しろそうだ。

  • 2年生は619名の大部隊を引き連れて「奈良」という。奈良公園集合で国宝転害門から黒髪山神社を経てうわなべ古墳から「平城京跡」だ。資料館見学が必須としている。「付き添い教員が23名」だから大変だ。中学校も全学年で神戸のほうに行く。これは「完全にピクニック形式の典型的遠足」だ。どこへ行くか報告は受けたが今思い出せない。なんとか山だったと思う。最近すぐ忘れる。

  • 我々の時代は遠足、林間学校、修学旅行と3部作が揃っていたが今は林間学校はない。大体運動部などは豪華に飛行機を使って宮崎合宿とかしているし、今日、家族で旅行やドライブなども当たり前で「知らないところに行く」という意味合いはない。それよりも「集団で行動し仲間同士で一日青空の下で歩くということの意味はまだある」と考えている。

  • 私がひそかに復活を狙っているものは「強行遠足」、あるいは「強行軍」ともいう。長距離をただ黙々と目的地に向かって歩くことだ。今でも伝統校はこの行事を残している。大阪府でもある。有名なものは「甲府一高の強行遠足」だ。朝5時学校を出て男子は55キロ、女子は7時30分出発で30キロだ。テレビでも放映されていた。80回を数える伝統行事だ。本校でもやりたいなー。

  • 一度体育の教員数人にそれとなく言ってみると「即座に否定」だ。「交通事故が恐ろしい」というのだ。交通事故は田舎道でも起ころうがと思うのだが。本校の遠足は30日である。無事の生還を祈る。

 

20.4.28(月)ドリフト族先生

  • 教員の不祥事

  • この事件は今朝の関東の一部テレビでも報道していた。自宅は読売新聞であるが、扱いは小さいが関東版の新聞記事にもなっている。記事の内容が「面白かった」からだろうと思う。関東にまで報道されるとは大したものだ。私も思わず笑ってしまった。

  • 記事というのは「ドリフト走行の高校教諭を逮捕」というものだ。面白いではないか。これが近くの学校であったように女性の下着を盗んで逃げたとか、スカートの中を盗撮したとかというのなら、別に珍しくもないが「ドリフト族」で逮捕されたというのだからこれは珍しい。

  • 大阪府住之江警察署は高速で車を急転回させる「ドリフト族」を警戒中に「府立高校の26歳の教諭がひっかかったとして現行犯逮捕」したという。本人は「車を横滑りさせるのが楽しく南港でこれまで3回練習した」と供述したという。

  • 気になって大阪の新聞をチェックするも実名入りで記事になっている。産経は実名報道としていない。何故だろう。藤井寺工科高校の教諭で昨年4月に採用された教員という。丁度「1年の試用期間の身」を卒業したばかりだというに。試用期間中であれば間違いなく「お仕舞い」だろう。府教委は「本人から事情を聞き、厳正に対処したい。」と言っているそうだが、恐らく「首にはならないだろう。」

  • 飲酒運転なら間違いなく懲戒解雇だが「道路交通法違反容疑のUターン禁止違反」だけでは前例もなく、又被害者も居ないわけで、府教委は「処分に困るのではないか」。警察も教諭をすぐ釈放している。最もこの教諭、大阪府ではもう偉くはなれないだろうが。

  • それにしても「幼いというか稚拙というか、未熟というか」。しかし実際こういうタイプの先生が増えつつあるのではないか。自分の「好きなことをする」「趣味の世界に浸る」という具合だ。車高を下げた国産スポーツカーを運転していたというから「いささかお宅気味」でもある。

  • 名前がYで26才というから最初はびっくりした。本校にもいるからだ。人違いで良かった。本校の教諭は立派で決してこういうことをしない先生だ。数学の授業は素晴らしく、生徒の人気もよく、サッカー指導にも熱心で言うことはない。

  • しかし趣味の世界に浸って午前1時半というから深夜に「車を走り飛ばして」、翌日何食わぬ顔で生徒に授業するというから「これはもう別の人格」だろう。副校長に言わねばならない。採用面接の時に「ドリフトの趣味はありますか?」とね。

  • 教員の不祥事について「あれこれすぐマスコミは騒ぐ」が、「教員も人間だ」と肩を持つ気はない。社会は教職にある者すべてが「謹厳実直、品行方正」と思っていたりすればそれは間違いだ。それを前提にして学校社会を観察すればよい。

  • 教員の不祥事を正当化する気はない。ただ何かあるたびに「マスコミ、社会は徹底的に教員バッシングに走る」。ここ10年、学校改革、教育改革の流れの中で「教職員の質と不祥事は基本的に深い部分では同じ要因であるとの認識が重要である。」

  • 最も大切なことは学校、生徒に向かう意識と姿勢であろう。そこがしっかりと確立されていたら、「身を律する意識は強くなる」筈だ。「教職という職業をなめた若者」が昼は先生、夜はドリフト族、ボーカリスト、演劇人などと「個人の趣味の世界」に入っていく時代となったなら、それは学校に大きな変化をもたらすだろう。

  • 朝から晩まで「教師そのもの」、「生涯現役教師」「不器用だけど先生そのもの」、そういう先生が私は好きだ。器用で要領よく、口先だけで、鼻持ちならないプライドだけの教師も好きではないが、何時も「趣味を語る先生」も如何かと思う。

  • 生徒を語る先生は尊敬を受けるが趣味を語る先生はどうなんだろうと思ってしまうのだ。地域では結構「何々で有名な先生」が「学校ではさっぱり」と言う例は多い。「相撲取りは土俵で勝負」、「教師は学校、教壇で勝負だろう」。朝青龍は土俵ではなくてグラウンドでサッカーをしたから問題になった。藤井寺の先生はドリフトで問題となった。やはり本業以外だ。

20.4.27(日)海外修学旅行

  • 来年度海外修学旅行の概要決定

  • 現在の1年生が2年生になったときに実施する「修学旅行先」は本校「初めて海外」とした。85年の歴史で初めてのことであり、「画期的」なことであることは間違いない。これは完全に私が「校長方針として決断」したものだ。

