木村建築研究室_Blog

住まいは人を映す鏡。地域や暮らしを楽しみ大切に、人々の関係がうまくいくよう心掛ける住まいや家づくりは、まちもひとも気持ちよくしてくれます。そんな設計事務所の仕事や活動、思いや日常をブログに綴ります。

2011年03月

2011年03月31日

「エネルギー=設備」から脱却できるか

カフェ コーヒーブレイクにしては重い話題ですが。。

 地震の日の午前中、ガスから電気に熱源を変えて(給湯器をエコキュートに温水床暖房給湯器をヒートポンプに)ランニングコストを抑えたいという以前設計した家の建て主さんに、業者からの見積もりをチェック&ネゴした結果を報告したところでした。

 報告してお昼を食べに出て事務所に戻ってしばらくしたら地震。
 その後の原発事故で、あれだけテレビコマーシャルや営業レディや補助金やらでお得お得と唱われたオール電化は、嘘のようにぴたっと止まり、オール電化のショールームはいまや閉店になっています。
 
 これから建設したりリフォームするものについては、どうしたらお得に便利にエネルギーを使えるかではなく、エネルギーをできるだけ使わないで快適に暮らせる工夫をするのが基本(設備はあくまで建築の工夫を補うもの)なのは当然です。
 ですが、狭小密集地であったり、費用がかけられなかったり、お年寄りや小さな子供が居たりで、現実には設備に頼らざるを得ないお宅も多い。

 どうしたものかと逡巡してます。難しい問題です。
 設備だけでなく、暮らし方や遮熱断熱のトータルコストを判断しないと。。原発と単純に結びつけて考えれば良い程簡単なものでもない。。
 
 皮肉か?幸運か?
 けれど、とても良い機会だと思います。


kimura_atelier at 20:37コメント(0)トラックバック(0)設計・企画ライブ暮らし/住まい 

2011年03月21日

エコとサバイバルは同義

 以前何かで読んだ「パッシブシステムのアイデアのオリジナルというのは、意外と戦時中にあったりする。。」という内藤廣さんの言葉が、ずっと気になっていました。
 戦時中の物量が困窮している時に、またインフラがいつ途絶えるか判らない時に、どのようにモノを大切に節約し生活を維持するかは、身を持って体験しながらのアイデアですから、さぞや合理的で普遍性のあるものだろう。そのうち調べてみようと思っていました。偶然、地震の前日も話題にしていた。
 そうしたら、今回の地震!!

 エコとは、「手間暇かけること」「手塩にかけること」と、15年以上前に書いたのを覚えています。その気持ちは今も変わりませんが、加えて今は、エコとサバイバルは同義だと思います。それから、時間があって元気ならば、エコは楽しいと。。
 
 合理的で普遍性があるということは、大それた設備や寿命の短い設備、特定の知識のある人しか使えないような難しい設備ではない。
 また、人は自然界の一部であり、自然には絶対抗えない。廻りの人も含めて、あるものをどう受け入れどう調和していくかが大切で、それが「環境デザイン」です。
 そして、何事も循環が可能なように、自然利用・地産地消・足るを知る節度、それらをトータルに活かす総合力が必要だと思います。
 当然、設計の内容はその上に立つべき。。。
 
 日頃如何に電気に頼った生活をしているか(この10年で益々電化が加速しました)。交通手段が発達して移動距離が長くなっているか。過密や高層により大規模設備やインフラに頼る生活が如何に脆弱か。今回の地震によって、改めて実感しました(何せ、一日前の移動中であれば完璧に遠方帰宅難民)。
 また、あの津波の前には、耐震改修も伝統論争もハウスメーカーの性能競争もなんの意味もありません。建築の立ち位置もちっぽけだなあと思います。
 地理条件立地条件を判断して、地域によって自然にあらがわない構造や建設をすべきで、耐震対策は、その上での建物の性能対策であるべき(大した震度でなくても液状化で地面や工作物は歪み、地盤の善し悪しで建築の揺れの違いは大きい)ですよね。だって、要塞のようなビルや土留めだらけの家が残った廃墟のような町の図はシュールです。
 やはり、大きな視点に立った計画的なまちづくりが必要です。

 いずれにしても10日が過ぎた。さあ、そろそろ気を取り直して平常に戻らないと。。

kimura_atelier at 22:49コメント(0)トラックバック(0)暮らし/住まい住まい/建築 

幸せだね〜

お布団の中のネコ 今日は雨が降って結構寒かったですね。
 ふと気がつくと、ネコ達がいない。

 何処にいるのかしらねと家の中を探すと、ちゃっかりベッドに潜り込んで二匹仲良く寝てました。

 この期に及んで「幸せだね〜」 ったく。

kimura_atelier at 22:35コメント(0)トラックバック(0)つれづれ心模様(日記)ネコ閑話 

2011年03月19日

大震災その後ーその6

 以前、町田の耐震対策制度が出来、アドバイザーを引き受けた時に<移動中の携帯物や対策>を意識した筈なのに、歩きやすい靴以外、すっかり忘れていて反省です。
 加えて、携帯が非常時には役に立たない(特に私の携帯)ことが判り、テレカや懐中電灯、予備電池、磁石や薬も必要か。

