暮らし/住まい

2016年07月08日

デザインのチカラ

 忙中閑あり^^
 過日、たまには五感に贅沢しようよ!となり、友人と素敵な懐石のお店を訪ねました。

 どこにでもある地の食材に手間隙をかけ、器と共に素敵な一品に仕上げてサービスされる食事(雑草だと思っていたもの、ただの木の実と思っていたものが見事に変身して価値ある一品になっている)ももちろん素敵なのですが、空間の演出がまたすばらしい!
 さりげなく置かれている家具とその置かれ方、どこにでもある野の花を活けた生け花の背景の演出や照明の当て方、テーブルやベンチに置かれた小物等、とてもニクイ!

 オーナーは、この演出力を買われて、空間プロデュースの仕事もしているのだとか。
 空気をつくるチカラ、住みこなすチカラ、食べこなすチカラ。。デザインのチカラを再認識のひとときでした。

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2016年06月10日

まちの魅力と共有共存の文化の関系は?

IMG_5610 紫陽花が町並みに栄える季節ですね。
 このところ、「まちの魅力」について調査中です。
 そして、住まいについて考えてきて思うこと。。

 土地を私物化して囲い、自分の住まいだけを工夫し主張してきた結果が、今の日本中の画一化された貧しい町並みに繋がっている。。。
 自分の住まいは、どんな町にあり、町の中のどのような文脈の中にあり、その中にどうたたずめば、住まいも町も人も活きてくるのか、をきちんと俯瞰して押さえておくことが大切。
 人口も経済も縮小して行く中で、自分達の暮らしの将来も、町のあり方や廻りとのつながり方にかかっている部分が大きいにも関わらず、あまりに住まいを単眼的に捉えている。特に、個別のカタチや性能などのモノとしてのあり方だけに捕われ過ぎ(その方が売りやすい、アピールしやすいのは承知です)て、家が建てば建つ程、町が貧しくなる悪循環。。。

 住まいも人もオレがオレがではなく、「無名の品格」を持つにはどうすればいいのでしょうね。

 さて、先日、東京建築士会のシンポでおもしろい話を聞きました。

 江戸は、古来、投資の町であり、働くところ。単身赴任や独身が多かった。土地を持つ大家は地方の資産家が多く、実際に町の管理をしているのは「家守」と呼ばれる地主に雇われた人達。「家守」が借家を束ね監視し、長屋で問題が起きないよう面倒を見ていた。
 江戸は、地震火事など災害が多い場所ゆえか、モノの所有にはこだわりがなく、むしろ所有に拘るのは恥という文化が生まれた。過去の幸せにも執着しない気質であった。
 来るもの拒まず共存する知恵や仕組み、弱者救済の「共助の仕組み」があり、家や衣類は使い回す共通の社会資本であり、溜め込まず役に立たないところやに大金を使い、文化活動にエネルギーを燃やす、「イキ」で「ハリ」で「アキラメ」の文化であった。 
 などなど。。なかなか深い!

 地方の気質や文化も味わってきた身としては、今につながるお江戸気質と魅力がよくわかります。

 これからのまちのあり方、住まいのあり方、暮らし方のヒントが盛りだくさんです。
 




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2015年12月30日

暮れに思うこと、今年も。。

 最近(実はいつもですが。。)、思うことが多々あります。

 そのひとつは、人が暮らす環境と暮らし方について。

 この頃の家づくり世代の傾向を振り返ってみると、
 家の廻りを囲ったり所有に拘って満足する暮らしよりも、もっとおおらかに大きく構えて、「まち全体を使い回す暮らし」(そのためにはコミュニケーション力や自律、多様な社会経験は欠かせませんが)や「まちに開いた暮らし」を望んでいるように思います。
 また、子育て世代にも平屋指向や庭とつながる暮らしの指向も増えたような。。こちらが提案する前に、先方から望まれたりします。
 そして、そういう人達は、便利で消費だけに頼る暮らしや過当競争に疑問を感じて、雇用に捕らわれない暮らしやそのための努力を始めていたりする。。
 若い人達や敏感な人達、自由業のように時間の采配ができる人達は、既に行動に移していますね。

 閉塞状態で戦時下のような世の中ですが、情報や教育が行き渡った若い人達のしたたかさに勇気ももらいます。
 
 自分の心に耳を澄ませて。自分の気持ちに正直に。
 わたしも出来上がることなく押し付けることなく、いつまでも新鮮な気持ちで、納得のいく仕事や楽しい暮らしを実行したいものだと思います。


 さて、今年もあと数日。
 今年は、ブログの更新を怠り気味でした 
 来年は、ブログにも投稿を心がけることにします



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2015年10月13日

果樹の緑で暮らしを楽しむ

 永らくご無沙汰しておりました_(._.)_
 ついついFBにアップする方がお手軽なので、ブログからご無沙汰がちになりまして。。

 ご無沙汰しているうちに、すっかり秋でございます。
 空気が冷たく澄んで、事務所に籠って作業しているのがもったいない程です。

 暑かった夏も遠い昔となって、建て主さんと下図のようなデータを見ながら、涼しく暮らす工夫のやりとりをしていたのが嘘のようです。

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 さあて、緑の効用の続きです。
  
 我が家の夏の庭(庭とはとてもいえないけど。。)は、ミョウガやシソ、山椒などハーブ系のグランドカバー植物が収穫をくれるのですが、秋になると、いろんな柑橘類が実ってきて、食卓にあがったり保存用に仕込んだりと、俄然、気持ちも景色も賑わいます。
 今年は、30年ものの大きくなった柚の木(我が家の寝室の日射遮蔽の強力なアイテム)を思い切って選定して青柚がたくさん採れたので、ご近所に配ったり、塩ユズにしたり。。
 また、不作のシークワーサーも数回は焼酎に浮かべて楽しむことが出来そう。30年ものの檸檬は、気がつけば、実が5個もついているではありませんか!来年は、塩レモンも可能かも。。
 甘夏は豊作過ぎて、その分、小粒。これはどう仕込むか思案中。来年が楽しみだなあ。

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 写真は、左から、大豊作の甘夏、30年ものの檸檬、そして、シークワサー


 と、家の隅っこに植えた柑橘系の木で、我が家の食卓構想が華やぎます。
 自分のところで採れるものって、スペシャル! 
 暮らしがぐっと楽しくなりますよ。

 温熱調整だけでなく、緑の効用はホントに偉大です!

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2015年07月31日

本質はいつの時代も

IMG_4144 探し物をしていたら、20年以上も前(1993.7.24とある)に吉田桂二さんに案内していただいた見学会の資料が出てきた。
 その資料の中に書かれた私のメモ。

 景観3年、風景30年、風土300年(日本の場合)
 景観10年、風景100年、風土1000年(イタリアのことわざ)

 だから、修景!調和!より良く!なるよう、環境を育てる設計行為があたりまえ。
 そして、住まいのありかたはフレキシブルな無限定空間にして架構を整える。。と。

 本質的なことは不変です。
 

 



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2015年07月30日

緑の力を実感する季節

 まったく毎日暑いことといったら。。 猛暑お見舞い申し上げます。
 この時期になると、どこか涼しい高原で仕事や生活できないかしらとついつい思ってしまいますが、現場や宅急便等、外仕事の方々にはホントに頭が下がります。

 そして、いつもながら、緑の効用を意識する季節でもあります。

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 今年は、我が家の裏庭(隣家)の草刈りの手配がまだのようでとっても助かっています。
 雑草で地面が被われている時は、窓前の大きくなった柚の木との相乗効果で、この時期でも深夜になれば結構涼しい風が入ります。
 寝室の引き分け窓の一枚分が柚の木、もう一枚分は木製のデッキですが、寝ていると入って来る風の温度が違うのがしっかりわかります。

 グラウンドカバーは大事! それも、雑草で充分! 特に、水を多く必要とする雑草は蒸発散効果も大きくて最良のグラウンドカバーです。

 この窓前の緑の効用に味を占めて、昨年デッキをやりかえるにあたって、RC壁に蓄熱されるのを多少でも防ぐことを兼ねて外壁寄りにあまり大きくならない植木を植えることにしました。(元々陽当たりが良くない上、我が家のように小さな家では、冬場の対策は簡単です)また、西日が当たる窓の近くにも葉が窓外で傘をひろげたようになる植木を植えました。