  • 成長発達過程にある生徒たちに「日本以外の国を体験」させたいと強く感じていたからである。「グローバル」という言葉の響きが陳腐に聞こえるくらい今や国境は溶け始め、もはや同時期に「世界で同じ情報が駆け巡る時代」だ。何時までも「北海道」ではあるまい。あれほど英語を教えながら「英語圏を知らない」というのも考える。

  • 物見遊山ではなくて「外国の地を自分の足で立つ」「国際理解教育」「異文化の体験」だ。将来、大学や社会に出ても海外に行く機会はあるだろうが、「高校生の時に体験することが意味ある」ことと考えている。私の高校生の時の修学旅行は確か東京だったか思うが記憶がもう定かではない。

  • 初めての海外は26歳の時、業務出張でスイスを中心としてヨーロッパだったが、たった一人で外国の地に降り立ち、とても緊張したことを覚えている。今でも記憶が鮮明だ。大変勉強になり、その後の多くの海外経験に礎となったことは間違いない。

  • とは言いながら、「生徒を海外に出すことは当然怖い」という感情」も内心にはある。「無事に行き、帰ってきてくれるか」などと心配する気持ちは日々に大きくなるが「ルビコン河は渡った」。ベストを尽くして「成功させる。」「総責任者の学年主任も信頼にたる人物」で不安はないが、何しろ「619人とい大部隊」だ。今からしっかりと準備しなければならない。

  • 行き先はアメリカにしたかったが、やはり「テロ」に巻き込まれる可能性の高さを考えた。私立のU高校は全員揃ってドイツだ。サンフランシスコ、シアトル、バンクーバー、ロス、ボストン、ニューヨーク等色々と考えたが最終的に「オーストラリア」とした。ハワイは機材が便利と言う声もあったがそれは即座に「却下」した。リゾート地はまずい。

  • とにかく人数が多いから方面は2グループに分け出発だ。「ケアンズ」コースと「ブリスベン」コースで、共に4泊6日、ケアンズは世界自然遺産(最古の熱帯雨林)と自然体験、ブリスベンはタンガルーマ/モートン島周辺のこれまた自然体験だ。

  • 旅行扱い会社はケアンズコースが「JTB」,ブリスベンコースが「近畿日本ツーリスト」とした。5社見積もりで公平に評価し、尚且つ今回は経験の多さと、この2社は現地に支店があることも考慮に入れた。24日、両社の幹部に来てもらい、私から「正式な内定通知」と「成功にむけての協力のお願い」をした。

  • 英語集約コースでカナダでのホームステイ経験はあるのだが、生徒数は30名そこそこで来年の619人とは規模も違い、問題は海外修学旅行経験のある教員が少ない。初めてだから当たり前のことである。従って準備のためには「下見」をしてまず教員自ら「生徒の目線」で動いてみると「見えてくるものがあろう。」これは重要だ。

  • タイミングはこの夏休みしかない。教員も予定があって大変だろうが「公務優先」だ。各類から修学旅行委員をこの8月末に行ってもらうこととし、26日朝一番に全員に集まって貰い、私の考えを伝えた。数は総勢6名とした。少し多いと考えることもできるが、初めてのことだし、「念には念を入れる」ということである。8月17日から出発して貰う。

  • 勿論、飛行機が駄目な生徒もいるし、海外嫌いの生徒もいるだろうから「受け皿」として国内「北海道」も残している。連休明けに希望調査をとる手筈である。それにしても今回の計画には苦労した。

  • 世界的なオイル高を受けて、航空会社は「燃料費の高騰」に悩まされ、次々と効率の悪い路線の縮小と機材(飛行機本体)の小型化に入っている。従って一度に機上できる数は180人前後であり、生徒数が多いと「まとめるのに大変」であったが学年主任は知恵を絞ってまとめてくれた。苦労したろう。

  • 出発地も「関空」主体であるが、なんと1グループは「中部国際空港出発」である。空港までは西名阪をバスで3時間かけていくことになる。どのグループかはまだ決まっていない。来年の出発日は第一便が5月24日、第二便が翌25日となる。従ってグループとしては科類で集約することになろう。

  • 海外修学旅行の歴史

  • 修学旅行の淵源は定かではないがものの本によれば古く「江戸時代の社寺参り」が始まりとされる。明治8年栃木県矢板の小学校が寺山観音に初詣、10年には東京の私学が芝公園の博覧会見学と記録にはある。

  • 戦後の復活は昭和21年、山口県の厚狭高等女学校が松江大社方面、群馬県高崎商業が日光に行ったとある。昭和30年代になるとほぼ全国規模となり修学旅行専用列車である東京発の「ひので号」、大阪発東京行きの「きぼう号」などが有名である。

  • 海外修学旅行は明治末期から大正以降に「満韓(満鮮)旅行」と言われた満州、朝鮮半島方面で主に九州山口県の学校であったらしい。戦後は昭和47年に私立の2校が韓国修学旅行が最初という。

  • 少しデータが古いが2005年度の全国公立高校4082校中、海外修学旅行を実施しているのは410校、私立高校は1321校中441校という。旅行先は圧倒的に「オセアニア地域でオーアストラリア、ニュージーランドで全体の1/4」を占める。

  • 大阪府内で言えば、「公立192校中41校、私立高校94校のうち42.6%の40校が海外修学旅行」である。今はもう少し増えているかもしれない。圧倒的にオーストラリアとニュージーランドだ。

  • 今回成功すれば夢は広がる。カナダもあるし、アメリカ本土も視野に入っている。韓国中国、台湾と言う声は聞かないが結構人気のスポットというが私は「英語圏」にこだわっている。下見教員6人のうち3名はたまたま英語科の教師ですべて女性だ。後の3人は理科、国語、美術の男性教師で『グッドコンビネーション』と考えているが「仲良く行ってきてね」と願うばかりだ。

