豊かな暮らし

2016年08月18日

「都市型複合住居の発表に向けて」のメモ

 探し物をしていたら、「都市型複合住居の発表に向けて」と題して、25年前に設計した住宅展示場のパンフレット用設計コンセプト文案(以下)が出てきた。
 25年前(バブルまっただ中)からまったく変わらず、以下の文案ような住まいとまちが出来ることを思いめぐらしていたんだなあと、変な感慨に浸る。
 なのに、目指す到達点はまだまだ遠く、状況は遅々として変わらず、一部の人を除いたら反って人心は貧しくなっていたりする。
 もちろん手書きメモなので、忘備録を兼ねて。

 ☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;* 
 暮らし方、趣味、仕事、それぞれに違った個性や価値観を持った人達が、家族として、あるいは単身で又は複数で集まり暮らす。。
 そして、老若男女、誰もが活き活き自分らしくできるような暮らし。。
 
 そんな暮らしを可能にするうつわとしての建物が、住む人のかけがえのない「いえ」となり、「生活の舞台」となり、それらが連なりあうことが魅力的な街となって、街も成長していく。

 そんな都市型複合住居を提案します。
 開きながら閉じる。調和しながら主張する。インサイドとアウトサイド。プライバシーとコミュニティーといった、それぞれ相反する関系が微妙に引き合うように配慮された複合空間の提案です。

 魅力的とは、高級とは、贅を尽くすことでしょうか?
 いえ、そうではなくて、高いクオリティや美しさを潔くめざすことです。
 伝統を受け継ぎ活かし、シンプリシティを可能にする、きめ細やかな配慮や確実なスケールの空間ボリューム、動線計画やゾーニングなどをふまえて、フレキシブルで耐久性のある生活の背景となる舞台を、愛着につながるように丁寧につくることだと、私たちは考えています。
 ☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚.。o○o。.★.。o○o。.☆

 
と。。
もっともなこと書いてるじゃない!
まあ、バブルの頃のハイテンションで尖った表現ではありますが。。  
それにしても、バブルの頃って、こんなファッションでしたね。

214f2b8eaba42fa862add2d06e634c90http://onpa-japan.com/より

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2010年10月01日

風水でも庭には幸せが宿るらしい。。

 先の記事でも書いたこと、お庭にこそ本来の豊かな暮らしが待っている。。は、風水でも言われているようです。

 なんでも、地面から天にのびる地植えの植物と土は、「幸運を運び育てる場所」なのだとか。。
 実のなる植物は、金運健康運アップ。特に黄色の実はパワー全開になるのだそうで。。(ならば、ユズ、カボス、スダチにレモン、夏みかんの実が元気な我が家はパワー全開の筈だけど??努力不足?)
 とにかく、地植えの植物と土がある庭を楽しむ暮らしは、運気を豊かにしてくれるのだそうです。
 どんどん、庭暮らしを楽しみましょう。

 確かにお庭は、自然を肌で感じ楽しむ暮らしができるし、また、家のエッジにあたるので、近隣や通りがかりの人とも適度な距離の関系を楽しむ暮らしができるわけで、風水は理に適ったことを言っていますね。

 「家は小さく機能的に、お庭は広く」も、きっと風水に適っていることでしょう。

  雑誌の立ち読み情報ですが(笑)。。

kimura_atelier at 19:33コメント(0)トラックバック(0) 

2010年08月30日

続き(本来の豊かな暮らしとは)ー大事なものは、エッジに宿りたまう

RIMG13687 「神はディテールに宿りたまう」というフレーズがありますが。。
 「大事なものは、エッジに宿りたまう」と私は思うのですよ。


 だから、本来の豊かな暮らしは、いえとご近所(まちむら)のエッジ=庭、デッキ、ベランダ、テラス、玄関ポーチ廻り等にあり。。。ということです。

 いま計画中の住まいもそんな豊かな暮らしを実現するための住まいです。 
 ずっと提案してきている「(心も)開く住まい」一昨年女技会の有志でやったイベント「地域につながる住まいと暮らし」の趣旨もここにあり。。。

kimura_atelier at 20:34コメント(0)トラックバック(0) 

2010年08月28日

戸建て住宅世帯の4割が減築に関心(本来の豊かな暮らしとは)