 まあ、外壁については効果を実感できる程ではありませんが、確実に効果はある筈。また、窓にかぶさる緑の効果も実感できる程長く居る場所ではないですが、窓ガラス越しに緑が揺れるのをみて歯磨きしたり、湯船に浸かるのもナカナカです。しかし、こちらも確実に効果はある筈。
 今度、放射温度計で測ってみることにします。


 
 

 



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2014年07月24日

掃除の効用

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 先日、近江八幡の旧市街の活性化活動をしているまちづくり会社の方のお話を聞く機会がありました。
 写真は、その際に見学した旧奥村家。
 facebookにも奥村家住宅というタイトルで活動の紹介があります。

 元呉服屋さんだった立派な古民家ですが、10年程空家だったため荒れ放題だったところを、関係者とボランティアで、掃除、掃除、掃除。そして修繕で、やっと、ここまでにしたのだそうです。
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 特に、お庭は、杉や檜まで勝手に生えてきていて、とても今の様子が想像できる状態ではなかったそうです。

 掃除を重ねていくにつれ、庭石がよみがえり、踏み石が出て来て、だんだん庭らしくなってきた。

 そして、元の風情の立派さに改めて驚いたとのこと。
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 特に、印象的だったのは、座敷倉です。
 
 もともとは純粋に倉だったけれども、夏涼しく冬暖かいので、お座敷に改装して使われていたのではないかとのことです。
 大きく開口を開けてしまっているので、耐震的には問題がありそうですが、確かに過ごしやすそうです。
 



 ともあれ、掃除って、大事ですね。
 限度を超えると、掃除も片付けも、いよいよもって、大変になる。。
 そして、モノやホコリやザッソウが茂ると、本来の良さが判らなくなってしまう。。
 
 家も事務所も身の回りを片付けて、シンプルに暮らそう!!と、思うことしきり!のこの頃です。
 

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2014年05月14日

建築やまちづくりのビジョン

 家を建てるにしても地域でまちづくりを進めるにしても「ビジョン」と「将来予測」って、とても大事。
 家の寿命は100年以上(長期優良住宅を謳っての助成で家を建てるのも一般的になったし)ですが、そのまちの100年後はどうなっているのだろう。
 100年前の大正時代初めに今のような生活や環境を想定できたかと思うと、100年後なんてどう想像すればよいのか。今から50年前の戦後の高度成長期を考えて、今から50年後の見違える程ITの発達した縮小社会は多少は想像できるかも。。
 まあ、社会がどうなっても大丈夫なような根本は、押さえておくべきでしょうね。
 
 それにしても、いままでの自分の経験だけからの発想や付け焼き刃的な発想でモノゴトを進めたり意見するのはとても危険。。と、折に触れて感じています。
 しかし、モノゴトを進めるには、関係者の合意ややる気がとても重要で、とりあえず誰も今が大事だし、利害もあるし、考えは10人いれば10人とも違う。理屈だけで簡単には決められません。むずかしい!
 

 ところで、こんな記事を見つけました。
 
 「花束を抱えて電車に乗ると運賃が無料に!」

 人口約42万の富山市は、2012年、OECDが選ぶコンパクトシティの世界先進モデル5都市の1つ(東アジア人口減少高齢社会でのコンパクトシティ戦略モデル)に選出され、国連の会議や海外の国際会議への招聘も増えているのだそうです。
 それは、現市長の現状のデータ分析と今後予測、わくわくするアイデア、そして、市民にきちんと説明説得する力を併せ持つ行動力あっての成果とのこと。
 「ビジョンでもう1つ大事なことは、100人が賛成するのを待って動いたのでは駄目だということです。ここがとても大事なところです。反対する人がいても、信念と確信があれば、そのうちわかってくれる。公職の責任の取り方として、反対があってもやる。その姿勢を打ち出せるかです。」
 なるほど。。。

 それにしても、花束を抱えて電車に乗ると運賃が無料に!なんて、なんておしゃれなアイデアでしょう!
 

 

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2013年12月09日

ん〜、おもしろい!!

まことさん 写真は、「まことの徒然草」と「チルチンびと」中の1ページです。(クリックで拡大します)

 まこととは、OMソーラーの開発者の建築家奥村昭雄夫人で同じく建築家の奥村まことさんのこと。
 「まことの徒然草」は、一昨年あたりまで女技会の会報に寄稿していただいていたものが、あまりにおもしろいのでと冊子になったもの。
 「チルチンびと」は、ストーブ特集や自然エネルギー特集を見るとつい買ってしまうのですが、今回は奥村夫妻の特集になっていて、買いました。
 
 いやあ、おもしろくってかっこ良くって、元気がでます。
 本質を考え科学して、ちゃんとカタチにできてしまう素晴らしさ!

 キャプションには、天衣無縫にして大胆不敵な83歳現役女設計者。。とか、科学と文化、知性と野生、暮らしの楽しみと美しさがおもちゃ箱のようにひしめきあう。。とか、行き先はわからない。けれども毎日歩き続けるとか。。ライターさんは誰だろう。キャプションの文章もとてもイイです!

 替え歌以外は、わたしも大好きなものばかり。
 いくつになっても、好きなものを科学して、とことん突き詰め具現化する姿勢が大切ということですね。

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2013年09月05日

足るを知ってる

IMG_0245 いやあ、昨夜は凄い雷雨でしたね。

 昨日の岐阜滋賀での新幹線ストップに続き、今朝は横浜小田原でもストップ。。在来線までも雷で何本か運休だったようです。
 ふだんは窓辺で寝ているネコ達(特に外の様子に敏感で恐がりな♂ネコ)、昨夜はベッドに潜り込んで来てくっついて離れませんでしたw

 というようなわけで、昨日はお昼ご飯に事務所を出る気になれず。。
 でもお腹は空くので、手短に濡れないようにと、同じビルのすぐ下階のインド料理屋さんへ。

 雨なので案の定、お客さんはわたしだけ。。
 仕事場が同じよしみか日本語の勉強を兼ねてか、何時ものようにおしゃべり好きなインド人のオーナーが話のタイミングを見計らって話しかけてきます。
 昨日はなぜか、インドの実家の暮らしの話になりまして。。。
 それが、なかなか興味深い内容なのでした。


 「インドの暮らしは、ほとんどお金が要らないんだ」
 「牛(農耕とミルク)と鶏(卵と肉)を飼っているし、田んぼと畑があるしで自給自足。水は井戸水をポンプでくみ上げている。川も使う。足らないのは電気と洋服だけ。機械は高いからあまり使わない」
 「何かあってもいいように、2年分以上のお米を10帖くらいの部屋いっぱいに備蓄している」
 「うちは、ボクが日本で働いているからお金が増えちゃって(笑)(随分家族孝行しているらしい)、家も新しく大きくなった」
 「家は、壊して建てるなんてことはしない。増やして行く。まだインドは貧しいからね」
 「貧乏な普通の人は、家も自分たちでつくる。バンブーネットに土を塗る土壁の家。屋根はわら葺き」
 「古くさいんだけれど、インドは暑いから、土壁の家の方が新しい家よりずっと涼しい」

 
 この賢いインド人オーナー、日本とインドを見比べて暮らしの本質を見極めている。足るを知ってる様子です。「うれしい。良かった」と思いながらも、相変わらずの日本の現状を思うと、どおっと疲れます。
 

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2013年07月26日

「知ること・つながること・自立すること」ー非電化その2

廃材の家 富良野で五郎さんの廃材の家を見てから、工夫や発明の楽しさ豊かさを再認識して、ハマってしまって。。の続きです。

 「北の国から」のドラマシリーズが放送されたのは、1981年の10月から1982年3月までの間だそうです。
 当時の私は、設計事務所で修行中で仕事のこと以外考える余裕のない暮らしをしていたので、ドラマも見たような見なかったようなで、内容をよく理解していなかったのですが。。
 今、ハマって、週末毎にDVDで見ています。

「電気がなければ暮らせませんよッ!」「夜になったらどうすンの ! 」「夜になったら、寝るンです」
 エネルギー問題をテーマにした文明批判ドラマでもあったのですね。

 第10話では、北国の天候の厳しさを知らない純君と雪子さんが車ごと雪に埋もれて凍死しそうになる。助けに行くにも車は猛吹雪で使えない。文明の恩恵を信じない頑固者のおじいさんが飼葉料に困りながらも飼っていた馬のお陰で、馬そりを出すことができて、二人は殺されそうだったその馬のおかげで奇跡的に助け出された。
 その日、五郎さんの家ではいつもと変わらない暮らしだったが、富良野のまちでは猛吹雪で電気が消え、ポンプが使えずお湯が出ず暖房も使えずで、真っ暗の中で寒さに震えてシ〜ンと静まりかえっていた。。

 3.11を見越したようなシーンでした。


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「知ること・つながること・自立すること」ー非電化その1

非電製品 もはや、経済成長とお金やモノを追い求めることが豊かで幸せだと思っている人は古代人化しているとは思いますが、富良野で五郎さんの廃材の家を見てから、工夫や発明の楽しさ豊かさを再認識して、ハマっています。

 設備に頼らない方が、本来の気持ち良さや健康に良いだけでなく費用もかからず持続可能というのは、建築に限らす、食べ物も日用品も同じですよね。
 写真は、非電化工房の前電化製品です。おもしろい!