20.4.26(土)体力テスト

  • 身体計測・新体力テスト

  • 昨25日は「身体計測」「体力テスト」の日であった。この体力テストという響きは何か「古典的」に感じる。私立でもしていない学校は結構多い。しかし今、「風向が少し変わりつつあるのではないか。「」児童生徒の体力が落ちつつある現状に危機感を抱いた文部科学省も「食育」の次に何か新しい施策を打ち出してくるかも知れない。

  • 本校は伝統的にこの「体力テストを継続して実施」してきた、この点では「優良な学校」である。昨年着任時には朝9時から「一日かけて、見た目ダラダラ」と実施しており、なんともまどろっこしくて文句を言ったものだ。「止めたらどうだ」と。

  • 大きく3グループに分け、まず午前中が中学生と高1、中間に高2、最後に高3だ。いわゆる「時差登校」だ。最後のグループは午前中家で寝るかテレビでも見ているのだろう。2時頃「ぶらぶら」と学校に来るのを見て「憤激」したものだ。生徒にではない、教員に対してだ。それが「こんなもの今時必要か。止めたらどうだね」となったのだ。

  • 世間では「学力不足」「授業時間増」と騒いでいるのに「工夫はないのか」ということだ。それで今年から午前中40分授業で4限授業をして11時40分から昼食、12時40分から計測開始の計画となった。

  • 行事検討チーム」が変えてくれたものだが、「嬉しい」。こういう姿勢が良い。とにかく「一度決めたら変えないのが教員の習性」とはよく言ったものだが、今回は校長の思いを受けて変更してくれた。一旦決まれば「準備を抜かりなくやるのも教員の習性」である。こういうところは大変良い。

  • センターの体育科主任と保健体育部長は当方の「何時に終わりそう?」と聞いても「さっぱり読めません」と来る。私も内心時間進捗を気にはしているのだ。夕方5時を過ぎても終わらないとなったら「まずいな」と。2人は「女生徒が増え、男子に比べ余分な時間がかかる」と女子に聞こえたら騒がれそうなことを言うが、私もそう思う。女生徒はとにかく「キャーキャー」騒いで「連れ」で行動するから男子に比べ時間がかかる。

  • 16時10分目標というが果たして?それでも良いではないか。ぎりぎり17時までに終われば良いではないかと申し述べた。準備するほうは測定する場所を倍増くらいに増やしたらしい。練りに練った計画表が出来ている。

  • 身体計測は身長・体重、上体起こし、長座体前屈、握力、50メートル走、反復横飛び、立ち幅跳び、ハンドボール投げと本格的だ。男子1500メートル、女子1000メートルの持久走があるのだがこれは後日体育の授業で実施される。

  • 何時も調査結果は「外部の専門家」に出し全ての生徒のデータが整理される。前術したセンターの2人の教員は「昔に比べて体力の低下は著しい」という。「身長は伸び、体重も増えでいるが体力は落ちている」というのだ。彼らは継続してみているから良く分かっている。

  • さらに最近の子どもは全てに万能というのがいなくなった、少なくなった?確かに私の頃も「野球が上手い子は走るのもサッカーも上手かった」と思う。今はそうでないらしい。サッカーは上手だが野球はしたことがないとか、なんとか。分かるような気がするなー。

  • 1500人を遥かに超える生徒の対応には教員総出で対応しても間に合わないから運動クラブの生徒の手助けで実施する。女子の体力測定は女性教員でないと困るところもあり、常勤講師の女性教員も総がかりだ。

  • 私もグラウンド、体育館、美術教室、社会科教室と測定会場を回って歩いたが場所が狭いとやはり混雑していた。ここはそれぞれ会場を増やさないといけない。これでは駄目だ。教室は空いているのに何故もっともっと測定場所を増やさなかったのかな。昨年に比べて倍増と言うが3倍くらいでも良かった。

  • しかし結局15時50分に全て終わって、2人の教員が報告に来て呉れたが、彼らも「予想以上」だったらしい。結局準備が良いとこうなるのだ。「運動部の生徒の手伝い」が極めて大きな戦力になったという。今度褒めてやらねばならない。

  • 専任の先生はやることが分かっているので問題はないが、新しい常勤の先生は「何をして良いのかまだ、まだ分かっていなくて」、もごもごとした場面が目立ったそうだが、それは仕方がない。

  • それにしても驚くことが一つある。美術と社会の大教室の床の砂の多さだ。生徒がグラウンドで靴につけてきた砂が全て校舎内の階段、廊下で「砂落とし」になっているから階段、廊下の砂の蓄積は尋常ではない。

  • そうしていたら「掃除のパートの方々」が「まだ先生、第2グラウンドの横を舗装してくれたから、これで済んでいるのです」と言われた。去年まではこの日以降学校に来るのが嫌になっていましたと。

  • この話しは前から聞いてはいたが、本日実感した。これで新校舎のときには「二足制」が決まったようなものだ。前に教務の教員と会食したときにもメンバーはそのように言っていたことを思い出した。

  • パソコンやオーディオ機器など目茶目茶になりますよと。新しい教室にはモニター設置も考えているから、時代遅れかも知らないが「二足制」が良いのかもしれない。体力テストで思わぬ発見というか確信を持てたものだ。これも現場に出るからである。出るだけではなくて「観察力」だ。

  • 生徒は良い顔をしていた。やはり授業よりはこのようなことが好きなのだなと思う。しかし「半日授業したからこそ嬉しい」という面もある。今日のような日は私は特別に機嫌が良い。

  • 朝保健体育部長から「総括」の報告を受けたが私の有している感想と大体同じだ。彼は1限目が授業だったらしいが「生徒は疲れている」印象だったという。今回の反省を活かして来年に備えるようお願いした。今回のプロセスは「物事を変えていく」と言う意味で大変良かった事例である。評価する。教科主任と保健体育部長は大変よくやった。立派である。

