2014年09月09日

地形の成り立ちと地盤の話題ーその2

 測量学の世界的権威(東大名誉教授・村井俊治氏)が私財を投げ打って、地震予知を始めたことが話題になっていますね。
 先の日曜、うたた寝の目をふと開けたら、ついていたテレビに村井氏が出ていて、予知の概要を話されていた。ここ1、2ヶ月、また頻繁に大きめの地震が起きているので、特集を組んだようだ。
 
 村井氏の予知とは、人工衛星を使って地上に設置した基準点の動きをミリ単位の測定をするもの(GPSを精密にしたようなもの)で、GPSで測った地面の動きのデータをたくさん集めて地面の動きと地震との関連性を見つけること。
 地面の動きは、必ずしも地殻の動きと連動しているとは言えないため、疑問もありそう。。
 ただ、地震をいかに当てるかが目的ではなく、大地震が起こる可能性のあるデータが出ている時には、その客観データを広く示すことで、被害を最小限に押さえる予測技術の実社会での臨機な応用の普及が目的らしい。
 ちなみに、地震の予測情報は月額210円のメールマガジンで毎週配信されています。


 また、地面の移動隆起沈降などの村井氏の説明に、地学用語が普通に出てきました。
 やはり、地学の知識はとても大切ですね。
地滑り地形マップ美和湖付近
 ↑左図 茶色の部分が地滑り地形の分布。やはり、フォッサマグナと中央構造線に沿ってとても多い。
     地形の成り立ちと地盤の話題ーその1 にアップした図と見比べてください。
 ↑右図 その1であげた大鹿村・美和湖、分杭峠近くの地質図(色分け箇所)と地滑り箇所(茶色部)。
     さすがに規模の大きい地滑り箇所が多い。 
     また、中央構造線に沿って異なる地質が列をつくり、それらを横切る断層も多いことが判る。
    (クリックで拡大)

 おまけ:大鹿村の不思議で、鹿塩の谷で生まれた猫の子はその世代のみどこにいってもノミが付かないそうで、わざわざ貰いに来る人がいるとか(@_@)♪

 


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