 最新刊の雑誌「住む」にも「小さなエネルギーを愉しむ」特集で非電化工房が取り上げられています。
 文明転換期の今、従来の欲望で人を支配する「非論理・分断・依存」から脱却し、「知ること・つながること・自立すること」を合い言葉にすることだそうです。

 先日、耐震事例報告に続く女技会会員限定の定例会で、換気扇を使わずキッチンの排気をする工夫を自邸で成り立たせている報告がありました。工夫の条件はあるけれども全然問題ないそうです。考えてみれば、暖炉の設計をすると思えばいいわけですよね。なるほど〜。

 こういう目から鱗の発見が面白い!!
 科学、物理の再勉強です。
 



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2013年07月04日

パリ市のヴェリブ&オートリブ

 なかなか更新できず、ずいぶんご無沙汰しました。
 報告したい事がたくさんあるのですが。。
 思い付く順という事で、5月に行ったパリで見つけたパリ市運営のカーシェアの報告を。

 フランス国内では、自動車渋滞による公害が深刻だそう。確かにパリの交通量はかなりです。歩いていても車が多いなあと感じます。せっかくの美しい町並みが車にかき消されてもったいないねと話していたら、既に取り組みが始まっていました。
 しかも、さすがパリ!さりげなくお洒落です。

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 2007年から始まった自転車のレンタルシェアサービス「Velib」は、多くの雑誌で紹介されて日本でも有名。かなり普及しているようで、街中のあちこちに写真のようなステーションを見かけました。
 市民100人に1台の割合で利用可能となっているのだそうです。1回30分以内なら無料で何度でも借りられるので、観光客らしき人達にも利用されているのをよく見かけました。
 ただ、一週間の滞在で利用するには、もう少しステーションの位置を把握しないと時間効率が悪いのと、一方通行の道路事情を知らないとちょっとハードルが高い。

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 「Autolib」は、そのEVカーバージョンといったところ。
 レンタカーより気軽に数十分単位でクルマに乗ることができるもので、ガソリン車のカーシェアだと、ユーザーやカーシェア会社がステーションに戻す前に給油をしなければならないけれど、EVならステーションで止まっている間に充電ができる。なるほど、EVの方がカーシェアの理にかなっています。
 ただ、走っている姿をあまり見かけなかったのと、相変わらずバンパーをぶつけて停める国民性に大丈夫かなあとは思いましたが。。w

 エコ効果だけでなく、シェアによって公共交通機関の利用が増え、パリ市にとっては一挙両得だそう。
 それにしても、どちらもお洒落で、町並みの邪魔になっていない所がすばらしい!

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2013年03月16日

家の温熱環境

データ 女技会有志で始めた家の温度環境計測プロジェクト。
 やっと、我が家のデータの整理ができたので、昨年と比べてみました。

 ほとんど家に居ないので暖房時間も短い我が家。
 昨年は、暖房なしの時の、外気温との差がほぼ6°〜8°Cでした。
 今年は、暖房なしの時の、外気温との差、ほぼ10°Cです。
 すばらしい 
 最近の仕様で新築した家では、15°Cを下回る事は少ないので、自慢にはなりませんけどね。。w


 また、先のブログでも話題にしましたが、木建てのシングルガラスと内障子のポリカの温度差は10°C以上です。ポリカとブラインドの温度差も3°C以上あります。

 我が家のようなほとんど家に居ない状況では自慢もアドバイスも出来た義理ではありませんが、開けたり閉めたり、お日さまに合わせてこまめに身体を動かせば、随分データも違ってきます。
 暮らし方も大きく影響しますからね。
 
 大きなリフォームや建替えで家の性能を上げるに超した事はありませんが、自分で出来るような小さな工夫や暮らし方を見直すだけでも、家の温熱環境はコントロールできます。
 

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2013年02月23日

地域社会づくり

写真 のコピー 昨日は、地元町田市で始めようとしている未来プロジェクトのひとつ「地域社会づくり」に向けて、試行版ワークショップのお手伝いとして話し合いの進行を担当していました。

 今後縮小していくであろう税収を効果的で充実したサービスとして展開するために、市民と行政の恊働、公的サービスに民のサービス、自主活動も連携して混ざり合っていく必要があります。
 また、自分たちの地域課題や魅力(売り)を自ら考え実行に移す自治活動が欠かせません。そのための仕組みづくりや意識啓発の試みです。

 たまたま朝、ブランチにあわせてテレビをつけたら、「超少子高齢社会の到来・2030年わが街の未来は」というタイトルで少子高齢時代の自治体と暮らしのあり方について特集していました。
 なんと、先日友人が出席したよと連絡をくれた美しが丘のまちづくりWSや二子玉川が紹介されて、まさに、昨日のWSで引き出したかった課題や暮らし方の姿勢について話し合われていました。
 これからは、どう対策するかで増々地域差が広がるのでしょう。

IMG_0784 のコピー 今日の午後は、地元玉川学園恒例の「雛めぐり」ガイドをしてきました。
 まちに点在するギャラリーを、まち歩きを楽しんでもらいしながらめぐる企画です。

 山坂が多い曲がりくねった道の多いこのまちは、慣れないと判りにくいので、案内ツアーを企画しています。年々広まり参加される人が増えているようで、私もボランティアガイドに駆り出されました。
 午前中は60〜70名、午後は50名くらいの参加。うれしい悲鳴です。
IMG_0793 のコピー こんなオモシロイおひな様が展示されていました。
 「働く家」は、だいぶ普及してきましたが、「働くおひな様」
 三人官女は、マイペット片手にガラス拭き。五人囃子も、ガラス拭きしたりバイクに乗ったりショッピングカートをひいたりしていました。
 お内裏様は、子守りでした(笑)

 2月15日(金)〜3月3日(日)午前10時〜午後5時/月曜休みです。
 みなさん、どうぞお越し下さい。


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2013年01月15日

大雪

IMG_0686 昨日は、すごい雪でしたね。
 明け方は雨音がしていたように思いますが、起きた頃には既に窓の外が白い。
 その後も、降り止まずどんどん積もり。。。
 外に出てみれば、あたりはすっかり銀世界。

 結局、我が家のあたりは、20センチは積もりました。
 
IMG_0679 昨年暮れに自主施工で内障子(ポリカ板)を入れた効果が結構実感できていたので、放射温度計で計ってみました。

 午前10時頃の外気温約0°Cで、室温約13°C です。

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玄関前の雪の温度-2.3℃  ガラス戸の温度2.3℃    ポリカ板の温度12.5℃ 

ガラス戸と内障子のポリカ板の温度差は10℃でした。この効果は、やはり大きい!!
ポリカ障子を開けると、スーッと冷たい空気が動き出すのが判ります。
ちなみにポリカ障子の熱貫流率は、襖とほぼ同じです。

実感としてもかなり効果を感じていますが、昨年から女技会有志で始めている居住環境の違いによる温度計測の冬バージョン2回目を今月末から始めます。
昨年との差がどうデータになって表れるかが楽しみです。

IMG_0684 ところで。。

 いつもは食べるか寝るかしかしていないオジちゃんとオバちゃんなのに、一昨日はお片づけに走り回っていたと思ったらお友達らしいオジちゃんオバちゃん達が来た。昨日は大きなうちわみたいなものを取り出して来て玄関の外で白い固まりをガジガジやったり、温度計であちこち計ったり(レーザーの赤い点が動くから、追っかけたりできて楽しいんだけどさ)。。
 僕のリアクションを面白がって、冷たいのに雪を見に家の外に連れて行かれたりもするし。。
 夜になると、屋根の上で何度もすごい音もするんだ。雪崩というのがおきているんだって。。
 なんか不穏。。。