20.4.25(金)カフェテラス売り上げ

  • カフェテラス売り上げ

  • 4月9日にオープンしてから2週間が過ぎた。「生徒の人気は抜群」であるが肝心の「売り上げが伸びない」。生徒数は100名を超えているらしいが、面白がって「来るだけの者」もおり一向に売り上げが伸びないのだ。

  • 確かに雰囲気は明るく、ホテルのラウンジみたいな作りで42インチのプラズマテレビが壁にかかり放映されているからちょっと覗いてみようとなるだろう。それに「自動販売機」を揃えているから結構そこで売れている。今日日の子どもは自販機が好きだ。

  • 事務長と担当の主査が「浮かぬ顔」で部屋に入って来て、業者さんも「当てが外れて困っている」「開店当初はご祝儀で、普通は売り上げが上がるのだが駄目」「同時期に始めた市立の新しい中高一貫校と比べて1/2以下の売り上げです」「これではパートさんの人件費も出ません」と業者さんが言って来たと言うのだ。

  • エーッ」とこちらも「困惑」する。そんなに悪いのかというところだ。低いとは聞いていたがそこまでとは知らなかった。早速手を打つ。1年生の学年主任に「規制をかけていた1年生にもカフェテラスの使用を早く解除せよ」と。

  • 結果は25日解禁となった。次に「全教職員に一斉メール」だ。23日9時24分のことだったが、打った文章は以下の通り。
    別途保健体育部長からも依頼が行くかも知れませんが、カフェテラスの売り上げが伸びず、大変な事態になっています。現在ZZZZZ円平均の売り上げで、これでは4名のパート従業員さんの人件費も出ず、材料費など持ち出しになっていると言うことです。もともとの業者さんと契約を打ち切り、後に○○○○会社さんに当方から頼んで入ってもらった経緯もあり、何とか協力する必要があります。特に教職員で昼食にコンビに弁当等を購入し持参している方は何とか校内カフェテラスをご利用頂ければありがたいと存じます。食べる場所は職員室で結構ですし、何時もと言うわけにはいかないと思いますが時にはカフェレタスでというスタイルでも構いません。以上宜しくお願いします。

  • これに対して多くの返信があり、例えば:
    メール拝見いたしました。私は毎日コンビニなどのお弁当でお昼を済ましていますので、微力ではありますが協力させていただきます。せっかくのきれいになったカフェテラスなので、もっと活気あふれる場所になると嬉しいですね。数学科 XXXX
    のようなもので一応の効果はあったが、長続きしなければならない。

  • 言った手前、「私も食さないといけない」と考え、この日から3日間、カツカレー(330円)、健康弁当(380円)、本日は日替わり定食(400円)と3日連続で食べたが「ウーン、こんな値段では、こんなもんだろう」としか言えない。「微妙な表現だ」。

  • 23日15時に今度は業者の担当者を呼んで話をする。「協力を惜しまないが、メニューや味付けなど工夫をして欲しい」「市立の学校と何処が違うのか教えて欲しい」等々のべたが「どうも、きりりとしない印象」を受けた。

  • 最悪、今の業者さんが「撤退」と言うことにでもなれば「次の手は2案」ほど考えている。一つはPTAに「給食委員会」を設けて貰ってそこでやってもらう積りだ。丁度「助成委員会」を廃止して一つ組織が余っている。

  • 材料費、光熱費、人件費は一切学校が持ち、時給800円で10時から14時まで4時間、一人分3200円、4人として12800円のコストで済む。時間のある「保護者が可愛いわが子の昼食を作る」といって、一生懸命にやってくれる保護者はいないかなーと考えたりする。こうすれば業者ではなくて学校経営ということになるが、食堂営業は法的にできるのでろうか。保険所に届けることで可能ではないか。しかし「素人にはなー」と言う気もする。

  • もう一つの考えはショップ99とかファミリーマートとか「コンビニに出店を頼む」ことだ。大学などはこのやり方が最近出てきているという。「しかしなー」。まだ始まって3週間も経っていない。こういうことは忘れてカフェテラス繁盛のために努力するべきだ。

  • 元々売り上げが上がれば「マージンを期待」していたのだが、とんでもない話だ。こちらが大阪府や大阪市みたいに「補助金」を出さねばならなくなる。全教職員と生徒にお願いする。昼食は「まず家からのお弁当」、次に「カフェテラス利用」だ。

  • 決して駅の近くのコンビニで買わないようにと書くと「大問題となる。校長が商売の邪魔をした」と騒がれるのが落ちだ。「候補の一つ」にという表現が限界か。業者さんには私のアイデアを言った。

  • おにぎりをメニューに」「たこ焼きも入れても良い。8個300円でどうだ」」「バーガーは生徒に好まれるぞ」等々だ。「電子レンジは何時でも業務用を揃えてあげる」からとにかく工夫して欲しい。ただしアメリカ産牛肉と中国産餃子は駄目だよと述べたのである。私が主導してカフェテラスとケイタリング方式を実施しただけに、「私は必死」なのである。

 

20.4.24(木)武道場

  • 弓道場視察

  • 4月20日「好文学園女子高等学校(旧福島女子高校)」が「弓道場」を新たに建設しそのお披露目があった。新聞報道もされている。本校の弓道部の指導者2人も招待されて昨日その様子をCDに焼いた写真を持参してくれた。じっくりと見させて貰ったが大変立派な道場だ。

  • この学校の校長先生とS教諭指導者は先般本校にも来られご面識があるが、大変立派な経営者であり学校管理者である。「良いお仕事」をされた。「好文21世紀の基盤はこの道場から」と言う。外部にも開放するらしい。素晴らしい考えだ。「槌音がこだまする学校は良い学校」というが「新校舎」を建設し、「校名」も改め、このたびの弓道場だ。

  • 私も負けてはおられぬ」。昨日じっくりと本校の弓道場を視察した。「大きさ、スペースを実感」するためだ。「ウーン、大分老朽化してきたな」という印象だが、手入れして上手く使ってくれている。それに「巻藁場」もないし、手狭である。

