コンサルティングとファイナンス

コンサルの仕事や書籍から得たコンセプトのメモ

2012年01月

ユーロ・リスク

ユーロ・リスク (日経プレミアシリーズ)
ユーロ・リスク (日経プレミアシリーズ)
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■「国家の債務返済能力」と「純対外債務規模」という二つの指標でみた場合、ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペインが高リスクグループとして分類される。日本は世界最大の純対外債権国であるため、国債の利回りが世界で最も低い。

■つまるところ、国の信用力も主導者の実行力の他ならない。そして主導者の選別は国民の教育水準に依存し、国民の過半がセクショナリズムに陥るならば、衰退は免れない。

■ユーロ圏のさらなる結束のため、競争力の促進、雇用の創出、財政の健全性の強化、金融の安定性の強化が課題として掲げられている。

ジャック・ウェルチ わが経営 上

ジャック・ウェルチ わが経営 <上>
ジャック・ウェルチ わが経営 <上>
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■経営者はコスト削減の常とう手段として、「一律」の支出カットや給与の凍結を行ってきた。しかし賃金の凍結を行えば、最高の人材をきちんと処遇できなくなる。

■コストを削りすぎたり、そのスピードが速すぎたことが理由でつぶれた事業など、私は見たことがない。

■利益の変動幅が大きすぎることは、社員一人ひとりに自分の仕事が評価されている実感をもってもらう、という私の目標と衝突するものだった。

道具としてのファイナンス

道具としてのファイナンス
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■プロジェクト評価の指標にはいくつか存在するが、割引率の設定が不要であるため、IRR(Internal rate of return)が多用されている。

■株式時価総額から企業価値へ変換をするには、ネットデットの調整が必要となる。企業を完全に支配下に置くためには、株式時価総額に加えて、負債をも支払う必要があることをイメージすると理解しやすい。

■企業のIR活動は、投資家との情報格差を縮小することにより、リスクを下げ、ひいては資本コストを下げることを目的として行われる。つまり、IR活動も企業価値の最大化を目指して行われている。

人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ

人生の王道  西郷南洲の教えに学ぶ
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■自分が最も損な役回りを引き受ける覚悟がないなら、人の上に立ってはならない。トップに立つ人間はいささかの私心も許されない。

■辛酸をなめるような苦難を耐え、努力に努力を重ねて乗り越えたとき、初めて人の志は定まる。寝食も忘れて没頭できるような環境に身を置くべきだ。

■企業間の垣根を越えて、あるべき姿を求めるのが本当の全体最適である。

絶対こうなる!日本経済

田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる! 絶対こうなる!日本経済
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■日本の金融資産が1400兆円あるから、国債を発行し続けても潰れない、という話がある。非常に腹が立つ。国債の信用力は日本国民の徴税権だ。1,400兆円は、国民の者だ。政府が取り上げてよい理由など無い。国債による調達資金の使途が不明瞭であるし、直接的な受益者でない若年層が過大に負担するのだから。

■官僚は行政のプロである。問題は、官僚の能力ではなく、人事権を含めた評価システムだ。省益の最大化ではなく、国益の最大化がインセンティブとなるような人事のデザインが必要である。
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