 あれこれ気になって、いつもようにのんびり寝ていられない♂ネコのクリ君でした。



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2012年12月20日

使い続ける工夫

 今日、伺った耐震補強を進めようとしているお宅は、平屋から、サンルームやタンス置き場などちょっとずつの増築やお神楽増築を繰り返したお宅でした。
 必要に応じてどんどん広げたけれど、ご両親は亡くなり子どもは巣立って、今はご夫婦だけで広すぎる状態。お庭の管理も面倒になってきた。。
 売ってしまって駅に近いマンションにでも引っ越そうか、でも思い出も愛着もあるし。。

 耐震アドバイザーとして耐震促進事業に関わっていると、こんなお宅が結構多いです。

 今日伺ったお宅は、新築時の工事はていねいでしっかりしていて、ゆったり広い2間3間続きの上、長い広縁がついた今時稀少なお宅です。そのうえ、仕事の内容が判る我々から見ると、うれしくなるような大工さんの細かな工夫やこだわり、レトロでシンプルな照明器具。
 案外、実際に住んでいる方は、そういう我が家の魅力に気がついていなくて、言われて初めて「そんな物か。そういえば、大工さんは頑固でていねいにつくってくれたなあ」と言った具合です。

 「是非、持て余さないでなんとか活かして。シェアハウスはいかがですか?」と提案してきました。


和室 写真は先月引き渡しした、思い出の広い家を重層長屋に用途変更して補強やリフォームをした家の元和室部分です。

 若い世帯をターゲットにして、押し入れをクロゼットに床の間を書斎コーナー風にしながら、壁や床を補強。地袋部分や違い棚部分も使いやすく活かしました。

 レトロをレトロとしてそのまま活かす手もあり、今様の生活様式にあわせて使いやすくしながら活かす手もあり、使い続ける工夫は多々あります。

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2012年11月27日

引っ越し

print-is43print-is43 先の24日は、知り合い3軒がお引っ越しでした。 
 1軒は、建て替えでこれから工事が始まる建て主さんの一時引っ越しですから、兎も角として。。
 
print-is43print-is43 あとの2軒は、人生の節目のお引っ越しだそうです。
 1軒は、私とほぼ同世代。もう1軒は、もう少し先輩世代の方です。
 きっかけがあっての一般的な引っ越し(転勤転職とか結婚離婚とか)ではなく、引っ越しで今までの暮らしを整理したり、住む場所や広さ間取りを変えて心機一転!という引っ越しには、仕事のスタンスが変わったり、子育てや介護やらが終わって再出発という意味合いが大きいようです。
 まだ大きな自覚がないのですが、そろそろ私もそんな年代に近づいて来たのだなあ。。と。

 いままで得た物にむやみにしがみつかないで、思い切って引っ越して、また新たな環境を楽しむという選択も大いにありですしね。でもまだその決意をするには機が熟してないかな。。。

 などど、いろいろ考えさせられた11月最終週、引っ越し日和の週末でした。

 もちろん、引っ越しにあたっては、間取りや利便や景観等の住環境だけでなく、家の性能チェック(戸建てなら劣化腐食や防水性能のメンテ具合、耐震・耐風・断熱・防火、地盤等。集合住宅なら加えて管理組合の運営具合や規約内容等も)への注意も、どうぞお忘れなきよう。

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2012年10月18日

緑の効用

 先の土曜、私が関わっている地域活動主催の「坂のまち/玉川学園地域で地震防災を考える」の第2回が開催されました。
 今回は、具体的にどんな「近助」(自助・共助・公助の自助の次には近助がとても必要ということから)の対策が考えられるか、また実践されているかの報告です。
 様々なアイデアが話し合われましたが、その中でも特に素敵な試みの紹介がありました。

IMG_0493 写真は、その素敵な試みのお宅。
 家の廻りに門塀を造らずポケットパークのようにしています。植物の手入れをしていると通りがかりの人がなにげに声をかけて来てくれて、とても良いご近所コニュニケーションになっているそうです。ベンチやテーブルもしつらえてあります。
 犬の糞や踏み荒らし等迷惑なことも多少はあるのでしょうが、お人柄も見るからに垣根をつくらなさそうなおおらかでフランクな感じの方です。神戸の震災を体験して、日頃からのご近所コニュニケーションの大切さを実感していると報告されました。大切なことですね。

 000027_m 実は、同じ日の午前中、我が家の柑橘類とつる植物が茂りすぎてネズミの額程なのに草ボウボウの庭をなんとかしなくてはと、刈り込みと格闘していました。
 格闘のお陰で、家の前の学校に来ていたPTAの方たちと、草ボウボウ状態と実がなる植物たちを話題にこんな事でもなければ成り立たない楽しいコニュニケーションのひとときを過ごしました。
 庭いじりが好きでなくても、日頃はばたばたしていても、緑があれば外に出ての作業が必要になりますから、結果的に良いコニュニケーションツールになりますw

 緑には、風当たりや日差しを遮ってくれたり葉っぱの蒸発散効果で涼しさをくれるだけでなく、コニュニケーションの機会を運んでもくれます。先日のニュースのように殺人事件に発展したりもしますから、良いコニュニケーションとするか面倒迷惑と思うかは、その人次第ですが。。。

 もっと緑を増やしてまちを気持ちよく、緑と関わって身も心も楽しくうれしく暮らしたいものです。


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2012年10月01日

どこにどう住みどう備えるか

 昨日の台風、大丈夫でしたか?

 最近は雨風も暴力的に激しくなって来ていて、高台の上、大きな出窓(しかも木製)がある我が家では何か飛んでくると危ない。そろそろ対策を考えないとと思っているのですが。。。
 昨夜は関東の北の方を通ってくれたのとスピードがあったので、台風が近づくにつれ拍子抜けする程スルッとでした。まあ、思っていた程の風や雨ではなく良かったです。

 朝テレビをつけると、首都圏の輸送機関のマヒ具合とこんな日に買い物やレジャーに出かけて帰れなくなる人、能天気にバイクや乳母車、ハイヒールで外出して吹き飛ばされる人等が映されていて、なんと無防備で人任せなのかと呆れることひとしきりでもありました。

 先の内閣府の南海トラフ地震想定(続きを読むにも入れました)に代表されるジシン、カミナリ、カジ、オヤジ、以外にも暴風、突風、洪水、土砂崩れ等、建築に絡む対策必要事項がいっぱい!です。

 計画を提案する立場としては、慎重にかつ魅力的にと苦慮します。
 また、どこにどう住みどう備えるかを、ホントしみじみ考えさせられます。

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2012年08月07日

夏を涼しくー熱のふるまい

P1070527 設計検討事項&現場指示事項が重なりブログ更新が滞っておりました 本業の報告はまた機会を改めて。

 先週末は、夏を涼しく暮らすための熱のふるまいの基本について、宿谷セミナー@雨風ハウスでした。
 雨風ハウスとは、HPにあるように、東京都環境局の「地球温暖化対策推進の為の区市町村補助プログラム」を活用し、小金井市が整備・建設・運営を行う環境配慮型施設(愛称:雨デモ風デモハウス)です。
 
P1070526 「住育」の一環として、熱のふるまいをちゃんと知るため、温度計測と体感の検証をします。
 参加者の家に温度ロガーを設置してもらい、各家のつくりや環境によってどう違うか、どうしたらより快適に暮らせるかを考え理解することがプロジェクトの目的です。
 年初の冬バージョンの計測に続き、今回は夏バージョンの計測。宿谷セミナーに参加している女技会の有志がお手伝いしています。
 
 それにしても、ひとたび娑婆に戻ると(笑)、「電気が足らないから節電のためにエアコンを控える」となるのですが、実は、風通しや木陰、ひんやり感じる床壁天井が本来の気持ち良さをつくっているのです。
 また、断熱気密や通風効果や蓄熱効果を高めて、建物だけでエネルギー消費の少ない住宅を義務づける動きもありますが、廻りの環境が整わなくては本末転倒。
 太陽光発電だ、いや水力風力だ、地熱発電だとどうやって電力を確保するかの話題は上がるけれど、緑を増やしたり舗装を工夫したりの涼しさの基本の話題は上がらない。。。
 
 そうかそうかと世論や常識を学ぶのではなく、「自分の頭で考えて検証すべき」が宿谷先生の持論です。父親の口癖でもありましたが、本当ですね。
 実はということは50年60年経ってやっと白日に晒されることも報道番組などで実感することですし。。
 
 

 
 