  • 好文は府下トップの強豪校であるが、本校も頑張っている。弓道は何か「精神性」を感じて好きな武道である。何時かは「素晴らしい弓道場を建設」することは前から考えていた。一度連休明けにも好文学園にお邪魔し見学させてもらうこととしようと思う。

  • 武道場の集約化

  • 新校舎を建設」するとなると問題は「工事期間中の武道の練習場」だ。この間「練習する場所はない」と言えば簡単だが、一生懸命練習している生徒に対してそうはいくまい。何とかしてやらねばならないと考えている。

  • 対象は「柔道」「剣道」「空手」「ボクシング」「弓道」できれば「相撲」の土俵もあれば良いが、相撲部は昔盛んであったらしいが、これは現在のところ部員がいない。「神道と相撲は深い結びつき」があり、なんとか復活させたいが、無理かなー。

  • 現在プールがある場所に「複合建物」として集約できれば大変便利で合理的だ。しかしどうも高さ制限があるかもしれない。授業と部活動だからエレベーターは不要で良いから(最も一つくらいあっても良いが)5階建てくらいの建物が建たないかというのが私のアイデアだ。

  • 新校舎建設検討チーム」に顔を出してその旨考えを述べたところだ。しかしどうも「弓道場の必要長さ」が問題となりそうで困った。40メートルくらいの建屋長さが要るかもしれない。そうするとグラウンドに飛び出てくる。

  • しかしこれは「野球部」が悲しむことになる。しかし武道場として集約し時に外部の中学生や小学生を招待し模擬練習をさせたり、練習の後、「カレーライス」でも食べて貰ったら「浪速に行きたい」と言って人気が盛り上がらないだろうか。

  • 一方「22年度までの教室数をシミュレーション」すると、大丈夫なのは21年度まででその後は完全に教室が不足する。「教室の増強が必要」だ。この場所は新館を西側にワンスパン伸ばしてやれば4教室増える。

  • 更に前のブログにも書いたが「修養室の教室化」と「ボクシング部室の移動」だ。これらで4教室増えることになる。そうしておいて「新校舎の建設着工」が段取りとしては良いはずだ。「この辺を検討せよ」とチームにはお願いした。

  • 図面を書いたりするので「図面起こしのプロ」が要ると、チーム長が言ってきた。「さもありなん」と理解を示し、S建設のU常務を呼び、チームに参加するよう依頼した。ただし工事とは切り離して考え、「基礎エンジニアリングだけ」と念を押した。ここの全てを発注するわけにはいかないし、まだ「海のもの、山のものか」分からない話で、現在は「海に近い河口」くらいだ。

  • 新武道館」の名称は「浪速錬成館」「平成浪速練成館」「浪速浄明館」?「合宿可能な和室の大部屋」も必要だろう。保護者が来て炊き出してくれる炊飯場も要るし、シャワーくらいはつけてやらねばと、夢は膨らむ。

  • その代わり,当たり前だ。良い成績を残さないといけない。「浪速100年の体系」のために私は頑張っている。クラブの指導者も責任を持って進めて欲しい。私にできることは練習場を作ることしかないが、中身は指導者の仕事だ。

  • 新入生の運動クラブ入部状況

  • まだ最終確定ではないが新1年生男子生徒の本年度運動部入部希望者の集計をM教諭が持参してくれた。トップから言えば、硬式野球52名、サッカー22名、ラグビー17名、空手16名、アメフト11名、弓道8名、バスケットと水泳が7名、硬式テニス、卓球、陸上競技が6名、剣道が5名と続く。弓道は女生徒9名を含めれば17名だ。剣道部が少ない。もう少し増やさないといけない。それにしても野球人気は凄いなー。

  • 空手部は今のところ専用の練習場がない」状態であるが、26才と最も若い専任教諭が指導者でこれから先65才まで練習場がないのも可哀想と思って『新たに作る』ことにしたのだが、どうも最近柏原高校に負けている。考え直さないといけないかなと思っている。

  • ボクシングは3名で少ないがこれは俳優「赤井英和」さんの存在影響もあり、ボクシングジムを無くす訳には行かないと考えている。まだまだ赤井ブランドは本校に必要だ。それにしても何故あのような新館の一等地に設置したのか全く理解できない。側は授業する中学の教室だ。玄関にジムを構えている学校などあるか!難波高島屋一等地の真ん前にジムがあるようなものだ。「あれを決めた奴は誰だ?出て来い!」

 

20.4.23(水)プロフ

  • 学校裏サイト問題とプロフ

  • 今朝の朝日にだけ小さな記事が載っている。水戸市近くの大洗というところの県立高校の女生徒が05年に入学した当初から「携帯からのいじめ」にあい、不登校となり結局退学せざるを得なかったことに対して、書き込んだ女生徒2人に200万円の「損害賠償訴訟」を起こしたというものだ。

  • この記事で注目しなければならない点は「ネットいじめが訴訟の対象」と言うことである。このブログでも書いたが今年3月に発表された文部科学省の調査で全国38000以上の裏サイトがあるとされ内2割は個人を対象にした誹謗中傷であるという。

  • そしたら夕刊で結構大きい記事が飛び込んできた。これは各紙とも報じている。7時のNHKニュースでもトップに報じていた。インターネットの「プロフ(自己紹介サイト)」に悪口を書かれた報復に中学生を「殴り殺そう」として無職17歳が逮捕されたというものだ。

  • プロフなどパソコンで変換できない新語で「プロフィールファイル」の略で、書式は決まっており、自分の趣味や特徴などを公開し、「友達つくり」などに利用されるものらしいが、私も数ヶ月前にその存在を初めて知った。最初は「プロフって何だ?」などと聞くくらいだから「もう、河島英悟の時代遅れを感じる」。私でさえそうなのだから一般の年老いた教職員は「チンプンカンプン」だろう。「プロフって果物?」などと言いかねない。

