2013年10月18日

神楽坂散歩

 先の週末、地元でまちづくり活動をされているNPOの方々の案内で神楽坂散歩をしてきました。
 実に15年ぶり位でしょうか。久しぶりに神楽坂の小径を歩きました。

 石畳の狭い一間道路に黒板塀が続く神楽坂の小路。。
 小路に入り込むと、三味の音が聞こえたり、イチゲンさんお断りのような敷居のちょっと高そうな飲み屋さんや料亭がつながって、風情のある裏道でした。静かに歩かないとと思わず話し声を潜めるような、非日常のワクワク感がありました。

 けれど、寄る年波か、風情のある木造家屋がぽつんぽつんとビルやマンションに建て替わり、道幅拡幅のセットバックも伴ってつながりが切れてしまい、路地の印象が随分と変わってしまっていました。残念!

P1110162 P1110160
 けれども、裏道にもたくさんの感じのいいフレンチやイタリアンのお店、アートギャラリーなどが。。
 写真のお店等、普通の木造屋を最低限の改修で上手にコンバージョンして、オープテラスのお店にしています。
P1110163 左の写真のお好み焼き屋さんは、八百屋を兼ねているようです。
 店先に上手に色とりどりの野菜を綺麗に並べていて、ヨーロッパの街角のよう。。
 店先が賑やかになって、かえって、ファサードの木製の建具やウインドウが活きています。

 いい感じ!
 
 近年は、ここ数年で石畳や黒塀などのモチーフも浸透して、面的にも神楽坂エリアが広がってきており、かなり盛り返して来ているそうです。

 また、最近は、まちづくりや保存運動で「文脈」という単語が目につくようになりました。
 まちも時代と共に良くも悪くも様変わりしていますが、まちの来し方から「まちの遺伝子」や「文脈」を読み取り、次につなげて行かれるといいですね。
 

kimura_atelier at 11:00コメント(0)トラックバック(0)街歩き | 路上採取 

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