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2012年07月03日

オール電化割引、東電に廃止要請

 思うところいっぱいなのは、
 facebookで知ったオール電化割引、東電に廃止要請 経産省専門委 家庭向け料金上げ巡り。。という日経のニュース記事です。

 オール電化

 東電によると、オール電化住宅は102万件。
 夜間にお湯を沸かしたりするのに発電コストが安い原発の夜間電力を有効に利用できるとして料金を割り引いているが、特定機器を購入した家庭だけを優遇する料金制度は不公平だと判断した。
 機器によるピークシフト効果は定量的にわからない。機器購入を条件とせず、より幅広い家庭に「昼は高く夜は安い」料金プランを提供すれば、最大使用電力を抑えられる。

 というのが概要。


 そんなこと、初めから判っている当たり前のこと。
 特定機器だけが理不尽と思いながらもコストパフォーマンスを追いかけざるを得ないのが庶民だし、申し訳ないけれど儲かるからと追随してつくって来たのがメーカー各社。
 だったら、どうして許可したの?利権?
 今まで許可しておいて今更なんだというのが関係者の思いでしょうね。筋を通すと2重に嫌われるらしいし。。

 良くないことは判っているけれど、時代から置いてきぼりを被るのは厭だからという理由で追随していることや、華やかな広報に隠れて目を凝らさないと見えなくなっていることってたくさんあるのでしょうね。
 したたかに賢くならざるを得ないのがこれからの消費者ですね。


 

 

 
 

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2012年05月22日

家づくりのスタンス

 先の週末午後は、女技会の定例で、施主直営方式を25年間実践されて来た方のお話と、そのノウハウを惜しげもなく披露公開していただきました。
 設計者がコンストラクションマネジメントも兼ねるというのには、施主がリスクを取ることや設計者の姿勢に荷が大きくかかりますが、金額だけではないメリットも大きく、考えさせられました。

 ◎世の中が情報化し、より透明フラットになって来たこと、自己責任の時代になって来たこと
 (透明フラットになることと自己責任とは当然セットです)
 ◎様々に孤立化し専門化し分断されて見えなくなってしまったことによる不具合に皆が我慢できなくなっていること
 ◎ものはある程度事足りて、つながりや顔が見える関系の価値、風土歴史物語等の価値に評価が移って来たこと

 以上のようなことを思うと、従来の請負(工務店は、請けて負ける=責任を取る換わりに儲ける。施主は消費者。お金を払えば何もしなくても保護はされるが、本当に価値のあるものを提供されているかは別)のカタチが、特に住宅に関しては、本当に良いのかという気持ちにもなりました。
 設計者や工務店担当者だけでなく、職人さんとも顔が見える関系が出来て、一緒につくる充実感を双方が味わえる魅力は大きい。(昔の結いのようなカタチの現代版なのでしょうね。だから、忙しい人には向きません。)

 
 私の設計のスタンスは、あくまで人の「暮らしの背景としていえづくり」です。
 いえづくりの考え方を参照してください。 
「気持ちよく自分らしく美しいことが機能的・・な家」「なにもかもが自然とよくなる家」を目指しています。判りやすく言えば、無印良品の注文住宅版でしょうか。でも、顔の見える関系、そこしかない解決策、シリーズ化されない等を考えると無印良品のようでも、無印良品ではないか。。w 
 ずっと提唱してきたこと(よく考えれば当たり前のこと)が、これからの時代に増々大事になることを実感します。
 完璧直営工事ではなくても、部分的に直営というのはやっていますから、今の気持ちを忘れないうちに少しずつ広げていこうか。。と思います。
 



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2012年05月15日

素敵な家と暮らしと人の関係

良い家に住んでいる人が、豊かな暮らしをしている訳ではないけれど。。
良い家に住んでいる人が、素敵な家族(住人)という訳でもないけれど。。

良いなあと思う家族(住人)は、豊かな暮らしをしているし。。
良いなあと思う家族(住人)が住んでいる家は、いい感じだ。。


つまり、豊かな暮らしは、良い家だけではできない。。良い家は、素敵な家族(住人)が豊かに住んでいることとセットだ。その家族(住人)の好み(しつらえ)や行為や価値観や醸し出す雰囲気が家に現れる。。。

家と暮らしと家族(住人)は、三つ巴。。

幸か不幸か、住まいも量や機能はそろそろ事足りた!
単純に持てれば幸せ、立派ならステータスでもあった時代は遥か遠くになった。
どう住むか住人の住み方が、幸せを決めることになった。。
それでも、良い家はやっぱりいい。暮らしの巾を広げてくれる。気持ちを豊かにしてくれる。
だから、自分らしく廻りや時々の情報に振り回されない家づくりが大切。。。

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2012年04月06日

設計事務所ならでは。。の仕事

 崖上崖下に注意と配慮をしながら、ローコストでも如何に居心地良く、家に居ることが楽しくなり、かつ安全安心で長寿命な建物を実現するか。。。 
 設計グレードがかなり上がっても工事費は上がらないよう、挑戦中です。
 慎重に法令チェックをし、たたき台案レベルで構造事務所、建設会社、確認審査機関等とかなり細かな下打ち合わせを繰り返して、なんとか解決の糸口と検討事項の内容が見えて来ました。

 知恵と工夫で乗り切るべく、じ〜っと考え、あれこれ調査打合せし、無理矢理アイデアをひねり出した結果。。。なんとかなるものです。 
 ルーチンの仕事では決してできない、設計事務所ならでは。。の仕事だなあと、方針がやっと見えて来てほっと一息なので、ちょっと自画自賛したくなりましたw
 桜もそろそろ満開ですしね。今週末のワインは桜色のスパークリングロゼといきましょうか。
 
 

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2012年03月08日

活用されていない家電

先の新聞記事で、活用されていない家電の話が載っていました。

1位は食器洗浄機
2位は衣類乾燥機
3位がホームベーカリー とのこと。

ホント?と少しびっくり。

食洗機は、食べた後の食器洗いを気にせず、料理や人数に合わせてふんだんに食器を使えるし、高温でスカッと洗い上がる気持ち良さ(特にガラス食器のピカリ感)は手離せません。
2位の衣類乾燥機。特にガスの乾燥機は、短時間で乾くし、うちのように共働きで週末にまとめ洗いをするパターンの場合は必需品です。週末に雨が降ってしまったら洗濯できないですからね。また、シーツも毛布も雨や花粉を気にせず洗えます。
3位のホームベーカリーは、活用する人としない人で明暗分かれるんでしょうね。最近のオーブンレンジや鍋類もデザインも洗練されて使い勝手のいいものがたくさん出ているので、パンやケーキも作り易く楽しくなりましたし。でも、材料をセットして寝るだけで、焼きたてのパンの匂いで目覚められる休日のブランチは最高です。出番は少なくても、やはり欲しい。

こう書き連ねると、家電に頼ってエネルギーをいっぱい使って暮らしているようですが、これらが働いている時間はわずかなものです。

冷暖房や照明、給湯など暮らしの背景になるものは、家のつくりや太陽熱利用でしっかり工夫して、高性能で便利で暮らしが楽しくなるものは上手に利用する のが、賢く楽しく暮らすコツですね。

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2011年12月26日

2011カウントダウン・・続き

 今年も残すところ5日。
 
 今年は、社会がだましだまし永年積み残して来た課題が一気に白日の下にさらされた年だったように思います。わたしも建築に関わっていて見えてくる課題を、思うだけでなく言うだけでなく行動に移さないとと言いながら目に見えることにつながっていないことを大いに反省です。
 出来ることは小さくても、ポイントと仲間を選んで効果的に進めたい。

 夕方立ち寄った医院でかかっていたNHKで、『高木学校』について取り上げていました。問題を市民の立場から検討し、具体的な解決を模索している活動団体です。
 印象に残ったのは、「発信しても伝わらなかったものが最近は向こうからやってくる」「専門家と言われる人は、生計を立てるためどこかに所属しているので縛りがあると思うべき」「だから、判断は自分たちで下す」
 故高木仁三郎について、夫人が「主人は、世間は地位や名誉や所属に縛られない人の見識の大事さに全く理解がないと、いつも怒っていました」とインタビューに答えていたのが印象的でした。 
 私もいつも実感していることです。リストラ後の再就職に当たり「私は部長が出来ます」は、流行語にもなりましたが、権威があるとされる団体に所属したがる人、立場が好きな人は、まだまだ多い。

 これからは、互いの得意を認め合って目標達成を目指す関係が大事。そして、市民にも本当の判断能力が求められる時代なのですね。

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2011年07月15日

涼しさの作り方ーその2

31728119_o1  写真は、お気に入りのクールスカーフ。
 水に浸して、スカーフの中のジェルに水を含ませたものを首に巻きます。ジェルの保冷効果は結構なもので、昨年からこの時期には放せません。
 熱中症対策として言われているように、首だけでなく、腕、足、それぞれの付け根が冷やせれば、かなり涼しく暮らせる筈。。

 おしゃれなグッズ、どなたか開発しませんか?
 