  • 背景は記事によるとこうだ。中学3年生と少年は直接顔を合わせたのは今回が初めてで「中学生のプロフに悪口や半殺しにしてやる」などと書かれ、住所などを割り出して千葉県流山市の公園で金属バットを使い頭を数回殴って殺害しようとしたもの。中学生は頭の骨を折り意識不明の重態という。

  • この事件のポイントは「顔を見たこともない人間に対してネットの悪口だけで殺意を持って凶行に及んだということ」「中学生がパソコンと携帯に対応したサイトを有していたということ」である。事態は遂に「ここまで至れり」という思いだ。中学生がパソコンと携帯を操作して書き込んだりしているという現実に驚愕する。

  • 本校では昨秋、大きな「ネットいじめ事件」があったがこれは高校生であった。このときは素早く対応して処置を明確にし、その後、生徒指導は徹底したつもりである。そのときの調査では「極めて多くの生徒が個人ホームページやプロフを有している」ことが判明した。

  • ところが本校でも中学校でネットの事件があるような事案が昨日来判明し、今教員が「追いかけて」いるところだ。どうも「成りすましメール」事件みたいだが看過できないので、この件については明確にさせるつもりだ。高校のみならず中学もだから、「ブルータス、お前もか!」というところだ。

  • 裏サイトの存在が明らかになったのはこれまた大阪からであるが2007年4月に大阪府警がある中学校の学校裏サイとの管理者を書類送検したことで学校裏サイとの存在は広く知られるようになってきた。

  • この事件は「名誉毀損的な侮辱的な書き込み」であったため、書き込んだ者のみが処罰され、管理人側には幇助罪が適用されることはなく嫌疑不十分で不起訴処分となっている。この一件で分かるように「学校裏サイトは警察などの機関が動けば個人の特定は不可能ではない」。その場合の条件は警察への「被害届の提出」となる。

  • 学校裏サイトの問題としては「学校側の調査に限界」があることである。携帯を取り上げて中身を調べることは出来ないし、チェーンメールで送った先を調べることには限界がある。「成りすましメール」となって他人の名前をかたり送ったりするとますます分からない。

  • 携帯を2台保有し一つは「隠し携帯」でもなればもう全く駄目だ。又個人パソコンから発信するとIPアドレスでも把握しないと「発信源」は特定できないし、それは現時点では「犯罪捜査の警察以外不可能」である。基本的に「 私は警察を使うことをためらわない。」

  • 早い段階で勝負をつけなければならない。この学校裏サイト問題は本校では存在しないと言う状態に早く持って行きたい。それは「学校の管理レベルと品格」が問われていると強く感じるからだ。

  • それにしても「大変な時代」になってきた。今後ますます世の中は良いか悪いかは別として「変質していく」。今までの問題は生徒個人の学習意欲、喫煙、万引き、カンニングなどの「個人的問題行動が主体」であったから、学校は保護者を呼び出し、ともに「指導を加える」ことで事は済んでいたのだが、ネットいじめになると簡単に解決できないのだ。「学校もアナログからデジタルに視点を移さねばならない」。

  • 卑猥な映像」を送り付けられたり、「殺す」とか「死ね」「キモイ、ウザイ」などを送りつけられた側の保護者は「一体学校はどうなっているのか」と詰問して来るだろう。学校以外に言うところはないから、分かるような気もするが書き込みは学校の生徒だけではない。逆に疑いのある生徒を学校が追い詰めていくと明確な証拠が取れないだけに「わが子を信じる親」からは人権侵害と保護者から訴えられかねない。

  • 不特定多数で見えない顔、それも他人に成りすましたり、架空の人物を仕立て上げたりすればますます複雑ではっきり言って学校では無理だ。もう「警察のマター」だろう。学校にとってますます難しい複雑な時代になってきた。

  • 事態の深刻さはそれが局地的、部分的ではないとうことだ。「北は北海道から南は沖縄まで、そして小さな町、村まで携帯電話のアンテナがあるところは同じことが同時に起きている」ということだ。私はこの現実に愕然とするのだ。少なくとも本校の生徒だけでも「ネットのいじめ」などは撲滅する気概で頑張っていきますとか今のところこれ以外に言えないのが辛い。「完全にデジタル社会の病理が出て来た」。

 

20.4.22(火)全国学力テスト

  • 全力学力テスト232万人

  • 第2回目の小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が本日行われた。昨年43年振りに復活し、昨年に続いて2回目だ。結果は9月頃になるという。

  • 国公立は2年連続で不参加の犬山市を除く32067校すべてで実施したが、私学は53.5%しか参加しなかったという。数は475校だ。「うち一校が浪速中学校」である。しかし昨年が61.2%であったから私学は大きく参加校を減らした。「何故だろう?」。

  • 私は想像する。いわゆる進学校といわれるところと、言ってみればしんどい私学の差が出たのではないか。私立の進学校は「結果を誇れるし、学校のPRにもなる」が、しんどい私学は参加する意義は見出せない。「私の学校は低学力の生徒が集まる私学です」というわけにもいかないから。

  • 昨年は、結果の「地域間格差」が明確になり、大変なことになった。特に「大阪府」である。「全国ワースト2で府民に大きな衝撃」を与えたものだ。「低学力の大阪」を全国に発信された。橋下知事もびっくり仰天して「教育の大阪」と言ったりして。

  • 私学の参加率低下の影響」も今後徐々に出てくるのではないか。その学校の保護者が「何ゆえうちの学校は参加しないのですか?」と保護者集会あたりで詰問されたりすれば校長は「ああいうテストは意味ありません。校内の試験で十分子どもの学力は測定できますから」なんて言ったりしてね。本心はもし結果が明らかになった時「そんなに低いのですか」「もっと教えてやってください」などと保護者に要求されたりするのを恐れたわけでもあるまいが。まあ生徒や保護者に衝撃を与えないように考えたのだろう。

  • しかし公立で唯一不参加の犬山市の市長と教育長はどういう人なんだろう。又犬山の市議会議員や市民はこれで良いのだろうか。全国すべての公立が参加しているのに参加しないのはまだ理由が良く分からない。