 エコグッズも入れたいしで、益々鞄が重くなる。。


kimura_atelier at 18:42コメント(0)トラックバック(0)つれづれ心模様(日記)気になったこと 

2011年03月17日

大震災その後ーその5

 東大地震研究所地震予知研究センター長佐藤比呂志教授に聞くー巨大地震から人命を守るための地震予知の課題、我々が持つべき正しい危機感と心構えーより

 ただ、今一番問題なのは、緊急地震速報を出すセンサーそのものが今回の地震でかなり傷んでしまっている。
 電源が供給できない状態のものがあり、その精度や信頼性も今までの被害がない状態と比べると、質が落ちている可能性が高い。日本は、世界で最も地震計やそれに関連した機器が高密度で展開されている地域ではあるが、これだけの地震の被害の影響は甚大だ。

 最後に、これだけ大きな地震が発生したあとは、岩盤にかかっていた力が変化して新しいバランスをとるための調整が進行する。この過程で大小さまざまな地震が発生する。
 今後も、落ち着くまでは被害地震が発生すると覚悟するしかない。
 ぜひ、激しい揺れがきたら、繰り返しになるが、机の下に隠れ、海岸からは一目散に高台に逃げるなど、警戒心を持っていただきたい。


kimura_atelier at 23:15コメント(0)トラックバック(0)つれづれ心模様(日記) 

大震災その後ーその4

写真[1] 今日、事務所に戻る前に、地震後初めてミルクを買いに地元のスーパーに寄りました。
 見事にない!空っぽ!

 開店30分前から(私の通勤時間)から並んでいることや店頭に出ているトイレットペーパーの棚が空っぽになっていることは知っていましたし、まちを歩くと確かに嵩張るビニール袋を下げた人が増えているなとは思っていましたが、こんなにもガラガラとは。
 
 原発やら先の富士の地震で不安なのは判るけれど。。。困難に立ち向かっている人達の映像を嫌という程見ている筈なのに、あまりにもさもしい。情けなくなりました。
 ちょっとやりきれないので、事務所の下のお花屋さんで、滅多に買わない切り花を買う。。。

kimura_atelier at 19:19コメント(0)トラックバック(0)つれづれ心模様(日記)気になったこと 

大震災その後ーその3

28)
 表は、3/15日時点の国交省による被災建築物応急危険度判定結果。
 混乱している地域では立ち入れないところも多いのを考慮しても、茨城・千葉・東京・新潟・長野とマスメディアで報道されていない地域もかなり被害を受けている様子です。

 水戸もそうとう被災しており大変なようです。
 建て主さんの様子からちょっと安心していたのですが、実は多くをおっしゃらなかっただけのようで、大変な様子になっていることが判りました。インフラの破綻、ガソリン不足、瓦の落下、大谷石やブロック塀の倒壊はそうとうのようです。
 そういえば、定期的に来る通販のメルマガから《お届けができないエリア》青森県・秋田県・岩手県・宮城県・山形県・福島県の各県全域、茨城県の一部とありました。
 水戸の知り合いからのメールでは「行政からは一切のサポートがありません(何せ市役所が被害を受けて立入制限)。給水車も炊き出しも回覧板さえ回ってきません。」
 工務店からは「神も仏も無いもので最悪に近いです…。復活したらお電話します。」とのこと。

 こうやって、個人的に知り得たことも、あちこちで声を上げることが必要だと思います。
 


kimura_atelier at 15:23コメント(0)トラックバック(0)気になったことつれづれ心模様(日記) 

2011年03月14日

大震災その後ーその2

 余震が続くと、だんだん、揺れているのか自分の調子が悪いのか判らなくなってきていますね。ずっと大きく揺れ続けている地域の方達のお気持ちは幾ばくかと言葉になりません。

 今回大きく感じたことがふたつ。

 ひとつは、如何に電気に頼った生活をしているか。(この10年で益々電化が加速しました)また、交通手段が発達して移動距離が長くなっているか。過密や高層が如何に脆弱か。けれど、ネットの普及によって、距離や時間を超えて刻々と情報を得られ伝え合える安心感も感じています。

