木村建築研究室_Blog

住まいは人を映す鏡。地域や暮らしを楽しみ大切に、人々の関係がうまくいくよう心掛ける住まいや家づくりは、まちもひとも気持ちよくしてくれます。そんな設計事務所の仕事や活動、思いや日常をブログに綴ります。

2016年06月

2016年06月10日

まちの魅力と共有共存の文化の関系は?

IMG_5610 紫陽花が町並みに栄える季節ですね。
 このところ、「まちの魅力」について調査中です。
 そして、住まいについて考えてきて思うこと。。

 土地を私物化して囲い、自分の住まいだけを工夫し主張してきた結果が、今の日本中の画一化された貧しい町並みに繋がっている。。。
 自分の住まいは、どんな町にあり、町の中のどのような文脈の中にあり、その中にどうたたずめば、住まいも町も人も活きてくるのか、をきちんと俯瞰して押さえておくことが大切。
 人口も経済も縮小して行く中で、自分達の暮らしの将来も、町のあり方や廻りとのつながり方にかかっている部分が大きいにも関わらず、あまりに住まいを単眼的に捉えている。特に、個別のカタチや性能などのモノとしてのあり方だけに捕われ過ぎ(その方が売りやすい、アピールしやすいのは承知です)て、家が建てば建つ程、町が貧しくなる悪循環。。。

 住まいも人もオレがオレがではなく、「無名の品格」を持つにはどうすればいいのでしょうね。

 さて、先日、東京建築士会のシンポでおもしろい話を聞きました。

 江戸は、古来、投資の町であり、働くところ。単身赴任や独身が多かった。土地を持つ大家は地方の資産家が多く、実際に町の管理をしているのは「家守」と呼ばれる地主に雇われた人達。「家守」が借家を束ね監視し、長屋で問題が起きないよう面倒を見ていた。
 江戸は、地震火事など災害が多い場所ゆえか、モノの所有にはこだわりがなく、むしろ所有に拘るのは恥という文化が生まれた。過去の幸せにも執着しない気質であった。
 来るもの拒まず共存する知恵や仕組み、弱者救済の「共助の仕組み」があり、家や衣類は使い回す共通の社会資本であり、溜め込まず役に立たないところやに大金を使い、文化活動にエネルギーを燃やす、「イキ」で「ハリ」で「アキラメ」の文化であった。 
 などなど。。なかなか深い!

 地方の気質や文化も味わってきた身としては、今につながるお江戸気質と魅力がよくわかります。

 これからのまちのあり方、住まいのあり方、暮らし方のヒントが盛りだくさんです。
 




kimura_atelier at 17:40コメント(0)トラックバック(0)暮らし/住まいどんなオルタナティブが可能か 

2016年06月01日

工事が始まりました@小淵沢

IMG_5604
 久しぶりに新築工事が始まりましたo(^_^)○
 新築のワクドキ感は、やはりうれしい!

・ほぼ平屋感覚のおおらかで潔い住まい。
・シンプルで使い易く汎用の効く間取りと動線計画。
・自然の恵みと土地の特性を意識し、それらをできるだけ活かした断面計画や窓配置。
・庭とのつながり、いろいろなコーナー、暮らしの幅と楽しさを広げるバックヤード計画等々。

 いつもながらの住まいのあるべき姿(素材感、空気感、たたずまい、安心長持ち等)を、徹底的にヘビーデューティー&ドライに目指した住まい(夏のいえ)です。



kimura_atelier at 20:28コメント(0)トラックバック(0)設計事例現場ライブ 
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