  • 昨年の結果に身震いした大阪府教委」はすぐ文科省に教員加配に陳情したり、授業改善の為に教員研修など実施するように計画したが、それもすべて「橋下改革で白紙」に戻った。ある中学校長は「現場の力だけでは限界がある」と今回の結果に「諦め顔」だという。しかし現場の教員が少しくらいは頑張った筈だ。結果に期待しよう。

  • これに対して昨年トップの秋田県は「2年連続の1位は難しいかも知れないが、それなりの自信はある」と堂々というから大したもんだ。大阪と偉い違いだね。

  • 本校は中学教務部長がセンターとなって準備をしてきたが、「ここ数日顔色が冴えないくらい緊張している」。今日テストの途中で私は「試験中の3年生の様子を観察」に行ったが、教務部長は「心配で夜も寝られません」という。当たり前だ。こういうときに「グウグウ」眠れるのは余程の大物か無神経人間だろう。

  • 教務部長とは常に生徒の学力の伸張と定着に責任」がある。だから「校内考査問題の責任者であり、時間割、授業時数、行事、教科書の選択などすべてに権限」がある。「教師にもの申す」権限は生指部長かそれ以上に大きい。私は教務部長は「学校の法務大臣か内閣の官房長官」と言っている。場合によっては鳩山法務大臣と同じで「死刑の執行」も覚悟しなければならないくらい責任が重い。

  • その教務部長が学習指導要領を逸脱したり、授業時数を減らすことばかり考えたり自習の多さを放置したりすると「学校はおしまいだ」。公立高校の教務部長というのは正直言って「すごい人材だ。」光っている。そうであればこそ大阪府の公立のトップ校は全国一の進学実績を上げている。

  • 浪速中学の教務部長は府立トップ校の出身者である。自分がそのようにして「恩恵を受けてきたことを忘れてはいけない」。今度は生徒に返さねばなるまい。私は今この教員を徹底的に鍛えている。ポテンシャルは元々あるし、人間的にも良いところがあるのだが、もっともっとシャープでなくてはならない。頑張ってくれるだろう。

20.4.21(月)視聴覚教室

  • 視聴覚教室の整備

  • 本校には残念ながら「視聴覚教室」はない。視聴覚教室とは大体200人未満くらいの収容規模で映画やビデオ、オーディオ機器などが整備された「使い勝手の大変良い中規模教室」である。

  • 一方「情報教室」は大変立派なものがある。収容人数は50名である。勿論情報教育用であるが、現在「情報科目」は必修で卒業までに2単位取らねばならないため、大活躍の教室だ。ただし放課後は空いている。

  • もう一つ残念なことは「LL教室」がないことだ。公立には必ずある。LLとは「ランゲージラボラトリィ」と言い、外国語をコンピューターやオーディオ機器などを使って効率的に学ぶ教室を言う。まあ一般教室でカセットを持ち込めば事足りるのであるが。

  • 新校舎建設」の段階ではすべて一流のものを揃える気だが、それまでになんとかしたいと考え、まず「視聴覚教室」を整備することにした。従来からの「地学教室」は階段教室であるが。日当たりが悪く、些か暗くて人気のない部屋で「使用頻度が低い」ということが分かった。ここに着目したのである。

  • 照明を増やし、大型画面のプラズマテレビモニターを左右2台配置し、インターネット配線も行い、不用物を整理して完全に特別教室として復活させた。50人は収容可能である。音声も質をあげるべくスピーカーも2台設置した。

  • 先に国学院大学栃木高校に出張してきた教諭の強い要望があり、200万円以上の投資であったが設備投資を実行した。今理数科SSと類の生徒の「河合塾サテライト教育」の場として英語と数学の特別講習会場として活用されている。

  • 情報教室はインターネットサテラインシステムで「代々木ゼミの国語特別講習」が行われている。それに一般の放課後講習があったりするから教室の手配がとにかく大変だ。

  • そうこうしているうちに「中学生の教室」にも「大型プラズマテレビ」が欲しいという声が上がってきた。確かに中学生の授業に一部「映像から入る」というのは有効な手かもしれない。即座に「承認」し手配をかけた。PTAの中学教育後援会に支援をお願いする積りだ。

  • 2.来年度の教室充足見通し

  • ようやく校内が落ち着いてきた。ここらでとりあえず「来年の教室充足の見通し」を立てておかねばならない。学校の工事は基本的に夏休みと冬休み、春休みを使うしか方法がないのだ。授業の邪魔になるようでは困る。特に「大型の工事は夏休み」を狙うしかない。

  • 仮定として今年と同じ規模の入学者数でシミュレーションをすると「現在のクラス数から5クラス増える」が、これは工夫で何とかいけそうだ。同窓会と生活指導部の部屋を教室用に回復させて一クラス分。

  • 人権と面談の部屋で一クラス分、進路指導の部屋で一クラス分、国語科と英語科の準備室で一クラス分、現女子更衣室で一クラス分、これで合計5クラスだ。問題は「明け渡してもらう部屋の新たな行き場」である。

  • これを見越して「食堂を改造し、特別教室を4つ設けた」が同窓会、生指の部屋、進路の部屋、英語と国語で兼用の準備室とすると、これで特別部屋四つは埋まる。そうすると女子更衣室の場所がない。従ってこれは現在の家庭科実習室となりの家庭科の部屋を改造して女子更衣室にするしか方法はない。これで何とか収まる筈だ。

  • 再来年22年度はどうなるかと言えば教室数は最低でも4クラス増が必要で、都合のつく教室はまったくどこにもない。大改造が必要だ。まず新館2階の「修養室」を教室に改造して2クラス分だ。残りの一クラスは中学のカウンセラー室と女子更衣室を教室に復帰させるしかない。中学女子の更衣室は高校と同じ場所を仕切りして確保することで対応できる。カウンセラー室は職員室を改造すると少しスペースが出来る。

