木村建築研究室_Blog

住まいは人を映す鏡。地域や暮らしを楽しみ大切に、人々の関係がうまくいくよう心掛ける住まいや家づくりは、まちもひとも気持ちよくしてくれます。そんな設計事務所の仕事や活動、思いや日常をブログに綴ります。

2012年10月

2012年10月30日

仙台〜石巻

 綱渡りのような10月もなんとか終わろうとしています。

 10月最後の週末は、女技会の合宿で仙台〜松島〜石巻をめぐってきました。
 今回は、地元で建築やまちづくりをしている(復興の複雑で難しい現場や委員会にも関わっておられるとのこと)会員夫妻に案内と解説をいただきながら、いつものように女技会ならではの目一杯のスケジュールでまわる貴重で充実の機会でした。もちろんお楽しみも。。

P1080015 写真は、仙台若林地区の荒浜の松林。

 既に流された家々は取り壊されて何もありませんが、所々に残る基礎や一面のくさはらから、やはり寂寥感がひしと漂います。
 住んでいた場所のちょっとした差、施策の差で、人生振り回されるのだなあと改めて。。。

P1080042 もうひとつの写真は、石巻の最上川河口の中州。

 館はまだ閉鎖中ですが、石巻正太郎のマンガ館がある中州です。ここも、地盤が大幅に沈んで、UFOのようなマンガ館と自由の女神以外、ほとんどの建物がなくなっています。
 川の脇の商店街も住む人が少なくなったので、ほとんどのお店のシャッターが降りて、ここも寂寥感が漂います。

  伊東豊雄さんプロデュースのみんなの家では、一瞬の判断の差で津波に飲み込まれ2キロも漂流しながらも奇跡の連続で九死に一生を得た方のお話を聞き、そこでも人生の明暗を感じさせられました。
 また、どんな時も強く明るい姿勢、あきらめない姿勢、協力してことにあたろうとする姿勢。。がいかに大事かを、ここでも改めて実感でした。

 今回は、仙台〜石巻だけの視察でしたが、こういった景色が広い三陸に延々と続くのだと思うと、今更ながらに事の大きさに唖然とします。

kimura_atelier at 19:12コメント(0)トラックバック(0)旅行どんなオルタナティブが可能か 

2012年10月18日

緑の効用

 先の土曜、私が関わっている地域活動主催の「坂のまち/玉川学園地域で地震防災を考える」の第2回が開催されました。
 今回は、具体的にどんな「近助」(自助・共助・公助の自助の次には近助がとても必要ということから)の対策が考えられるか、また実践されているかの報告です。
 様々なアイデアが話し合われましたが、その中でも特に素敵な試みの紹介がありました。

IMG_0493 写真は、その素敵な試みのお宅。
 家の廻りに門塀を造らずポケットパークのようにしています。植物の手入れをしていると通りがかりの人がなにげに声をかけて来てくれて、とても良いご近所コニュニケーションになっているそうです。ベンチやテーブルもしつらえてあります。
 犬の糞や踏み荒らし等迷惑なことも多少はあるのでしょうが、お人柄も見るからに垣根をつくらなさそうなおおらかでフランクな感じの方です。神戸の震災を体験して、日頃からのご近所コニュニケーションの大切さを実感していると報告されました。大切なことですね。

 000027_m 実は、同じ日の午前中、我が家の柑橘類とつる植物が茂りすぎてネズミの額程なのに草ボウボウの庭をなんとかしなくてはと、刈り込みと格闘していました。
 格闘のお陰で、家の前の学校に来ていたPTAの方たちと、草ボウボウ状態と実がなる植物たちを話題にこんな事でもなければ成り立たない楽しいコニュニケーションのひとときを過ごしました。
 庭いじりが好きでなくても、日頃はばたばたしていても、緑があれば外に出ての作業が必要になりますから、結果的に良いコニュニケーションツールになりますw

 緑には、風当たりや日差しを遮ってくれたり葉っぱの蒸発散効果で涼しさをくれるだけでなく、コニュニケーションの機会を運んでもくれます。先日のニュースのように殺人事件に発展したりもしますから、良いコニュニケーションとするか面倒迷惑と思うかは、その人次第ですが。。。

 もっと緑を増やしてまちを気持ちよく、緑と関わって身も心も楽しくうれしく暮らしたいものです。


kimura_atelier at 20:30コメント(2)トラックバック(0)暮らし/住まい地域のこと 

2012年10月08日

訓練

P1070895 規模が大きくないにも関わらず、確認申請の指摘事項がいっぱい。改めて事務処理が増々増えたなあと諦めつつ書類を手直ししています。

 既存よう壁の安全性の扱いは、ホントに難しい。
 法規に合わせるための非現実な処理を促されて、そのまま飲み込んで対応していたら大変なことになってしまいます。
 
 スペシャリストは増えたけれど、トータルで物事を判断し現実的な対処を発想して対応が出来る人がいなくなっているなあと実感。いろんな場面で実感しています。
 設計行為は、多角的に考え、責任を持って実現するためのアイデア出しの訓練です。

 いつかは、何でもオチャノコサイサイのアイデアマンになれるかな?

 
 さて、今晩は明治神宮で薪能。ブログで寄り道してないで、もう少しがんばろーw
 

kimura_atelier at 13:44コメント(0)トラックバック(0)設計・企画ライブつれづれ心模様(日記) 

2012年10月01日

どこにどう住みどう備えるか

 昨日の台風、大丈夫でしたか?

 最近は雨風も暴力的に激しくなって来ていて、高台の上、大きな出窓(しかも木製)がある我が家では何か飛んでくると危ない。そろそろ対策を考えないとと思っているのですが。。。
 昨夜は関東の北の方を通ってくれたのとスピードがあったので、台風が近づくにつれ拍子抜けする程スルッとでした。まあ、思っていた程の風や雨ではなく良かったです。

 朝テレビをつけると、首都圏の輸送機関のマヒ具合とこんな日に買い物やレジャーに出かけて帰れなくなる人、能天気にバイクや乳母車、ハイヒールで外出して吹き飛ばされる人等が映されていて、なんと無防備で人任せなのかと呆れることひとしきりでもありました。

 先の内閣府の南海トラフ地震想定(続きを読むにも入れました)に代表されるジシン、カミナリ、カジ、オヤジ、以外にも暴風、突風、洪水、土砂崩れ等、建築に絡む対策必要事項がいっぱい!です。

 計画を提案する立場としては、慎重にかつ魅力的にと苦慮します。
 また、どこにどう住みどう備えるかを、ホントしみじみ考えさせられます。

 続きを読む

kimura_atelier at 19:52コメント(0)トラックバック(0)暮らし/住まい住まい/建築 
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木村建築研究室(木村真理子)のウェブサイトがメインアプローチとするなら、このblogは、日常出入りする通用口です。
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思いつくまま綴っていますが、よろしくおつき合いください。
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