 

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2011年07月06日

放熱しております

ネコ_0465 お久しぶりに我が家のネコの近況です。

 放射能のお陰で外に出してもらえない。
 もう4ヶ月になります。

 退屈極まりない。。。
 
ネコ_0461 その上、毎日暑いし。。

 風が良く通る窓辺に、寝っころがってひっくり返ってみたり、ときどき位置を変えてみたり。。と、放熱しております。

 お行儀は悪いけれど、賢いね。

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2011年07月04日

涼しさの作り方ーその1

 私たちが熱的に不快かどうか感じる要素は、以下の6つ。

 1.代謝熱
 2.着衣の量
 (以上は人体側)
 3.放射温度(周壁平均温度) ←この影響が一番大きい
 4.空気温度
 5.空気湿度
 6.気流速          ←この影響が二番目に大きい
 (以上は環境側)


 まずは、人体側の代謝機能をあげられるように(熱中症のニュースをしょっちゅう耳にしますが、私たちが子供の頃は根性論が優先していて、水も飲まず炎天下で校庭に整列して校長先生の話を聞いたり、体育の授業や課外クラブ活動をやっていました。でも、先生も生徒も今程ばたばた倒れなかった。エアコンに慣れて汗のかき方が下手になっているように思います)、暮らし方の見直しを。
 暑い寒いは皮膚の真皮で感じるので、細かな蒸気のような汗をかける人は、さらっと涼しく過ごせるのだそうです。
 次に、涼しく感じられる機能を持った素材とデザインの服を選んで着る(クールビズですね)。

 そして、環境側として個々に取り組みやすい涼しく暮らせる家のしつらえやを改修を実践する(もちろん最初から完璧につくれればそれにこしたことはない)。
 エコハウスというと、太陽光発電、雨水タンクなどエコ設備を備えた家という人が多くいますが、実は、家の作り方や素材の選び方が、冬を暖かく夏を涼しくするのです。 

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2011年06月21日

暑さの素

写真 本日のアトリエの気温29.5℃、湿度56.5%、風速0.5km/h。
 湿度が低く、適度に風が入って来るので、気温は高くても過ごしやすいのですが。。。

 パソコンモニターの前に近づくと暑いのですよね。顔や頭が火照る感じです。
 モニターの表面温度を計ってみると、43℃。パソコンの背後の窓温度は、35℃。

 ストーブにあたっているようなものですね。
 モニターを冷やす方法はないものでしょうかね。

 とりあえずは、モニターから出来るだけ身体を遠のけて、重役スタイルでキーボードを打つことにしましょう。

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2011年06月16日

我が家の節電

ピクチャ 1 この夏(7月〜9月)、政府は各家庭に15%の節電を求めている。
 15%節電の理由は、ピーク時の電力カット(5000万kWhを超える需要をつくらない)が目的で、昨年までの実績で夜8時から朝の9時までは電力に余力があるので、朝9時から夜8時までの間を15%の節電してくださいということです。

 出来ないと、原発がやはり必要..という輩が出そうなので、我が家の節電対策を考えてみた。

 でも。。。。 考えてみれば、我が家は、主人は朝5時半から帰りが早くても夜8時半までは不在。私も電力ピーク時に家に居るのは、朝晩合計で帰りが早い時でも1時間程。。
 ということは、留守中に動いているのは370ℓ冷蔵庫(買い替えたばかりで50Wと高効率)と2F天井近くの温度センサー付き換気扇のみ。節電のしようがない。

 では、アトリエは?
 電力消費は、パソコン(macmini15〜25W)2台とディスプレイ(22インチシネマディスプレイ70Wーこれが結構電力消費するようだ)2台と外付けHD(7W)4台、プリンター複合機(待機時8W)2台、ルータやハブ類(20W)、エアコン(2.5キロタイプで定格495W)1台、コンポラジオ(30W)、140ℓ冷蔵庫(94年製なので40Wもかかる)、換気扇(5W)、電話と照明(15W*2+60W)。。
 エアコン(あまりクーラーは使わないので)を除いて合計すると、パソコン関系が200W*10h/日、BGMラジオが30W*10h/日、照明90W*10h/日、終日動いているものが100W*24h/日、その他コピープリンター電子レンジ珈琲メーカー等必要に応じて使うものが400W/日で計、約6000W/日となる。
 一ヶ月の電気代を計算すると、6000W/日*30日=18kW/月=約4000円。不在も多いのでその分を考慮すれば、だいたい請求金額と合っている。

 そこで、朝9時から夜8時までの間の電力の15%を計算すると、2000W+300W+900W+1100W(11時間分)400W=4700W/日*15%=700W/日。つまり、一日あたり700W節電すればOKということになる。
 当アトリエは、大きな窓が2カ所で基本的に昼光利用で十分だから、照明をつけなくても来客時以外は問題ない。日頃なんとなくつけている日中の照明を8時間止めれば700W/日はあっという間に削減できるということだ。

 エアコンの温度設定だけでもかなりの節電になるというし、家庭のピークカット15%は、ちょっとの努力で結構簡単かもしれない。国家的節電は、如何に誰もが少しずつ意識努力をするかということのようだ。



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2011年06月13日

緑の効用&連続の効用

 今朝は、玉川学園前駅での人身事故で小田急全線不通だったらしい。そのせいか、沿道の車も大渋滞で途中迂回する(携帯のGPSで苦労して調べて)も打ち合わせに30分遅れ、その後の打ち合わせにも多少の影響が出て時計とにらめっこでした。こういう時にやはりナビは必要ですかね。
 ツイッターを見ると、震災直後に電車がとまった時のこと思い出した。会社まで歩いた。週の出ばなをくじかれる。自殺も人の迷惑考えて。。などの書き込み。同感です。
 
写真  というわけで、夕方の打ち合わせまでの中途半端な時間を自宅で仕事することにしました。

 で、パソコン越しブラインド越しの我が家のプルーンの木。老木ゆえ実はすっかり成らなくなりましたが、大きな緑陰をつくってくれています。
 森の中にいるようで、雨に濡れたこの時期の緑を窓越しに眺めるのが好きです。
 今年は、なぜか「ホケキョ、キョ、キョ」とよく聞こえます。我が家のこの老木にもたまにご登場。ネコ達もカッカッと鳴いて歓迎します。

 エコならずとも緑の効用はホントに大きい。やはり緑は感じて味わうものですね。感じられればエコにつながるのです。
 増して、並木や緑の固まりの連続の効用はもっと大きい。
 あちこちで声をあげていますが、なかなか届きません。みなさん、もっと五感を働かせましょう!!


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2011年06月06日

大震災後 これからの暮らしと家

12) 昨日は、知り合いのNPOの総会で「大震災後のこれからの暮らしと家」について、お話させていただきました。
 建物の立地には、利便だけで判断しないで、
 地盤や地域の土地の履歴も考慮に入れていただきたいこと。
 各自治体が出している防災計画も参考にしていただきたいこと。(防災計画は、甘いことがあるのでもう少し用心深く見ていただきたいこと)
 もちろん、家の構造強度の確認チェックも。。
28) その他、いつもブログでも書いている「エコとサバイバル」「家の素材も人も地産地消」等についてもお話させていただきました。

 
 やはり、大地震の後だけに、みなさん活断層や地盤の話に興味が行くようです。
 ため息ついたり、思わず声をあげたりして、興味深くきいてくださっていました。
 もう少し時間があれば良かったかな。

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2011年05月24日

震災で家づくりの考え方も変った

05) 日経ホームビルダーの記事。

 3月11日の東日本大震災直前の計画を延期または中止した人は、関東で地域全体の75%だそうです。
 ほとんどの人が立ち止まっているのですね。 
 また、木造戸建ての住替えやリフォームを検討していた人の内の半分が最重要条件が変わっているそうです。
 最重要条件は、最新の耐震性能と災害リスクが低い場所。
 そりゃあ、そうでしょうね。


 是非是非、この機会に『本来の暮らしに必要なこと』についてしっかり複眼的に考えてもらいたいです。
 

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2011年04月22日

過密と高層

51)

