2016年05月18日

熊本直下型大地震の現況報告から

 またまた、1ヶ月近くもご無沙汰してしまいました_(._.)_
 このところ、新しい新鮮な刺激がいっぱいで、嬉しい悲鳴♪ 特にエクセルの使いこなしに感激の日々です。

 さて、熊本の直下型大地震を受けて、研究者や実務者らが被災地に入り検証を始めた記事があがってきています。
 
 日経アーキテクチュアの2016年熊本地震特集「耐震等級2の住宅も倒壊、検証・熊本地震」;では、工学院大学名誉教授の宮澤健二氏が示唆に富んだ発言をされています。
 ・筋かい材の品質確保と柱頭柱脚の引き抜きの設計方法を含め、靭性確保の方法の検討が必要。
 ・必要壁量の改定よりも、設計図面をしっかり描くことが大切だ。
 ・同施行令46条は地盤が軟弱な区域に建てる場合は、必要壁量を1.5倍にすることを定めているので、それを実効性のある制度に改正すべきだ。
 また、記事の中で、
 盛り土の造成地に建つ倒壊した住宅には見逃せない点がもう一つある。地盤調査で地盤補強が必要と判定されたため、長さ約10mの鋼管杭を地盤に施工していたことだ。隣に建つ倒壊を免れた住宅も盛り土に建つが、地盤改良はしていない。
 研究者らは、「杭で補強した地盤に建つ剛性を高めた住宅に今回の地震動を入力すると、どのような応答が見られるのかを詳しく調べたい」と話しているとのこと。

 京都新聞 5月11日(水)9時25分配信の記事震度7の連続地震、耐震強度1.5倍必要 京都大解析;でも、「既存の住宅では、地震の揺れを吸収する制震ダンパーなどを設置することでも耐震性を向上させることができる。今後、現在の耐震基準の見直しも必要になるだろう」という京都大工学研究科の竹脇出教授(建築構造学)の話が紹介されている。

 やはり、エネルギーを吸収して逃すために「靭性確保」が今後の課題ですね。

 もうひとつ、被災地の知り合いからの報告「ぼろやは壊れていない。立派な家が壊れているよ」から、モルタルや瓦屋根のような重い家、開口の大きな家を「固めて耐震性を上げよう」というのは、ナンセンスだということが、よくわかります。

 

kimura_atelier at 13:04コメント(0)トラックバック(0)気になったこと | 住まい/建築 

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