2006年06月18日

少子化、わかってないなあ。

「少子化いよいよ待ったなし」と様々な議論が、新聞や雑誌の記事を賑わせているけれども、どれもこれも本質が判ってない気がして歯ぎしり感を味わっているのは私だけかしらん。
 子育ての金銭負担が大変だ。だから助成する,,。男性の育児参加が足らないから子供を産む気にならない。だから就業時間を限って残業を減らす..。もっと地域で子供を見守らないと..。もちろん、これらが満たされていないことは、出産を躊躇う大きな要因で、改善は当然ではあるけれど、果たしてそれらが満たされて、出生率はどの程度アップするのか。


 その昔、子供を育てるのは、本能的に自分の遺伝子を残したい、子供が可愛い、自身も子供と成長したいからというのは、インテリ層のプティブルな(シッターや使用人がいるような)家庭の理由だったわけで、そうでなければ、家業や家系を継がせるためだった。貧乏で子だくさんの家庭や発展途上国の子だくさんが象徴するように、子供は将来の財産確保や労働力確保のためだったからだ。だから、子育て等という意識も持たず、誰もが必死で子育てをした。自分達が将来に渡って生きていくために。逆に言えば、今は厳しくても、将来は信じられていた訳だ。
 誰もがそこそこ豊かになった現在、一部の名家は別にして、守るべき家系でもない一般庶民が多くの子供を育てたくなるには、誰もがプティブルな(シッターやお手伝いさんがいるような)家庭になれるようにするか、子育てによって精神的にも金銭的にも豊かな生活が保証される(子供がいなければできないことがたくさんあること。そして、そのことに大きな価値が置かれ、誇りが持てること)ような大きな希望の持てる将来を与えられることだ。
 つまり、将来を信じられる社会にしなければ、何をしても無理ということだと思う。将来ビジョンを提示するのが先決。
 社会が成熟して豊かになれば、また、子供が減れば総じて物欲も金銭欲もそこそこしか求めなくなるから、思考や嗜好に価値がシフトして、老若問わず、人格や教養を求められる大人社会になっていくだろう。だから、どんどん少子化が進む。どんどん減って衰退を重ねていくのは自然の摂理かも知れない。でも、衰退が底をついたら、次の時代の気運が訪れ、誰もが本気で子孫を残すことに真剣になるだろう。そうやって歴史は繰り返されてきたのだから..。

 久〜しぶりに、考え事をアップしました。言いたいことは、もっとたくさんあるけれど、書き出せば切りがないので今夜はおしまい。そういえば、先日、山口昌伴さんが、「ブログに400字以上は書くなと廻りから言われているんだ」とおっしゃっていたのを思い出しました。(笑)
 


kimura_atelier at 22:11コメント(0)トラックバック(0)つれづれ夜想曲(エッセイ)  

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