 2011.03.21のブログに エコとサバイバルは同義 と、「過密や高層により大規模設備やインフラに頼る生活が如何に脆弱か」を、改めて実感したと書きましたが、計らずも、2011.04.14の[WBS]ワールドビジネスサテライトで  首都圏のマンション業界の新たな動きが、放映されていました。

 買って20年経ってローンが終わったと思ったら、時間と時代による新たな課題(耐震基準に合わない、設備の老朽化、住人の変化高齢化、など)で思うような補修が難しい。。が出てくるのが『過密と高層』で大規模設備やインフラに頼る生活なのですよね。
 太陽光発電も蓄電池ももちろん結構ですが、これも設備。いずれ老朽化します。
 もっと本質根本から見直さないと。。

 私は、イタリアの田舎に行く度に羨ましいなあと思うことがあります。
 それは、それぞれの田舎には田舎の、伝統に培われた暮らしと建物と文化があり、チャーミングなコニュニケーションがあること。(もちろん手放しで誉められないことはあったとしても)
 12世紀13世紀の建物が遺産として引き継がれていて、その遺産で観光客を集めることができ、生活の柱の一つに出来ていること。
 多少の不便よりも独自性を大切にしたゆったりと豊かな暮らしへのコンセンサスがあることです。

 
 

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2011年04月20日

思い立って「水道水の状況」を調べると・・

06) 図のように20Bq/kg以下でも表示されるようになっていました。
( *各グラフの単位は 放射能濃度(Bq/kg)
*東京都水道局のデータは20Bq/kg以下の場合[未検出]と表示されます。20Bq≧未検出≠0です。)
 だったのですが、
(*2011/4/15より、未検出値(20Bq/kg)以下の場合でも値が公表されるようになりました。)

 画像をクリックすると大きくなります。

 やはり、基準値以下でもヨウ素もセシウムも検出はされているのですね。

 ところで、先の同窓会で同級生が知る人ぞ知る水処理会社に勤めているとのことだったので、放射性物質はどのように除去するのがよいか、浄水器の選び方について、聞いてみました。
 なんと、「濾過式にしろ逆浸透膜にしろ、浄水器の部分で放射性物質が溜まっている方が問題。ミネラルウオーターで薄めて使うのが良い」とのこと。かなり、目から鱗。。。です。

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2011年03月31日

「エネルギー=設備」から脱却できるか

カフェ コーヒーブレイクにしては重い話題ですが。。

 地震の日の午前中、ガスから電気に熱源を変えて(給湯器をエコキュートに温水床暖房給湯器をヒートポンプに)ランニングコストを抑えたいという以前設計した家の建て主さんに、業者からの見積もりをチェック&ネゴした結果を報告したところでした。

 報告してお昼を食べに出て事務所に戻ってしばらくしたら地震。
 その後の原発事故で、あれだけテレビコマーシャルや営業レディや補助金やらでお得お得と唱われたオール電化は、嘘のようにぴたっと止まり、オール電化のショールームはいまや閉店になっています。
 
 これから建設したりリフォームするものについては、どうしたらお得に便利にエネルギーを使えるかではなく、エネルギーをできるだけ使わないで快適に暮らせる工夫をするのが基本(設備はあくまで建築の工夫を補うもの)なのは当然です。
 ですが、狭小密集地であったり、費用がかけられなかったり、お年寄りや小さな子供が居たりで、現実には設備に頼らざるを得ないお宅も多い。

 どうしたものかと逡巡してます。難しい問題です。
 設備だけでなく、暮らし方や遮熱断熱のトータルコストを判断しないと。。原発と単純に結びつけて考えれば良い程簡単なものでもない。。
 
 皮肉か?幸運か?
 けれど、とても良い機会だと思います。


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2011年03月21日

エコとサバイバルは同義

 以前何かで読んだ「パッシブシステムのアイデアのオリジナルというのは、意外と戦時中にあったりする。。」という内藤廣さんの言葉が、ずっと気になっていました。
 戦時中の物量が困窮している時に、またインフラがいつ途絶えるか判らない時に、どのようにモノを大切に節約し生活を維持するかは、身を持って体験しながらのアイデアですから、さぞや合理的で普遍性のあるものだろう。そのうち調べてみようと思っていました。偶然、地震の前日も話題にしていた。
 そうしたら、今回の地震!!

 エコとは、「手間暇かけること」「手塩にかけること」と、15年以上前に書いたのを覚えています。その気持ちは今も変わりませんが、加えて今は、エコとサバイバルは同義だと思います。それから、時間があって元気ならば、エコは楽しいと。。
 
 合理的で普遍性があるということは、大それた設備や寿命の短い設備、特定の知識のある人しか使えないような難しい設備ではない。
 また、人は自然界の一部であり、自然には絶対抗えない。廻りの人も含めて、あるものをどう受け入れどう調和していくかが大切で、それが「環境デザイン」です。
 そして、何事も循環が可能なように、自然利用・地産地消・足るを知る節度、それらをトータルに活かす総合力が必要だと思います。
 当然、設計の内容はその上に立つべき。。。
 
 日頃如何に電気に頼った生活をしているか(この10年で益々電化が加速しました)。交通手段が発達して移動距離が長くなっているか。過密や高層により大規模設備やインフラに頼る生活が如何に脆弱か。今回の地震によって、改めて実感しました(何せ、一日前の移動中であれば完璧に遠方帰宅難民)。
 また、あの津波の前には、耐震改修も伝統論争もハウスメーカーの性能競争もなんの意味もありません。建築の立ち位置もちっぽけだなあと思います。
 地理条件立地条件を判断して、地域によって自然にあらがわない構造や建設をすべきで、耐震対策は、その上での建物の性能対策であるべき(大した震度でなくても液状化で地面や工作物は歪み、地盤の善し悪しで建築の揺れの違いは大きい)ですよね。だって、要塞のようなビルや土留めだらけの家が残った廃墟のような町の図はシュールです。
 やはり、大きな視点に立った計画的なまちづくりが必要です。

 いずれにしても10日が過ぎた。さあ、そろそろ気を取り直して平常に戻らないと。。

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2011年03月07日

自己紹介。。。

 最近、「本業は建築の設計、特に個人から頼まれる住まいの設計ですが。。。」と前置きしながら、自己紹介することが多くなりました。

 先日、突然自己紹介を振られて、思わず口をついたのが、
「本業は・・・ですが、・・・なこともしています。
 ここにきて、住まいの設計等の本業とまちづくり活動と生涯学習を考える立場との経験が頭の中で整理されリンクされて、活きてきました」
「『まちづくり』は『ひとづくり』『つながりづくり』『仕組みづくり』で、『住まいづくり』は『まちづくり』『つながりづくり』で、『つながりづくり』は『ひとづくり』『まちづくり』。。で、相互にうまく絡み合って初めて、それぞれが活きてくるんです。。」

 「住みか」をつくるにあたって、住む人の生き方暮らし方を一緒に考え希望を叶えるのは当然ですが、それだけではなく、近所やまちや社会背景や将来を考えて提案設計するべきですよね。
 また、アドバイザー仕事を通しては、「住みか」のつくりかたで住む人の幸せや将来にも大きく影響することを実感しています。


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2011年02月25日

暮らしの見直しーシンプルに暮らす

我が家のキッチン 暮れから引き続き、日曜日や寝る前のちょっとした時間を見つけては、少しずつ家の中をすっきりさせています。
 
 収納の工夫を凝らした家なので(と、自分で言ってしまうのもなんですが。。笑)、小さな家なのにスゴい収納量です。狭いところにこんなにモノが収まっているのか。。という感じ。
 なので、整理にも時間がかかります。

 ほぼ一ヶ月かかって、キッチン&ユーティリティ廻りが片付きました。 冷蔵庫の買い替えを機に始めた食品類を片付ける(処分と再加工と消費)のもほぼ一段落です。

 頻繁に使う食材も食器など、嗜好は変化するので、引き出しや棚の内部のレイアウトもたまには見直して、取り出しやすい位置使いやすい位置に変えるのも必要です。随分と使いやすくなりました。


 設計に役立てるためとの大義名分のもと、新しい家電や器具を試しに買ったり、気晴らしに調味料やらドレッシングやら保存食やらを作るのも控えないとと思ったのは、片付けている間だけで。。すっきりすると次の課題が。。。(笑)
 このところの箱形レンジの進化にキッチンのレイアウトやあり方が変わるかもしれないと、またまた試しに。。の食指が動きつつあって、冷たい視線が目に浮かびます。(笑)

