2005年12月23日

「簡素にして品格あり」建築家吉村順三展

吉村順三展に先週末、行ってきました。すごい人、人・・。学生だけでなく、一般の人、特に、年配のカップルが多いのが印象的でした。日曜美術館の影響でしょうか。
 展示をみて感じたことは、吉村さんの一貫した建築への姿勢と丁寧さ。仕事が、その人をそのまま表しているとしたら、優しくて頑固な方だったのではと思います。私たち世代の住宅設計者の多くは、吉村さんと宮脇さんの詳細図で育った世代。レーモンドの詳細図は、もう少し上の世代でしょう。
 かたちや表現の方法ではなく、詳細図というところが、吉村さんたる由縁です。そういう意味で、吉村さんは、人が気持ち良く暮らすための基本を謙虚に丁寧地道に考え、手仕事に近い方法で実現し、広く後進に伝え、多くの立派な後進を育てた方だったのですね。

吉村順三展 さておき、小さい小さいといわれている軽井沢の山荘は、我が家(別荘ではありませんよ)よりずっと大きい。我が家は、その2/3程です。木立のなかというのが、小さく感じるのでしょうか。




kimura_atelier at 20:22コメント(3)トラックバック(0)催し諸々 | つれづれ心模様(日記) 

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コメント一覧

1. Posted by 青黄子   2005年12月25日 17:26
私が行ったときは若い人でいっぱいでした。中学生ぐらいのお嬢さんも模型を静かに見ていました。 わかりやすい言葉で建築をつくる事を語り、自分たちの生活を豊かなものにつくりあげていくことが大切という、建築と生活が同時に取り上げられたこんな建築展に触れられる若いひとたちはとても幸せですね。 やはり吉村さんは建築家であり教育者ですね。 建築はプロポーションが大切とは私ももっと学びたい課題です。
「芸術教育は自然から学ぶ。」共感です。此れからももっと自然の中で遊びましょう。



2. Posted by jun   2005年12月26日 14:52
私も行きました。たぶん同じ週末です。
すごい人でしたよね、建築の展覧会でこんなに混むか!と驚きました。
見終わった後は、清清しい気持ちになりました。
建物の良さももちろんのこと、吉村さんの姿勢・人柄が伝わってきたんでしょうね。
3. Posted by kimu_ma   2005年12月26日 20:34
よかったですよね。清清しく豊かな気分になりました。所々に掛けられた吉村さんの言葉が、彼の姿勢や人柄を伝えるのに一役買っていましたね。
情報が反乱する時代。パソコンでコピペすれば、思いの深さは関係なくかたちにできてしまう時代。データや性能が先走りしたり、偽造偽造で建築士がますます軽くなってきている昨今に、皮肉すぎるくらいタイムリーでした。
プロポーションや様々な要素のバランスが、吉村建築を簡素にして豊かにしているとわたしも思います。
おねえさま、私たちもまだまだ遅くない、もう一息がんばろーね。junさん、期待してますよー。

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