2016年04月13日

30年でひっくり返る

t02200322_0301044013440418942 井上ひさしさんの名言に

 むずかしいことをやさしく。。
 やさしいことをふかく。。
 ふかいことをおもしろく。。
 おもしろいことをまじめに。。
 まじめなことをゆかいに。。
 そしてゆかいなことはあくまでゆかいに。。!

 というのがありますね。大好きな言葉のひとつです。


 今の80代位の方たちの作品が建築雑誌を賑わせていた頃、作品解説には難しい言葉や難解な比喩を用いた説明表現のものがほとんどでした。今から30〜40年程前です。
 歴史や哲学書を理解読解していない人には、その建築の意図するところや良さが理解できない風潮でポストモダンも真っ盛りでした。

 メディアで注目の評価の高い建築家を理解しようと、眉間に皺を寄せて解説をなんとか最後まで読んでも(途中、比喩や引用文献をどういうモノかだけ調べて)、書いてあることは兎も角も(半分以上判っていないけれど)、どうしてそれがこのカタチになるのか、実際に見てもどこが良いのか判らない建物(特にシンボル的な建築や大味な空間)がしばしば。
 
 それに比べ、メディアの評価は今ひとつだったり地味ではあるけれど、その建築家の作品には、わかりやすい説明や技術的根拠が刺激的だったり、特に住宅や幼稚園等では、暮らしへの希望に満ちてのびのびと気持ち良さそうだったり、新しい暮らし方や空間のあり方が提示されていたり、解説もごもっともな指摘だったりで、こっちの方がずっと魅力的なのに、と思う建築家も多々でした。

 それが、たかだか30年で、ぐるんとひっくり返る。
 
 訳知り顔で断定したり、平気で指図する人っていますよね。案外、以前の言動と逆だったりする。決めつけ、乗りやテンポのいい言動、立場や空気に流されやすい環境には、要注意です。



やっぱり、
 むずかしいことをわかりやすく説明出来る。
 やさしいことをふかく考えられる。
 ふかいことをおもしろく表現実行できる。
 が、結局「普遍性につながる!」ことだなあと実感するこの頃。
 
 多少は俯瞰できるようになったということで、歳取るのも悪くないのかも(笑)
 

kimura_atelier at 12:22コメント(0)トラックバック(0)つれづれ心模様(日記) | 住まい/建築 

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