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  nikkeibp記事より。

 戸建て住宅世帯の4割が減築に関心があるらしい。

 減築に興味がある人を対象にして減築に期待する効果を確認したところ、「日常管理をしやすくする」「バリアフリー化を進める」「維持管理修繕費を節約する」といった考えが目立った。。。とのこと。
 それ以外にも興味深い理由が並んでいます。


 家族単位が小さくなったことと、従来家に求められていた機能のうち、たまにしかしないことや接客、収納備蓄も家の外部で満たされるようになり、一時の単純な満足や見栄を必要としない人が増えたということでしょう。
 時代にあった「すまいのあるべき姿」が見えて来たということでしょうか。
 
 ある方の印象的なコメント、「おおきな家に住んでいて、子育てや家族関係がうまくいっている家を見たことがないね。。」が思い出されます。(笑)

 ただ、減築した分を、日当り風通しや避難空地にしたいとは挙げられていますが、「緑を増やしたい」はありません。皆さん、住まいの維持管理に手間とお金をかけたくないということなのですねえ。

 30 年来、「家は小さく機能的に、お庭は広く」を唱えてきた私としては、そこが残念。
 お庭にこそ、本来の豊かな暮らしが待っているんですよ〜。ほんとうは。
 

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2010年06月15日

カバードテラスのすすめ

写真 信じられないこと。朝早くに目が覚めた!!
 なぜなら、鳥達のさえずりがスゴくて目が覚めたのです。まるでバリのウブドの朝のよう。
 この際、起きてしまおうとベッドから抜け出して、めずらしく散歩しました。

 雨上がりで空気が濡れて緑も濡れて朝日に輝いて気持ちいい。
 日本もモンスーン地帯、そしてもはや亜熱帯ですから、窓を大きく開け放した内のような外のような暮らしが似合います。
 デッキに屋根があれば、こんな朝は濡れて輝く草木を眺めながら、気持ちよくデッキでコーヒー片手に新聞が読めますね。建ぺい率が許せば我が家にも取り入れているのですが。。
 夏場の早朝と夕方は特に気持ちいいです。屋根で日差しも適度に遮ることができて、加えてデッキにちょっとしたシンクがあれば、庭仕事やキッチンの下ごしらえ、もちろんBBQにも重宝します。
 一般の住宅だけでなくて、半公共の建物にももっと取り入れていいアイテムです。

 さあて、今日は、地元施設の設計完了&入札候補工務店の打ち合わせ。一区切りです。

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2009年11月13日

住みよいまちと暮らしのデザインガイド

ピクチャ 3 玉川学園の創始者である小原國芳氏が「全人教育」を目指してこの地に新たな学舎をつくり、小田急電車の新駅開設にこぎ着け、それから今年で80年。。。ということで、町の活動団体の有志たちが80周年を盛り上げようと、いろいろな企画で行事満載の秋です。

 私がかかわる「玉川学園地区まちづくりの会」(町田市・住みよいまちづくり条例に基づく市民活動団体)も今年でもう6年目。街の住環境や景観について提案やイベントなどの活動をしてきましたが、ここにきて町内会や町内会連合会等の自治組織との連携もうまく進みだし、今年5月には、会が提案して来た「まちづくり憲章」が制定されました。
 また、今月には、私たちのまちづくり提案(中間報告)が市長提案できるところまできて、「まちづくり憲章」「まちづくり方針」、それと仕事の合間合間に2、3年がかりでまとめた「住みよいまちと暮らしのデザインガイド」が、印刷物となって昨日印刷屋さんから届きました。

 ここは、もう少し文字を小さくすれば良かったとか、写真の濃度を押さえれば良かったとか、ポンチ絵模式図は下手過ぎるとか出来映えへの反省はあれこれありますが、私としては結構時間を割いたし素人編集ではこんなところでしょうか。

 今後は、このまちづくり提案をもとに、町内会連合会と一緒にシンポを開催したりして町並み意識を広めて行く予定とのこと。もうこれ以上いい加減な開発や建物でガチャガチャなまちにして欲しくないという私たちの思いは、これで少しは行政や業者や住み手に届くでしょうか。