  • 後の残りの一教室はボクシング道場の半分を教室に改造することで確保できる。これは協力してもらわなければならない。ボクシング部は場所を贅沢に使いすぎている。良く頑張っているから、心苦しいが、しばらくの辛抱だ。新校舎のときもジムは作るつもりであるから、理解してくれるだろう。

  • 以上で余裕は全くない状態であるが、なんとか21年度、22年度はしのぐことが出来る見通しだ。しかし余裕は全くない。シミュレーションによれば23年度までクラス数が増えることになるが、もはや可能性のある場所は「新館1階のピロティ部分を教室に改造する」しか方法はない、しかしこれでも3教室しかできない。ここを改造したら中学の卒業式や保護者集会など格好の場所がなくなることを意味する。これは辛い。

  • 要は「何時の時点で仮設校舎を作るか」という問題だ。「5年後には新校舎が出来る工程」を考えており、無駄な投資もできない。ぎりぎりの計画もしんどい。ちょっと生徒が増えたら「立ち往生」してしまう。「新校舎建設チームの格好のテーマ」でもある。彼らに検討をお願いしよう。「良い知恵」があるかも知れない。「嬉しい悲鳴」だ。

20.4.20(日)その2:常勤講師からのメール

  • 常勤講師からのメール

  • 本日のもう一つのブログで「教師の健康」について述べた。それは4月に採用した某常勤講師の先生が「体調を崩して」、一向に学校に出て来れないからだ。余程悪かったに違いない。

  • 管理職の朝会でも話題で、抜けた授業は振り替えたり、管理職が授業に出たりで大変だったが、この先生の「ポテンシャルの高さ」を買っていた副校長は辛抱強く回復を待っていた。幸いにも先週の金曜日くらいから「回復」し朝から出勤しているらしい。良かった。

  • 要因は色々あるだろう。想像だが「適応障害」あるいは「心因性のもの」、「持病」「疲れ」「ウイルス性」若い先生にはあり得ることだ。それで私は「全常勤講師にメール」を打った。丁度採用後3週間経ち、個人パソコンを渡しており、「頃は良し」と判断したものである。「学校に遅くまで居残って」いると聞いたから、体調を心配してである。

  • その文章は以下」のものである。
    常勤講師の先生方へ 頑張って頂いており感謝致します。どうか体調に気をつけてください。さて、聞くところによるとどうも常勤講師の先生方の学校におられる時間が長いようです。まだ着任後1ヶ月にもならないから色々と調べたり、調査研究に時間は取られるのは理解できますが、今後長続きさせなければなりません。工夫をしてなるべく早くご自宅にお帰りください。このことをお願い致します。個人の勉強にかかわるものはご自宅でもできる筈であり、やはり初期段階から全力疾走は思わぬ体調変化を起こしかねません。関係する専任の先生方も宜しくアドバイスなどご配慮願います。    
    (
    学)大阪国学院 理事長     浪速中学校・高等学校長          木村 智彦

  • これに対して「メール返信」があった。代表的なものを記載してみよう。文章はそのまま。
    * お気遣いありがとうございます。メールにて失礼します。私たちのような常勤にまでお気遣いいただき恐縮です。まだまだ、業務や生徒の対応が遅れ、毎日に奮闘するばかりでベテランの先生方のように帰ることができませんが、これからもがんばりたいと思います。
    * 本日慌ただしく(数人の生徒の相談(クラブ指導並びに学業指導)に乗っていたため),返信が遅くなり申し訳ありません。お気遣いありがとうございます。本件かしこまりました。
    * お心遣いありがとうございます。仕事の処理能力が遅く、勉強しなければならないことが多いという現状についつい遅くまで残ってしまっておりました。本日からは、効率よく仕事を行い、自宅での仕事とは分けて就業させていただきます。ありがとうございました。
    * 常勤講師の数学科のXXと申します。先日は、お気遣いのメールを下さりまことにありがとうございました。理事長・校長先生のお気遣い・激励の言葉、大変うれしく思います。浪速に赴任してから20日ほど経ち、少しづつですが環境にも慣れ生徒とのコミュニケーションが深まってきていることをうれしく感じています。今後とも浪速の教員として誇りをもち、時間を工夫しながらよりよい授業、よりよい生徒指導を実践し、生徒のために尽くしていきたいと思っております。今回はご配慮ある言葉をいただきありがとうございました。
    * 私も遅くまで残っていたうちの一人であり、部活動顧問や放課後講習などで遅くなることが多く、さらに自分の要領の悪さから、その後さまざまな作業を行っていた結果、遅くまで残ってしまいました。先生のおっしゃるように、体調管理だけには気をつけて、遅くなりすぎることのなく、より自分のスキルを高めていけるよう今後一層がんばりたいと思います。
    * メール有り難うございます。教師となり二週間が過ぎ、学校の雰囲気にも少しずつではありますが慣れてきました。 初心を忘れず日々切磋琢磨し頑張っていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。

  • 40名近い常勤講師のうち13名の先生から返信があった。「嬉しいし、立派な態度」だと思う。間違いなく理事長・校長の思いを受け止めた人たちだ。理事長・校長の「心証は当然高くなる」が、ただそれだけの話だ。

  • いくらメールで返信したからと言って「専任教諭になれるほど甘いものではない」ことをこの先生方は知っているにも関わらず、返信をしてきた。「最新鋭の個人パソコンを貸与」して貰って、「体を気遣ってくれて、初めて自分に理事長からメール」が来たのだ。普通の感覚だったら「返信」はするわなー。それが「社会的社会人の常識」、「ソーシャルインテリジェンス」というものだろう。

  • が、そういう感覚を有していない先生もいる。それが人間社会の常で、そういう先生の中に「すごい指導力を有した先生」が居たりするものだ。それはそれで良い。大した問題ではない。40人の常勤講師の先生方の「この1年の行動様式とご活躍」が本当に楽しみだ。「体に気をつけて」1年を乗り切って欲しいと念願するばかりだ。

カテゴリー
  • ライブドアブログ