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2011年02月09日

温度測定

 今朝は、みぞれまじりの雪で寒い。
 我が家の居間の温度は8℃でした。外気2℃。
 まあ、大きな北西の窓辺に置いてあるので低めということもありますが。。

写真 ところ変わって、事務所は扉を開けた瞬間からいつも暖かい。
 試しに温度を計ってみました。

 玄関扉の外(外廊下)の床、2.8℃
 玄関開けたばかりで暖房なしの事務所入り口フローリングの床は、16.0℃です。
写真[1] 事務所がある建物の断熱がいいかと言えば、お世辞にも良いとはいえません。玄関廻りは、上下階と隣家とUBに囲われているので暖かいのです。でも、明るい出窓に向かって仕事しているので、足元は外壁と窓からの冷気で寒く感じます。
  
 現在は暖房中ですが、天井22℃、壁20℃、床18.5℃、1重窓(シングルガラス)約15.5℃、2重窓(シングルガラス)約18.5℃です。1重と2重とでは3℃以上違います。

 当たり前ですが、窓の断熱がいかに大事か。。ですね。

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2011年01月30日

薪ストーブ♡♡♡

写真 気がつけば、またも買ってしまっていました。
 火と親しむ暮らし(薪ストーブ)特集。

 こうやって並べてみると、毎年この時期に出ていたのですね。雑誌社が毎年繰り返し出すということは、かなり売れる特集だということでしょう。

 確かにいつも話題にはあがりますが、導入を実現できるお家は少ないです。我が家もそうですが、暇と使用頻度を考えると場所だけ確保しておいて。。となります。
 でも、暮らしが楽しく豊かになるのは確実。

 いいなあとは、以前も書いた!んでした。

kimura_atelier at 19:35コメント(0)トラックバック(0) 

2011年01月10日

初心は大事

「断捨離」の捨、年が明けても折をみて実行中です。

 昨年末、久方ぶりに電話して懐かしくお話しできた建て主さんからの年賀状に、私の電話で「建設した時の気分にもどったような気がした」と書かれてありました。
 そういえばと、わたしが家を建てた時の思いは何だったか振り返って思い出しました。

 16坪の小さな家で必要十分の暮らしと快適を維持するために
「ひとつ買ったらひとつ捨てる」
「気に入りの限られたものだけでシンプルに暮らす」・・・だった。。

 というわけで、半日片付け。
 大型の不燃ゴミと燃えるゴミの袋を1つずついっぱいにしても、見た目は大して変わらずですが。。
 
 折をみてとは言わず、一ヶ月に一カ所は片付けよう。。それと、日々の心がけ。。

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2010年10月27日

木枯らし一号

ストーブ 一気に冷えてきましたね。
 昨夜は、木枯らし一号で我が家は木製建具なので窓がガタガタ鳴って、ネコ達がおどおどしていました。

 写真は、お気に入りの薪ストーブ。
 秋の夜長にストーブに薪をくべてイングルヌックで読書。冬にはストーブの上にシチュー鍋やダッチオーブンを置いてあったか料理・・なんて、いいですね。

 電化が進んで、家が高性能になって、暖房も料理も簡単便利安全になりましたが、やっぱり火のある暮らしは豊かです。


 写真を見ているだけでも豊かな気持ちになります。

 緑、火、小動物(ペット)は、ヒーラーですね。
 

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2010年10月01日

風水でも庭には幸せが宿るらしい。。

 先の記事でも書いたこと、お庭にこそ本来の豊かな暮らしが待っている。。は、風水でも言われているようです。

 なんでも、地面から天にのびる地植えの植物と土は、「幸運を運び育てる場所」なのだとか。。
 実のなる植物は、金運健康運アップ。特に黄色の実はパワー全開になるのだそうで。。(ならば、ユズ、カボス、スダチにレモン、夏みかんの実が元気な我が家はパワー全開の筈だけど??努力不足?)
 とにかく、地植えの植物と土がある庭を楽しむ暮らしは、運気を豊かにしてくれるのだそうです。
 どんどん、庭暮らしを楽しみましょう。

 確かにお庭は、自然を肌で感じ楽しむ暮らしができるし、また、家のエッジにあたるので、近隣や通りがかりの人とも適度な距離の関系を楽しむ暮らしができるわけで、風水は理に適ったことを言っていますね。

 「家は小さく機能的に、お庭は広く」も、きっと風水に適っていることでしょう。

  雑誌の立ち読み情報ですが(笑)。。

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2010年09月10日

力任せにしないこと。なにもかも。。

 ダンプカーでドーッと運び広め、ブルドーザーでガーッと一掃するようなこと。強力なリーダーの元、指令命令で決めたことをやらせるやり方は、企業活動にしろ、人との関わり方にしろ、社会活動にしろ、二昔以上前のやり方。
 人選して、いい提案や行動が楽しく自然に方々からわき上がるようにしないと。。

 地域風土や住民を大切にしない建設も建築も、エアコン等設備機械にドッと頼る暮らしもそう。。

 もういい加減に古い価値観から脱却して「力任せにしない」ことだとつくづく思います。


 と、時々つぶやきたくなる。。。
 ツイッターに書き込むべきだったか。。(笑)


kimura_atelier at 10:57コメント(0)トラックバック(0) 

2010年08月30日

続き(本来の豊かな暮らしとは)ー大事なものは、エッジに宿りたまう

RIMG13687 「神はディテールに宿りたまう」というフレーズがありますが。。
 「大事なものは、エッジに宿りたまう」と私は思うのですよ。


 だから、本来の豊かな暮らしは、いえとご近所(まちむら)のエッジ=庭、デッキ、ベランダ、テラス、玄関ポーチ廻り等にあり。。。ということです。

 いま計画中の住まいもそんな豊かな暮らしを実現するための住まいです。 
 ずっと提案してきている「(心も)開く住まい」一昨年女技会の有志でやったイベント「地域につながる住まいと暮らし」の趣旨もここにあり。。。

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2010年08月28日

戸建て住宅世帯の4割が減築に関心(本来の豊かな暮らしとは)

04_s

  nikkeibp記事より。

 戸建て住宅世帯の4割が減築に関心があるらしい。

 減築に興味がある人を対象にして減築に期待する効果を確認したところ、「日常管理をしやすくする」「バリアフリー化を進める」「維持管理修繕費を節約する」といった考えが目立った。。。とのこと。
 それ以外にも興味深い理由が並んでいます。


 家族単位が小さくなったことと、従来家に求められていた機能のうち、たまにしかしないことや接客、収納備蓄も家の外部で満たされるようになり、一時の単純な満足や見栄を必要としない人が増えたということでしょう。
 時代にあった「すまいのあるべき姿」が見えて来たということでしょうか。
 
 ある方の印象的なコメント、「おおきな家に住んでいて、子育てや家族関係がうまくいっている家を見たことがないね。。」が思い出されます。(笑)

 ただ、減築した分を、日当り風通しや避難空地にしたいとは挙げられていますが、「緑を増やしたい」はありません。皆さん、住まいの維持管理に手間とお金をかけたくないということなのですねえ。

 30 年来、「家は小さく機能的に、お庭は広く」を唱えてきた私としては、そこが残念。
 お庭にこそ、本来の豊かな暮らしが待っているんですよ〜。ほんとうは。
 

kimura_atelier at 08:44コメント(0)トラックバック(0) 

2010年08月19日

蒸し暑い! 湿度を制することができれば。。

 夜中は暑くて寝苦しかったのに、今朝は気持ちよく風が吹いてとても涼しいです。
 寝ているのが惜しくなって起きだしました。

 それにしても今年は特に蒸し暑い!! 

 夏休みに出かけていたイタリアは、暑くてもカラッとして心地良かった!
 空気が乾いているので、汗をかいていてもかいている実感がまるでありません。木陰や建物の陰に入るとヒヤリと冷たく感じるくらい。日によっては長袖を着ていました。

 人体が感じる温度は湿度でホントに違いますね。
 高温多湿な日本の夏は不快指数莫大です。

 湿度を制することができれば、居住環境は断然改善されます。
 寝苦しいので、どうしたら装置に頼らず安く湿度を制することができそうか、そんなことを思いめぐらしていました。そうしているうちに夜が明けました。(苦笑)
 



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木村建築研究室(木村真理子)のウェブサイトがメインアプローチとするなら、このblogは、日常出入りする通用口です。
設計や活動、催しや旅行、住まいや暮らしについて日頃感じた事など、当事務所の設計のベースになっていることや設計者の日常をまるごとお伝えできたらと思います。
思いつくまま綴っていますが、よろしくおつき合いください。
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