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2009年04月04日

設計は、上手に折り合いをつけて関係を紡いでいく。。こと

蛙思うこと 積み上げたままの読んでいない定期刊行誌雑誌の類を処分しようと整理していたら、アルセッド建築研究所の三井所清典さんの素敵なコメントが目に留まりました。
地域を考えるとき、大切にしていること。それは、
  ・人は人と折り合いを付けながら生きている。。。ということ。
  ・人はまちと折り合いを付けながら生きている。。。ということ。
 ・ 人は歴史と折り合いを付けながら生きている。。。ということ。
なるほどね、ごもっともです。

 だから、計画にあたっては、店舗も住宅もオフィスも病院もその他なんでも、
 ・家族や自分やスタッフや...に向き合い、・隣り近所や地域(まち)との関係に向き合い、・それらの思い出や歴史と向き合って、、、
 自分や家族や地域の人や、既にあるものや記憶・物語と上手に折り合いをつけて紡いでいく。。

 そのためには、まずは自分を開いて想いを伝えて、建物も街に開いて、他者とコミュニケーションすること、建築をコミュニケーションの手段としていくことが必要だと思います。
 それが、それぞれの人の生きがいにつながっていくことですし、街が活き活きして行くことだから。

 まずは、個人レベルの小さなことろから、解放できるところをつくって、解放できる時は解放して、どんどん街とつながりを持ちましょう。

  ささやかな試みがつなぎつながって、毎日のちょっとしたうれしい楽しいが広がったなら。。
 また、私の設計提案を通して、そんな手助けをできるのであったなら、どんなに設計者冥利のあることでしょう。

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2008年10月05日

建築家の自邸訪問ー「骨格はつくった人そのもの」「空間は育つもの」なのね。。

阿部勤邸1 女技会建築家の自邸訪問シリーズ第2回目の今年は、建築家阿部勤さんの御自邸。  とにかく私にとっては、学生時代に建築雑誌で見て、家の構成の仕方にインパクトを受けて以来、ずっと気になっていたお宅なので、自分で担当するなら是非阿部勤さんの御自邸に伺いたいと。。。  それは訪問を楽しみにしていました。
   そして。。。やはり。 築30年以上を経過して、家の構成の良さが益々生きていました。潔くて丁寧、フレンドリーで存在感のある骨格です。  緑に隠れるように木々が育った外観は、公園のように地域に緑を提供しています。家の内外には、大小の椅子やテーブル、デイベッドにクッション、書籍、観葉植物、楽器、仕事道具、その他阿部さんお気に入りの暮らしを彩る洒落た品々があちこちに置かれています。室内には香りとBGMがさりげなく流れ、カバードテラスには虫除けの香が炊かれています。そして、あちこちに置かれたものを「ああ、ここにあったのか」と思い出したかのように手に取って、丁寧に説明してくださる姿が印象的でした。  ちょっとシャイでダンディで。。そんな阿部さんとそのお住まいは、やはりとても素敵でした。  「骨格はつくった人そのもの」そして、「空間は育つもの」なのね。。というのが感想です。続きを読む

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2008年09月09日

大空晴れて秋風吹き。。まちを魅力的にするために

蛙思うこと 一部の人を除けば、いままで多くの設計者は、建物をデザインするという大きな力を持ちながら、町並みや景観を整えよう、近隣との住みやすい良い関係&コミュニケーションを促そうと言う意識が薄かったのではないか。  経済論理とクライアントの希望を優先せざるを得ない立場にあるとはいえ、また、個々の建物は魅力的で新しい価値や提案に溢れ使い勝手や居心地が良かったとしても、群としてみると返って町並みを崩しているケースは多い。  地域の実情にあった自主規制や協約はもちろん有効だし必要だけれども、それだけでまちが魅力的になるわけではない。続きを読む

kimura_atelier at 22:35コメント(0)トラックバック(0) 
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木村建築研究室(木村真理子)のウェブサイトがメインアプローチとするなら、このblogは、日常出入りする通用口です。
設計や活動、催しや旅行、住まいや暮らしについて日頃感じた事など、当事務所の設計のベースになっていることや設計者の日常をまるごとお伝えできたらと思います。
思いつくまま綴っていますが、よろしくおつき合いください。
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