 もうひとつは、耐震対策はそれぞれの建物の
性能対策以前に、地理条件立地条件を判断して地域による建築制限を規制すべきです。都市計画を優先させるべきだということです。あの津波の前には、耐震改修も伝統論争もハウスメーカーの性能競争もなんの意味もありません。
 また、私事では、事務所と自宅の地盤による揺れの違いを実感しました。



kimura_atelier at 22:30コメント(0)トラックバック(0)つれづれ心模様(日記)気になったこと 

大震災その後ーその1

 コマーシャルもBGMもなく一日中流れるテレビ画面は、昭和天皇の崩御、阪神淡路地震以来でしょうか。
 阪神淡路の大地震の時も現実とはとても思えない映像に驚愕しましたが、今回の大震災の映像もこの世のものとは思えず言葉になりません。自然の猛威の前には、ひとたまりもないのですね。
 
 でも、アメリカ政府や企業を始めとする早速の支援申し出のニュースやいの一番に届く中国や香港の知り合い等からの電話やメールに国境を越えて協力したり心配したりする姿勢が広がりつつあるのだなあとうれしくもなりました。香港の友人からは、日本人の緊急時の節度や部外者への対応に羨ましい、見習わなければの感想もありました。

 あれこれ、地震後の2次災害の情報が流れています。
 緊急時にデマや貶める情報を流す輩もいることに憤りを感じますが、慎重な情報収集が必要ですね。

 被災地に近い等の様子が気になる建て主さんには、ひととおり連絡が取れて問題ないことが判りほっとしていますが、工務店と連絡が取れません。建て主さんの家は丁寧につくっていても、車が通っただけで揺れる事務所だったので心配です。
 



kimura_atelier at 16:45コメント(0)トラックバック(0)つれづれ心模様(日記)気になったこと 

2011年03月11日

地震大丈夫でしたか?

 マグニチュード8.8。国内最大級の地震だったそうですね。
 東京23区は震度5強。皆さん大丈夫でしたか?無事を祈ります。
 
 私は、やっとメールで主人と連絡がとれましたが、まだ被害の全貌が見えていないし固定電話も携帯もつながらないので、沢山の人とまだ連絡が付きません。
 北に親戚はないのですが、茨城や千葉の施主さんの様子も心配です。

 町田は震度5弱。駅前の事務所はRCの建物ですが、地盤が悪いし賃貸だからか、スゴく揺れました。
 本棚の本や書類がずり出して来たり、小物は結構落ちました。
 反面、自宅は棚の上の方のものもまったく被害なく、地盤の効果をひしと感じました。
 が、テレビが何故か映りません。光電話もネットもつながりません。。設定が動いたのかなあ。。
 ♂ネコが背中に飛び乗って離れません。やはり、そうとう揺れたのでしょうね。

 自宅では連絡がとれないので、事務所に戻ってきて、こうして連絡をとっているところです。
 余震にはくれぐれも気をつけてください。


kimura_atelier at 21:44コメント(0)トラックバック(0)☆お知らせ⇒つれづれ心模様(日記) 

2011年03月07日

自己紹介。。。

 最近、「本業は建築の設計、特に個人から頼まれる住まいの設計ですが。。。」と前置きしながら、自己紹介することが多くなりました。

 先日、突然自己紹介を振られて、思わず口をついたのが、
「本業は・・・ですが、・・・なこともしています。
 ここにきて、住まいの設計等の本業とまちづくり活動と生涯学習を考える立場との経験が頭の中で整理されリンクされて、活きてきました」
「『まちづくり』は『ひとづくり』『つながりづくり』『仕組みづくり』で、『住まいづくり』は『まちづくり』『つながりづくり』で、『つながりづくり』は『ひとづくり』『まちづくり』。。で、相互にうまく絡み合って初めて、それぞれが活きてくるんです。。」

 「住みか」をつくるにあたって、住む人の生き方暮らし方を一緒に考え希望を叶えるのは当然ですが、それだけではなく、近所やまちや社会背景や将来を考えて提案設計するべきですよね。
 また、アドバイザー仕事を通しては、「住みか」のつくりかたで住む人の幸せや将来にも大きく影響することを実感しています。


kimura_atelier at 19:38コメント(0)トラックバック(0)暮らし/住まい住まい/建築 

ささやかな雛まつり

P1020560  遅ればせのアップです。

 シュークリームの中のおひな様。。
 2匹が早速、目をまんまるにして品定めに来たので、パチッ。
 
 雛まつりの日の過日、寝ても良い頃の時間のお土産でしたが、写真を撮ってすぐ食べてしまいました。
 
 


kimura_atelier at 19:18コメント(2)トラックバック(0)ネコ閑話ちょっとブレイク 
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木村建築研究室(木村真理子)のウェブサイトがメインアプローチとするなら、このblogは、日常出入りする通用口です。
設計や活動、催しや旅行、住まいや暮らしについて日頃感じた事など、当事務所の設計のベースになっていることや設計者の日常をまるごとお伝えできたらと思います。
思いつくまま綴っていますが、よろしくおつき合いください。
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